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お前どっちの味方だ!?
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シルスはこれまでに無いほどに興奮しているのか、んぬふーっ! といった感じの鼻息が聞こえてくるほどだった。
先生としては、溜め息を吐くなり怒るなり、フォローするなりしなくてはならないのだけれども、殊勝に話を聞いていた彼女と今の姿の落差を思うと、どうすれば良いのか分からなくなってしまう。
それでもユーレンは何とか立ち上がって、剣を抜こうとするのだけれども――
「乱入は不要……! こちら一人で十分であるっ。この程度の魔物なぞ、師の力を借りるほどでも無い!」
スッと手を横に出されて加勢しようとするのを制されてしまう。ドヤ顔でそんな事をやられてしまうと、相手がいくら可愛くても苛立ってしまう。
こんなやり取りをしてる間にゼロ・バイパーが襲ってきても可笑しくないのだが、あちらも状況が良く飲み込めてないようで、どうすればいいか分からないようだ。
「い、いやいやいや! なんで名乗ってるの!?」
「え? なんで?」
呆けていたユーレンが我に返ってツッコミを入れるのだけれど、シルスは逆に、なに言ってんのこの人? といった顔でこちらを見返してきた。
とりあえず、とりあえず口調は普通の状態に戻った。それだけで良いんだ。それだけで良い……。仮の先生としてはそう思うしかない。
「奇襲だろ!? こっそり戦えって言ったろ!? バッと音をたてて立ち上がったと思ったら、みょーちくりんな名乗りを上げやがって!」
「んなっ。みょーちくりん!? 先生はっ、ふた月前に発売された【勇者ヘンダス物語】を読んでないの!? せっかく勇者ヘンダス・ケイルの名乗りから持ってきたのに!」
「読むわけねぇだろそんなもん!!」
「なっ。スター・ライトって言われた勇者がそんな事も知らないなんて! だいたいっ、私はちゃんと謝ったじゃん! ごめんね~って!」
「はーっ、ダメだこりゃ……」
もう勝手にしてくれよ、と言ってその場を離れたかったが、ゼロ・バイパーにはもう見つかってしまった。シルスの巻き添えで。例えこの場を離れても、離れてる途中にシルスがやられれば追ってくるだろう。
だから、溜め息をついて二歩三歩と後ろに下がりつつも、彼女のフォローはやめないでおく。しかし、このクエストが完了したらもう終わりにしよう。そう心に固く誓った。
「よぅし、来い! ヘビの魔物めっ!」
「……はぁ」
そもそも、言うことをちゃんと聞かない生徒なんて教えようがない。きっと、この子の先生なんてどんな冒険者にも務まらないだろう。そんな事を思いながら、ユーレンは正気に戻ったゼロ・バイパーが飛びかかってくる様子を見ながら、最大級の溜め息を吐いた。
「ぬぬぬっ!?」
飛び掛かってきたゼロ・バイパーは、その大きな口を開いて噛みつき攻撃を仕掛けてきた。やはり、そのスピードは普通のヘビの魔物よりずっと早く威力も高そうだ。
攻撃を回避したシルスは、剣を抜く前に左手から雷の魔力を放出する。
初級魔法のボルト・ショットだ。放たれた魔法はゼロ・バイパーの顔付近で炸裂するが、初級魔法だったから大したダメージは与えられない。
ただ、目の近くに雷の魔力を帯びた細い糸が着弾したおかげで驚かすことは出来たようだ。一度後退し、シルスの接近に備えて毒液を吐き出してくる。
しまった。それの説明は彼女にしてなかったぞ! めくら撃ちだから狙いは曖昧だったのだが、初心者の彼女にそんなこと理解出来ないだろう。思わずユーレンは叫んでしまう。
「右に飛んで避けろ!」
「……ならばっ、ライトニング・チェイン!」
「わっ、バカ! やめろっ。そんなので迎撃するな!」
先ほどよりも強靱な魔力の糸がゼロ・バイパーの毒液と結ばれ、青い稲妻が走る。その威力はやはり、先の初級魔法と同じく相手を打ち倒す力が無かったが、毒液を弾き飛ばすには十分だった。下からの魔法の衝撃が加わって、毒液は上空に勢いよく飛散する。
