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告白の理由
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えっと…とりあえず網膜に焼き付けておこう。
先に目が覚めた僕は、隣でスヤスヤと眠る顔面天才を眺めた。
一晩開けたけど、実感?
もちろん、全く無いんだよな…
こんなにも完璧な顔面で、優しくて、賢い上に、ダンスも出来て、歌えばハスキーな低音で人々を痺れさせる…
おまけに勉強まで出来る…学年上位だと噂で聞いた。
どれだけ完璧なんだ?
神様は、深緑さんには優しいらしい。
たまに、ふざけてきたり、少し天然な事を言うところは、ギャップで更に惚れるという…まさに無限ループ。
そんな人が、僕を愛してると言った。
昨晩何度も…低音ボイスで呟かれた、その言葉を、スマホに録音すべきだったと思う…
うーんと声がして、薄らと瞼を開いていくのもまた、色気があるというか…
ずっと見ていられるんだよな…
「エッチ…」
「えっ?何もしてないですよ。見ていただけで…」
「俺だけ寝顔を見られるのは恥ずかしい」
というと、布団を被ってしまう。
いつもは、僕の方が遅く起きるから、寝顔を見られてるのは、こっちなんだけど…
この人は、自分の顔の美しさを分っていないのか…どんな時も輝いているのに。
甘い声を聞いて、朝から僕は溶けてしまいそうだった。
ガチャ。
そんな甘い空気を破るのは、突然開いたドアから覗く潤さん
「おっと…お楽しみ中だった?」
ニヤニヤする潤さんに、慌ててベッドから出た僕は、自分の身を指差す
「いや、何にもないです!ほらパジャマ着てます!」
横からは
「お楽しみ中だったのに…」
という声が聞こえたが無視する。
「あの…何かありましたか?」
「あー、本契約するから、昼から例の事務所行くよ~そちらの僕を睨んでるイケメンも一緒によろしく~」
そう言うと潤さんは、僕らの部屋の扉を閉めて行った。
結局、数社オファーのあった中から、僕らの言う条件をのんでくれた、中堅所の事務所に決めた。
「いよいよですか…緊張しますね」
ベッドに腰掛け、まだ微睡んでいる愛しい人の柔らかな髪を撫で、声を掛けた。
「確かに、俺も少し緊張する…でも、みんなが居るし、紫央も居るから」
「あの…お願いが…」
「何?」
「また服貸して貰えますか?僕、本当ダサいのしか持って無くて…事務所とか行けるような格好…どうしたらいいか…」
「なんだ…寝起きのチューのおねだりかと思ったのに」
それはそれで、欲しいトコだけど…
そう答えようかと迷ってるうちに、深緑さんは、サッとベッドから出てしまう
「良いよ、めっちゃカッコよくコーディネートしてやる!まかせろぉ!」
張り切る僕の恋人だった。
ーーーーー
電車に乗って、都市の中心部へと向かう。高層ビルの3階に事務所があるらしい。
堂々と先頭を行くのは来瑠さんと蒼さん。全体的な交渉役は、頭の切れる神楽さんが、するのだろう。
僕は深緑さんの後ろを、そっと着いていった。時々、僕を気にかけてくれるように振り向いてくれるのが、嬉しかった。
出迎えた事務所の社長は、にこやかな笑顔だったが、目の奥は笑っていない…
僕は見定められている気分だった。
そして、マネージャーになるという人を紹介された、30歳くらいだろうか、少し砕けた感じで
「君たちのマネージャー兼、良き兄貴となる佐久間です。色々相談にも乗るからね、安心してよ」
と言ってくれる。
さっそくなんだけど…と、社長とマネージャーの佐久間さんが本題に入る。
これから、どのような方向性で行くか、そして、学生という身分で、どの程度の活動が出来るのかを話し合った。
僕達の希望を伝えるのは神楽さんで、スムーズに纏まっていく。
半年くらいは、デビューに向けての練習が必要で、専属のボイストレーナーも、ダンストレーナーも就くらしい。
