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本編1話(日常編)
高瀬くんの日常③
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尾形のベッドで僕がハッと目を覚ましたのは、二限も終わり、今にも三限が始まろうとしている頃だった。
隣でグースカと寝ている男の寝顔は相変わらず天使のようだったが、僕の尻からは到底一回や二回の中出しでは説明ができないほどのザーメンがごぽごぽと垂れ流しになっていて、尋常ではない腰の痛みからも、気を失ったあと数発はやりやがったな、ということが推察された。やはり、この男は紛うことなき悪魔だ。
汗と精液とでべたべたのメイド服と付属品とを一旦全て脱ぎ、濡らしたタオルで軽く身体を拭いてから、そこら辺に落っこちていた白い無地のTシャツを拝借する。尾形のものだから、僕が着ると短めのワンピースかの如くぶかぶかの着丈になるのが憎らしい。シャワーを浴びている時間はなかった。後ろの処理をする時間もあろうはずがないので、おまんこ係になってから常に携帯するようになったアナルプラグを刺して、大量のザーメンが垂れてこないように蓋をする。匂いも気にはなったが、この散らかった汚部屋から制汗剤や香水の類を探すのは至難の業なので、気にしないことにして尾形の部屋を後にした。ちなみにパンツは履いていない。おまんこ係はちんぽとおまんこが丸出しになるようなエロショーツ以外は着用不可であるため、履いていないほうが却って恥ずかしくないのだ。
三限目の授業は体育で、寮から体育館までは結構な距離があった。僕なりに急いで走ってはみたが、50メートル走10秒台の実力は伊達じゃない。辿り着く頃には息も絶え絶えで、急いだ甲斐も虚しく、授業開始から10分ほどが経過していた。腰痛がなければもう少し早かったであろうから、9割9分尾形のせいでもある。
「すみませんっ……遅くなりましたっ……」
ぜえはあ言いながら駆け込んだ僕に、準備運動中のクラスメートの全視線が集中した。その中には柏木もいて、全てを悟りきった表情で敬礼のポーズを取っている。倉庫から出てきて、一際大きな声を上げたのは、僕の苦手な体育教師の河原田だ。
「高瀬っ!こんな時間まで何をやってたんだっ!」
筋骨隆々なその男は年がら年中タンクトップを着ており、身体こそ大きいが器は小さく、尾形のように逆らうと後が怖い家柄の生徒だけを依怙贔屓する、しょうもない教師だった。僕に対する態度もあからさまで、おまんこ係になった途端、偉そうに無理難題ばかり言い付けてくるのには辟易していた。妻子持ちなくせに、おまんこ係を嬉々として使うところも度し難い。
「昨日、寝る前に目覚ましをかけるのを忘れて、寝坊してしまいました、申し訳ありません……」
僕はつとめて申し訳なさそうに頭を下げた。まさか朝っぱらからクラスメートとコスプレセックスをしていてイキすぎて気を失ってましたなどとは口が裂けても言えず、無難なことを謙虚に伝えてこの場を凌ごうとする。脳筋の河原田相手にはこの程度で十分だと考えていたが、野生の勘というやつか、いつになく河原田は怪訝な表情でこちらをまじまじと観察してきた。
「あの高瀬が寝坊とは怪しい……匂うな……」
「っ、…………」
実際に鼻の穴を膨らませながら匂いを嗅ぎ回ってくる河原田に脂汗をかく。決定打は丹羽の一声だった。
「河原田先生。高瀬くんが理由もなく寝坊するとは俺も思えないので、何か隠してないか、念のため、おまんこの中まで確認したほうがいいと思いまーす」
「っ、な……!」
「さすがは丹羽くん!全て丹羽くんの言う通りだっ!よし、高瀬っ!そこでガニ股に脚を開いて、ピンク色のヒダヒダまでよく見えるように、自分でおまんこをくぱぁ♡して捲って、先生に見せてみろっ!」
「先生。おまんこ係が乳首やちんぽを露出していないのも校則違反なので指導が必要だと思いまーす」
「なんと!素晴らしい目の付け所だ、丹羽くんっ!こら、高瀬っ!俺の授業で校則違反をするとはいい度胸だなっ!乳首とちんぽがよーく見えるようにシャツを破くか、たくし上げた裾を一生咥えておけっ!」
「っ、~~~~」
くそ、丹羽のやつ、余計なことを……!!!
