153 / 196
結成 異世界暗躍組織ノーネーム
第153話
しおりを挟む悪党侯爵はオレが完全なる無
に一生閉じ込めた。
そして
「ミーも もう殺してニャん…」
片手片足欠損
目にはボロボロの包帯
幼い猫人
「少しだけでいい…生きてくれないか…
頼む…」
オレは懇願してしまった…
「嫌ニャ、お願いニャ!」
「すまない…」
オレは幼い猫人の願いを
聞かず無責任にエリクサーをかけた。
傷がみるみる治るが
「ミーは死にたいのに…なぜ治すニャん?」
一度壊れた心は治らない。
「オレの勝手なエゴだ…
少しだけでいい、
頼む…頼むから生きていてほしい…
それでも死にたくなったらちゃんと介錯する
だから…頼む…」
懇願しか出来ないオレはやっぱり無力だ…
「それがいまニャ!」
「1日!1日だけでいいから!
頼む。1日だけ!1日!!1日!」
もうどんな理屈かもオレ自身わかってないが
ひたすら1日と連呼していた。
「わかった…ニャん…」
「ありがとう…ありがとう…
生きててくれてありがとう…」
無意識に幼い猫人を優しく優しく抱きしめた。
少しでもチカラを入れたら間違いなく
壊れる、身体も心も…。
「どうせ明日にはお別れニャん…」
「…」
今のオレにこの子を生かす策は無い…
ましてや虐げていた同じ人種だ。
オレも本来なら恐ろしかろう…。
あ、なら拠点に連れていくか!
あそこなら!獣人か亜人しかいない!
「わかった、ならオレの拠点へ行こう
西国、帰らずの森 最奥にあるんだ」
「好きにしたらいいニャん」
「痛いとこやお腹は空いてないか?」
「あ、いつの間にか大丈夫になってる
ニャん!」
「よかった!なら転移で拠点に行く…ん?」
懐かしい気配を感じる。
これは、メイド長とじいやかな?
幼少の頃からのお世話係で家族だ。
なぜこんな国境付近の辺境へいるんだ?
久しぶりだしちょっと様子でも見るか…
鎧さん、もとい今は仮面
漆黒のオーラが先ほどから出ていて
身内でも元王子とわからないよう
にしてくれている。身バレは大丈夫そうだな。
「少し寄り道をする、
そしたら拠点に行こう。いいか?」
「好きにしたらいいニャん!」
「抱えても?」
「…」
返事はないが優しく優しく抱える。
そして外に一緒に出た。
すると獣人ワンたちと戦ってるメイド長
が目に入る。
鬼人オニと
エルフミミはやられて横たわっていた。
そしてトドメをさそうとしてる
メイド長。
獣人ワンに短剣を振り下ろす
がオレは猫人を抱えたままわって入る
蹴りで短剣の刀身を粉砕した。
「何者?!」メイド長
- - - - - - - - - - - - - -
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
12
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる