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2 うちにおいでよ、猫ちゃん
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男は助手席に乗り込んできた。ひょろ長い手足を折り曲げて窮屈そうにしている。窓越しでは気づかなかったが、近くに来ると妙にいい匂いがする。高級そうな香水のにおいだ。
「いやあ、親戚のうちに呼ばれたんだけど帰り路がわかんなくなっちゃって。助かったよ」
「あんたんち、どこ」
「鎌倉」
「思ってたより遠い」
そこまで案内させようとしていたか。男の図太さに、恭弥は呆れた。
「じゃ、交番までな」
「えー」
文句を封じるようにばんとドアを閉めて、恭弥は車を発進させた。
「そういえば、もう会社ないって、どうしたの」
男は訊いた。
「社長が逃げた。もう工場はほとんど人が残ってない」
以前から、工場の経営が苦しいらしい、という話はちらほら聞こえていた。
そしてとうとうこの日、社長が行方をくらました。家に電話しても誰も出ない。
怪しんだ部下が金庫を見ると、現金も預金通帳も、すべて持ち去られたあとだった。
会社がつぶれるのは、どう見ても明らかだった。
七年間、きつい環境に耐えて必死に守ってきた恭弥の小さな居場所は、たった一晩で消えてしまった。
「なのに仕事してたの?」
「働き癖みたいなもん」
多くの工員が職務を捨てて、寮へ戻っていった。だが、恭弥はふだんどおりに働き、得意先に最後の納品をした。地球最後の日でも、恭弥はきっと淡々と仕事をして死んでいくタイプだ。
それでワゴンを会社へ戻そうとしたが、恭弥も心の底では動転していたのかもしれない。それか、連日の激務がついに祟って、注意散漫になっていたのか。
カーブミラーもろくに確認せずに、いつもは通らない道に入った。
まさか、車道の真ん中でぼんやりと突っ立っている男がいるとは思っていなかったのだ。
「へえ。損だねぇ」
のんきなコメントをされて、恭弥は少しいらいらした。
「あんたに俺の何がわかんだよ」
「ごめんね、ぼく真面目に働いたことなくて」
男は軽く言った。
運転に集中しないといけないのに、恭弥は思わず男を横目で見た。
働いたことがないのに悲壮感がないなんて、異世界の人物を見るようだ。
「あんた、職業ヒモ?」
男が整った顔をしていることにようやく気付いて、恭弥はそう推理した。
おかっぱぐらいの長さの髪をちょんと後ろで束ねて、シャツをこなれた感じで着崩しているところも、ヒモっぽい。
(女には困ったことねぇんだろうな)
恭弥は少しうらやましくなる。
「ぼく、そんなふうにみえる?」
「さあね。話し方は軽いし、無駄に顔はいいし、そうかなってだけ」
「お褒めにあずかり恐悦至極」
「そういうとこだよ。で、ほんとは?」
「職業、資産家。お金持ち。ベリーベリーリッチ」
「うっさんくせえ」
職業ヒモの方がよほど説得力がある。
「ほんとに金あんならさ、俺のこと雇ってくれねぇ? 明日から俺、無職なんだわ。親は頼りになんないし、社員寮だっていつ追い出されるか」
皮肉のつもりで、恭弥は言った。
「ごめん、それはできないかな」
男は少し考えてから言った。恭弥は暗く笑った。
「やっぱ金ないんじゃんか、嘘つき」
「いや、お金あげるのは別にいいんだけど。雇用関係に入るとさ、なんとかハラスメントとかうるさいじゃん。うちに住むなら、ただの友人として来てもらいたい」
「何それ……」
恭弥はわが耳を疑った。
「あ、もちろんそれ以上の関係でも、ぼくとしては一向にかまわない」
「お、俺にヒモになれって!?」
「いいじゃん、ヒモ。楽だよ?」
もうけ話に勧誘する詐欺師のような猫なで声だ。
「ああ、ヒモって言っても、別にエッチなことを無理やり命令する気はないから、安心して。あくまで自発的に?」
「シンプルに怖ぇよ。名前も知らない他人を突然ヒモにしようとすんな」
「ぼく、野良猫はほっとけないタイプなんだ。猫ちゃんは名前を知らないで拾うもんだろ?」
「俺は、猫ちゃんでは、ない」
そんなかわいいものになぞらえられたことは、恭弥のハードモードな人生には一度もなかった。
「じゃあ名前、教えてよ。呼んであげるから」
「言わねぇよ不審者」
「ぼくのことはアランと呼んで」
「あんた、ハーフ?」
「代々日本人ばっかり」