シャツの裾をぎゅっと握りしめたまま、僕は恨みがましい視線を丹羽に遣った。が、垣間見えた表情は、にやにやと僕を甚振って楽しむ普段の明るいそれではなくて、どこか陰のある、退屈そうな、面白くなさそうな表情であったことが心の端っこで引っ掛かる。引っ掛かりはしたものの、今の僕には他人のことを気にしていられる心の余裕など微塵もなかった。
「っ、う……」
意を決して、シャツの裾をめくり上げ、口で咥える。それによって丸出しになったちんぽよりも、尾形につけられまくったおびただしい数のキスマークと、最後の砦であるアナルプラグが丸見えになったことのほうが、顔から火が出そうなほどに恥ずかしかった。
まじまじと舐めるような視線で河原田は僕を犯す。
「ほお……♡これは驚きだっ♡昔は学級委員長をやっていたものだからもっと慎ましいやつなのかと思っていたが、高瀬がこうも好き者だったとはな……♡」
「っ、…………」
「それに、これは何だ?おまんこにアクセサリーをつけるのは校則で禁止だぞ、この不良の淫売がっ♡」
アナルプラグを河原田がずぽんっ♡と勢いよく引き抜いた瞬間、耳を覆いたくなるような音と共に、尾形に中出しされたザーメンがおまんこから噴き出した。
ぶぽぽっ♡ぶびゅ~~~~~っ♡ばぼっ♡ぶっ♡ぶびゅっ♡ぶりゅりゅっ♡ぶびびびびび~~~~っっ♡♡
「おおっ♡中出しザーメンがたっぷりじゃないかっ♡何回出されたらこんな量になるんだっ♡こんなくっさいオス汁を後生大事に溜め込んでいたとはっ♡寝坊というのもやはり嘘だったのか、高瀬っ!!!♡」
「んっ♡んむっ♡むっ♡むむうっんうぅっ……♡」
ぐっ♡ぐっ♡と嘔吐しそうなほど強く河原田に腹を押されて、ザーメンを次から次へと下から吐かされる。
びゅぶ~~~~~っ♡ぶっ♡ぼばぁっ♡びゅぶぶぶぶぶぶっ♡ぶぴぃっ♡ぶぽおっ♡ぶびゅっ♡ぶびゅびゅびゅびゅ~~~っ♡♡
「下品なマン屁をこぎやがってっ♡お仕置きだっ♡」
「んむむう~~っ……♡」
ボロンッ♡と勃起したちんぽを出した河原田が、無理やり、立ったままバックでねじ込んでくる。体格差のせいで、ほぼ宙に浮くようなつま先立ちになり、バランスを崩して前に倒れ込むと、四つん這いの姿勢のまま、バックでちんぽをハメ直された。
パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
「んむうっ♡うっ♡あ゛っ♡ああ゛っ♡はあ゛っ♡」
「おっ♡おおっ♡ザーメンでぬるぬるのくせによく締まってけしからんおまんこだっ♡ほおっ♡」
パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
動物の交尾のような荒々しく無慈悲なピストンに、感じたくはなくても、さっきまで使われまくっていたおまんこは簡単に根をあげてしまう。加えて、体育館に来る前から実はずっとトイレに行くを我慢していたため、腹を圧されたこととナカからの刺激とで、今にも膀胱が決壊してしまいそうだった。
「あ゛ぁっ♡だ♡だめえ゛♡おしっこ♡がまんっしてたの゛♡れちゃう゛っ♡う゛♡れちゃいまひゅっ♡」
「なにぃっ!?♡オナホにされて嬉ションかっ♡どこまで変態なんだ、お前はっ♡もう許さんっ♡♡」
パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
「あ゛~~~っ♡あ゛……♡はあ゛……っ♡♡♡」
もう、がまんできなっ、むり……♡
そう諦めたのとほぼ同時、萎えたちんぽから、しょわわわわわ~……♡とおしっこが漏れて、一度出してしまったらもう止まらず、体育館の床にたぷたぷと黄色い水溜まりが出来ていくのを絶望の眼で見送った。数秒遅れてから、河原田もピストンを早めて、ちんぽをぐりぐりと最奥に擦りつけながら大声で吠える。
「おっ♡おっ♡喰らえっ♡子作り実績のある妊娠確定ザーメン、高校生の中に出すぞっ♡ほおお~っ♡」
ビュグググ~~~~~~~ッ♡ビュッ♡ビューーーーーーーーーッ♡びゅううううっ♡びゅぐぐっ♡♡
奥でビクンビクンとちんぽが膨れ上がり、腹の中にあっついものが溜まっていく感触に吐きそうになっていたら、追加でもっと量が多く、勢いのいい排泄物を続けてお見舞いされた。
「便器には出せるもん全部出しておかないとなっ♡」
ジョボボボボボボボボボボボボホボボボ……♡♡♡
温泉浣腸を心を無にして受け止めて、じっと耐える。お仕置きと称した排泄行為ですっかり満足した様子の河原田は、汚れたちんぽを僕の着ていたシャツで拭うと、体育館中に響き渡りそうな大声で言った。
「ふう……♡神聖な体育館を汚物で汚しやがって……漏らしたしょんべんとザーメンを全て舐め取って綺麗にするまで何時間でもここにいろ!分かったな!?」
