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プロローグ 〜戦えバーニングラバーズ〜
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真っ赤なレーザーがビルを壊していく、体全体に真っ白な糸を纏ったこの世ならざる姿の化け物は街中で大暴れをしていた。
「ぎゃっははは!この国は俺様、カイコチュウ様が征服してやるチュウ!くらえカイコビーム!!」
怪人が放った光線は一般人に直撃するが、光線を受けた一般人には怪我は一切なく。しかし、何かをぶつぶつと呟き出す。
「やっぱり最近の仮面ライ◯ーはダメだよなゴツゴツし過ぎて、昔の良さが全然ない。やっぱり仮面ラ◯ダーはク◯ガに限るんだよな」
「最近のガンダ◯もゴテゴテしすぎなんだよ。なんだか最近のガ◯ダムとかで若者に聞いたらオルガ・イ◯カが死んでる所しか知らないなんて!本当に作品の質が悪くなった証拠だよ!」
怪人はその様子を見ながら、大笑いで喜んでいる。
「ぎゃっははは!このカイコビームで全国のオタクどもを面倒くさい懐古厨にして、オタク文化を一気に廃らせてやるチュウ!」
そんなカイコチュウの言葉を遮るように、カイコチュウに向かってビーム弾が命中する。
「痛いチュウ!一体何者だチュウ!!」
「「「「「そこまでだカイコチュウ!」」」」」」
「その五色の露骨な戦隊みたいなピッチピチのカラータイツを着ているという事は!お前達は、我等の組織に刃向かう!『バーニングラバーズ』」
「そうだ!俺達は萌える熱き変態の編隊!バーニングラバーズだ!」
「チッ、お前らもまとめて懐古厨にして、面倒くさいウザいオタクにしてやるチュウ」
「いくぞ!みんな!」
色鮮やかな五人の中で、中心にいる赤い姿の男の子の合図で全員が一気に名乗りを始める。
「真っ赤に燃える熱き魂、ラブレッド!紅 迅!!」
「知性に溢れる青きブレイン、ラブブルー!蒼真 優子!!」
「妄想に浸るピンクな脳細胞、ラブピンク!桃井司!!」
「黄色声援独り占めするクリエイター、ラブイエロー!萌黄 翔!!」
「漆黒の翼が貴様を滅ぼす、ラブブラック!黒木 恵!!」
「「「「「萌えて燃える正義の変態!バーニングラバーズ!!」」」」」
全員の名乗りが終わると、何もない背後で爆発が起きると、怪人に攻撃を仕掛けていく。
「キシッシシ!俺様はこのカイコの純白で強靭な糸の鎧で守られているから、絶対に攻撃は効かないぞ!」
余裕綽々の怪人はピンクとブルーでの短剣での攻撃をその糸で弾き返す。
「くっ!本当に硬いなコイツの鎧」
「まぁ、でも糸の鎧なら、対策も簡単よね!レッド!!熱いのぶちかましてくれ!」
「了解!糸ごと燃やし尽くしてやるぜ!!」
「あっ!イケないぞ!怪人の弱点をつくなんて!!正義のヒーローならちゃんと正々堂々真正面から攻撃してこいよ!」
慌てふためく怪人をよそに、ピンクの要請に応じて、レッドは必殺技の構えをする。
「まぁ、自爆したようなものだから諦めろ」
「クソぉぉ~この卑怯者!」
「それじゃ、ラブブレード!レッドソウルチャージ!!」
『レッド!バーニング!!』
剣から鳴り響く声とともに、レッドの持っている剣に真っ赤な炎が纏まれていく。そして、レッドが剣を振り抜くと、爆炎の斬撃が怪人に直撃する。
「そんな、昔は良かったのに…」
怪人は捨て台詞のような言葉を吐いて、その場で燃えながら爆散する。
「よっし、今日も怪人撃破だな!」
「イエロー安心しすぎだよ。まだ、あの怪人は巨大化するんだからな」
