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二章
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北の国、フェンリア。グリエマがかつて通っていたクラスト魔法学院が都市部に建ち、西の国・べリエラと東の国・ブルスンに隣接している。
そんな国の国王、フォラア・アングレス。年齢は四十台半ばといったところだ。
真剣な顔をしたかと思うと、独り言のように言った。
「……固有種の反応が消失した」
窓から差し込む光を少しばかり反射しているテーブルを挟み、
対面しているのは国専属の冒険者。
単なる独り言して処理したからか、その一言に反応することなく、悠々とした佇まいでフォラアの前に座っている。
「おい、消失したと言っておるだろう、タリア。
聞いておるのか」
「言われなくても聞いてるよ、じじぃ。
で、それがなんだ」
挑発的な言動を取る、タリアと呼ばれた女。髪は深みのある赤で、髪は後頭部で二回束ねられていてちょんまげのような仕上がりとなっている。
瞳は黄色で真ん中に黒い縦線が刻まれていた。
そして──、側頭部それぞれに二本の赤い角が生えている。おおよそ人間とは思えない見た目だ。
何らかの贈与《ギフティッド》によるものだろうか。
「き、貴様はいつもいつも……!」
プライドの高さからか、フォラアが血に染まった顔面で席を立ち不満を口にすると、タリアの魔法がそれを制した。剣として形を成した炎が、フォラアの眼前へとセットされている。
「勘違いするなよ、こっちは仕方なく引き受けてやってんだ。
今すぐこの国丸ごと吹き飛ばしてもいいんだぜ」
だるそうに口を開き、挑発的な口説《くぜつ》で語るタリア。
「お前はお願いする側だ。オレは温厚だからな、今回も許してやるが……次はどうなるかわからないぜ?」
フォラアの頬から大粒の汗が流れる。剣になった炎の熱さと緊張によるものだ。
タリアは国王がこくりと頷いたのを視認すると、炎の剣を握り潰すようにして消化し、深く目を閉じた。
「……そなたには、その個体の発見、並びに拘束を頼みたいのだ」
「その魔物のベースは何だ」
「個体名は小刀竜《ナイドラ》。角が二本生えた、サイズの小さい竜がじゃ。人間になったあとの姿に関しては不明である」
「ふーん……竜ねぇ…………」
首を横に揺らし、骨を鳴らす。
足を組み方を変え一息ついた後で、口と目を開いた。
「まぁ、引き受けてやってもいい」
「おぉ! 本当か、タリア!」
「あぁ。ただし、拘束したそいつの面倒はオレが見る。
最近娯楽がなくて退屈してたとこなんだよ」
「そ、それは────!」
頭に血が上りそうになったが、直前の一言と背後から刺してきそうなタリアの目により、踏みとどまる。
「……わかった。ならそれで頼もう」
「へーい、じゃあ探してくるわ」
そんな言葉を残すと、タリアは自らの手で開いた窓から超速で飛び立っていく。
火で作った翼で羽ばたくようにして。それこそ竜のように。
完全にいなくなったことを確認したフォラアは、悔しさに顔を歪ませ周囲のものに怒りをぶつけた。
「くそっ、あの魔人! ちょっと強いからいい気になりおって……! いつか絶対ワシの前で跪かせてくれよう……!」
飛行するタリアの口元に、綻びが見える。
(……可愛い女の子だったらいいんだがなぁ)
心の中は、空に浮かぶ雲よりも浮かれていた。
♢♢♢♢
木陰に隠れ、自身が走ってきた方向に目を向ける。
どうやらあの男は後をつけていないらしかった。足音も聞こえないことから、
その仮定は正しいものと言えるだろう。
緊張の糸が切れ、崩れるようにして木へ背を預けたクロノア。表情は疲弊でいっぱいいっぱいのように見える。
一応視界に映る様々なものへ警戒の視線を向けてみるが、恐れるような変化は訪れない。もはや警戒する必要はないだろうと、静かに瞳を閉じる。
(……危なかったぁ~~!)
空から、ほぼ垂直に陽が射していた。攫い鳥に運ばれてきたときと打って変わって、非常に良い気候。一日中ピクニックをしていたい思うほどだ。
(……でも、なんで俺逃げたんだ?直感……か?