「この程度っ!」
シルスは毒液の塊を十分に引きつけたから、魔法が当たって拡散される事になっても何も問題はない。だが――
「お前どっちの味方だ!?」
「わわっ、先生ごめーんっ!?」
後方にいたユーレンにはそれが容赦なく襲い掛かっていた。雨のように降り注ぐ毒液だったが、身構えていたから全て回避出来た。もう少しタイミングが悪かったら、ちょっとでも目を離していたら、マシンガンに撃たれるように全身に毒を浴びる事になっただろう。
少しだけ振り返ってシルスは謝罪したが、すぐに敵と相対した。せっかく相手が毒液を弾かれた事に動揺してくれていたというのに、剣を鞘から抜くのに手間取ってしまって、一気に近づいて勝負を決める事が出来ない。
魔法は使える。剣だって素質は悪くない。緊張も解けている。だがやはり、このシルスという少女は悲しいまでに素人だった。ユーレンは走りながらもガックリと肩を落とす。
手間取ったとは言えシルスは接近し続けており、剣を抜ききった時には彼我の距離は既に2メートルを切っていた。目と鼻の先だ。ゼロ・バイパーは毒液の攻撃がうまくいかなかったからか、非常にいきり立っている。頭を左右に揺らしながらタイミングを見計らい迎撃する構えだ。
「誘いだ。乗るな!」
そんな先生の声が聞こえるが、シルスの耳には届いても頭の中までは届かない。相手が正面にいるのだから、トツゲキして、ひたすら攻撃っ! 剣を上段に構え、フットワークやフェイント等を行わず、正面からぶつかろうとする。
「わっ」
だが、敵が同じようにぶつかってくれるというのは甘い考えだった。相手がどんな力を持っているか分からないのだ。正面からぶつかろうとしてくる相手に対し、同じように正面から対応するはずがない。巨体からは想像もつかないほど素早く尻尾を振り回して、側面から攻撃を仕掛けてくる。
「ええいっ。手のかかる!」
「うぇぇ!?」
驚いているだけのシルスを尻目に、尻尾の攻撃をユーレンは弾き飛ばしていた。
このまま放っておいたら、尻尾攻撃の直撃を受けてシルスの骨のどこかは粉々になっていただろう。
ユーレンとゼロ・バイパーだって、単純なパワーなら大きな差はあるが、ヘビの関節を見極めて適切に力を込めることで、弾き飛ばすことが出来たのだ。そのやり取りは、冒険者志望の子には神業のように見えた。熟練者なら大抵出来ることだけれども。
「先生!? すごっ」
「こっちを見てる場合かー!?」
尻尾を弾き飛ばしたとはいえ、ゼロ・バイパーの攻撃が止んだわけではない。アゴの関節を限界まで外し、シルスを丸呑みする為に向かってくる。それは剣を上段に構えながらユーレンの剣技に目を奪われている彼女よりも大きなものだった。
シルスはいま、こちらに目を向けていて迫ってくる脅威を認識していないだろう。したとしても、結果としては同じ事だ。考えると同時に、ユーレンは動いていた。剣で防ぐのは無理だ。しかし――
「……やらせない!」
丸呑みをされそうなシルスに飛びつき、抱えるように倒れ込むことでなんとか最悪の事態を防いだ。
「きゃっ!?」
地面に倒れ込んだシルスは情けない悲鳴を上げて、何が起きたかを把握しようとする。ユーレンは痛みが来る前に次の行動に移っていた。自身の剣を両手で握りつつ、走り出す。巨体にあるまじき速度でゼロ・バイパーが迫り、先ほどと同様に大きな口を開いた。だが――
「えっ」
シルスが素っ頓狂な声をあげる。
そうなってしまうのも無理はない。ぶつかり合おうかというまさにその時に、ユーレンの動きは洗練さを増し、フェイントが加えられた噛みつき攻撃をあっけなく回避していた。
目で追うのが難しかったが、ユーレンは勢いをつけて下顎を切り飛ばしていた。相手が絶叫している間に飛び上がり、頭頂部の急所へ剣を突き立てる。そうなってしまえば、この巨大なヘビの魔物は絶命するしかなかった。
神業とか、神曲とか、何でもかんでも神をつけるのはシルスは好きではなかったが、これはその類いに入るものではないだろうか?
