【R18作品】善悪虐殺伝「ミサキ」

蛾脳シンコ

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第3章 ロムズタウンへ潜む聖書篇

第19話 春花秋月

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私の名は…ミサキ、不老不死で世界最強の力を持つ女の子。
現在、自分は大量の死体が散乱した道の上で立ち尽くしている…ザーザーと豪雨が降り注ぎ、赤い血を排水口へ流して行く…私の身体に付着した血液ですらも…

「(終わった…やっと…早く…行かなければ…)」

大量殺戮を行った私は、直ぐにその場を離れた…しかし、離れなかった…動かなったと言うべきか…動いたと思っていたその時には…まだ地面を見つめていた。
駄目だ…本当に疲れている…少し力を出し過ぎた…酷く…お腹が空いた。
腹部はギュルギュルと音を出し、死体へ目が行く。

「私は…何を考えて…」

悪魔を食べるなんて…頭がおかしい…私はそこまで落ちぶれていない。
だけど…美味しくはなさそうだが…食べれない気はしない…頑張れば食べられそうだ…だ、だが悪魔を食べるなんて…いや、人間よりはマシだ。
私は自分で自分を説得し、悪魔を色のを正当化すると…

「ハッ!?い、いつ手に取って…」

いつの間にか自分は斬り落とされていた腕を手に取っていた。
自分が持っている腕には…噛み痕が付いていた…まさかと思い、口を動かすと…生臭い味が口に広がる…美味しいものでは無い、しかし…満足感は大きい。
何も考えずに口を動かし、手も動かし…肉を咀嚼し飲み込んだ。
嫌悪感など無かった…ただの作業の様に…それを続けた。

「ミ、ミサキ?」
「うん?…マジコね…何か用…」
「いや…気になって戻って来たんだけど…」
「私なら平気よ。早く行けば。」

腕の半分以上を食べた頃に…マジコがやって来た。
口の周りを血塗れにして肉を頬張る自分が異質に見えるのか…酷く驚いていた…ほんの一瞬だけ。

「ミサキって悪魔を食べるんだ…」
「私だって初めて食べたわよ。悪い気はしないわね。」
「へぇ…じゃあアタシ、行って来るから…ちゃんと…」
「やっておくわよ。心配しなくとも。」

私は持っていた腕の3分の1を食べ終えると、それを放り投げた。
上着の裾で血を拭くと直ぐに、ファミコの居る場所へと向かって行った…暗殺業を営む奴の居場所はとあるバーらしい…私は少しお腹が重たいながらも、走った。
そして建物を見つけ、中へ入ると…

「来たか、ミサキ。俺を殺しに。」
「待っていてくれたの?ありがたいわね。」
「女が来るんだ、待たなきゃ損と言うぜ。」

バーには奴が…ファミコが中でぜんざいを啜って待っていた。
その姿は全てを理解したように…ただ死を待つのみ。
それにしても…人間だとは思わなかった、てっきりコイツも悪魔かと…

「抵抗はしない。殺されるのを待つさ。」
「どうして?抵抗しても無駄だと思ったから?」
「ああ。泥のように抗い、死ぬ者の醜さを熟知しているからな。」
「賢い奴で良かったわ。敬意を表して…瞬殺してあげる。」

拳銃を取り出すと、奴の後頭部へ突き付けた。
銃口を突き付けられたファミコは少しビクッ!としたが…それ以降は何も気にすることは無かった。
大した奴だよコイツは…

「俺は暗殺者として…お前に殺されて良かったと思うさ。」
「私の名も売れたわね。」
「まぁな。さぁ、早くやってくれ。お前も疲れただろう。」
「そうね……ファミコ…天誅。」

私はそう言うと、引き金を引いて…ファミコの一生の幕を下ろさせた。
脳みそは飛び散り、カウンターへ撒き散らす。
それを見届けた私は…その場を後にした…酷く疲れながら…

