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サイケデリック・サイコトリップ
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ぐるぐると回るように、時計の針を気にして、待っているのは、音楽の祝祭だ。
宇宙について考えると、騒ぎたつ、郷愁のペルポール星。
宇宙船に乗って、次元ストリップするように、女性が、服を脱ぐ仕草は、美しい。
俺は、気分が乗ると、お気に入りの音楽に、セットーラの焦げ付くような酒を飲む。
つまみは、ミクの干し肉。
ペルポールの、陽だまりの中で、ハンモックに乗って、宇宙雑誌「サイケデリック・サイコトリップ」を読んでいると、よくグラビアに目がいく。
好きなタイプの女は、カー系の褐色、カルナーダーの海を彷彿とさせる、ビキニ姿、カー系の女の肉体は、思わず、セットーラの酒を胸元にぶっかけたくなるのだ。
次元ストリップで、網膜範囲に映る、やたら騒がしい音楽。
よく通ったストリップ小屋に、よく見かけた女。
B級音楽。
カー系の民謡をトランスミュージックにアレンジした、まるで、馬が海に沈むような奴。
そう、あれあれ。
サイケデリックな気分になると、俺は、ストリッパーの女の楽屋に行く。
大体、冷たくあしらわれて、「あら、贈り物が、こんなんじゃ」という顔をされる。
俺は、ストリッパーに、宝石の代わりに、オルゴールを送る。
飛びっきり旋律が美しいやつ。
女は受け取って、そっけない顔をして、それを流す。
すると、渾身の作曲。色気を全く感じさせないのに、艶っぽくなるアルドリズム。
いやらしく腰を振らせるために、仕掛けた音符記号は、古代カー語で、「ミル―ロー」
ミロのヴィーナスだって腰を振りたくなる特別やばい音だ。
一見、平坦な曲に思えて、聴き進めるうちに体の芯が反応する。脳内にパラサイトしたような光の乱立、想像脳が、男のたくましい肉体を弦化して、まるで、肉体を滑る汗が、服を湿らせ、最後は、論理分解不能な、サイケデリックボーダーに、降伏の旗を立てるように、服を脱ぐ。
「さあ、ここからが、プライベートストリップ」
と合図を送れば、女は、俺に、愛のイマージュを送る。
変換すれば、「ああ、ああ」と叫んで、セットーラの酒の出番。
そのまま、ホテルに連れ込んでまるで蛍のような瞳を潤ませる、口に含んだセットーラ酒を女のへそに注ぎ込む。
そこから、女の芯に侵入して、好きなだけサイコトリップ。
はだけるように、肉体をすり抜けて、細胞で恋をする。
カルナーダーの海。浜辺の夜明け。太陽の啼き声が、俺の芯に届いたら、この晩に最高の贈り物。
そして、女と朝を迎えると、「こんなの初めて」と耳元でささやかれて、ご満悦で、ホテルを出る。
女がシャワーを浴びているすきに、書き置きをする。
カー語で「アイレントバーダー」
そして、オルゴールをかける。
女の嬉しそうな声がして、去り際に、香水を振っていく。
スレオトニクというブランドの飛び切りクールなやつだ。
そして、ラウンジで、また一杯ひっかけてると、女から電話がある。
「また会ってくれるの?」
こうして、俺の、気ままな宇宙旅行は続く。
宇宙について考えると、騒ぎたつ、郷愁のペルポール星。
宇宙船に乗って、次元ストリップするように、女性が、服を脱ぐ仕草は、美しい。
俺は、気分が乗ると、お気に入りの音楽に、セットーラの焦げ付くような酒を飲む。
つまみは、ミクの干し肉。
ペルポールの、陽だまりの中で、ハンモックに乗って、宇宙雑誌「サイケデリック・サイコトリップ」を読んでいると、よくグラビアに目がいく。
好きなタイプの女は、カー系の褐色、カルナーダーの海を彷彿とさせる、ビキニ姿、カー系の女の肉体は、思わず、セットーラの酒を胸元にぶっかけたくなるのだ。
次元ストリップで、網膜範囲に映る、やたら騒がしい音楽。
よく通ったストリップ小屋に、よく見かけた女。
B級音楽。
カー系の民謡をトランスミュージックにアレンジした、まるで、馬が海に沈むような奴。
そう、あれあれ。
サイケデリックな気分になると、俺は、ストリッパーの女の楽屋に行く。
大体、冷たくあしらわれて、「あら、贈り物が、こんなんじゃ」という顔をされる。
俺は、ストリッパーに、宝石の代わりに、オルゴールを送る。
飛びっきり旋律が美しいやつ。
女は受け取って、そっけない顔をして、それを流す。
すると、渾身の作曲。色気を全く感じさせないのに、艶っぽくなるアルドリズム。
いやらしく腰を振らせるために、仕掛けた音符記号は、古代カー語で、「ミル―ロー」
ミロのヴィーナスだって腰を振りたくなる特別やばい音だ。
一見、平坦な曲に思えて、聴き進めるうちに体の芯が反応する。脳内にパラサイトしたような光の乱立、想像脳が、男のたくましい肉体を弦化して、まるで、肉体を滑る汗が、服を湿らせ、最後は、論理分解不能な、サイケデリックボーダーに、降伏の旗を立てるように、服を脱ぐ。
「さあ、ここからが、プライベートストリップ」
と合図を送れば、女は、俺に、愛のイマージュを送る。
変換すれば、「ああ、ああ」と叫んで、セットーラの酒の出番。
そのまま、ホテルに連れ込んでまるで蛍のような瞳を潤ませる、口に含んだセットーラ酒を女のへそに注ぎ込む。
そこから、女の芯に侵入して、好きなだけサイコトリップ。
はだけるように、肉体をすり抜けて、細胞で恋をする。
カルナーダーの海。浜辺の夜明け。太陽の啼き声が、俺の芯に届いたら、この晩に最高の贈り物。
そして、女と朝を迎えると、「こんなの初めて」と耳元でささやかれて、ご満悦で、ホテルを出る。
女がシャワーを浴びているすきに、書き置きをする。
カー語で「アイレントバーダー」
そして、オルゴールをかける。
女の嬉しそうな声がして、去り際に、香水を振っていく。
スレオトニクというブランドの飛び切りクールなやつだ。
そして、ラウンジで、また一杯ひっかけてると、女から電話がある。
「また会ってくれるの?」
こうして、俺の、気ままな宇宙旅行は続く。
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