ズカズカと大股で河原田が去っていくのを虚ろな目で見送る。十秒ほど遅れて、悲しさとか悔しさとか恥ずかしさとか、ありとあらゆる負の感情を混ぜて煮詰めたような絶望感に襲われ、一人で泣いていると、ふと図上から雪が降るように優しい声がした。
「高瀬様、お身体はご無事ですか?」
「…………西田、」
僕と目線を合わせるようにしゃがんできた西田は、この一か月で随分と変わった。目にかかるほどうざったく長かった前髪を丹羽の教えでポンパドールにして、髪も少し暗めの茶髪に染めたことで、垢抜けたように思う。元々顔は悪くなかったのか、と初めて知った。性格も前よりは少し明るくなり、丹羽と一緒に放課後パフェを食べに行ったら生まれて初めて女の子から声を掛けられたのだとか。俺は死ぬまで高瀬様一筋なのでもちろん丁重にお断りをしました!とドヤられて、心底どうでもいいと思ったことは記憶に新しい。
「河原田の奴は高瀬様という素晴らしい個ではなくて男子高校生ってステータスに興奮してる感じが生理的に受け付けないんですよね……いい歳してあいつ……懲らしめてやりますよっ……うちの丹羽くんがっ!」
「俺ぇ?俺は相手にしないよ、あんなゴミオヤジ」
西田のすぐ後ろに丹羽も居たことに気がつく。西田とは違ってしゃがまず仁王立ちのまま見下ろしてくる丹羽と目が合って、やっぱりどこかつまらなさそうにしていることがどうにも気掛かりだった。
「よいしょっと……」
丹羽に気を取られていると、西田が徐に体操服を脱ぎ始めて、何をするのかと思えば、僕の作った水溜まりを吸い取るように上から浸したので驚いて声が出る。
「っ、西田、それ、服っ……」
「高瀬様、泣いてます。嫌だったんですよね?これで全部拭いてしまいましょう!高瀬様の可愛い舌は体育館の床を磨くためなんかにあるわけじゃないので」
「…………」
「はい、涙もよかったらこれで拭いてくださいね」
うさぎの刺繍のついたタオルハンカチを渡され、ぽかんとしたまま、僕はそれを受け取った。
「俺のだけじゃ吸いきれないので丹羽くんも上脱いでくださいっ!というか手伝ってくださいよっ!」
「はあ?やだよ、なんで俺が……高瀬くんのおしっこなんだから西田が床舐めて綺麗にすりゃいーじゃん」
「たしかに、それもそうですね……」
「っ、バカ西田!やめろ、いいからっ!」
「あ……一つだけいいですか?さっきの河原田はキモかったんですけど、高瀬様の控えめなおもらしはこの世のものとは思えないぐらい可憐で背徳的で愛らしいご褒美だったので、今度俺が日直の日にもう一度ゆっくり間近で見せてもらいたいんです……♡面倒な準備や後片付けは全部俺がやりますから、ねっ……♡」
「っ、お前を一瞬でも案外いいやつかもって思った僕がバカだったよ!やっぱりお前はただのクソ変態!」
見た目は垢抜けても中身のクソみたいなところは些とも変わらない西田と掛け合いをしている最中、ふと、また丹羽と目が合う。丹羽は、じっとりとした退屈そうな眼差しでこちらを見ていて、話しかけようとしたところ、思いがけず先手を打たれた。
「どこぞの駄犬くんと随分お楽しみだったようで」
「っ、……」
温度のない声で言われてドキリとする。誰とは言われていないが、きっと丹羽の思い浮かべている犬は、さっきまで僕にマーキングしていたやつと同一人物だろう。一人だけ話についてこれていない西田が、だけんくん?誰ですか?と呑気に訊いてくるが、丹羽はそれには答えずに僕に向けて追加の言葉を添えてくる。
「高瀬くんが犬のデカちんぽ大好きなのは百も承知だけどさ。いい?高瀬くんは二年三組みーんなのおまんこ係なんだから、特定のちんぽだけ優遇するなんてこと、学級委員長の俺が絶対に許さないからね?」
「…………」
「西田なんか、見ろよ。高瀬くんがいなかったから朝から一回もトイレできてないんだよ?可哀想だろ」
「膀胱炎との闘いも佳境を迎えています……」
「っ、普通に男子トイレがあるだろーが!」
「高瀬様ぁ……高瀬様のお口がいいんです……♡」
「っ、わかったよ……ほら♡」
シャツとハンカチの借りもあるので素直に口を開いた僕に、いいんですかっ♡とはしゃぎながら西田はちんぽを出して、喉の奥まで、ずぷぶぷ♡と挿入した。
「はー……♡やっとおトイレできます……♡」
「っ、~~~んくっ♡ん……♡ごくっ……ん♡」
喉の奥にびしゃびしゃと朝から溜めていたであろう濃くてアンモニア臭いおしっこがかけられるが、河原田に出されたときとは違って、不思議と不快感はない。
「はあ……♡高瀬様が嬉しそうに俺のおしっこゴクゴクするのエッチすぎるので、おまんこもしたくなりました……♡責任とってください、高瀬様……♡」