その練習風景や日常の動画をyoutubeに上げて、口コミのファンを作っていき、そしてデビュー曲を音楽番組で初披露する。そういう計画らしい。
もちろん、学業と両立させるのは大前提だと言ってくれた。
少しでも多くの人に応援して貰う事。その為のコンテンツとしての動画配信らしい。
人は、繰り返し目にする事で、愛着が沸くらしい。そして人は良いと思ったら勧めたくなる、ファンがファンを増やしてくれるだろうと…
そして、それだけの魅力が僕たちにはある!と言ってくれた。
ファンが一緒になって、メンバーを成長させていくグループというのを目指しているらしい。
とても明確なコンセプトがあって、理解しやすかった。
寮に帰ってから、僕たちなりに、今後についての考えを纏める為、ミーティングを始めた。
来瑠さんの第一声
「まずは、デビュー決定!って事だけど、まだまだ道のりは長い。そしてここからが大事なんだけど、動画をアップすると言うことは、俺達の日常が切り取られる訳だけど、みんな、大丈夫か?」
「とりあえず…頑張ります」
とだけ僕は答えた。
僕はあんまり映らないだろうと思ったから、そんなに気負いは無かった。
「まぁ、別に今まで通りで良いんじゃないか?結構ハードな練習をしてきたのは変わらないし、動画って言っても、どうせ、俺らのワチャワチャしてるとこを撮るだけだろ?」
蒼さんは、平然としていて、いつもブレない。
今後の練習場所は、いつもの教室、あとは事務所のスタジオが加わるそうだ。
学校のある平日は、教室。
土日はスタジオに行くという事。
平日は学校っていうところは、とてもありがたい。僕は、宿題や予習をする時間が確保できるのか、少し心配していたから。
動画は、マネージャーの佐久間さんが撮ったり、僕らで撮ったり、今のところ、これといった決まりは無いらしい。
次の日から、時々誰かがスマホを持って、アップする用の動画を撮っている。
僕は、撮られていると思うと、どうしても気になり自然な感じにならなくて…画面から、そろりと外れようとするので大概、深緑さんに捕まる。
気を使ってくれてるのか、僕の肩を抱いたり、カメラへポーズするように促したりしてくれる。
さすが、人から騒がれて、注目され慣れてる人は違う。
仕草の一つ一つが様になっていて、本当にカッコいいのだ。
デジカメのシャッター音が聞こえて振り向くと、深緑さんは、僕にデジカメを向けている。
深緑さんの合図とシャッター音のくりかえしに、最初は緊張していた僕の心は溶けてくる。
「こっちにも、顔ちょうだい」
と、潤さんがスマホをむけてくる
「僕なんか撮るより、深緑さんを撮った方がいいんじゃないですか?」
「分かってないねぇ、みんな、完成美をみたいわけじゃなくて、成長過程も欲しいもんなんだよ?」
そういうものなのか?
まぁ確かに、僕も、メンバーのみんなと居られるのが楽しいんだから、動画を観る人にも伝われば、楽しく感じてくれるのかな?とは思っていた。
それを伝えると、潤さんは
「分かってんじゃん!」
と言った。
それからは、あんまり恐れずに画面に入れるようになった。まぁ、そもそも、僕に注目して観る人も居ないだろうし。
部屋に戻ると、疲れたように、ふぅっと溜息をつく深緑さん
「なぁ、あのさぁ…俺がどうして昨日、告白したかわかる?」
「えっ?分かりません…すいません」
「やっぱり…分かってないか。焦ってたんだよ…俺だってな、心配で。紫央はピアスあけて、前髪も切って…急にイケメンになったって、周りの女子がスゲー騒いでたから…」
「なんの心配ですか…そもそも女性は苦手ですし…僕にはちゃんと好きな人が居ますから」
「それって、俺?」
「それ以外ないじゃ無いですか…」
深緑さんの目を見て答えた僕。
一瞬の沈黙が訪れる。
今日…今の瞬間の深緑さんもカッコよくて、つい、視線が固まった僕。
次の瞬間には、ピントがぼやけるほど、近づいた。
二度目のキス。
重なる唇は、とても熱かった。
先に目が覚めた僕は、隣でスヤスヤと眠る顔面天才を眺めた。
一晩開けたけど、実感?
