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馬鹿貴族との問題が落ちついたので、ようやくダンジョンの街に向けて出発した。
「前回は邪魔が入ったから目的地につかなかったが今回はローゼとイムはお留守番。エクスと走って行ってくる。」
「わかりました。留守番します。」
「クウキなら競争だな!」
ナビゲーションはサシコにしてもらい街周辺についたら《転移》で戻ってくる予定だ。
「ついたら《転移》で帰ってくるから遅くならないと思う。」
途中冒険者達が戦闘していたが今回は無視して進む事にした。戦闘していた冒険者は俺達に気づいていなかったので楽々行くことができた。
「クウキまだつかないのか?戦ってるやついるか助けないのか?」
「急ぐのが優先、走りながら話すと疲れるよ。」
冒険者以外も戦闘していたが知った事ではない。身体能力とスキルの力をフルで使った為、通常馬車で1週間の所を1日でドラグールの街までやって来た。
「はあはあはあ、クウキ流石にこの距離を走るのはきついぞ」
エクスはかなりバテていたがクウキは楽しそうにしている。
「ずっと話しかけるからバテるんだよ。念話にすればいいところを」
「あ、忘れてた。念話があったな。楽しかったから良しとしよう。」
今回は街に入らずに拠点に戻る殊にした。一旦ユーバットの街の門前に《転移》して中に入る。
「ただいまー」
「おかえりなさい。早かったですね。」
「寝らずに走ったからね。拠点で一日休む事にしたよ。起きたらダンジョンの街にいくから準備しといてね。」
「はい。クウキ様」
「クウキ、先に寝るぞ疲れた。」
エクスは自室に帰って直ぐ寝た。
ダンジョンの街の目的はダンジョンがどんなものか体験するためである。異世界に来たからにはダンジョンを攻略して更にいい武器や魔道具を手に入れたいし、ダンジョン運営とかもやってみても悪くないからだ。ダンジョン突入準備はドラグールに着いてから行う事となった。初めてのダンジョンなので安全対策は必要だろう。
休んだ翌日ドラグールの近くに《転移》して門で検問を受けている冒険者登録をしているのですんなり入ることができた。
冒険者ギルドに入り登録変更を行いダンジョンの情報を仕入れる事にした。
「ダンジョンの情報が欲しいのだが、」
「たががランクCの冒険者には情報は教えられないわ。Bにならないと駄目です。はい、次の人~」
クウキはギルド職員の考えを読むとギルド職員がよそ者に嫌がらせをしているだけみたいだった。クウキは仕返しをすると決めた。
『覚悟しといてね。』
ギルドを出ようとしていると、声をかけられた。
「すまないが、日本ってわかります?」
話をしてきたのは大学生くらいの男だった。多分異世界無料体験サービスがからんでいると思った。
「しらないことはないが、あんまり検索するのは良くないぞ。担当者は近くにいないのか?」
「貴方も無料体験サービスの関係者なんです×●!?」
「だから、聞かれたら不味いことを言うなよ馬鹿。おれを巻き込むな。責めて回りに聞こえないようにしろよ。アホ」
久しぶりに大声でどなりちらかした。大学生くらいの男は凄く落ち込んでいた。
「仕方ない、場所を変えるから着いて来いよ。」
「すいません。」
クウキはギルドの会議室をお金の力で借りた。また、安全対策の為《防音》のスキルで盗聴を防ぐことにした。
「前回は邪魔が入ったから目的地につかなかったが今回はローゼとイムはお留守番。エクスと走って行ってくる。」
「わかりました。留守番します。」
「クウキなら競争だな!」
ナビゲーションはサシコにしてもらい街周辺についたら《転移》で戻ってくる予定だ。
「ついたら《転移》で帰ってくるから遅くならないと思う。」
途中冒険者達が戦闘していたが今回は無視して進む事にした。戦闘していた冒険者は俺達に気づいていなかったので楽々行くことができた。
「クウキまだつかないのか?戦ってるやついるか助けないのか?」
「急ぐのが優先、走りながら話すと疲れるよ。」
冒険者以外も戦闘していたが知った事ではない。身体能力とスキルの力をフルで使った為、通常馬車で1週間の所を1日でドラグールの街までやって来た。
「はあはあはあ、クウキ流石にこの距離を走るのはきついぞ」
エクスはかなりバテていたがクウキは楽しそうにしている。
「ずっと話しかけるからバテるんだよ。念話にすればいいところを」
「あ、忘れてた。念話があったな。楽しかったから良しとしよう。」
今回は街に入らずに拠点に戻る殊にした。一旦ユーバットの街の門前に《転移》して中に入る。
「ただいまー」
「おかえりなさい。早かったですね。」
「寝らずに走ったからね。拠点で一日休む事にしたよ。起きたらダンジョンの街にいくから準備しといてね。」
「はい。クウキ様」
「クウキ、先に寝るぞ疲れた。」
エクスは自室に帰って直ぐ寝た。
ダンジョンの街の目的はダンジョンがどんなものか体験するためである。異世界に来たからにはダンジョンを攻略して更にいい武器や魔道具を手に入れたいし、ダンジョン運営とかもやってみても悪くないからだ。ダンジョン突入準備はドラグールに着いてから行う事となった。初めてのダンジョンなので安全対策は必要だろう。
休んだ翌日ドラグールの近くに《転移》して門で検問を受けている冒険者登録をしているのですんなり入ることができた。
冒険者ギルドに入り登録変更を行いダンジョンの情報を仕入れる事にした。
「ダンジョンの情報が欲しいのだが、」
「たががランクCの冒険者には情報は教えられないわ。Bにならないと駄目です。はい、次の人~」
クウキはギルド職員の考えを読むとギルド職員がよそ者に嫌がらせをしているだけみたいだった。クウキは仕返しをすると決めた。
『覚悟しといてね。』
ギルドを出ようとしていると、声をかけられた。
「すまないが、日本ってわかります?」
話をしてきたのは大学生くらいの男だった。多分異世界無料体験サービスがからんでいると思った。
「しらないことはないが、あんまり検索するのは良くないぞ。担当者は近くにいないのか?」
「貴方も無料体験サービスの関係者なんです×●!?」
「だから、聞かれたら不味いことを言うなよ馬鹿。おれを巻き込むな。責めて回りに聞こえないようにしろよ。アホ」
久しぶりに大声でどなりちらかした。大学生くらいの男は凄く落ち込んでいた。
「仕方ない、場所を変えるから着いて来いよ。」
「すいません。」
クウキはギルドの会議室をお金の力で借りた。また、安全対策の為《防音》のスキルで盗聴を防ぐことにした。
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