「っ、嬉しそうになんかしてないっ♡」
「俺最近気づいたんですけど、高瀬様と丹羽くんはツンデレというか、全然素直じゃないんですよね」
「おい、西田、なんで俺もそこに入ってるわけ?」
西田といると丹羽が珍しくちょっと振り回されてる感じのときがあっていい気味なんだよな……と考えていると、バックで西田のちんぽをハメられて、そんなどうでもいい思考も泡のように儚く消えていく。
「はあ゛っ♡いきなりぃっ♡おく♡だめえ……♡」
「ふふ……高瀬様はお口ではそう言いますけど、特に今日みたいに他のおちんぽでたくさんイかされて身体が火照ってメススイッチ入っちゃってる日は、いきなり奥を激しめにガツガツ突かれるのが大好きだって、俺、ちゃんと理解ってますからっ……♡」
「ほお゛っ♡お゛っ♡きぼち゛ぃっ♡おぉ゛お゛♡」
「即堕ち二コマな高瀬様、とってもかわいいです♡」
自分のやりたいように動く柏木や尾形とは違って、僕の反応に合わせて奉仕するように突いてくる西田のピストンは痒いところに手が届く感じがして堪らない。僕と西田がまぐわう中、再び、河原田がこちらへやって来たが、丹羽が軽くあしらって事なきを得ていた。
「そこ、何をやっとるっ!?」
「授業サボって男遊びしていたおまんこ係に指導しているだけなのでお気になさらず。あと、尾形くんは今日普通にサボりなので内申下げといてください♡」
「あー……いや、しかし、尾形くんの家は……」
「なになに、河原田先生の情報は……へえ、これとかスゴいですね♡今年二人目のお子さんが産まれたばかりなのに、家庭科の新山先生とW不倫……」
「授業をサボるなんてけしからんっ!丹羽くんの言うとおり、尾形の点数は下げておきますのでっ!」
「はあい、分かって頂けたみたいで何よりです♡」
ぱちゅっ♡ばちゅんっ♡ぱちゅっ♡ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡♡
「西田ぁ。俺、お前とペアなんだからお前が終わるまでやることなくて暇なんだけど。さっさとイけよ」
「あ、はいっ♡じゃあ、高瀬様、出しますねっ……♡二日空いてたので濃いの、出ますっ♡もし高瀬様が妊娠しちゃったら、俺ちゃんと認知して責任とるのでっ♡二人で子育てがんばりましょうねっ……♡」
「んほお゛っ♡ほお゛♡おっ゛♡お゛っ♡お゛っ♡」
「あー……イくっ♡俺の汚いのぜんぶっ、受け止めてくださいっ……♡高瀬さまっ……♡♡♡」
びゅぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ♡♡びゅるるるるっ♡びゅうううううううっ♡ビューーーーーーーーーッ♡♡♡ぶびゅっ♡びゅびゅっ♡びゅうっ……♡♡
「はあ゛……♡もお゛……むり……♡♡」
四つん這いからべしゃっと崩れた僕を、上から真綿で包むみたいに西田がそっと抱きしめて撫でてくる。
「高瀬様ぁ……♡ヨかったですっ♡今日もかわいくて気持ちよくて至高のおまんこをありがとうございました……♡好きっ♡大好きです、高瀬様っ……♡」
「…………♡」
「高瀬くん、それ、息してんの?」
「はい、高瀬様の心臓のかすかな拍動を感じます!」
「マジレスやめろ」
「丹羽くんはそれ……辛くないんですか?」
西田の声に、ぼんやりした思考のまま丹羽を見上げると、確かにズボンの前が膨らんでいるような。けれど当の本人は至って落ち着いた涼しげな顔をしている。
「うん、俺は放課後ゆっくりするからいいよ」
「…………」
「……西田、邪魔。退け」
「はい!」
「はあ……こんなとこまで跡つけられやがって」
静かにしゃがみ込んできた丹羽と、今日初めて顔が近付いた。へたり込んでいた僕のシャツの襟ぐりをぐいっと持ち上げて無理やり起こし、がぶりと肩口の見えるところに噛み跡の歯形を付けられる。
「っ、っつう……♡」
痛みの伴うそれに僕は顔を顰めたけれど、僕の首元に顔を埋めてすんすんと匂いを嗅いだ丹羽のほうが、もっと面白くなさそうな顰めっ面をしていた。
「この服、犬くさい……脱げよ、不愉快だから」
「わっ……ちょっ……」
無理やり、着ていた尾形のシャツを脱がされて、ぽいっと西田にパスされる。
「ほら、西田、新しい雑巾だよ。よかったね」
あ、やっと丹羽が笑った。猫みたいに小さな八重歯が二つ覗ける。それに見入っていた僕の顎をそっと掬って、丹羽は小さな子供に言い聞かせるように話した。
「あのさ、勘違いしないようにもう一回だけ言っとくね?高瀬くんは二年三組みんなのもので、二年三組は委員長である俺のものだから。とどのつまり、お前は俺の所有物だってこと、肝に銘じて忘れんなよ」
つづく・・・?