人が努力して体得した力なのだから、神業と言うのは違う気もしたが、シルスは他に言い表せる言葉を知らなかった。言いたくないフレーズを簡単に付けたくなるくらい鮮烈で、優雅な剣技だった。少し修行で身につくような代物ではない。それこそ、物語の勇者があらゆる困難の末に会得するような……。
はじめて戦っている姿を見た時だって、ときめいた。作り物のお話の中に出てくることは、本当に現実としてここにあるのだと。しかし、今回の戦いはそれをも簡単に越えてきた。彼はきっと、この戦いが終わったあとにまた離れたがるのだろうが、シルスとしてはそんなことは絶対に許してはならないと、決意を強めるのだった。
先生としては、溜め息を吐くなり怒るなり、フォローするなりしなくてはならないのだけれども、殊勝に話を聞いていた彼女と今の姿の落差を思うと、どうすれば良いのか分からなくなってしまう。
それでもユーレンは何とか立ち上がって、剣を抜こうとするのだけれども――
「乱入は不要……! こちら一人で十分であるっ。この程度の魔物なぞ、師の力を借りるほどでも無い!」
スッと手を横に出されて加勢しようとするのを制されてしまう。ドヤ顔でそんな事をやられてしまうと、相手がいくら可愛くても苛立ってしまう。
こんなやり取りをしてる間にゼロ・バイパーが襲ってきても可笑しくないのだが、あちらも状況が良く飲み込めてないようで、どうすればいいか分からないようだ。
「い、いやいやいや! なんで名乗ってるの!?」
「え? なんで?」
呆けていたユーレンが我に返ってツッコミを入れるのだけれど、シルスは逆に、なに言ってんのこの人? といった顔でこちらを見返してきた。
とりあえず、とりあえず口調は普通の状態に戻った。それだけで良いんだ。それだけで良い……。仮の先生としてはそう思うしかない。
「奇襲だろ!? こっそり戦えって言ったろ!? バッと音をたてて立ち上がったと思ったら、みょーちくりんな名乗りを上げやがって!」
「んなっ。みょーちくりん!? 先生はっ、ふた月前に発売された【勇者ヘンダス物語】を読んでないの!? せっかく勇者ヘンダス・ケイルの名乗りから持ってきたのに!」
「読むわけねぇだろそんなもん!!」
「なっ。スター・ライトって言われた勇者がそんな事も知らないなんて! だいたいっ、私はちゃんと謝ったじゃん! ごめんね~って!」
「はーっ、ダメだこりゃ……」
もう勝手にしてくれよ、と言ってその場を離れたかったが、ゼロ・バイパーにはもう見つかってしまった。シルスの巻き添えで。例えこの場を離れても、離れてる途中にシルスがやられれば追ってくるだろう。
だから、溜め息をついて二歩三歩と後ろに下がりつつも、彼女のフォローはやめないでおく。しかし、このクエストが完了したらもう終わりにしよう。そう心に固く誓った。
「よぅし、来い! ヘビの魔物めっ!」
「……はぁ」
そもそも、言うことをちゃんと聞かない生徒なんて教えようがない。きっと、この子の先生なんてどんな冒険者にも務まらないだろう。そんな事を思いながら、ユーレンは正気に戻ったゼロ・バイパーが飛びかかってくる様子を見ながら、最大級の溜め息を吐いた。
「ぬぬぬっ!?」
飛び掛かってきたゼロ・バイパーは、その大きな口を開いて噛みつき攻撃を仕掛けてきた。やはり、そのスピードは普通のヘビの魔物よりずっと早く威力も高そうだ。
攻撃を回避したシルスは、剣を抜く前に左手から雷の魔力を放出する。
初級魔法のボルト・ショットだ。放たれた魔法はゼロ・バイパーの顔付近で炸裂するが、初級魔法だったから大したダメージは与えられない。
ただ、目の近くに雷の魔力を帯びた細い糸が着弾したおかげで驚かすことは出来たようだ。一度後退し、シルスの接近に備えて毒液を吐き出してくる。
しまった。それの説明は彼女にしてなかったぞ! めくら撃ちだから狙いは曖昧だったのだが、初心者の彼女にそんなこと理解出来ないだろう。思わずユーレンは叫んでしまう。
「右に飛んで避けろ!」
「……ならばっ、ライトニング・チェイン!」
「わっ、バカ! やめろっ。そんなので迎撃するな!」
先ほどよりも強靱な魔力の糸がゼロ・バイパーの毒液と結ばれ、青い稲妻が走る。その威力はやはり、先の初級魔法と同じく相手を打ち倒す力が無かったが、毒液を弾き飛ばすには十分だった。下からの魔法の衝撃が加わって、毒液は上空に勢いよく飛散する。
「この程度っ!」
シルスは毒液の塊を十分に引きつけたから、魔法が当たって拡散される事になっても何も問題はない。だが――
「お前どっちの味方だ!?」
「わわっ、先生ごめーんっ!?」