もちろん、全く無いんだよな…
こんなにも完璧な顔面で、優しくて、賢い上に、ダンスも出来て、歌えばハスキーな低音で人々を痺れさせる…
おまけに勉強まで出来る…学年上位だと噂で聞いた。
どれだけ完璧なんだ?
神様は、深緑さんには優しいらしい。
たまに、ふざけてきたり、少し天然な事を言うところは、ギャップで更に惚れるという…まさに無限ループ。
そんな人が、僕を愛してると言った。
昨晩何度も…低音ボイスで呟かれた、その言葉を、スマホに録音すべきだったと思う…
うーんと声がして、薄らと瞼を開いていくのもまた、色気があるというか…
ずっと見ていられるんだよな…
「エッチ…」
「えっ?何もしてないですよ。見ていただけで…」
「俺だけ寝顔を見られるのは恥ずかしい」
というと、布団を被ってしまう。
いつもは、僕の方が遅く起きるから、寝顔を見られてるのは、こっちなんだけど…
この人は、自分の顔の美しさを分っていないのか…どんな時も輝いているのに。
甘い声を聞いて、朝から僕は溶けてしまいそうだった。
ガチャ。
そんな甘い空気を破るのは、突然開いたドアから覗く潤さん
「おっと…お楽しみ中だった?」
ニヤニヤする潤さんに、慌ててベッドから出た僕は、自分の身を指差す
「いや、何にもないです!ほらパジャマ着てます!」
横からは
「お楽しみ中だったのに…」
という声が聞こえたが無視する。
「あの…何かありましたか?」
「あー、本契約するから、昼から例の事務所行くよ~そちらの僕を睨んでるイケメンも一緒によろしく~」
そう言うと潤さんは、僕らの部屋の扉を閉めて行った。
結局、数社オファーのあった中から、僕らの言う条件をのんでくれた、中堅所の事務所に決めた。
「いよいよですか…緊張しますね」
ベッドに腰掛け、まだ微睡んでいる愛しい人の柔らかな髪を撫で、声を掛けた。
「確かに、俺も少し緊張する…でも、みんなが居るし、紫央も居るから」
「あの…お願いが…」
「何?」
「また服貸して貰えますか?僕、本当ダサいのしか持って無くて…事務所とか行けるような格好…どうしたらいいか…」
「なんだ…寝起きのチューのおねだりかと思ったのに」
それはそれで、欲しいトコだけど…
そう答えようかと迷ってるうちに、深緑さんは、サッとベッドから出てしまう
「良いよ、めっちゃカッコよくコーディネートしてやる!まかせろぉ!」
張り切る僕の恋人だった。
ーーーーー
電車に乗って、都市の中心部へと向かう。高層ビルの3階に事務所があるらしい。
堂々と先頭を行くのは来瑠さんと蒼さん。全体的な交渉役は、頭の切れる神楽さんが、するのだろう。
僕は深緑さんの後ろを、そっと着いていった。時々、僕を気にかけてくれるように振り向いてくれるのが、嬉しかった。
出迎えた事務所の社長は、にこやかな笑顔だったが、目の奥は笑っていない…
僕は見定められている気分だった。
そして、マネージャーになるという人を紹介された、30歳くらいだろうか、少し砕けた感じで
「君たちのマネージャー兼、良き兄貴となる佐久間です。色々相談にも乗るからね、安心してよ」
と言ってくれる。
さっそくなんだけど…と、社長とマネージャーの佐久間さんが本題に入る。
これから、どのような方向性で行くか、そして、学生という身分で、どの程度の活動が出来るのかを話し合った。
僕達の希望を伝えるのは神楽さんで、スムーズに纏まっていく。
半年くらいは、デビューに向けての練習が必要で、専属のボイストレーナーも、ダンストレーナーも就くらしい。
その練習風景や日常の動画をyoutubeに上げて、口コミのファンを作っていき、そしてデビュー曲を音楽番組で初披露する。そういう計画らしい。
もちろん、学業と両立させるのは大前提だと言ってくれた。