隣でグースカと寝ている男の寝顔は相変わらず天使のようだったが、僕の尻からは到底一回や二回の中出しでは説明ができないほどのザーメンがごぽごぽと垂れ流しになっていて、尋常ではない腰の痛みからも、気を失ったあと数発はやりやがったな、ということが推察された。やはり、この男は紛うことなき悪魔だ。
汗と精液とでべたべたのメイド服と付属品とを一旦全て脱ぎ、濡らしたタオルで軽く身体を拭いてから、そこら辺に落っこちていた白い無地のTシャツを拝借する。尾形のものだから、僕が着ると短めのワンピースかの如くぶかぶかの着丈になるのが憎らしい。シャワーを浴びている時間はなかった。後ろの処理をする時間もあろうはずがないので、おまんこ係になってから常に携帯するようになったアナルプラグを刺して、大量のザーメンが垂れてこないように蓋をする。匂いも気にはなったが、この散らかった汚部屋から制汗剤や香水の類を探すのは至難の業なので、気にしないことにして尾形の部屋を後にした。ちなみにパンツは履いていない。おまんこ係はちんぽとおまんこが丸出しになるようなエロショーツ以外は着用不可であるため、履いていないほうが却って恥ずかしくないのだ。
三限目の授業は体育で、寮から体育館までは結構な距離があった。僕なりに急いで走ってはみたが、50メートル走10秒台の実力は伊達じゃない。辿り着く頃には息も絶え絶えで、急いだ甲斐も虚しく、授業開始から10分ほどが経過していた。腰痛がなければもう少し早かったであろうから、9割9分尾形のせいでもある。
「すみませんっ……遅くなりましたっ……」
ぜえはあ言いながら駆け込んだ僕に、準備運動中のクラスメートの全視線が集中した。その中には柏木もいて、全てを悟りきった表情で敬礼のポーズを取っている。倉庫から出てきて、一際大きな声を上げたのは、僕の苦手な体育教師の河原田だ。
「高瀬っ!こんな時間まで何をやってたんだっ!」
筋骨隆々なその男は年がら年中タンクトップを着ており、身体こそ大きいが器は小さく、尾形のように逆らうと後が怖い家柄の生徒だけを依怙贔屓する、しょうもない教師だった。僕に対する態度もあからさまで、おまんこ係になった途端、偉そうに無理難題ばかり言い付けてくるのには辟易していた。妻子持ちなくせに、おまんこ係を嬉々として使うところも度し難い。
「昨日、寝る前に目覚ましをかけるのを忘れて、寝坊してしまいました、申し訳ありません……」
僕はつとめて申し訳なさそうに頭を下げた。まさか朝っぱらからクラスメートとコスプレセックスをしていてイキすぎて気を失ってましたなどとは口が裂けても言えず、無難なことを謙虚に伝えてこの場を凌ごうとする。脳筋の河原田相手にはこの程度で十分だと考えていたが、野生の勘というやつか、いつになく河原田は怪訝な表情でこちらをまじまじと観察してきた。
「あの高瀬が寝坊とは怪しい……匂うな……」
「っ、…………」
実際に鼻の穴を膨らませながら匂いを嗅ぎ回ってくる河原田に脂汗をかく。決定打は丹羽の一声だった。
「河原田先生。高瀬くんが理由もなく寝坊するとは俺も思えないので、何か隠してないか、念のため、おまんこの中まで確認したほうがいいと思いまーす」
「っ、な……!」
「さすがは丹羽くん!全て丹羽くんの言う通りだっ!よし、高瀬っ!そこでガニ股に脚を開いて、ピンク色のヒダヒダまでよく見えるように、自分でおまんこをくぱぁ♡して捲って、先生に見せてみろっ!」
「先生。おまんこ係が乳首やちんぽを露出していないのも校則違反なので指導が必要だと思いまーす」
「なんと!素晴らしい目の付け所だ、丹羽くんっ!こら、高瀬っ!俺の授業で校則違反をするとはいい度胸だなっ!乳首とちんぽがよーく見えるようにシャツを破くか、たくし上げた裾を一生咥えておけっ!」
「っ、~~~~」
くそ、丹羽のやつ、余計なことを……!!!