後方にいたユーレンにはそれが容赦なく襲い掛かっていた。雨のように降り注ぐ毒液だったが、身構えていたから全て回避出来た。もう少しタイミングが悪かったら、ちょっとでも目を離していたら、マシンガンに撃たれるように全身に毒を浴びる事になっただろう。
少しだけ振り返ってシルスは謝罪したが、すぐに敵と相対した。せっかく相手が毒液を弾かれた事に動揺してくれていたというのに、剣を鞘から抜くのに手間取ってしまって、一気に近づいて勝負を決める事が出来ない。
魔法は使える。剣だって素質は悪くない。緊張も解けている。だがやはり、このシルスという少女は悲しいまでに素人だった。ユーレンは走りながらもガックリと肩を落とす。
手間取ったとは言えシルスは接近し続けており、剣を抜ききった時には彼我の距離は既に2メートルを切っていた。目と鼻の先だ。ゼロ・バイパーは毒液の攻撃がうまくいかなかったからか、非常にいきり立っている。頭を左右に揺らしながらタイミングを見計らい迎撃する構えだ。
「誘いだ。乗るな!」
そんな先生の声が聞こえるが、シルスの耳には届いても頭の中までは届かない。相手が正面にいるのだから、トツゲキして、ひたすら攻撃っ! 剣を上段に構え、フットワークやフェイント等を行わず、正面からぶつかろうとする。
「わっ」
だが、敵が同じようにぶつかってくれるというのは甘い考えだった。相手がどんな力を持っているか分からないのだ。正面からぶつかろうとしてくる相手に対し、同じように正面から対応するはずがない。巨体からは想像もつかないほど素早く尻尾を振り回して、側面から攻撃を仕掛けてくる。
「ええいっ。手のかかる!」
「うぇぇ!?」
驚いているだけのシルスを尻目に、尻尾の攻撃をユーレンは弾き飛ばしていた。
このまま放っておいたら、尻尾攻撃の直撃を受けてシルスの骨のどこかは粉々になっていただろう。
ユーレンとゼロ・バイパーだって、単純なパワーなら大きな差はあるが、ヘビの関節を見極めて適切に力を込めることで、弾き飛ばすことが出来たのだ。そのやり取りは、冒険者志望の子には神業のように見えた。熟練者なら大抵出来ることだけれども。
「先生!? すごっ」
「こっちを見てる場合かー!?」
尻尾を弾き飛ばしたとはいえ、ゼロ・バイパーの攻撃が止んだわけではない。アゴの関節を限界まで外し、シルスを丸呑みする為に向かってくる。それは剣を上段に構えながらユーレンの剣技に目を奪われている彼女よりも大きなものだった。
シルスはいま、こちらに目を向けていて迫ってくる脅威を認識していないだろう。したとしても、結果としては同じ事だ。考えると同時に、ユーレンは動いていた。剣で防ぐのは無理だ。しかし――
「……やらせない!」
丸呑みをされそうなシルスに飛びつき、抱えるように倒れ込むことでなんとか最悪の事態を防いだ。
「きゃっ!?」
地面に倒れ込んだシルスは情けない悲鳴を上げて、何が起きたかを把握しようとする。ユーレンは痛みが来る前に次の行動に移っていた。自身の剣を両手で握りつつ、走り出す。巨体にあるまじき速度でゼロ・バイパーが迫り、先ほどと同様に大きな口を開いた。だが――
「えっ」
シルスが素っ頓狂な声をあげる。
そうなってしまうのも無理はない。ぶつかり合おうかというまさにその時に、ユーレンの動きは洗練さを増し、フェイントが加えられた噛みつき攻撃をあっけなく回避していた。
目で追うのが難しかったが、ユーレンは勢いをつけて下顎を切り飛ばしていた。相手が絶叫している間に飛び上がり、頭頂部の急所へ剣を突き立てる。そうなってしまえば、この巨大なヘビの魔物は絶命するしかなかった。
神業とか、神曲とか、何でもかんでも神をつけるのはシルスは好きではなかったが、これはその類いに入るものではないだろうか?
人が努力して体得した力なのだから、神業と言うのは違う気もしたが、シルスは他に言い表せる言葉を知らなかった。言いたくないフレーズを簡単に付けたくなるくらい鮮烈で、優雅な剣技だった。少し修行で身につくような代物ではない。それこそ、物語の勇者があらゆる困難の末に会得するような……。
はじめて戦っている姿を見た時だって、ときめいた。作り物のお話の中に出てくることは、本当に現実としてここにあるのだと。しかし、今回の戦いはそれをも簡単に越えてきた。彼はきっと、この戦いが終わったあとにまた離れたがるのだろうが、シルスとしてはそんなことは絶対に許してはならないと、決意を強めるのだった。
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