恭弥は頭が痛くなってきた。キラキラネームの可能性ももちろんあるが、この軽薄な笑い方を見ると、たぶん恭弥をからかっているだけだ。
「で、本名は」
「知りたかったらうちにおいで、猫ちゃん」
「行くか!」
そのとき、恭弥のスマートフォンがポケットの中で振動しはじめた。
「え、寮母、さん?」
五十代後半ぐらいの女性で、寮の管理人をしている。仕切りたがりの口うるさいおばさんで、工員たちには煙たがられていた。恭弥も苦手だった。
なんの用事だろうと思いながら、路肩に車を停め、恭弥は電話に出た。ゴミ出しでも間違えただろうか。
「もしもし」
「榛名くん? ご、ごめんなさいね急に」
「いえ、どうしたんです」
いつもは寮の風紀をきびしく監視していた寮母が、今は何かに怯えて声を潜めている。
「い、今怖い人たちが寮に押しかけてて、もうここの建物はうちの組のものだから、今すぐ出ていけって騒いでて……きゃあ」
男の怒声と、ドアを蹴とばすような音がした。やくざだ。
「わあ、修羅場」
盗み聞きしていたらしく、恭弥の隣で、自称アランはのんきな声を出した。
「……わかりました。すぐ戻って荷物をまとめます」
「ごめんなさいね。ぜ、全員と連絡をつけないと、逃がしてもらえないの、おねがいよ、早く」
ばんばん、がちゃがちゃとドアを痛めつける音がする。さすがに寮母が気の毒になった。
「寮母さんのせいじゃないですよ。社長が変なところからお金を借りたせいですから。気を付けて」
はあ、と長いため息をつきながら、恭弥は電話を切った。
自称アランはにこにこしている。
「で、今夜、行くあては?」
「ない、です」
「ではでは、榛名くん」
「はい、お世話になります……」
「そう緊張しないで。あったかいお布団とおいしいごはんが君を待ってるぞ」
自称アランはますます怪しく言った。
『次のニュースです。神奈川県鎌倉市の海岸に、二十代男性の遺体が流れ着いているのが発見されました。現在警察が身元の確認を急いでいます』
恭弥の頭の中で、架空のアナウンサーが架空のニュースを読み上げていた。
もちろん死体役は恭弥である。
だが恭弥は転生を望む身だ。積極的に自殺はしないけれど、何かの事故で少し死期が早まったらラッキー。せいぜい次がもっと人並に幸福だったらいい、と思うだけだ。
(こいつに殺されるのも、トラックに轢かれるのも大差ねぇしな。ついてってやるよ、不審者)
悲壮な覚悟とともに、恭弥は寮の方角へとハンドルを切った。
「いやあ、親戚のうちに呼ばれたんだけど帰り路がわかんなくなっちゃって。助かったよ」
「あんたんち、どこ」
「鎌倉」
「思ってたより遠い」
そこまで案内させようとしていたか。男の図太さに、恭弥は呆れた。
「じゃ、交番までな」
「えー」
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「そういえば、もう会社ないって、どうしたの」
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「社長が逃げた。もう工場はほとんど人が残ってない」
以前から、工場の経営が苦しいらしい、という話はちらほら聞こえていた。
そしてとうとうこの日、社長が行方をくらました。家に電話しても誰も出ない。
怪しんだ部下が金庫を見ると、現金も預金通帳も、すべて持ち去られたあとだった。
会社がつぶれるのは、どう見ても明らかだった。
七年間、きつい環境に耐えて必死に守ってきた恭弥の小さな居場所は、たった一晩で消えてしまった。
「なのに仕事してたの?」
「働き癖みたいなもん」
多くの工員が職務を捨てて、寮へ戻っていった。だが、恭弥はふだんどおりに働き、得意先に最後の納品をした。地球最後の日でも、恭弥はきっと淡々と仕事をして死んでいくタイプだ。
それでワゴンを会社へ戻そうとしたが、恭弥も心の底では動転していたのかもしれない。それか、連日の激務がついに祟って、注意散漫になっていたのか。
カーブミラーもろくに確認せずに、いつもは通らない道に入った。
まさか、車道の真ん中でぼんやりと突っ立っている男がいるとは思っていなかったのだ。
「へえ。損だねぇ」
のんきなコメントをされて、恭弥は少しいらいらした。
「あんたに俺の何がわかんだよ」
「ごめんね、ぼく真面目に働いたことなくて」
男は軽く言った。