まぁ子供があんなところ居たら普通に心配するし、当たり前の事をしただけなんだろうけどさ。それにしてもガタイ良かったな、あの人)
とは言うが、クロノアもそれなりに引き締まった体をしている。
超越者は言うなれば、肉体の進化。肉体に関するあらゆる能力や機能が、飛躍的に向上する。それは思考力だったり、脳の昨日だったり、筋肉の強度だったりと、様々だ。
クロノアもその男には一歩譲ってしまうものの、それでも年齢にしてはよくできた体だと言えるだろうが、当の本人はあまり気に留めていない様子だった。
「あっ!エマさんのバッグ!!」
そんな思考が、昨夜のように頭をよぎった。
クロノアは慌てて戻ろうと立ち上がるが、さっきの男がいる可能性を考えて、踏み出す一歩が弱くなった。そうして、その一歩は前ではなく、後ろへと進んでいく。
周りから見れば、笑ってしまうほどシュールな挙動だ。
「何やってるんですか……?」
声がした背後には、何か不審なものを見るような、杖持ちの女性冒険者。
彼女は何か困っている様子だった。
「あ、あの……私、パーティーの人とはぐれてしまって……。
君、何か知って――――」
「すみませんでしたぁぁぁぁ!!!!」
顔を赤くした彼は、その女性の横を全速力で駆け抜ける。風すらも置き去りにするほどの速さで。
とてつもない風圧で吹き飛ばされそうになった女性は、唖然とした表情を浮かべた女性は、振り返る。
「……速すぎませんか?」
そうして驚愕を露にしたことを、クロノアは知らない。
♢♢♢♢
またもや樹木に背をかけるクロノア。
体のあらゆる汗腺、頭部などからは特に汗が大量に噴き出している。
「さっきから逃げてばっかだな、俺……」
はぁ、はぁ、と荒く呼吸を重ねながら、額をある水滴のような汗を拭う。
殺気の人、何か聞こうとしてたな……と罪悪感を抱きながらも、ポーチから世界地図を取り出して、腰を下ろして目に通してみる。
「へぇ、四つも国があるのか。で、その中心にディープフォレスト、俺が今いるとこ。覚えやすいなー……あ、雪山とか火山とかもある」
「でもこれじゃあ道が分からないな。森の地図はあるかな……っと」
世界地図を戻すと、ディープフォレストの詳細なマップがないか調べ始めた。
中をガサゴソ、ガサゴソと漁ってみたり、頭部を動かしたりもして
紙きれのような物がないかと探してみるが、望んだ結果は得られず。
恐らく、バッグの方に入っていたのだろう。そう結論づけると、クロノアは大きな息を吐いて嘆く。そして、昨夜に諦めて寝てしまったことを、今更ながらも後悔した。
(どうやって帰ろうか……。
エマさんのバッグももう探せないし。あのゴツ男《お》いるから)
そんな時だった。誰かがこの森の中を駆け抜けるような音が聞こえてきたのは。
足音の数は、推測では八つほど。方向は右斜め前。
それ以外の情報は読み取れなかった。
(なんか……嫌な予感がするぞ)
クロノアは偵察を行うことにした。背を預けた木陰から覗くようにして、
そちらの方向へ警戒の目を張り巡らせる。
足音を聞きながら、視界に姿が映るまで待機した。
ざ、ざ、ざ、ざ。ざざざざざざざ。
時間の経過に伴い、
足音は大きさと頻度を増していく。
風がクロノアの頬を撫で、白髪を自然な調子でなびかせる。
満を持して、一人と集団が、姿を現す。
集団を先導していたのは、小さな女の子だ。
(…………角?人間、だよな……?)
その女の子は後ろの方へ反り返った、二本の白い角を頭から生やしている。
髪はピンクのような赤色、髪型はオオカミのような形、いわゆるウルフヘア。
そして、瞳に刻まれた、竜のような縦線。
背後を追う盗賊のような見た目のやつとの距離は残りわずで、走行速度の差から、あと数十秒としないうちに捕らえられてしまうことが目に見えた。
クロノアは普通なら……という思考過程を取っ払う。
自分がどうしたいか、それが彼にとっての、最優先事項だからだ。
脳が見せた、グリエマの顔。表情。
特にその中にあった、自分の助けてくれたときの必死な表情。
(エマさんのように────っ!)
目に魂《・》を浮かべたクロノアは、衝動的に木の陰から躍り出て爆走した。
盗賊の集団はこちらに対して反応ができていない。そんな中、その中の一人に、不意打ちとも呼べる拳撃を鳩尾に叩き込んだ。
振り返る、角を生やした女の子。表情の変化は、ありえないほどに乏しい。
そんな国の国王、フォラア・アングレス。年齢は四十台半ばといったところだ。
真剣な顔をしたかと思うと、独り言のように言った。
「……固有種の反応が消失した」
窓から差し込む光を少しばかり反射しているテーブルを挟み、
対面しているのは国専属の冒険者。
単なる独り言して処理したからか、その一言に反応することなく、悠々とした佇まいでフォラアの前に座っている。
「おい、消失したと言っておるだろう、タリア。
聞いておるのか」
「言われなくても聞いてるよ、じじぃ。
で、それがなんだ」
挑発的な言動を取る、タリアと呼ばれた女。髪は深みのある赤で、髪は後頭部で二回束ねられていてちょんまげのような仕上がりとなっている。
瞳は黄色で真ん中に黒い縦線が刻まれていた。
そして──、側頭部それぞれに二本の赤い角が生えている。おおよそ人間とは思えない見た目だ。
何らかの贈与《ギフティッド》によるものだろうか。
「き、貴様はいつもいつも……!」
プライドの高さからか、フォラアが血に染まった顔面で席を立ち不満を口にすると、タリアの魔法がそれを制した。剣として形を成した炎が、フォラアの眼前へとセットされている。
「勘違いするなよ、こっちは仕方なく引き受けてやってんだ。
今すぐこの国丸ごと吹き飛ばしてもいいんだぜ」
だるそうに口を開き、挑発的な口説《くぜつ》で語るタリア。
「お前はお願いする側だ。オレは温厚だからな、今回も許してやるが……次はどうなるかわからないぜ?」
フォラアの頬から大粒の汗が流れる。剣になった炎の熱さと緊張によるものだ。
タリアは国王がこくりと頷いたのを視認すると、炎の剣を握り潰すようにして消化し、深く目を閉じた。
「……そなたには、その個体の発見、並びに拘束を頼みたいのだ」
「その魔物のベースは何だ」
「個体名は小刀竜《ナイドラ》。角が二本生えた、サイズの小さい竜がじゃ。人間になったあとの姿に関しては不明である」
「ふーん……竜ねぇ…………」
首を横に揺らし、骨を鳴らす。
足を組み方を変え一息ついた後で、口と目を開いた。
「まぁ、引き受けてやってもいい」
「おぉ! 本当か、タリア!」
「あぁ。ただし、拘束したそいつの面倒はオレが見る。
最近娯楽がなくて退屈してたとこなんだよ」
「そ、それは────!」
頭に血が上りそうになったが、直前の一言と背後から刺してきそうなタリアの目により、踏みとどまる。
「……わかった。ならそれで頼もう」
「へーい、じゃあ探してくるわ」
そんな言葉を残すと、タリアは自らの手で開いた窓から超速で飛び立っていく。
火で作った翼で羽ばたくようにして。それこそ竜のように。
完全にいなくなったことを確認したフォラアは、悔しさに顔を歪ませ周囲のものに怒りをぶつけた。
「くそっ、あの魔人! ちょっと強いからいい気になりおって……! いつか絶対ワシの前で跪かせてくれよう……!」
飛行するタリアの口元に、綻びが見える。
(……可愛い女の子だったらいいんだがなぁ)
心の中は、空に浮かぶ雲よりも浮かれていた。
♢♢♢♢
木陰に隠れ、自身が走ってきた方向に目を向ける。
どうやらあの男は後をつけていないらしかった。足音も聞こえないことから、
その仮定は正しいものと言えるだろう。
緊張の糸が切れ、崩れるようにして木へ背を預けたクロノア。表情は疲弊でいっぱいいっぱいのように見える。
一応視界に映る様々なものへ警戒の視線を向けてみるが、恐れるような変化は訪れない。もはや警戒する必要はないだろうと、静かに瞳を閉じる。
(……危なかったぁ~~!)
空から、ほぼ垂直に陽が射していた。攫い鳥に運ばれてきたときと打って変わって、非常に良い気候。一日中ピクニックをしていたい思うほどだ。
(……でも、なんで俺逃げたんだ?直感……か?
