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番外編:異国にて僕らは②
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「……よう、泉。撮影お疲れ様?」
「ありがとう、オーウェン。彼は俺のマネージャーなんだ」
泉の醸しだす、触れれば切れそうな空気をひしひしと感じるのか、オーウェンは引きつった笑顔を浮かべる。対して泉は雰囲気に釣り合わぬ笑顔を浮かべて言った。
「そして俺の愛しい愛しい恋人なんだよ。手を出さないでもらえる?」
有無を言わさぬ口調だ。スタジオ内が水を打ったように静まり返る。
「あの、泉……オレ……」
「行くぞ。要」
「ワオ」と口の形を作るオーウェンと少し離れたところで口元を覆うスリを置いて、泉が要を引っ張っていく。引き立てられた要は慌てるものの、スリじゃなく自分に意識を向けていてくれた泉に嬉しくなり、同時にマネージャーとして失格だと恥じいった。
とにかく、あのままでは過呼吸を起こしてオーウェンを始め多くの人に迷惑をかけていたかもしれない。連れ出してくれた泉に礼を言おうと、要は口火を切った。
「泉、あの……」
「何で少しでも目を離したらすぐに口説かれるんだ? お前は」
「それは君だろ……? お互い様じゃないか」
不機嫌な声を投げかけられて、要はムッと下唇を尖らせる。せっかく礼を言おうとしていたのにと腹立たしさが湧き、声がつっけんどんになってしまった。
滞在しているホテルの自室まで戻ったところで向き直れば、泉の眉間にしわが寄っていることに気付く。
「撮影の邪魔だから、明日からここにいたらどうだ? イオチャン」
「な……っ。そしたらマネジメントできないだろ!」
「へーぇ? 主演俳優に口説かれることが要の仕事なわけ?」
痛烈な嫌みを言われ、要は二の句が継げなくなる。しかし、次第に頭に血が上りはじめ、要は低い位置から泉の着ている白衣の襟を引っ張った。
「君だって、スリさんに口説かれてたじゃないか! あんなに密着して、ほら、匂いまで移ってる! 早くシャワー浴びて落としなよ!」
彼女から香っていた芳しい香りが鼻をついて要をイライラさせる。まるでスリに泉を取られたようで不愉快だった。
「これがある限り気にならないね」
泉は白衣のポケットから女性恐怖症のお守りにしているヒヨコのキーホルダーを取り出し、指に引っかけて言う。
「じゃあ、俺は監督のところに戻るから」
「え……今日の分の泉の撮影は終わりだろう……?」
ふと情けない声が出てしまい、要は口元を引き結んだ。泉はいつもと違う調子の要に対し、片方の眉を吊り上げる。
「まあな。でも明日の撮影について確認したいことが二、三点……要?」
ドアノブにかけた泉の手を、つい上から握ってしまう。収まっていた震えがぶり返し、要は大きな瞳を揺らした。
そういえば、スタジオの床に眼鏡を落としてきたままだ。拾いに一緒についていこうか。けれど、今はそれよりも……。
「行かないでって言ったら……怒る……?」
叱られるのを待つ子供のような表情で問うと、泉がドアノブから手を離した。彼が身体をこちらに向けてくれたことに安堵し、脆く息を吐きだす。泉の身体のどこか一部分にでも触れると安心する。逆に、今一人になるのは嫌だった。
一人になったらまた、美作のことを思い出してしまう。
「要……? どうかしたのか」
本格的に要の様子がおかしいことに確信を得た泉が尋ねる。掴んだ手を離そうとされて、要は急いで泉の指に自身の指を絡めた。
「……っおい、触れるなって言ったのはお前……」
「ごめん!」
被せるようにして、要は声を張った。それから、黒真珠の大きな瞳を潤ませて泉に縋りつく。
「ごめん……触ってて、泉……。オレが悪かったから……今、一人にしないで……」
「要……?」
「オレ、怖いんだ。泉以外の男の人に好意を示されると……美作監督を思い出して怖い……」
美作という名に、泉の身体が強張るのが手を通して伝わってきた。要は続ける。
「泉以外の男に触られると、不安で怖いんだ……。だから、オレのこと触って……不安を消してよ……」
スリの匂いが染みついた泉の胸元に額を寄せて懇願する。今度こそ呆れられたかもしれない。調子のいいことを言うなと見捨てられるかもしれない。突き放されるかも、見放されるかもしれない。そんな心配が次々に湧いて胸を黒く染めていく。
泉に嫌われるのが怖い。辛い。嫌だと、感情の火花が散った。
