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悲しみの天使

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夜半過ぎ、死の孤独の影が、包み込む、空を抱いた、光の天使が、睨みつけた、太陽の地殻に眠る、財宝、大地と空が混じり合う、ラインの別れる鼻歌の、咲き誇るブロッサム&ブランケットロンバレッド。
突き刺さる薔薇の棘が、ロックンロールの悲しみに消えていく背中で歌う歌は、「孤独の天使」
ひずんでいくノイズに、ひざまずいた悪魔が、遠くで笑う、この死が、君の血に一撃を加えて、死の眠りから叫び声と共に、目覚める日輪の草花、独白の手記が、リズムとブルースをつづっていく、それは、到来の徴、奇跡の印、
ああ、悲しみの天使よ、笑うなら、絵を描いて、たしなめた滑らかな皮膚に、突き刺した愛は、自意識の至高芸術、究極の絵画が、筆跡をかいて、秘跡を閉ざした、奇跡の夜に、死を選んだ君は、ロープに縛られた憧れを、切り刻む、解放の鐘が、鳴っている木になる娘が、願った、私は人間になりたい、けれども、恋の介抱をしてくれるあなたは、そばにいないから、腕を回して、振り上げたナイフに、刻みつけた、明日を生きていく足を愛をください、永遠に、ここにいたくないのだから、退屈の狂気を、首を絞めるように、美姫に縛り付けた、夢を追う資格は、私にはあるの?
愛は、あるの。
ステイヒアフォーエバー
ステイコバルトブルーロックンドール。
呼んで欲しい、読んで欲しい、私の中にある記憶を、ミステリーのように、謎を解いて、私は、悲しみよりも孤独を選ぶ。
希望を読んで、心を抜いて、そしたら、横たわる体に、降り注ぐ光と樹の影が、木の葉を揺らして、風が通り抜ける、緑の丘で待っている、約束したよね、あなたは薄情、でも好きだから、希望を愛して、腰に手を触れて、それからぐるぐると回って、風に溶けていく、私を許して、
臆病な目を、猫のような瞳で、鏡のような泉を波紋をぶったら、私の頬をぶって、そしておぶって、連れて行ってください、荒野ではなく二人きりのドラマ、ドラムを鳴らして、手を打ったら、心を解いて、帯を解く手が、透き通っていた血管に、針を打って、目覚めさせてほしい。
私は、天使よりも黒猫の歩く姿が好き、変えてほしい、変えないでほしい。
幻想シルバー&ブラック縞馬の蹄が、肉体を踏みつけたら、コールガールは、待っている。
まるで天使のように悪魔のような声で、「あなたを道連れにしたい」
首にひそめた愛が、かかる首輪を隠して、開いた胸から、血のように、愛がこぼれていく。
明日が、微笑んでいる、そんな気がしたから、今日も私は風に揺れている。太陽の朝に手を鳴らして、希望の大地は、体を照らす、誘惑の死が、待っている、だから息をするように、服を脱ぐのよ。
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