シャツの裾をぎゅっと握りしめたまま、僕は恨みがましい視線を丹羽に遣った。が、垣間見えた表情は、にやにやと僕を甚振って楽しむ普段の明るいそれではなくて、どこか陰のある、退屈そうな、面白くなさそうな表情であったことが心の端っこで引っ掛かる。引っ掛かりはしたものの、今の僕には他人のことを気にしていられる心の余裕など微塵もなかった。
「っ、う……」
意を決して、シャツの裾をめくり上げ、口で咥える。それによって丸出しになったちんぽよりも、尾形につけられまくったおびただしい数のキスマークと、最後の砦であるアナルプラグが丸見えになったことのほうが、顔から火が出そうなほどに恥ずかしかった。
まじまじと舐めるような視線で河原田は僕を犯す。
「ほお……♡これは驚きだっ♡昔は学級委員長をやっていたものだからもっと慎ましいやつなのかと思っていたが、高瀬がこうも好き者だったとはな……♡」
「っ、…………」
「それに、これは何だ?おまんこにアクセサリーをつけるのは校則で禁止だぞ、この不良の淫売がっ♡」
アナルプラグを河原田がずぽんっ♡と勢いよく引き抜いた瞬間、耳を覆いたくなるような音と共に、尾形に中出しされたザーメンがおまんこから噴き出した。
ぶぽぽっ♡ぶびゅ~~~~~っ♡ばぼっ♡ぶっ♡ぶびゅっ♡ぶりゅりゅっ♡ぶびびびびび~~~~っっ♡♡
「おおっ♡中出しザーメンがたっぷりじゃないかっ♡何回出されたらこんな量になるんだっ♡こんなくっさいオス汁を後生大事に溜め込んでいたとはっ♡寝坊というのもやはり嘘だったのか、高瀬っ!!!♡」
「んっ♡んむっ♡むっ♡むむうっんうぅっ……♡」
ぐっ♡ぐっ♡と嘔吐しそうなほど強く河原田に腹を押されて、ザーメンを次から次へと下から吐かされる。
びゅぶ~~~~~っ♡ぶっ♡ぼばぁっ♡びゅぶぶぶぶぶぶっ♡ぶぴぃっ♡ぶぽおっ♡ぶびゅっ♡ぶびゅびゅびゅびゅ~~~っ♡♡
「下品なマン屁をこぎやがってっ♡お仕置きだっ♡」
「んむむう~~っ……♡」
ボロンッ♡と勃起したちんぽを出した河原田が、無理やり、立ったままバックでねじ込んでくる。体格差のせいで、ほぼ宙に浮くようなつま先立ちになり、バランスを崩して前に倒れ込むと、四つん這いの姿勢のまま、バックでちんぽをハメ直された。
パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
「んむうっ♡うっ♡あ゛っ♡ああ゛っ♡はあ゛っ♡」
「おっ♡おおっ♡ザーメンでぬるぬるのくせによく締まってけしからんおまんこだっ♡ほおっ♡」
パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
動物の交尾のような荒々しく無慈悲なピストンに、感じたくはなくても、さっきまで使われまくっていたおまんこは簡単に根をあげてしまう。加えて、体育館に来る前から実はずっとトイレに行くを我慢していたため、腹を圧されたこととナカからの刺激とで、今にも膀胱が決壊してしまいそうだった。
「あ゛ぁっ♡だ♡だめえ゛♡おしっこ♡がまんっしてたの゛♡れちゃう゛っ♡う゛♡れちゃいまひゅっ♡」
「なにぃっ!?♡オナホにされて嬉ションかっ♡どこまで変態なんだ、お前はっ♡もう許さんっ♡♡」
パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
「あ゛~~~っ♡あ゛……♡はあ゛……っ♡♡♡」
もう、がまんできなっ、むり……♡
そう諦めたのとほぼ同時、萎えたちんぽから、しょわわわわわ~……♡とおしっこが漏れて、一度出してしまったらもう止まらず、体育館の床にたぷたぷと黄色い水溜まりが出来ていくのを絶望の眼で見送った。数秒遅れてから、河原田もピストンを早めて、ちんぽをぐりぐりと最奥に擦りつけながら大声で吠える。
「おっ♡おっ♡喰らえっ♡子作り実績のある妊娠確定ザーメン、高校生の中に出すぞっ♡ほおお~っ♡」
ビュグググ~~~~~~~ッ♡ビュッ♡ビューーーーーーーーーッ♡びゅううううっ♡びゅぐぐっ♡♡
奥でビクンビクンとちんぽが膨れ上がり、腹の中にあっついものが溜まっていく感触に吐きそうになっていたら、追加でもっと量が多く、勢いのいい排泄物を続けてお見舞いされた。
「便器には出せるもん全部出しておかないとなっ♡」
ジョボボボボボボボボボボボボホボボボ……♡♡♡
温泉浣腸を心を無にして受け止めて、じっと耐える。お仕置きと称した排泄行為ですっかり満足した様子の河原田は、汚れたちんぽを僕の着ていたシャツで拭うと、体育館中に響き渡りそうな大声で言った。
「ふう……♡神聖な体育館を汚物で汚しやがって……漏らしたしょんべんとザーメンを全て舐め取って綺麗にするまで何時間でもここにいろ!分かったな!?」