「そっか、ピンクの言う通りだな。どうやら、巨大化してるみたいだしな」
爆発した怪人の周りを謎のエネルギーが集約していき、そのまま怪人はビルを超える程に巨大化してしまう。
ここまで、何も喋っていなかったし、出番もそこまで無かったブラックがようやく口を開く。
「皆の者!我等の漆黒の力を束ねて、あの魔王の眷属を堕天使の力で打ち砕くよ!」
「よし、みんな!ラバーズフォーメーションだ!!」
全員が、変身アイテムであるペンライト型の通信端末を使って、各々のビークルを呼び出す。
「今日は俺が中心でいくぜ!燃えろレッドサブマリン!」
レッドの潜水艦型のビークルを中心にして、五人のマシーンが合体し、怪人にも引けを取らない巨大な鉄の巨人が出来上がる。
「完成!バーニングカイザーキング」
炎を纏った機械の巨人は巨大化したカイコチュウに向かって進んでいく。
「クソ!また燃やされてたまるか!一気に糸で縛り上げて戦えなくしてやる」
糸を素早く吐き出して、バーニングカイザーキングの手足を縛り上げて、身動きが取れない状態にして地面に叩きつけてしまう。
「キッシシシ!これじゃ蚕の前の幼虫みたいだな!」
「確かに両手足を縛られたら、這いつくばって動く芋虫みたいだな。でも、幼虫から蚕を使って進化する。お前はその為の養分になるんだよ!」
巨人を縛っている糸に、体に火を纏う事によって着火させ、糸を伝って火は怪人の所まで燃え広がってしまう。
「ギャァァ!燃える燃えてしまう」
糸が燃え尽きて、灰になるとバーニングキングカイザーは拘束がなくなるので…。
「よし、今のうちに決めるぞ!」
巨人が一気に体に纏っていた炎を拳に集めると!
「「「「「喰らえ!バーニングレッドストライク!」」」」」
熱き拳は怪人を燃やし尽くしてしまう。
「これで、一件落着だな」
巨人は5台のビークルに戻り、そのビークルも何処かに消えていく。
今回もまた、バーニングラバーが地球を守ったのだった。
「ぎゃっははは!この国は俺様、カイコチュウ様が征服してやるチュウ!くらえカイコビーム!!」
怪人が放った光線は一般人に直撃するが、光線を受けた一般人には怪我は一切なく。しかし、何かをぶつぶつと呟き出す。
「やっぱり最近の仮面ライ◯ーはダメだよなゴツゴツし過ぎて、昔の良さが全然ない。やっぱり仮面ラ◯ダーはク◯ガに限るんだよな」
「最近のガンダ◯もゴテゴテしすぎなんだよ。なんだか最近のガ◯ダムとかで若者に聞いたらオルガ・イ◯カが死んでる所しか知らないなんて!本当に作品の質が悪くなった証拠だよ!」
怪人はその様子を見ながら、大笑いで喜んでいる。
「ぎゃっははは!このカイコビームで全国のオタクどもを面倒くさい懐古厨にして、オタク文化を一気に廃らせてやるチュウ!」
そんなカイコチュウの言葉を遮るように、カイコチュウに向かってビーム弾が命中する。
「痛いチュウ!一体何者だチュウ!!」
「「「「「そこまでだカイコチュウ!」」」」」」
「その五色の露骨な戦隊みたいなピッチピチのカラータイツを着ているという事は!お前達は、我等の組織に刃向かう!『バーニングラバーズ』」
「そうだ!俺達は萌える熱き変態の編隊!バーニングラバーズだ!」
「チッ、お前らもまとめて懐古厨にして、面倒くさいウザいオタクにしてやるチュウ」
「いくぞ!みんな!」
色鮮やかな五人の中で、中心にいる赤い姿の男の子の合図で全員が一気に名乗りを始める。
「真っ赤に燃える熱き魂、ラブレッド!紅 迅!!」
「知性に溢れる青きブレイン、ラブブルー!蒼真 優子!!」
「妄想に浸るピンクな脳細胞、ラブピンク!桃井司!!」