「今戻ったわ。」
【よう、先に帰って来たのはミサキか…】
「何よ?マジコはまだ帰って無いの?」
【ああ。スパミコンは手強いからな。苦戦してるんだろう。】

しかし、私には関係ない話だ…疲れたし寝てしまおう。
ガフガフうるさい生首を差し置いて、私はソファへうつ伏せに倒れると…そのまま寝てしまった。
・・・

「うぅん…ぐぅうう……お、重い…」
「あ、起きた。おはよう。」
「ちょっと…退きなさいよ!」

圧迫感に襲われ、目を覚ますと…寝ている自分の頭の上にマジコが座っていた。
起こそうとしたのか…それともただの嫌がらせか…

「人の顔の上に座る奴があるか!!」
「此処に居るけど。」
「……もう何を言えないわ…」

マジコに呆れていると、こちらを睨む視線を感じ取った。
それは…キュブーゲの生首…コイツは魔族っぽいので首だけでも生きている様だ…コイツはギサキへの土産にしとくか。
彼女の猿轡を取ってあげると…

【ぶはぁ!!おい、この腐れ女!よくもワタシの口を…】
「うっさいわ、やっぱ黙れ。」
【ごんにょ…!!フガフガ!!】

この生首はさておき、マジコはちゃんとスパミコンを始末して来たようだ。
そして今後については…

「今夜、いよいよ奴らを殲滅しに行くぞ。」
【やっとか…長いようで…短かったな…】
「やっと私も先に進めるってワケね。」
「そうだったな。ミサキは元々、アタシと取引してたからな。」

私がコイツの部下になった理由は暗示を持つ者の情報を得る為である。
キジハラが情報を持っており、マジコの命令が無いと言ってくれないのだ。
面倒くさいがしょうがない…だが、いよいよマフィアとしての仕事は終わる。
遂にラーテゲムファミリーをぶっ潰しに行く…やっと先へ進める…

「あと2時間したら奴らの本拠地へ行くぞ。」
「へいへーい。」
【……ところでボス。】
「あぁ?なんだよ、行きたくないの?」
【違う…血、くれるって言ったよな。】

そう言えば…セータイが通り魔を起こす際に上手く行ったら血をあげると言った。

「あぁーそうだっけ。」
【そうだよ!早く寄こせよ!!】
「しょうがねぇな…はい。」

マジコはカウンターの裏から輸血パックを取り出し、セータイへ渡した。
分かっていると思うが、アレはもちろん、マジコのでは無い。

【………こんなもの!!】
「あぁあ!!誰かの血液さんが!!」
【こんな…他人の血なんているかよ!!】
「けどアタシのなんて一言も言ってないよ。」

確かにそうだ…マジコは「血をあげる」と言った。
しかし、自分の物とは一言も発していないのである、嘘は言っていない。
だがそこに騙す悪意があったのなら、ある意味嘘をついていると言えよう…どうも神と言うのは人間を惑わせ、破滅させるのがお好きなようだ。

【チクショウ!!】
「血だけに?」
「流石に同情するわ。」
【もう我慢ならねぇ!!殺してやる!!】

正気を失い、マジコへ飛び掛かりそうなセータイを片手で止めると、宥めた。
ここで変な気を起こされ、今後に関わると私もマズい。
折角、ここまでやって来たんだ…全て水の泡なんて嫌だね。

「じゃあラーテゲムファミリーを潰したら…アタシの生き血をあげる。」
【よし言ったな!聞いたからな!!しかと俺の耳で!!】
「私も聞いたわ。」
「安心して、神様は怪しくても、ウソつかない。」

マジコは一応…神に入る存在…なので嘘はつかないと言うが…信用なら無い。
確か…灰途腑獲尼津玖棲だったかな?グレイトフェニックス…またの名を火廼禽…そして廃滅概念無炎鳥という神である。
その生き血を飲めば、永遠に不老不死となる…私は飲んだ。