ズカズカと大股で河原田が去っていくのを虚ろな目で見送る。十秒ほど遅れて、悲しさとか悔しさとか恥ずかしさとか、ありとあらゆる負の感情を混ぜて煮詰めたような絶望感に襲われ、一人で泣いていると、ふと図上から雪が降るように優しい声がした。
「高瀬様、お身体はご無事ですか?」
「…………西田、」
僕と目線を合わせるようにしゃがんできた西田は、この一か月で随分と変わった。目にかかるほどうざったく長かった前髪を丹羽の教えでポンパドールにして、髪も少し暗めの茶髪に染めたことで、垢抜けたように思う。元々顔は悪くなかったのか、と初めて知った。性格も前よりは少し明るくなり、丹羽と一緒に放課後パフェを食べに行ったら生まれて初めて女の子から声を掛けられたのだとか。俺は死ぬまで高瀬様一筋なのでもちろん丁重にお断りをしました!とドヤられて、心底どうでもいいと思ったことは記憶に新しい。
「河原田の奴は高瀬様という素晴らしい個ではなくて男子高校生ってステータスに興奮してる感じが生理的に受け付けないんですよね……いい歳してあいつ……懲らしめてやりますよっ……うちの丹羽くんがっ!」
「俺ぇ?俺は相手にしないよ、あんなゴミオヤジ」
西田のすぐ後ろに丹羽も居たことに気がつく。西田とは違ってしゃがまず仁王立ちのまま見下ろしてくる丹羽と目が合って、やっぱりどこかつまらなさそうにしていることがどうにも気掛かりだった。
「よいしょっと……」
丹羽に気を取られていると、西田が徐に体操服を脱ぎ始めて、何をするのかと思えば、僕の作った水溜まりを吸い取るように上から浸したので驚いて声が出る。
「っ、西田、それ、服っ……」
「高瀬様、泣いてます。嫌だったんですよね?これで全部拭いてしまいましょう!高瀬様の可愛い舌は体育館の床を磨くためなんかにあるわけじゃないので」
「…………」
「はい、涙もよかったらこれで拭いてくださいね」
うさぎの刺繍のついたタオルハンカチを渡され、ぽかんとしたまま、僕はそれを受け取った。
「俺のだけじゃ吸いきれないので丹羽くんも上脱いでくださいっ!というか手伝ってくださいよっ!」
「はあ?やだよ、なんで俺が……高瀬くんのおしっこなんだから西田が床舐めて綺麗にすりゃいーじゃん」
「たしかに、それもそうですね……」
「っ、バカ西田!やめろ、いいからっ!」
「あ……一つだけいいですか?さっきの河原田はキモかったんですけど、高瀬様の控えめなおもらしはこの世のものとは思えないぐらい可憐で背徳的で愛らしいご褒美だったので、今度俺が日直の日にもう一度ゆっくり間近で見せてもらいたいんです……♡面倒な準備や後片付けは全部俺がやりますから、ねっ……♡」
「っ、お前を一瞬でも案外いいやつかもって思った僕がバカだったよ!やっぱりお前はただのクソ変態!」
見た目は垢抜けても中身のクソみたいなところは些とも変わらない西田と掛け合いをしている最中、ふと、また丹羽と目が合う。丹羽は、じっとりとした退屈そうな眼差しでこちらを見ていて、話しかけようとしたところ、思いがけず先手を打たれた。
「どこぞの駄犬くんと随分お楽しみだったようで」
「っ、……」
温度のない声で言われてドキリとする。誰とは言われていないが、きっと丹羽の思い浮かべている犬は、さっきまで僕にマーキングしていたやつと同一人物だろう。一人だけ話についてこれていない西田が、だけんくん?誰ですか?と呑気に訊いてくるが、丹羽はそれには答えずに僕に向けて追加の言葉を添えてくる。
「高瀬くんが犬のデカちんぽ大好きなのは百も承知だけどさ。いい?高瀬くんは二年三組みーんなのおまんこ係なんだから、特定のちんぽだけ優遇するなんてこと、学級委員長の俺が絶対に許さないからね?」
「…………」
「西田なんか、見ろよ。高瀬くんがいなかったから朝から一回もトイレできてないんだよ?可哀想だろ」
「膀胱炎との闘いも佳境を迎えています……」
「っ、普通に男子トイレがあるだろーが!」
「高瀬様ぁ……高瀬様のお口がいいんです……♡」
「っ、わかったよ……ほら♡」
シャツとハンカチの借りもあるので素直に口を開いた僕に、いいんですかっ♡とはしゃぎながら西田はちんぽを出して、喉の奥まで、ずぷぶぷ♡と挿入した。
「はー……♡やっとおトイレできます……♡」
「っ、~~~んくっ♡ん……♡ごくっ……ん♡」
喉の奥にびしゃびしゃと朝から溜めていたであろう濃くてアンモニア臭いおしっこがかけられるが、河原田に出されたときとは違って、不思議と不快感はない。
「はあ……♡高瀬様が嬉しそうに俺のおしっこゴクゴクするのエッチすぎるので、おまんこもしたくなりました……♡責任とってください、高瀬様……♡」
