熊さんちのすずらん姫

べす

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20、ベルが更にイケメン※

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怒るベルと、険しい顔でそれを見詰める伯父様、緊迫する人間達。
そんなピリピリとした空気の中、僕は一人場違いにもぽーっと惚けていた。

ベルが…ベルが素敵過ぎる。

あの尖った長い角も、鋭い牙も、すっごく似合ってる。
僕の恋人、元々格好いいのに、更に格好よくなってしまった。
あう、だめ。好き。

「ベルぅ…。」

火照った顔でうるうるとしながらベルの名前を呟くと、ベルが僕を見てニッと笑う。
それを見たらもう胸がキュンキュンして、僕は伯父様の腕の中でふらりと力が抜けた。

「!レンファ、竜が怖いの?可哀想に、私が守ってあげるから安心して!」
「はぅ…伯父様、違うんです…あれ、あの竜は僕の恋人で…格好良すぎて見惚れちゃっただけで…」
「は!!??」

うっかり伯父様の機嫌を取るのを忘れて本音を漏らせば、伯父様がギョッとして僕を抱く腕の力が弱まり、その隙にベルがすかさず伯父様を蹴りで吹き飛ばし僕を奪う。

その凛々しさたるや。

僕は堪らずベルを見上げて首に腕を回すと、グリグリと首筋に顔を擦り付けた。

「ベル、ベル、すき。僕の恋人かっこいいよぅ。大好き、大好きぃ。」

ベルは僕の様子にふっと笑うと、ギュッと抱き締め甘やかす様に頭を撫でてくる。

「ん。俺も好き。こんなに発情して…。早く巣で可愛がってやるからな?もうちょっと待って。」

チュッチュッと頬にキスされ、あぅあぅしていると、ベルが伯父様を冷たく睥睨した。

「お前、王なんだろ?なら今のこの状況、無かったことに出来るよな?俺は番を可愛がるのに忙しい。番に触れた責任を取って、収拾つけとけ。」
「なっ…!?」

それだけ告げ、ベルは僕を抱いて何処かへ向かい飛び立ってしまう。
そのまま暫く高速で飛行して森に囲まれた屋敷へと降り立つと、早足で屋敷の中を移動した。

「ベル…ここどこ?」
「ここは俺の屋敷の一つだ。レンファと結婚したらちゃんと王都にも屋敷を買うからな?別荘の一つだと思えばいい。」

チュッチュッと額や頬にキスしながら言われた言葉に、僕は首を傾げる。

結婚…結婚?
いつの間に結婚する事になったんだ?

ベルは僕を甘やかしながら奥まった部屋に入ると、大きな天蓋ベッドのある寝室に僕を運ぶ。
そのままベッドに寝かされ覆い被さられると、ベルは上着を脱ぎあっという間に上半身裸になった。

「竜は独占欲が強いんだ。番を定めて交わればもう絶対に離せないし、自分の巣に囲って外には出さない。勿論知ってるよな?」

僕の服を脱がせながら流れる様に告げられた内容に、僕は遅れて目を剥く。

いや、知らないよ!?
外に出れないのは駄目でしょ!!
か、監禁ってこと!?
僕、魔界に帰れなくなっちゃう!!

「ま、待って、ベル…!」
「嫌だ。ハァ、可愛い。俺のレンファ…。」

あっという間にお互い全裸になり、絡まり合うように抱き締められればあまりの気持ち良さにうっとりしてしまう。

そのままキスされ肌を弄られると思考が途切れ、僕は無意識に自らもベルにスリスリと体を擦り付けていた。

「レンファは本当に甘えん坊で可愛いな。こんなに腰をくねらせて…そんなに俺が欲しい?」

壮絶な色気を滴らせながらベルに顔を覗きこまれ、とろんとした声で「ん…」と肯定とも否定とも取れない声を漏らす。

ベルは話しながらずっと僕のお尻の割れ目を指で撫でていて、陰茎の先端から滲む粘液のせいで撫でられる度クチクチと水音が鳴っている。

話す合間にされるキスも舌が絡む凄くエッチなキスで、僕は焼き切れそうになる理性を必死に繋ぎ止めながら何とか自分の意見を吐き出した。

「ベルぅ…閉じ込められるのはやぁ…」
「んー?でも俺は閉じ込めて置かないと安心出来ない。こんなに愛らしく美しい番、他の男の目に入れるのも嫌だ。」
「監禁反対ぃ…!ぼく、お外歩きたい…!」
「えー…でもなぁ。」
「や、や!ベルぅ、お願ぃ…」
「うーん………。じゃあ、番ってから考える。取り敢えず先に俺のものにする。じゃなきゃ気が気じゃないし、番ってからなら少し考えてもいい。それでいい?」
「ぁん、んー…いいよ。ベルのものにして…」

熱く硬くなった股間を同じく硬くなったベルのものにスリスリと押し付けると、ベルが喉をゴクリと鳴らす。

いつの間にかお尻に押し込まれていた指にコリコリと中を刺激されれば、人間と異なる僕の中はジワジワと愛液を滲ませ、ベルの陰茎を受け入れる為どんどん内壁を柔らかく変化させていった。

「レンファのココ凄いな…俺に合わせて雌に変化したよ。堪んない…。もう挿れるよ?いいな?」
「ぅん、きてぇ。はやくぅ。」

蛙みたいに足を開いて強請れば、ベルがゆっくりと陰茎を挿入する。
そのあまりの大きさと快感に、僕は仰け反りながら喘いだ。

「あ、ぁ、あぁンッ…ベルぅ…ッ!」
「レンファ、愛してるよ…ッ!これでレンファは俺のものだ…!」

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