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結成 異世界暗躍組織ノーネーム

第148話

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オレはずっとだらけてた
そうずっとだ。

西国 帰らずの森 最奥
ログハウスでゴロゴロ
飼い犬をもふもふしたり
獣人ワンも もふもふしたり
自作ヒノキ露天風呂入ったり
後は食っちゃ寝だ!
獣人ワンが甲斐甲斐しくお世話してくれてる。
苦しゅうない苦しゅうない。

みんなは訓練に狩り
密偵 家事 など忙しそうだった。
邪魔するよりはマシだろうと
ずっとゴロゴロしてた。

だが…
「ノーネーム様 密偵が戻りました
西国より東へ行き
中央にある侯爵領へ任務で行って参ります。」
獣人ワン

「え?」
ソレは口実で
毎日ゴロゴロしたり、お風呂で背中
洗わせたり、あ~んさせたり
ちょっとセクハラで胸やおしりに手を当てたり
マッサージさせたり 勝手に尻尾さわったり
もふもふしたりとかでいろいろ揉みしだいたり

それが実は嫌で
もう呆れられたか?

家出か…?

いかん…心あたりがありすぎる…

「飼い犬様 は拠点の守護を
よろしくお願いします。では
鬼人オニ エルフミミを連れて行って参ります。」
と獣人ワンはいなくなった。


あちゃー、やり過ぎたか…反省。
急にいなくなるとさみしいな…

飼い犬も拠点の警護でどっか行った…
うん、一人になったオレ…
ま、いっか!





「密偵によると
中央侯爵領 悪党侯爵は獣人売買してる、
完全にクロよ。」獣人ワン

「りょうかーいッス!」
斧使い 鬼人オニ
「りょ」
弓使い エルフミミ


「今回は獣人の解放 または保護
次に魔道具 金品の略奪。
ノーネーム様も自室でお待ちだから
素晴らしい戦果を持ち帰りましょ。」

「またボス、あ、ノーネーム様に
褒められたいっス!」

「確かに、アレは快感だったかも」
前に褒められたとき 覇気に当てられ
お漏らししてしまった。 エルフミミ。

そして三人は中央侯爵領へ潜入していった。






「ウザいなー義賊だが
なんだか、知らんが、そのせいで
王都より 援軍で王直属部隊の
二人が来るってよ!」
悪党候爵

「どうしますか悪党侯爵?
奴隷売買はもう違法になりましたからな。
嗅ぎつけられたら?」
悪党執事

「大丈夫だ、もう先に売り捌いた
ただ一人欠損の失明が売れてない
地下牢に閉じ込めてはいるが…」

「みつかったらまずいですね…」

「だいたいなんで獣人を手厚く保護してからの
奴隷なんだ? おかしいだろ!
奴隷は奴隷だ!好きにさせろって!」

獣人、亜人種は奴隷が基本の世界だ。
これが普通なのだった。

ただ ぱぱん王だけは、奴隷制に反対とまでは
言わないが手厚く衣食住を提供させる法律を
作ったのだ。せめてもの慈悲であろう。
あと奴隷解放はお金があれば開放という餌を
ぶら下げ生涯働かせるのだ。やる気を出させるため

一生安い賃金で働かせ続ける
それが獣人 亜人種の定め
誰も疑問になど思ってなかった。
最初からそういうのが決められた世界だ。
はじめて開放された奴隷が
獣人ワンだった。
寒村に売られたが
いい爺婆たちで、路銀をもたされ開放。
ただ開放されてもやっぱりまた奴隷に戻るか
殺されるかだいたい二択だろう。
獣人ワンは殺される予定で
帰らずの森に囮とされたのだったが
ノーネームに助けられたのだった。

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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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いつも本当にありがとうございます。
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