少しでも多くの人に応援して貰う事。その為のコンテンツとしての動画配信らしい。
人は、繰り返し目にする事で、愛着が沸くらしい。そして人は良いと思ったら勧めたくなる、ファンがファンを増やしてくれるだろうと…
そして、それだけの魅力が僕たちにはある!と言ってくれた。
ファンが一緒になって、メンバーを成長させていくグループというのを目指しているらしい。
とても明確なコンセプトがあって、理解しやすかった。
寮に帰ってから、僕たちなりに、今後についての考えを纏める為、ミーティングを始めた。
来瑠さんの第一声
「まずは、デビュー決定!って事だけど、まだまだ道のりは長い。そしてここからが大事なんだけど、動画をアップすると言うことは、俺達の日常が切り取られる訳だけど、みんな、大丈夫か?」
「とりあえず…頑張ります」
とだけ僕は答えた。
僕はあんまり映らないだろうと思ったから、そんなに気負いは無かった。
「まぁ、別に今まで通りで良いんじゃないか?結構ハードな練習をしてきたのは変わらないし、動画って言っても、どうせ、俺らのワチャワチャしてるとこを撮るだけだろ?」
蒼さんは、平然としていて、いつもブレない。
今後の練習場所は、いつもの教室、あとは事務所のスタジオが加わるそうだ。
学校のある平日は、教室。
土日はスタジオに行くという事。
平日は学校っていうところは、とてもありがたい。僕は、宿題や予習をする時間が確保できるのか、少し心配していたから。
動画は、マネージャーの佐久間さんが撮ったり、僕らで撮ったり、今のところ、これといった決まりは無いらしい。
次の日から、時々誰かがスマホを持って、アップする用の動画を撮っている。
僕は、撮られていると思うと、どうしても気になり自然な感じにならなくて…画面から、そろりと外れようとするので大概、深緑さんに捕まる。
気を使ってくれてるのか、僕の肩を抱いたり、カメラへポーズするように促したりしてくれる。
さすが、人から騒がれて、注目され慣れてる人は違う。
仕草の一つ一つが様になっていて、本当にカッコいいのだ。
デジカメのシャッター音が聞こえて振り向くと、深緑さんは、僕にデジカメを向けている。
深緑さんの合図とシャッター音のくりかえしに、最初は緊張していた僕の心は溶けてくる。
「こっちにも、顔ちょうだい」
と、潤さんがスマホをむけてくる
「僕なんか撮るより、深緑さんを撮った方がいいんじゃないですか?」
「分かってないねぇ、みんな、完成美をみたいわけじゃなくて、成長過程も欲しいもんなんだよ?」
そういうものなのか?
まぁ確かに、僕も、メンバーのみんなと居られるのが楽しいんだから、動画を観る人にも伝われば、楽しく感じてくれるのかな?とは思っていた。
それを伝えると、潤さんは
「分かってんじゃん!」
と言った。
それからは、あんまり恐れずに画面に入れるようになった。まぁ、そもそも、僕に注目して観る人も居ないだろうし。
部屋に戻ると、疲れたように、ふぅっと溜息をつく深緑さん
「なぁ、あのさぁ…俺がどうして昨日、告白したかわかる?」
「えっ?分かりません…すいません」
「やっぱり…分かってないか。焦ってたんだよ…俺だってな、心配で。紫央はピアスあけて、前髪も切って…急にイケメンになったって、周りの女子がスゲー騒いでたから…」
「なんの心配ですか…そもそも女性は苦手ですし…僕にはちゃんと好きな人が居ますから」
「それって、俺?」
「それ以外ないじゃ無いですか…」
深緑さんの目を見て答えた僕。
一瞬の沈黙が訪れる。
今日…今の瞬間の深緑さんもカッコよくて、つい、視線が固まった僕。
次の瞬間には、ピントがぼやけるほど、近づいた。
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