「じゃあみんなで頑張ろう!……みんな?やる気ある?」
「あるわよ。けど…声高らかに宣言するもんじゃ無いでしょ。」
「うーん…やっぱりアタシって神の尊厳無いかなぁ…」
「今更でしょ。」

マジコは神の尊厳が云々と言うが…彼女は良いも悪くもフレンドリーすぎる。
怪しいと言ったらそこまでだが、頼れると言えば頼れる。
そんな事を考えながら…私達は出発の時刻を待った…途中でアル中が死にかけたが、酒を与えれば何事も無かった様に復活するので面白い。

「あぁ…2時間経ったかな?」
「ええ。地の文を挟んだからある程度は経ったわ。」
【んじゃ行こうぜ。おいアル中、行くぞ。】
「あぁ。」

バーを出たのは4人組、アル中剣士に悪魔ガンマン、怪しい神と巫女。
奇妙としか言いようの無い4人組だが…これ以上に無い力を感じる。
潰しに行くのは反社会組織、それは敵を指すか…それともこちらを指すか…

「お前等、気ィ入れろよ。」
「分かってるわ、元からそのつもりよ。」
【ボス、ちゃんと約束は守れよな。】
「…血を浴びる準備は出来ている……」

ラーテゲムファミリーの本拠地は街はずれの豪邸…そこに奴らはいる。
ファミリーの首領、ラーテゲムとその護衛ニンロク、そして多数の部下。

「はぁ…お出迎えね、熱烈な。」
「一触即発って感じだね。」
【死にたい奴から前へ出ろ、風穴開けてやるよ。】
「………斬る。」

奴の豪邸へ近付くと、大量の部下共が武器を持って出迎えた。
全員、何としてでも此処を通すまいと、構えている…そんな事されたら殺すしかない…しょうがない…
私は白鞘と拳銃を抜き、マジコは機関銃、セータイは回転式拳銃を抜き、キジハラは赤く光る刀を両手に構えた。
これから始まるのはルール無用の殺し合いだ…
・・・

「…大分…やったね?」
「ええ、もうクタクタだわ。」
「そっちの方は?セータイ。」
【俺達もなんとか持ちこたえたぜ。】

私達は大量の部下を撃退すると、豪邸の中へと進んだ。
え?一瞬で終わった気がしたって?あんな白熱としたバトルを忘れるなんて…特に白鞘を投げて敵を斬り裂くシーンなんて最高だったのに。

「大した豪邸ね、床は大理石で家具もアンティークばっかり。」
「確かに良いけど…アタシからしたらただのゴミだな。」
「そりゃ万年生きる神にとってアンティークなんて時代遅れ品に見えるわ。」

豪邸内はかなり豪華な造りで、道中の家具は全て高級品だと分かった。
それが故に私とセータイは壊しまくったのだが…まぁ気持ちが良いものだな、高級品はこうでないと。
奥の豪華そうな部屋へ着くと、私達はその中へ入った…中に居たのは…

【やぁやぁ、待ってたよ。君たちの到着をね。】
「アンタが…ラーテゲム?」
【まさか…違うさ。俺はニンロク。ラーテゲムはアレ。】

ニンロクが指すのは、部屋の隅で眉間から血を流す男…どうやら先を越されてしまったらしい。

「どうしてボスであるラーテゲムをやったんだい?」
【使えない奴は殺す。それが鉄則だろう?】
【よく分かってるな。確かにその通りだ。】
「ふーん……じゃあさマジコ、もう済んだんじゃない?」

ラーテゲムファミリーのボスである奴は死んだ。
ならもうこの組織は壊滅状態…だから私達の仕事は済んだのでは?
別に殺さなくても…

「ダメだね、殺さないと。」
「そうよね。ソレが良いと思うわ。」
【はっはっは…バカ言っちゃいけないよ…ねぇ!!】
【ガハァ!?】

ニンロクは右目から細い光線を射出すると、それはセータイの胸を貫いた。
あの速さは…ちっとも目に追えなかった…何という神速…
まるで残光の様に…光が走った様に光線は放たれたのだ!!
セータイは死んだ、ゴミみたいに死んだ…即死でだ…

「あぁ…セータイ死んだな…ちょっと後悔。」
「そんな事言うなら不老不死にしときなさいよ。」
【油断をしている暇は無いぞ!次はお前だ!小娘!!】
「うぎゃーッ!?」

光線が来ると思った時にはもう遅かった…私の腹部に一筋の光が着弾した!!
すさまじい衝撃により、私は扉へ叩き付けられた…

「がぁあ!!グッソォ…」
【ヒャハハハハ!!耐えるとは中々の様だな!!】
「熱いじゃ無いの…とっても痛いじゃないの!!」
【な!?穴が…出来ていないだと!!そんな…】
「あーあ、ミサキを怒らせちゃった。」
「痛いんだからね?とーっても痛いんだからね!?」

そう言いながら奴へにじり寄り、白鞘を抜くと…
再度放たれた光線を弾き飛ばし!!奴の右目へ刀を突き刺した!!刃はビュシュン!!と音を立て、刺さり…向こう側へ貫通する!!

【目、目が…おのれぇぇえ!!】
「この…クソ悪魔め!!地獄の底で…移民でも捌いてやがれ!!」
【がぎゅぁ!?】

狼狽える奴の頭部を、両サイドから拳で打てば…木端微塵に吹き飛ぶ!!
わけの分からない物体が、地面と机へ落ちて行く…これにてラーテゲムファミリー…壊滅!!勝者マジコファミリー!!今日からこの街はマジコファミリーの物だ!!
白鞘は回収しておかないと…

「勝ったよ。早く情報言おうか。」
「え?あ、あぁ…なんか…アッサリしてんなぁ…」
「支配者の最期なんてそんな物よ。」

さて…これにてマフィア云々の問題は解決!!
早くキジハラから情報を聞きたいのだが…

「キジハラ、情報解禁だ。早く言え。」
「……ああ分かった。暗示の事だろ?聖書の暗示。」
「そうよ!!早く聞かせてちょうだい!!」
「聖書の暗示を持つのは…」

待っていたぞ!!この時を!!

「俺だ。」
「………は?」
「聖書の暗示を持つのは俺だ。」
「なんだお前だったんだ。ミサキ、良かったな、探す手間が省け…」

私はマジコがその一言を終える前に…キジハラの脳天へチョップを落とした…がしかし!!私のチョップは刀の峰に防がれ、攻撃に至らなかった。
キジハラ素早い構えを取り、防いだのだ。

「おっと…もうちょっと楽できると思ったんじゃがの…」
「くっ…アンタ…もしかして私が…」
「そうさ、最初から分かってたさ。ミサキ殿?」
「キ、キジハラ?」

相手はその瞬間、煙に巻かれ…それが晴れた頃には姿形がハッキリと変わっていた。
明らかに人間では無い姿…コイツは獣人か魔族の類か…人間だと思っていたが…
全くの見当違いだった様だ。

「アンタ、人間じゃ無いね?」
「そうさ。ワシはキジハラとは何も関係ない…半獣人化けタヌキさ。」
「へぇ…化けタヌキって本当に居たんだ…」
「じゃあ遠慮なくやれるわね…もちろん死んでもらうわよ。」
「クックック…よく言うのう。」

そう言うとタヌキは有無は言わずに、自慢の刀を抜いて斬りかかって来た。
直ぐにこちらも抜刀して防いだが…コイツは厄介そうだ…
ヨボヨボのジジイみたいな見た目だったので余裕だと思った自分を殴りたい。
コイツは何としてでも殺さなくては…

「のう?見逃してくれないかの?」
「嫌だね…アンタを殺さないと仕事になんないのよ。」
「フン、半獣人殺しめ…」

タヌキは刀を弾き、こちらの首元へ振るったが…刃は入らない。
ゴッ…とぶつかって…痛い。

「ほほう…刃が入らんとは…」
「伊達に最強やって無いんでね…ハァァ!!」
「ぐぉ!!は、速い!!しまった…」

お返しとばかりに素早く斬り返すと、タヌキは右腕から血を噴き出す…
このままでは構わないと悟ったのか…部屋の外へと逃げた!!
逃がすか!!絶対に逃がさんぞ!!