グッと両肩を厚い手で掴まれ、距離を取られる。ああ、引きはがされると要は覚悟し目を瞑った。
(そうだよな……こんな都合のいいこと……泉だって許してくれるはずない……)
触れるなと言ったのは自分なのだから。
要が項垂れる。しかし次の瞬間強い力で腕を引かれ、クイーンサイズのベッドに身体を半ば投げられた。高級ホテルの高いベッドのスプリングが、要の体重をふんわりと受け止める。
視界が反転したことに目を白黒させていると、ギシリとベッドが揺れ、泉が覆いかぶさってきた。秀麗な顔が険しい表情でこちらを見下ろしているのに慣れず、要は薄い胸を上下させる。驚いて借りてきた猫のように固まる要へ、泉は盛大な溜息を零した。
「……わがまま」
「……う……ごめん、泉、あの……」
「お前が触るなって言うから、俺は我慢してたのに」
悪態をついた泉が、要の首元までしっかりと留められたシャツのボタンを一つずつ器用に外していく。どんどんはだけていく胸元に焦り、要は詰まった声を上げた。
「え……っちょ……何して……何で脱がすの!?」
「何でって、要が俺に触れって言ったんだろ」
「言ったけど……それは手を握るとか、そういう意味で……」
「はあ!? ざけんなよ要。俺がどれだけお前とヤれずに溜まってたと思ってるんだよ。美作のクズなんて抱いて忘れさせてやるからさっさとほら、万歳しろ」
「あ……っうそ、うわっ」
小さな子供のように両手を上げさせられ、腕から袖を抜かれる。あっという間に上も下も服を脱がされ、真っ白なシーツの海に生まれたままの姿で横たえられてしまった。
(……瞬きする間に脱がされた……)
オロオロしていると、スッと泉の長い指が要の薄くて白い胸を這う。肋骨の形や鎖骨のくびれを確かめるように触れた手が、尖り始めた桃色の胸の飾りを掠めて要は小さく声を上げてしまった。
「あ……っう……」
「相変わらず敏感だよな、ここ」
深爪気味の泉の指が、震えて尖った要の胸の先端をカリカリと引っ掻く。そのたびにむず痒い感覚と腰の痺れる感覚が走り、要はうっすらと涙の膜が張った目で泉を見上げた。
「……泉も、脱いでよ」
「触ってほしいだけなら、要が脱ぐだけでいいだろ? ほら、全身余すところなく触ってやるよ」
そう言って、鎖骨の薄い皮膚を泉の唇が這う。医者のように白衣を着た泉に着衣の乱れはない。そんな彼が覆いかぶさってくると、一糸纏わぬ自分は医者に触診されているような気分になる。
もちろんここまで彫刻のように美しい医者などそうそういないだろうし、そもそも医者はこんなにやらしい手付きで要の身体をまさぐるはずはないが。
「……やだぁ……。泉の素肌に触れたい……」
完全にマネージャーモードがオフになってしまった要が、幼子のようにぐずる。成人した男性がこんな駄々をこねても可愛くもなんともないはずなのに、鼻にかかった甘え声で訴える要の願いを聞いた泉は額を押さえた。
「……何でそう、お前は可愛いことばっかり言うんだよ……」
グシャリと細い前髪を掻きあげた泉は、降参とばかりに白衣を脱ぎ捨てた。
乱暴にシャツのボタンを外していく姿に、要の心拍数は上がり、ゴクリと唾を飲む。間接照明に照らされた泉の姿は、光沢を放っている陶器のように綺麗だ。まるで血の通っていない人形のように美しいのに、爛々としたブルーアイズだけが、猛禽類のように荒々しく要を捉える。
その視線だけで、下半身にぞくりとした痺れが走り、要は足を擦り合わせた。
「俺のことだけ見てろよ。この先一生、俺以外の男がお前を抱くことはないんだ。いいな」
「う……」
背中に手を入れて引きあげられた肩を、泉に噛まれる。痛みと等分に快感が走り、要はコクコクと頷いた。必死に頷いた顎を舐められて震える要の下半身に、泉の手が伸びる。
健気に反応を兆していた場所に指で触れられ、要は切なげな声を出した。
「触る前から勃ってるなんて、はしたないオニーチャンだな」
「ごめ……」
数分前まで美作のことを思い出し不安に溺れていた身体とは思えない。何度も泉に抱かれてきた身体は、彼が触れるだけでいとも容易く快感を拾ってしまう。
「可愛いな、要。でも」
泉の大きな手が要の手を引っ掴み、そのまま反り返った要の性器へ誘導する。震えて先走りの蜜を垂らす場所に手を当てられ、要は困惑めいた声を上げた。
「泉……!?」
「俺を振り回したことと、妬かせたこと、それから美作のクズを思い出した罰をやらねえとなぁ」
「いず……」
「今日は前でイくの禁止な」
一等甘い声で、泉が断罪を下す。天使のように美しい容貌で悪魔のような台詞を吐かれた要は、混乱のあまり睫毛を震わせた。
「ありがとう、オーウェン。彼は俺のマネージャーなんだ」
泉の醸しだす、触れれば切れそうな空気をひしひしと感じるのか、オーウェンは引きつった笑顔を浮かべる。対して泉は雰囲気に釣り合わぬ笑顔を浮かべて言った。
「そして俺の愛しい愛しい恋人なんだよ。手を出さないでもらえる?」
有無を言わさぬ口調だ。スタジオ内が水を打ったように静まり返る。
「あの、泉……オレ……」
「行くぞ。要」
「ワオ」と口の形を作るオーウェンと少し離れたところで口元を覆うスリを置いて、泉が要を引っ張っていく。引き立てられた要は慌てるものの、スリじゃなく自分に意識を向けていてくれた泉に嬉しくなり、同時にマネージャーとして失格だと恥じいった。
とにかく、あのままでは過呼吸を起こしてオーウェンを始め多くの人に迷惑をかけていたかもしれない。連れ出してくれた泉に礼を言おうと、要は口火を切った。
「泉、あの……」
「何で少しでも目を離したらすぐに口説かれるんだ? お前は」
「それは君だろ……? お互い様じゃないか」
不機嫌な声を投げかけられて、要はムッと下唇を尖らせる。せっかく礼を言おうとしていたのにと腹立たしさが湧き、声がつっけんどんになってしまった。
滞在しているホテルの自室まで戻ったところで向き直れば、泉の眉間にしわが寄っていることに気付く。
「撮影の邪魔だから、明日からここにいたらどうだ? イオチャン」
「な……っ。そしたらマネジメントできないだろ!」
「へーぇ? 主演俳優に口説かれることが要の仕事なわけ?」
痛烈な嫌みを言われ、要は二の句が継げなくなる。しかし、次第に頭に血が上りはじめ、要は低い位置から泉の着ている白衣の襟を引っ張った。
「君だって、スリさんに口説かれてたじゃないか! あんなに密着して、ほら、匂いまで移ってる! 早くシャワー浴びて落としなよ!」
彼女から香っていた芳しい香りが鼻をついて要をイライラさせる。まるでスリに泉を取られたようで不愉快だった。
「これがある限り気にならないね」
泉は白衣のポケットから女性恐怖症のお守りにしているヒヨコのキーホルダーを取り出し、指に引っかけて言う。
「じゃあ、俺は監督のところに戻るから」
「え……今日の分の泉の撮影は終わりだろう……?」
ふと情けない声が出てしまい、要は口元を引き結んだ。泉はいつもと違う調子の要に対し、片方の眉を吊り上げる。
「まあな。でも明日の撮影について確認したいことが二、三点……要?」
ドアノブにかけた泉の手を、つい上から握ってしまう。収まっていた震えがぶり返し、要は大きな瞳を揺らした。
そういえば、スタジオの床に眼鏡を落としてきたままだ。拾いに一緒についていこうか。けれど、今はそれよりも……。
「行かないでって言ったら……怒る……?」
叱られるのを待つ子供のような表情で問うと、泉がドアノブから手を離した。彼が身体をこちらに向けてくれたことに安堵し、脆く息を吐きだす。泉の身体のどこか一部分にでも触れると安心する。逆に、今一人になるのは嫌だった。
一人になったらまた、美作のことを思い出してしまう。
「要……? どうかしたのか」
本格的に要の様子がおかしいことに確信を得た泉が尋ねる。掴んだ手を離そうとされて、要は急いで泉の指に自身の指を絡めた。
「……っおい、触れるなって言ったのはお前……」
「ごめん!」
被せるようにして、要は声を張った。それから、黒真珠の大きな瞳を潤ませて泉に縋りつく。
「ごめん……触ってて、泉……。オレが悪かったから……今、一人にしないで……」
「要……?」
「オレ、怖いんだ。泉以外の男の人に好意を示されると……美作監督を思い出して怖い……」
美作という名に、泉の身体が強張るのが手を通して伝わってきた。要は続ける。
「泉以外の男に触られると、不安で怖いんだ……。だから、オレのこと触って……不安を消してよ……」
スリの匂いが染みついた泉の胸元に額を寄せて懇願する。今度こそ呆れられたかもしれない。調子のいいことを言うなと見捨てられるかもしれない。突き放されるかも、見放されるかもしれない。そんな心配が次々に湧いて胸を黒く染めていく。
泉に嫌われるのが怖い。辛い。嫌だと、感情の火花が散った。
グッと両肩を厚い手で掴まれ、距離を取られる。ああ、引きはがされると要は覚悟し目を瞑った。
(そうだよな……こんな都合のいいこと……泉だって許してくれるはずない……)
触れるなと言ったのは自分なのだから。
要が項垂れる。しかし次の瞬間強い力で腕を引かれ、クイーンサイズのベッドに身体を半ば投げられた。高級ホテルの高いベッドのスプリングが、要の体重をふんわりと受け止める。
視界が反転したことに目を白黒させていると、ギシリとベッドが揺れ、泉が覆いかぶさってきた。秀麗な顔が険しい表情でこちらを見下ろしているのに慣れず、要は薄い胸を上下させる。驚いて借りてきた猫のように固まる要へ、泉は盛大な溜息を零した。
「……わがまま」
「……う……ごめん、泉、あの……」
「お前が触るなって言うから、俺は我慢してたのに」
悪態をついた泉が、要の首元までしっかりと留められたシャツのボタンを一つずつ器用に外していく。どんどんはだけていく胸元に焦り、要は詰まった声を上げた。
「え……っちょ……何して……何で脱がすの!?」
「何でって、要が俺に触れって言ったんだろ」
「言ったけど……それは手を握るとか、そういう意味で……」
「はあ!? ざけんなよ要。俺がどれだけお前とヤれずに溜まってたと思ってるんだよ。美作のクズなんて抱いて忘れさせてやるからさっさとほら、万歳しろ」
「あ……っうそ、うわっ」
小さな子供のように両手を上げさせられ、腕から袖を抜かれる。あっという間に上も下も服を脱がされ、真っ白なシーツの海に生まれたままの姿で横たえられてしまった。
(……瞬きする間に脱がされた……)
オロオロしていると、スッと泉の長い指が要の薄くて白い胸を這う。肋骨の形や鎖骨のくびれを確かめるように触れた手が、尖り始めた桃色の胸の飾りを掠めて要は小さく声を上げてしまった。
「あ……っう……」
「相変わらず敏感だよな、ここ」
深爪気味の泉の指が、震えて尖った要の胸の先端をカリカリと引っ掻く。そのたびにむず痒い感覚と腰の痺れる感覚が走り、要はうっすらと涙の膜が張った目で泉を見上げた。
「……泉も、脱いでよ」
「触ってほしいだけなら、要が脱ぐだけでいいだろ? ほら、全身余すところなく触ってやるよ」
そう言って、鎖骨の薄い皮膚を泉の唇が這う。医者のように白衣を着た泉に着衣の乱れはない。そんな彼が覆いかぶさってくると、一糸纏わぬ自分は医者に触診されているような気分になる。
もちろんここまで彫刻のように美しい医者などそうそういないだろうし、そもそも医者はこんなにやらしい手付きで要の身体をまさぐるはずはないが。
「……やだぁ……。泉の素肌に触れたい……」
完全にマネージャーモードがオフになってしまった要が、幼子のようにぐずる。成人した男性がこんな駄々をこねても可愛くもなんともないはずなのに、鼻にかかった甘え声で訴える要の願いを聞いた泉は額を押さえた。
「……何でそう、お前は可愛いことばっかり言うんだよ……」
グシャリと細い前髪を掻きあげた泉は、降参とばかりに白衣を脱ぎ捨てた。
乱暴にシャツのボタンを外していく姿に、要の心拍数は上がり、ゴクリと唾を飲む。間接照明に照らされた泉の姿は、光沢を放っている陶器のように綺麗だ。まるで血の通っていない人形のように美しいのに、爛々としたブルーアイズだけが、猛禽類のように荒々しく要を捉える。
その視線だけで、下半身にぞくりとした痺れが走り、要は足を擦り合わせた。
「俺のことだけ見てろよ。この先一生、俺以外の男がお前を抱くことはないんだ。いいな」
「う……」
背中に手を入れて引きあげられた肩を、泉に噛まれる。痛みと等分に快感が走り、要はコクコクと頷いた。必死に頷いた顎を舐められて震える要の下半身に、泉の手が伸びる。
健気に反応を兆していた場所に指で触れられ、要は切なげな声を出した。
「触る前から勃ってるなんて、はしたないオニーチャンだな」
「ごめ……」
数分前まで美作のことを思い出し不安に溺れていた身体とは思えない。何度も泉に抱かれてきた身体は、彼が触れるだけでいとも容易く快感を拾ってしまう。
「可愛いな、要。でも」
泉の大きな手が要の手を引っ掴み、そのまま反り返った要の性器へ誘導する。震えて先走りの蜜を垂らす場所に手を当てられ、要は困惑めいた声を上げた。
「泉……!?」
「俺を振り回したことと、妬かせたこと、それから美作のクズを思い出した罰をやらねえとなぁ」
「いず……」
「今日は前でイくの禁止な」
一等甘い声で、泉が断罪を下す。天使のように美しい容貌で悪魔のような台詞を吐かれた要は、混乱のあまり睫毛を震わせた。
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