まぁ子供があんなところ居たら普通に心配するし、当たり前の事をしただけなんだろうけどさ。それにしてもガタイ良かったな、あの人)
とは言うが、クロノアもそれなりに引き締まった体をしている。
超越者は言うなれば、肉体の進化。肉体に関するあらゆる能力や機能が、飛躍的に向上する。それは思考力だったり、脳の昨日だったり、筋肉の強度だったりと、様々だ。
クロノアもその男には一歩譲ってしまうものの、それでも年齢にしてはよくできた体だと言えるだろうが、当の本人はあまり気に留めていない様子だった。
「あっ!エマさんのバッグ!!」
そんな思考が、昨夜のように頭をよぎった。
クロノアは慌てて戻ろうと立ち上がるが、さっきの男がいる可能性を考えて、踏み出す一歩が弱くなった。そうして、その一歩は前ではなく、後ろへと進んでいく。
周りから見れば、笑ってしまうほどシュールな挙動だ。
「何やってるんですか……?」
声がした背後には、何か不審なものを見るような、杖持ちの女性冒険者。
彼女は何か困っている様子だった。
「あ、あの……私、パーティーの人とはぐれてしまって……。
君、何か知って――――」
「すみませんでしたぁぁぁぁ!!!!」
顔を赤くした彼は、その女性の横を全速力で駆け抜ける。風すらも置き去りにするほどの速さで。
とてつもない風圧で吹き飛ばされそうになった女性は、唖然とした表情を浮かべた女性は、振り返る。
「……速すぎませんか?」
そうして驚愕を露にしたことを、クロノアは知らない。
♢♢♢♢
またもや樹木に背をかけるクロノア。
体のあらゆる汗腺、頭部などからは特に汗が大量に噴き出している。
「さっきから逃げてばっかだな、俺……」
はぁ、はぁ、と荒く呼吸を重ねながら、額をある水滴のような汗を拭う。
殺気の人、何か聞こうとしてたな……と罪悪感を抱きながらも、ポーチから世界地図を取り出して、腰を下ろして目に通してみる。
「へぇ、四つも国があるのか。で、その中心にディープフォレスト、俺が今いるとこ。覚えやすいなー……あ、雪山とか火山とかもある」
「でもこれじゃあ道が分からないな。森の地図はあるかな……っと」
世界地図を戻すと、ディープフォレストの詳細なマップがないか調べ始めた。
中をガサゴソ、ガサゴソと漁ってみたり、頭部を動かしたりもして
紙きれのような物がないかと探してみるが、望んだ結果は得られず。
恐らく、バッグの方に入っていたのだろう。そう結論づけると、クロノアは大きな息を吐いて嘆く。そして、昨夜に諦めて寝てしまったことを、今更ながらも後悔した。
(どうやって帰ろうか……。
エマさんのバッグももう探せないし。あのゴツ男《お》いるから)
そんな時だった。誰かがこの森の中を駆け抜けるような音が聞こえてきたのは。
足音の数は、推測では八つほど。方向は右斜め前。
それ以外の情報は読み取れなかった。
(なんか……嫌な予感がするぞ)
クロノアは偵察を行うことにした。背を預けた木陰から覗くようにして、
そちらの方向へ警戒の目を張り巡らせる。
足音を聞きながら、視界に姿が映るまで待機した。
ざ、ざ、ざ、ざ。ざざざざざざざ。
時間の経過に伴い、
足音は大きさと頻度を増していく。
風がクロノアの頬を撫で、白髪を自然な調子でなびかせる。
満を持して、一人と集団が、姿を現す。
集団を先導していたのは、小さな女の子だ。
(…………角?人間、だよな……?)
その女の子は後ろの方へ反り返った、二本の白い角を頭から生やしている。
髪はピンクのような赤色、髪型はオオカミのような形、いわゆるウルフヘア。
そして、瞳に刻まれた、竜のような縦線。
背後を追う盗賊のような見た目のやつとの距離は残りわずで、走行速度の差から、あと数十秒としないうちに捕らえられてしまうことが目に見えた。
クロノアは普通なら……という思考過程を取っ払う。
自分がどうしたいか、それが彼にとっての、最優先事項だからだ。
脳が見せた、グリエマの顔。表情。
特にその中にあった、自分の助けてくれたときの必死な表情。
(エマさんのように────っ!)
目に魂《・》を浮かべたクロノアは、衝動的に木の陰から躍り出て爆走した。
盗賊の集団はこちらに対して反応ができていない。そんな中、その中の一人に、不意打ちとも呼べる拳撃を鳩尾に叩き込んだ。
振り返る、角を生やした女の子。表情の変化は、ありえないほどに乏しい。
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