日々是好日

登場人物紹介

昂遠

・昂遠（コウエン）

姓せい：巽（そん）。
字あざな：昂遠（こうえん）。

狼国ロウコクの箕衡ミコウに住む僧侶。二十九歳。
もとは豚国トンコクの軍に属していたが、戦いを通して目にする現実に疑問を持ち、軍を離れた後、猪国イコクに向かい修行を積み僧侶になった。

仏門に入ったわけではなく、ほぼ我流である。
妖怪や人間を素手でバッタバッタと倒せるほどの腕を持つ。
近隣の村々から夜盗や盗賊を倒してくれとの依頼が来る度に自警団の仲間の獣人族と共に賊を倒しまくる日常を送っていた。

そんな頃に諸国を旅していた妖怪、叭吟ハギンに出会い、友となり、やがて義兄弟の契りを結び、兄の字『遠雷』を彼に贈った。
生真面目な性格で情にもろい。
好き勝手に行動する遠雷に度々悩まされている。
遠雷とは過去に何度も身体を重ねているが、恋仲には至っていない。