「黄色声援独り占めするクリエイター、ラブイエロー!萌黄 翔!!」
「漆黒の翼が貴様を滅ぼす、ラブブラック!黒木 恵!!」
「「「「「萌えて燃える正義の変態!バーニングラバーズ!!」」」」」
全員の名乗りが終わると、何もない背後で爆発が起きると、怪人に攻撃を仕掛けていく。
「キシッシシ!俺様はこのカイコの純白で強靭な糸の鎧で守られているから、絶対に攻撃は効かないぞ!」
余裕綽々の怪人はピンクとブルーでの短剣での攻撃をその糸で弾き返す。
「くっ!本当に硬いなコイツの鎧」
「まぁ、でも糸の鎧なら、対策も簡単よね!レッド!!熱いのぶちかましてくれ!」
「了解!糸ごと燃やし尽くしてやるぜ!!」
「あっ!イケないぞ!怪人の弱点をつくなんて!!正義のヒーローならちゃんと正々堂々真正面から攻撃してこいよ!」
慌てふためく怪人をよそに、ピンクの要請に応じて、レッドは必殺技の構えをする。
「まぁ、自爆したようなものだから諦めろ」
「クソぉぉ~この卑怯者!」
「それじゃ、ラブブレード!レッドソウルチャージ!!」
『レッド!バーニング!!』
剣から鳴り響く声とともに、レッドの持っている剣に真っ赤な炎が纏まれていく。そして、レッドが剣を振り抜くと、爆炎の斬撃が怪人に直撃する。
「そんな、昔は良かったのに…」
怪人は捨て台詞のような言葉を吐いて、その場で燃えながら爆散する。
「よっし、今日も怪人撃破だな!」
「イエロー安心しすぎだよ。まだ、あの怪人は巨大化するんだからな」
「そっか、ピンクの言う通りだな。どうやら、巨大化してるみたいだしな」
爆発した怪人の周りを謎のエネルギーが集約していき、そのまま怪人はビルを超える程に巨大化してしまう。
ここまで、何も喋っていなかったし、出番もそこまで無かったブラックがようやく口を開く。
「皆の者!我等の漆黒の力を束ねて、あの魔王の眷属を堕天使の力で打ち砕くよ!」
「よし、みんな!ラバーズフォーメーションだ!!」
全員が、変身アイテムであるペンライト型の通信端末を使って、各々のビークルを呼び出す。
「今日は俺が中心でいくぜ!燃えろレッドサブマリン!」
レッドの潜水艦型のビークルを中心にして、五人のマシーンが合体し、怪人にも引けを取らない巨大な鉄の巨人が出来上がる。
「完成!バーニングカイザーキング」
炎を纏った機械の巨人は巨大化したカイコチュウに向かって進んでいく。
「クソ!また燃やされてたまるか!一気に糸で縛り上げて戦えなくしてやる」
糸を素早く吐き出して、バーニングカイザーキングの手足を縛り上げて、身動きが取れない状態にして地面に叩きつけてしまう。
「キッシシシ!これじゃ蚕の前の幼虫みたいだな!」
「確かに両手足を縛られたら、這いつくばって動く芋虫みたいだな。でも、幼虫から蚕を使って進化する。お前はその為の養分になるんだよ!」
巨人を縛っている糸に、体に火を纏う事によって着火させ、糸を伝って火は怪人の所まで燃え広がってしまう。
「ギャァァ!燃える燃えてしまう」
糸が燃え尽きて、灰になるとバーニングキングカイザーは拘束がなくなるので…。
「よし、今のうちに決めるぞ!」
巨人が一気に体に纏っていた炎を拳に集めると!
「「「「「喰らえ!バーニングレッドストライク!」」」」」
熱き拳は怪人を燃やし尽くしてしまう。
「これで、一件落着だな」
巨人は5台のビークルに戻り、そのビークルも何処かに消えていく。
今回もまた、バーニングラバーが地球を守ったのだった。
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