上 下
32 / 164
ダンジョン編

イザコザ

しおりを挟む
俺達は今ダンジョンの準備のために街の雑貨屋に消耗品の補充にきている。ドラグールまでの移動で消耗品は使用していないのだが、珍しい商品や食べ物・情報交換の為だ。ダンジョンの街ということもあり冒険者で賑わっている。当然冒険者が多いと問題児もいて面倒ごとに遭遇する。本当に面倒臭い、見慣れない冒険者にちょっかいをかけてくる馬鹿共だ。



 「おい、そこの兄ちゃんいい女つれているな俺達によこせよ。」



 当然、無視して歩いていく、すると馬鹿共の行動は怒って剣を抜いて斬りかかってくる。



 「無視するなクソが、死んで女をよこせ。」



 馬鹿共が攻撃してくるので、スキル《武器破壊》で攻撃してきた冒険者の剣を粉々にした。



 「「どうなってる」」



 武器を粉々にされた冒険者達は驚いていたので一人づつローキックで足を粉砕していく。



 「バギ、ボギ」



 「あーぁ、いでぃー」



 「ゴキ、ボキ」



 「うぁーいー」



 冒険者数名が俺の蹴りでボコボコにされている姿に回りの住民達はビックリしている。ドタバタ倒れいく冒険者達から財布を巻き上げていく。



 「斬りかかってくるなら殺されても文句言えないね。死ぬんだから金はいらないよね。」



 「待ておれらを殺せばギルドがだまってないぞ。」



 「あっそー、俺一人にボコボコにされる冒険者とかいらないよね。つかえないし、街で堂々と殺人しようとしている人とか。俺は正当防衛ですから死んでください。回りに証人沢山いますから、さいなら~。」



 「まってくれ~、なんでもするから命だけは」



 今までこの冒険者達は街の住人に酷い事をしてきた奴らなので誰も助ける人はいなかった。足だけではなく腕もボキボキに折ってやった。街中でうるさいので街の外に投げ捨てた。装備している者は売って孤児院に寄付をした。街の外に捨てられた冒険者達は治療費が払えずに奴隷にされ鉱山に連れて行かれたらしい。この騒動で俺の二つ名が【冒険者狩り】になったらしい。ちなみにボコボコにした冒険者はランクBでドラグールで上位の冒険者だったみたいだ。ここのギルドのレベルが低いと思った俺だった。

 宿に帰り休んでいるとギルドからの使いがやって来た。



 「こちらにダイスケというランクCの冒険者はいませんか?」



 「俺だけど何かようか?」



 「あなたがダイスケですか?ギルドマスターがお呼びです。ギルドに来て下さい。」



 「どんなようけんだ?ギルドにいっても嫌な顔しかされていないのだが。ここのギルドは空気が悪い。」



 「あなたに拒否権はありません。冒険者と揉めた件です。」



 「揉めていないが、むしろ勝手に殺されかけた。ここのギルドは殺人者を雇っているのかな?」



 「さっきから言わせおけば、いいからギルドに来い。」



 「だから、理由は?俺が納得したらいくよ。」



 「いいから来るのだ。」



 男は顔を真っ赤にして怒鳴っている。



 「分かった、ならこの街をでるよ。さよなら」



 俺はその場で《転移》して街の外にでる。それからやることは、ドラグールの街周辺にあるダンジョンを攻略する為だ。色々なスキルを使用してダンジョンを攻略していく、ドラグールのダンジョンはクリアされていないのでクリア者がでれはそのダンジョンはクリア者の所有物になるそうだ。なのでドラグールのダンジョンをクリアして俺の所有物にする事にした。ドラグールのダンジョンは全部で100階層といわれているが現在は81階層までしか攻略されていないらしい。早く攻略してダンジョンを私物化してギルドに嫌がらせをする事にした。ギルドが謝ってきても許す事は無い、俺にケンカを売ったことを後悔させてやることにした。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る

拓海のり
ファンタジー
 階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。  頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。  破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。  ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。  タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。 完結しました。ありがとうございました。

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~

青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。 彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。 ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。 彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。 これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。 ※カクヨムにも投稿しています

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。

克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作 「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

処理中です...