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第二節 白銀の守り手 青珠(せいじゅ)の守り手12
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闇の結界に包み込まれたその城の宮殿に、一人の青年が、黒い炎の中から緩やかに姿を現した。
松明の火だけが灯る薄暗い宮殿の最中に、闇の色をそのまま映したような漆黒の髪と、鋭い三白眼の水色の瞳がゆらゆらと浮かび上がっている。
体格の良い腰に履かれた紫銀の剣が、邪で鋭利な気配を放ち、その広い額には、羽を広げた一角鷲の姿が刻まれた紫銀の二重サークレットが飾られている。
それは間違いなく、その青年が魔剣を操る魔法剣士であることを示す証であった。
濃い紫色のローブを翻しながら、彼は、ゆっくりとした歩調で、先程から、大きな窓の向こう側に見える闇の虚空を眺めていた、この城の主たる闇の魔法使いの元へ御意して来る。
『ゼラキエル様・・・・全ての準備は、整いましてございます・・・次のご指示を・・・』
水色の鋭い三白眼が、黒い前髪の合間から、ゆっくりとこちらに振り返った魔王と呼ばれる青年、ゼラキエルの冷酷で端正な顔を見た。
ゼラキエルは、冷たい刃のような・・・しかし鮮やかで美しい緑玉の瞳をチラリと、幽幻六部衆と呼ばれる精鋭の一人にして魔法剣士たる青年ツァルダムに向けると、その唇で何やら思惑有りげに微笑したのである。
『ならばお前は、全ての六部衆を呼び起こせ、目覚めた者どもは私の元へよこすがいい、憑(よりまし)は見繕う。
・・・・それで、ツァルダム?青珠の【息吹(アビ・リクォト)】はいかがした?』
『は、それが・・・・・』
ツァルダムは、細い眉を実に不愉快そうに眉間によせて、静かだが鋭い口調で言葉を続けた。
『小ざかしい白銀の守り手に邪魔をされまして・・・・・あやつめはカルダタスに封じましたが、その手中に【息吹(アビ・リクォト)】を持ったまま・・・』
『・・・白銀の守り手?銀竜族のアノストラールか?』
『はっ』
『あやつも、時を越えてなお私の邪魔をするか、懲りぬ輩だ・・・・
竜狩人(ドラグン・モルデ)のそなたとて、銀竜が相手では相当苦労したのだろうな?』
そう言ったゼラキエルの冷淡な緑の両眼が、ふと、鋭利に細められる。
そんな主君の鋭い表情を見やり、ツァルダムは、僅かばかり悔しそうな表情をして、低い声で言うのだった。
『・・・・【息吹(アビ・リクォト)】を、あやつから取り返してまいりましょうか?』
『いや・・・・白銀の森にはもう一人守護者がいるはず、やがて、何らかの形でアノストラールの封を解くだろう・・・・
その時にでも、使い魔を赴かせよ・・・ツァルダム、そなたの操る使い魔をな・・・・・』
凛々しい唇で、なにやら思惑有り気に小さく微笑うと、ゼラキエルは、その冷淡で美しい緑玉の両眼を煌(きらめ)く諸刃のように閃かせたのだった。
『御意』
そんな主君にツァルダムは短く答えると、虚空から出現した黒炎の最中へと深い紫色のローブを翻し、緩やかその姿を消して行ったのである。
ゼラキエルは、黒衣の裾を棚引かせ、再び、ゆっくりと暗黒を望む宮殿の窓の方を向いたのだった。
冷酷に細められる、燃えるような緑の鮮やかな両眼。
その瞳の奥に宿る邪な野望と非道さが、にわかに鋭利に輝いたようだった。
彼が纏う黒衣の背中に、闇の結界に轟いた雷光が、研ぎ澄まされた鋭利な切っ先の残光を映し出しては消えていく。
そんな彼の背後に、ふと、誰かが近づいてくる気配がした。
『ツァルダムは、【息吹(アビ・リクォト)】を奪い損ねたようですのね?ラグナ?』
どこか不快そうに響く若い女性の声が、魔王と呼ばれる青年の名を、実に親し気に呼んだ。
その声の主が誰であるか、ゼラキエルには、振り返らずともわかっている。
冷淡に閃く緑玉の眼差しがちらりと黒衣の肩越しに、背後に足音も無く立った、深い青のドレスを纏う美麗で妖艶なその女性を見た。
『レイノーラ?聞いていたのか?』
ゼラキエルの低い声が彼女の名を呼んだ。
かつて彼の妻となるはずだった、レイノーラと言う名のその女性は、黒い髪をしなやかな指先でかきあげて、片手で 彼の衣の腕をゆるやかに掴んだのである。
『聞いておりましたわ・・・【息吹(アビ・リクォト)】がないと、貴方の体はその不便な人間の体のまま・・・・ツァルダムも腕が落ちましたのね?たかが一匹の竜如きに・・・・』
『いや・・・・【息吹(アビ・リクォト)】が無くても、この体は捨てられる・・・・あやつさえ居ればな』
『・・・・あやつ?』
不思議そうに小首を傾げたレイノーラに、ゼラキエルは意味深な微笑をして見せた。
アランデューク・・・今しばらく捨て置いてやるわ・・・時が満ちるまでな・・・・
闇の結界に包み込まれたその城の宮殿に、一人の青年が、黒い炎の中から緩やかに姿を現した。
松明の火だけが灯る薄暗い宮殿の最中に、闇の色をそのまま映したような漆黒の髪と、鋭い三白眼の水色の瞳がゆらゆらと浮かび上がっている。
体格の良い腰に履かれた紫銀の剣が、邪で鋭利な気配を放ち、その広い額には、羽を広げた一角鷲の姿が刻まれた紫銀の二重サークレットが飾られている。
それは間違いなく、その青年が魔剣を操る魔法剣士であることを示す証であった。
濃い紫色のローブを翻しながら、彼は、ゆっくりとした歩調で、先程から、大きな窓の向こう側に見える闇の虚空を眺めていた、この城の主たる闇の魔法使いの元へ御意して来る。
『ゼラキエル様・・・・全ての準備は、整いましてございます・・・次のご指示を・・・』
水色の鋭い三白眼が、黒い前髪の合間から、ゆっくりとこちらに振り返った魔王と呼ばれる青年、ゼラキエルの冷酷で端正な顔を見た。
ゼラキエルは、冷たい刃のような・・・しかし鮮やかで美しい緑玉の瞳をチラリと、幽幻六部衆と呼ばれる精鋭の一人にして魔法剣士たる青年ツァルダムに向けると、その唇で何やら思惑有りげに微笑したのである。
『ならばお前は、全ての六部衆を呼び起こせ、目覚めた者どもは私の元へよこすがいい、憑(よりまし)は見繕う。
・・・・それで、ツァルダム?青珠の【息吹(アビ・リクォト)】はいかがした?』
『は、それが・・・・・』
ツァルダムは、細い眉を実に不愉快そうに眉間によせて、静かだが鋭い口調で言葉を続けた。
『小ざかしい白銀の守り手に邪魔をされまして・・・・・あやつめはカルダタスに封じましたが、その手中に【息吹(アビ・リクォト)】を持ったまま・・・』
『・・・白銀の守り手?銀竜族のアノストラールか?』
『はっ』
『あやつも、時を越えてなお私の邪魔をするか、懲りぬ輩だ・・・・
竜狩人(ドラグン・モルデ)のそなたとて、銀竜が相手では相当苦労したのだろうな?』
そう言ったゼラキエルの冷淡な緑の両眼が、ふと、鋭利に細められる。
そんな主君の鋭い表情を見やり、ツァルダムは、僅かばかり悔しそうな表情をして、低い声で言うのだった。
『・・・・【息吹(アビ・リクォト)】を、あやつから取り返してまいりましょうか?』
『いや・・・・白銀の森にはもう一人守護者がいるはず、やがて、何らかの形でアノストラールの封を解くだろう・・・・
その時にでも、使い魔を赴かせよ・・・ツァルダム、そなたの操る使い魔をな・・・・・』
凛々しい唇で、なにやら思惑有り気に小さく微笑うと、ゼラキエルは、その冷淡で美しい緑玉の両眼を煌(きらめ)く諸刃のように閃かせたのだった。
『御意』
そんな主君にツァルダムは短く答えると、虚空から出現した黒炎の最中へと深い紫色のローブを翻し、緩やかその姿を消して行ったのである。
ゼラキエルは、黒衣の裾を棚引かせ、再び、ゆっくりと暗黒を望む宮殿の窓の方を向いたのだった。
冷酷に細められる、燃えるような緑の鮮やかな両眼。
その瞳の奥に宿る邪な野望と非道さが、にわかに鋭利に輝いたようだった。
彼が纏う黒衣の背中に、闇の結界に轟いた雷光が、研ぎ澄まされた鋭利な切っ先の残光を映し出しては消えていく。
そんな彼の背後に、ふと、誰かが近づいてくる気配がした。
『ツァルダムは、【息吹(アビ・リクォト)】を奪い損ねたようですのね?ラグナ?』
どこか不快そうに響く若い女性の声が、魔王と呼ばれる青年の名を、実に親し気に呼んだ。
その声の主が誰であるか、ゼラキエルには、振り返らずともわかっている。
冷淡に閃く緑玉の眼差しがちらりと黒衣の肩越しに、背後に足音も無く立った、深い青のドレスを纏う美麗で妖艶なその女性を見た。
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