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輝かしいメインヒロイン
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さて、学校にもある程度の回数通学すれば勝手の方も割りかし分かってきた。結構な頻度で行われるパーテイーには困惑させられるが、それでも料理とかは美味しいので、そこまで不平不満はない。強いて言うならば、ちょっと慣れない踊りを強要されるのがしんどいくらいだろうか。
そんな第2の人生。エーデルシュタイン・クリスタル・グラナートとしての生活にも慣れだした頃に事件が起きたのだ。正確には事件に巻き込まれたのだ。
「グラナート。少し相談があるから、私の部屋まで来てくれないか。使いの者の馬車に乗って来てれくれば良い」
婚約者である王子の使いの者が手紙を持ってきて、尚且つ屋敷に外には馬車を準備させていた。
まぁ、たまには婚約者の顔くらい見ようかと思って、手紙に書かれていた通りに馬車に乗り込んで、自分の屋敷から、城まで連れていかれた。
その道中で嫌な想像をしてしまった。というか、用件はなにだろうか考えている時に、変な妄想をしてしまったのだ。王子は良い意味で言えば一途であり、悪く言えば簡単に誰にでも惚れて、今の自分である婚約者との婚約破棄を平気でしてくるようなクズ野郎だ。
気がつかない間にだれかヒロインとの恋愛フラグでも立っていようものなら、この呼び出しは別れを切り出すためのもではないのだろか。
怖くなって、頭を抱えていると。すぐに馬車は城門をくぐり、城に到着してしまった。
城の中を歩いていると、王子が何か女性を連れてコチラやって来た。おいおい、早くも私は婚約破棄だとか、君の事にはもう関心はないとか言われるのか!などと懸念していた事は言われなかった。
「グラナート。少し相談したいんだ。以前のアルケヒー・ツィンさんの時のような知恵を借りたいんだ」
王子と隣にいる女性は深刻そうな顔をしながら、私を…僕をあまり人に聞かれたくないのか、応接間に連れて行く。
そんな第2の人生。エーデルシュタイン・クリスタル・グラナートとしての生活にも慣れだした頃に事件が起きたのだ。正確には事件に巻き込まれたのだ。
「グラナート。少し相談があるから、私の部屋まで来てくれないか。使いの者の馬車に乗って来てれくれば良い」
婚約者である王子の使いの者が手紙を持ってきて、尚且つ屋敷に外には馬車を準備させていた。
まぁ、たまには婚約者の顔くらい見ようかと思って、手紙に書かれていた通りに馬車に乗り込んで、自分の屋敷から、城まで連れていかれた。
その道中で嫌な想像をしてしまった。というか、用件はなにだろうか考えている時に、変な妄想をしてしまったのだ。王子は良い意味で言えば一途であり、悪く言えば簡単に誰にでも惚れて、今の自分である婚約者との婚約破棄を平気でしてくるようなクズ野郎だ。
気がつかない間にだれかヒロインとの恋愛フラグでも立っていようものなら、この呼び出しは別れを切り出すためのもではないのだろか。
怖くなって、頭を抱えていると。すぐに馬車は城門をくぐり、城に到着してしまった。
城の中を歩いていると、王子が何か女性を連れてコチラやって来た。おいおい、早くも私は婚約破棄だとか、君の事にはもう関心はないとか言われるのか!などと懸念していた事は言われなかった。
「グラナート。少し相談したいんだ。以前のアルケヒー・ツィンさんの時のような知恵を借りたいんだ」
王子と隣にいる女性は深刻そうな顔をしながら、私を…僕をあまり人に聞かれたくないのか、応接間に連れて行く。
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