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新たな異世界編
商人との出会い
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じゃじゃ馬王女の件も終息したためダイスケはバニールの街を後にする。王族や貴族に派係わらないと心に決めたダイスケだった。
異世界での移動手段は徒歩か馬車である。ダイスケは馬車を購入する事ができるがあえて徒歩で移動している。理由は特にない、あえて言うならいざという時の行動が早く出来るからである。
当然1人で歩いていると色々な1人から声をかけられる特に多いのが商人だった。
「そこの旅人、一人旅はつらいだろ?何か商品はいらないか?」
時には、
「乗せてやるが料金は貰う。」
とか押し売り商売をしてくる。かなり面倒だった。何回かこんなやり取りをしていると変わった商人がやって来た。
「すいません。何が買取できる商品をお持ちではないでしょうか?」
そう言われて現れたのは、グラマーな20代くらいの女性で髪は金髪でロングヘヤー。見た目はストライクだ。
「あると思いますが、どういった物が欲しいのですか?」
「あっ、すいません。回復ポーションや魔石などありましたら助かります。途中で魔物に襲われたのでかなりの量を使用してしまったので、命には代えられませんので。」
「わかりました。回復ポーションと魔石ですね。回復ポーションは低級の物で30本、魔石はゴブリンでよければ150個程大丈夫ですが、」
「えっ、そんなにいいのですか?助かります。しかし、そのバックには入らないと思いますがもしかして、マジックバックですか?」
興奮しだすグラマーロングヘヤー、とにかく落ち着いてもらう。
「騒がしいなら売りませんよ。あと護衛が少なすぎでしょう。美人なんだから盗賊にも警戒しないと襲われて奴隷にされますよ。」
「はい、美人だなんてうれしい。あっ、自己紹介がまだだっわね。私はミラ・アルバノール、アルバノール商会の会長代理です。」
「俺は冒険者のダイスケだ。会長代理とは恐れ入った。何故俺に声をかけたのだ?」
「私は昔からお金になる一人がいたらビビッと感じるんです。それで声をかけました。」
「そうか、わかった。今から渡すがいいか?」
「いえ、街に着いてからでかまいません。馬車に乗って下さい。」
「わかった。」
仕方ないので馬車に乗り込み街に向かう。
「バニールから来られたのですか?私もたまにいきますが賑やかですね。これから向かう街はラダールという街です。宿場街になっていましてわがアルバノール商会の支店もあります。今回はポーションの納品に来たのです。」
「それでポーションの数が無くて困っていたと?」
「はい。」
「わかった。馬車に乗せてくれた御礼として数本余分に渡すよ。」
「いいんですか?やったー。」
馬車の中ではこう言う会話がなされていた。もう暫くは馬車移動になるダイスケだった。
異世界での移動手段は徒歩か馬車である。ダイスケは馬車を購入する事ができるがあえて徒歩で移動している。理由は特にない、あえて言うならいざという時の行動が早く出来るからである。
当然1人で歩いていると色々な1人から声をかけられる特に多いのが商人だった。
「そこの旅人、一人旅はつらいだろ?何か商品はいらないか?」
時には、
「乗せてやるが料金は貰う。」
とか押し売り商売をしてくる。かなり面倒だった。何回かこんなやり取りをしていると変わった商人がやって来た。
「すいません。何が買取できる商品をお持ちではないでしょうか?」
そう言われて現れたのは、グラマーな20代くらいの女性で髪は金髪でロングヘヤー。見た目はストライクだ。
「あると思いますが、どういった物が欲しいのですか?」
「あっ、すいません。回復ポーションや魔石などありましたら助かります。途中で魔物に襲われたのでかなりの量を使用してしまったので、命には代えられませんので。」
「わかりました。回復ポーションと魔石ですね。回復ポーションは低級の物で30本、魔石はゴブリンでよければ150個程大丈夫ですが、」
「えっ、そんなにいいのですか?助かります。しかし、そのバックには入らないと思いますがもしかして、マジックバックですか?」
興奮しだすグラマーロングヘヤー、とにかく落ち着いてもらう。
「騒がしいなら売りませんよ。あと護衛が少なすぎでしょう。美人なんだから盗賊にも警戒しないと襲われて奴隷にされますよ。」
「はい、美人だなんてうれしい。あっ、自己紹介がまだだっわね。私はミラ・アルバノール、アルバノール商会の会長代理です。」
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「私は昔からお金になる一人がいたらビビッと感じるんです。それで声をかけました。」
「そうか、わかった。今から渡すがいいか?」
「いえ、街に着いてからでかまいません。馬車に乗って下さい。」
「わかった。」
仕方ないので馬車に乗り込み街に向かう。
「バニールから来られたのですか?私もたまにいきますが賑やかですね。これから向かう街はラダールという街です。宿場街になっていましてわがアルバノール商会の支店もあります。今回はポーションの納品に来たのです。」
「それでポーションの数が無くて困っていたと?」
「はい。」
「わかった。馬車に乗せてくれた御礼として数本余分に渡すよ。」
「いいんですか?やったー。」
馬車の中ではこう言う会話がなされていた。もう暫くは馬車移動になるダイスケだった。
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