「…クソ!!何処だ!!」
「何かに化けてるかもね。直ぐには逃げられないでしょ。」
「そうか…一体どこに…」

マジでヤバいぞ…この豪邸は物が多すぎる…主に無駄なゴミが。
こんな中で化けられたら見つけるもクソも無い!!ええい!こうなったら片っ端から斬って行くしか…

「ミサキ、アレ。」
「エロ本でも見つけたの?…アレは……」

マジコが指さすのは…部屋の隅に置かれた…やかん。
金属製のやかんがそこにあった…こんな高級品が沢山ある家にやかん…ちょっとセンスが理解できないわね…とは言え…マヌケは見つかった様ね。
私はやかんを持ち上げ、キッチンへ行き、水を入れた。

「マジコ、温めて。」
「よし来た。」

火を操る神であるマジコに渡せばやかんは直ぐに熱され…

「ぐぎゃぁぁああ!!あぢぃぃ!!」
「見つけたわよ、おまぬけタヌキめ。」
「止めろ!タヌキに向かってマヌケとか言うな!違う作品になるだろ!!」

熱湯を浴びたタヌキはビショビショになり、その姿を現した。
どうやら本人も…人?…まぁ奴も逃げられないことを悟った様だ。

「こうなりゃ決闘だ!!」
「血統?」
「違う!決闘だ!斬り合い!!」
「ああなるほど。」

要は映画とかで見る、サムライが剣を持って向かい合い…斬り合うアレだ。
確かに同じ剣を使う者同士の決着には持ってこいである。
私は二つ返事で了承し、警察が来る前に庭で斬り合うことにした。
もちろん見届け人は…マジコ。

「…最後に聞いて良いかしら?」
「…なにか?」
「貴方達…暗示を持つ者って…不思議な力を持ってるの?」
「そうじゃ。ワシの力は一度見た者に化ける能力じゃ。」
「ふーん…じゃ、行きましょ。」

お互いに剣を構え、睨み合う…夜空に浮かぶ月は街頭よりも目に付く。
私の髪を夜風が靡く…まるで弄ぶかのように…そして…

「「…ッ!!」」

何処かで鳥が飛び立つ音が響いた瞬間、私とタヌキは通り過ぎる様に斬り合った!!フフ…手ごたえ…あり!!私に勝てると思うなよ…
白鞘の青い刃には、赤い血が滴っている…勝ったな。

「ごふぁ!?」
「手応えアリって…ところかしら?」
「へへ…それなら…こっちもだよ…バーカ…」
「な!?そんなハズは…」

その時、右手へ痛みを感じた…その正体は…切り傷!!
無敵のハズの身体に!!傷が入っている!!しかも血が出ている!!そんなハズは…私は…無敵じゃ無いのか…いや、きっとたまたまだ…
まさか…自分の血を見る事になるとは…
最期に私を嘲笑うようにタヌキは倒れ、生き途絶えた。

「ミサキ、手を切ったの?」
「ええ…(ちょっと怖いわ…)」
「でも…もう塞がったようだね。」
「え?」

手を見てみれば…傷はすっかり塞がっていた…やっぱり…見間違い?
きっとそうに違いない…ははは…はは……とりあえず!!紙を見れば…

「よし!!聖書…討伐完了!!」

六芒星の一角、聖書の部分が赤色に塗り潰された。
残る暗示は人形、十字架、聖杯…フフフ、もう半分…イケる!
私は今後の事を考えながらも紙を眺めた…少し心に残る不安と共に…

つづく
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