運転に集中しないといけないのに、恭弥は思わず男を横目で見た。
働いたことがないのに悲壮感がないなんて、異世界の人物を見るようだ。
「あんた、職業ヒモ?」
男が整った顔をしていることにようやく気付いて、恭弥はそう推理した。
おかっぱぐらいの長さの髪をちょんと後ろで束ねて、シャツをこなれた感じで着崩しているところも、ヒモっぽい。
(女には困ったことねぇんだろうな)
恭弥は少しうらやましくなる。
「ぼく、そんなふうにみえる?」
「さあね。話し方は軽いし、無駄に顔はいいし、そうかなってだけ」
「お褒めにあずかり恐悦至極」
「そういうとこだよ。で、ほんとは?」
「職業、資産家。お金持ち。ベリーベリーリッチ」
「うっさんくせえ」
職業ヒモの方がよほど説得力がある。
「ほんとに金あんならさ、俺のこと雇ってくれねぇ? 明日から俺、無職なんだわ。親は頼りになんないし、社員寮だっていつ追い出されるか」
皮肉のつもりで、恭弥は言った。
「ごめん、それはできないかな」
男は少し考えてから言った。恭弥は暗く笑った。
「やっぱ金ないんじゃんか、嘘つき」
「いや、お金あげるのは別にいいんだけど。雇用関係に入るとさ、なんとかハラスメントとかうるさいじゃん。うちに住むなら、ただの友人として来てもらいたい」
「何それ……」
恭弥はわが耳を疑った。
「あ、もちろんそれ以上の関係でも、ぼくとしては一向にかまわない」
「お、俺にヒモになれって!?」
「いいじゃん、ヒモ。楽だよ?」
もうけ話に勧誘する詐欺師のような猫なで声だ。
「ああ、ヒモって言っても、別にエッチなことを無理やり命令する気はないから、安心して。あくまで自発的に?」
「シンプルに怖ぇよ。名前も知らない他人を突然ヒモにしようとすんな」
「ぼく、野良猫はほっとけないタイプなんだ。猫ちゃんは名前を知らないで拾うもんだろ?」
「俺は、猫ちゃんでは、ない」
そんなかわいいものになぞらえられたことは、恭弥のハードモードな人生には一度もなかった。
「じゃあ名前、教えてよ。呼んであげるから」
「言わねぇよ不審者」
「ぼくのことはアランと呼んで」
「あんた、ハーフ?」
「代々日本人ばっかり」
恭弥は頭が痛くなってきた。キラキラネームの可能性ももちろんあるが、この軽薄な笑い方を見ると、たぶん恭弥をからかっているだけだ。
「で、本名は」
「知りたかったらうちにおいで、猫ちゃん」
「行くか!」
そのとき、恭弥のスマートフォンがポケットの中で振動しはじめた。
「え、寮母、さん?」
五十代後半ぐらいの女性で、寮の管理人をしている。仕切りたがりの口うるさいおばさんで、工員たちには煙たがられていた。恭弥も苦手だった。
なんの用事だろうと思いながら、路肩に車を停め、恭弥は電話に出た。ゴミ出しでも間違えただろうか。
「もしもし」
「榛名くん? ご、ごめんなさいね急に」
「いえ、どうしたんです」
いつもは寮の風紀をきびしく監視していた寮母が、今は何かに怯えて声を潜めている。
「い、今怖い人たちが寮に押しかけてて、もうここの建物はうちの組のものだから、今すぐ出ていけって騒いでて……きゃあ」
男の怒声と、ドアを蹴とばすような音がした。やくざだ。
「わあ、修羅場」
盗み聞きしていたらしく、恭弥の隣で、自称アランはのんきな声を出した。
「……わかりました。すぐ戻って荷物をまとめます」
「ごめんなさいね。ぜ、全員と連絡をつけないと、逃がしてもらえないの、おねがいよ、早く」
ばんばん、がちゃがちゃとドアを痛めつける音がする。さすがに寮母が気の毒になった。
「寮母さんのせいじゃないですよ。社長が変なところからお金を借りたせいですから。気を付けて」
はあ、と長いため息をつきながら、恭弥は電話を切った。
自称アランはにこにこしている。
「で、今夜、行くあては?」
「ない、です」
「ではでは、榛名くん」
「はい、お世話になります……」
「そう緊張しないで。あったかいお布団とおいしいごはんが君を待ってるぞ」
自称アランはますます怪しく言った。
『次のニュースです。神奈川県鎌倉市の海岸に、二十代男性の遺体が流れ着いているのが発見されました。現在警察が身元の確認を急いでいます』
恭弥の頭の中で、架空のアナウンサーが架空のニュースを読み上げていた。
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