「っ、嬉しそうになんかしてないっ♡」
「俺最近気づいたんですけど、高瀬様と丹羽くんはツンデレというか、全然素直じゃないんですよね」
「おい、西田、なんで俺もそこに入ってるわけ?」
西田といると丹羽が珍しくちょっと振り回されてる感じのときがあっていい気味なんだよな……と考えていると、バックで西田のちんぽをハメられて、そんなどうでもいい思考も泡のように儚く消えていく。
「はあ゛っ♡いきなりぃっ♡おく♡だめえ……♡」
「ふふ……高瀬様はお口ではそう言いますけど、特に今日みたいに他のおちんぽでたくさんイかされて身体が火照ってメススイッチ入っちゃってる日は、いきなり奥を激しめにガツガツ突かれるのが大好きだって、俺、ちゃんと理解ってますからっ……♡」
「ほお゛っ♡お゛っ♡きぼち゛ぃっ♡おぉ゛お゛♡」
「即堕ち二コマな高瀬様、とってもかわいいです♡」
自分のやりたいように動く柏木や尾形とは違って、僕の反応に合わせて奉仕するように突いてくる西田のピストンは痒いところに手が届く感じがして堪らない。僕と西田がまぐわう中、再び、河原田がこちらへやって来たが、丹羽が軽くあしらって事なきを得ていた。
「そこ、何をやっとるっ!?」
「授業サボって男遊びしていたおまんこ係に指導しているだけなのでお気になさらず。あと、尾形くんは今日普通にサボりなので内申下げといてください♡」
「あー……いや、しかし、尾形くんの家は……」
「なになに、河原田先生の情報は……へえ、これとかスゴいですね♡今年二人目のお子さんが産まれたばかりなのに、家庭科の新山先生とW不倫……」
「授業をサボるなんてけしからんっ!丹羽くんの言うとおり、尾形の点数は下げておきますのでっ!」
「はあい、分かって頂けたみたいで何よりです♡」
ぱちゅっ♡ばちゅんっ♡ぱちゅっ♡ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡♡
「西田ぁ。俺、お前とペアなんだからお前が終わるまでやることなくて暇なんだけど。さっさとイけよ」
「あ、はいっ♡じゃあ、高瀬様、出しますねっ……♡二日空いてたので濃いの、出ますっ♡もし高瀬様が妊娠しちゃったら、俺ちゃんと認知して責任とるのでっ♡二人で子育てがんばりましょうねっ……♡」
「んほお゛っ♡ほお゛♡おっ゛♡お゛っ♡お゛っ♡」
「あー……イくっ♡俺の汚いのぜんぶっ、受け止めてくださいっ……♡高瀬さまっ……♡♡♡」
びゅぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ♡♡びゅるるるるっ♡びゅうううううううっ♡ビューーーーーーーーーッ♡♡♡ぶびゅっ♡びゅびゅっ♡びゅうっ……♡♡
「はあ゛……♡もお゛……むり……♡♡」
四つん這いからべしゃっと崩れた僕を、上から真綿で包むみたいに西田がそっと抱きしめて撫でてくる。
「高瀬様ぁ……♡ヨかったですっ♡今日もかわいくて気持ちよくて至高のおまんこをありがとうございました……♡好きっ♡大好きです、高瀬様っ……♡」
「…………♡」
「高瀬くん、それ、息してんの?」
「はい、高瀬様の心臓のかすかな拍動を感じます!」
「マジレスやめろ」
「丹羽くんはそれ……辛くないんですか?」
西田の声に、ぼんやりした思考のまま丹羽を見上げると、確かにズボンの前が膨らんでいるような。けれど当の本人は至って落ち着いた涼しげな顔をしている。
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「…………」
「……西田、邪魔。退け」
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「はあ……こんなとこまで跡つけられやがって」
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「っ、っつう……♡」
痛みの伴うそれに僕は顔を顰めたけれど、僕の首元に顔を埋めてすんすんと匂いを嗅いだ丹羽のほうが、もっと面白くなさそうな顰めっ面をしていた。
「この服、犬くさい……脱げよ、不愉快だから」
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「あのさ、勘違いしないようにもう一回だけ言っとくね?高瀬くんは二年三組みんなのもので、二年三組は委員長である俺のものだから。とどのつまり、お前は俺の所有物だってこと、肝に銘じて忘れんなよ」
つづく・・・?
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