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ACT1 暴言吐きまくり女子だけどなんか可愛いのは何故だろう?6
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「なんぞ?さっきからキモいよ・・・おまえ」
「てっちゃんてさぁ~・・・そうやって結構煙草吸うわりには、綺麗な声してるよね~?
歌ってるてっちゃんはカッコイイ・・・・それ以外はちょっとあれだけど」
「あれっていうなよ!おまえ、失礼なやつだな!」
「え~・・・だって、あれじゃない?やる気ないし、だれてるし!色々だらしないし・・・!」
「おwwwまwwwえwww」
「あ・・・!そういえばさ!?」
「なんだよ!」
「最近、彼女さん、ライブとかこないね~?喧嘩でもしたの~?」
何の悪気もなさげなきなこの言葉に、俺は、大きくため息をついた。
きなこにも、バンドのメンバーにも話てなかったけど、この間、付き合って一年になる彼女、真奈美に最終宣告されたばっかりだった。
真奈美は、俺と同じ歳で、大手のホテルでまじめに正社員してる。
大学に行ってた時の同級生で、そんな真奈美と再会したのが、丁度去年の今頃。
夏も終わりかけてた時、いつも使ってるスタジオのオーナーが企画した、ライブイベントでのことだった。
十代の頃は、たいして冴えない子だったのに、驚くほどに綺麗になっててびっくりしたのを覚えてる。
なんだか気があって、そこから、真奈美もちょくちょくライブに顔を出すようになってくれて・・・それがきっかけで、付き合い始めた。
でも。
さすがに、いい歳になっても夢ばっか見てて、しかもバイトしかしてない俺に、愛想を尽かせたてきたらしい。
女っていうのは、結構現実主義だから、まぁ、しゃーないといえばしゃーないのかも。
『音楽は続けてもいいよ・・・でも、いい加減、ちゃんとした仕事探してほしいの。
哲は、何に対しても本気でやってないよね?
音楽を極めようとしてる訳でもないし・・・
かといって、まともに働こうともしてない・・・
もうね、そんな中途半端なことしてられる歳じゃないってこと、わかって欲しいんだよ!
正社員の仕事、探してくれないなら、あたし、もう哲とは別れる。
本気だよ。
あたしだって、将来のこと、ちゃんと考えないといけない歳なんだから・・・!』
バイトが休みで、部屋で飲んでぐだぐだしてた俺に向かって、真奈美がそう言ってきたのは一ヶ月ぐらい前のことだった。
つまり・・・結婚したいとかしたくないとか、そういう系の意味あいもあったらしい。
~哲は、何に対しても本気でやってないよね?
この一言には、さすがの俺もガツンとやられた気がした。
何も言えなくなって、黙りこんだ俺に向かって、真奈美は、諦めたような寂しそうな顔をして見せると、大きなため息を吐いてから、
無言で部屋を出ていった。
それから、連絡すら取ってない。
ついでに言えば・・・
真奈美に言われたように、仕事を探してるわけでもない。
正直言って、そういうのめんどくせー・・・
このまま、フェードアウトでもいいかなって思ってる俺がいるのも、また事実だった。
「てっちゃんてさぁ~・・・そうやって結構煙草吸うわりには、綺麗な声してるよね~?
歌ってるてっちゃんはカッコイイ・・・・それ以外はちょっとあれだけど」
「あれっていうなよ!おまえ、失礼なやつだな!」
「え~・・・だって、あれじゃない?やる気ないし、だれてるし!色々だらしないし・・・!」
「おwwwまwwwえwww」
「あ・・・!そういえばさ!?」
「なんだよ!」
「最近、彼女さん、ライブとかこないね~?喧嘩でもしたの~?」
何の悪気もなさげなきなこの言葉に、俺は、大きくため息をついた。
きなこにも、バンドのメンバーにも話てなかったけど、この間、付き合って一年になる彼女、真奈美に最終宣告されたばっかりだった。
真奈美は、俺と同じ歳で、大手のホテルでまじめに正社員してる。
大学に行ってた時の同級生で、そんな真奈美と再会したのが、丁度去年の今頃。
夏も終わりかけてた時、いつも使ってるスタジオのオーナーが企画した、ライブイベントでのことだった。
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なんだか気があって、そこから、真奈美もちょくちょくライブに顔を出すようになってくれて・・・それがきっかけで、付き合い始めた。
でも。
さすがに、いい歳になっても夢ばっか見てて、しかもバイトしかしてない俺に、愛想を尽かせたてきたらしい。
女っていうのは、結構現実主義だから、まぁ、しゃーないといえばしゃーないのかも。
『音楽は続けてもいいよ・・・でも、いい加減、ちゃんとした仕事探してほしいの。
哲は、何に対しても本気でやってないよね?
音楽を極めようとしてる訳でもないし・・・
かといって、まともに働こうともしてない・・・
もうね、そんな中途半端なことしてられる歳じゃないってこと、わかって欲しいんだよ!
正社員の仕事、探してくれないなら、あたし、もう哲とは別れる。
本気だよ。
あたしだって、将来のこと、ちゃんと考えないといけない歳なんだから・・・!』
バイトが休みで、部屋で飲んでぐだぐだしてた俺に向かって、真奈美がそう言ってきたのは一ヶ月ぐらい前のことだった。
つまり・・・結婚したいとかしたくないとか、そういう系の意味あいもあったらしい。
~哲は、何に対しても本気でやってないよね?
この一言には、さすがの俺もガツンとやられた気がした。
何も言えなくなって、黙りこんだ俺に向かって、真奈美は、諦めたような寂しそうな顔をして見せると、大きなため息を吐いてから、
無言で部屋を出ていった。
それから、連絡すら取ってない。
ついでに言えば・・・
真奈美に言われたように、仕事を探してるわけでもない。
正直言って、そういうのめんどくせー・・・
このまま、フェードアウトでもいいかなって思ってる俺がいるのも、また事実だった。
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