計16万PV 魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双

王子廃嫡 東国戦争回避旅立編

第109話

サバイバル生活も
割と充実し慣れてきたオレ。
まあ元々最初から苦でもなかったが。

自然が豊富で　だから
木の実や果物もたくさんあった。
肉もウサギやらヘビやらイノシシ
まあ魔物だろうが…。
皮をなめしたりして布団みたいにもした。

空気も美味い
本当はわからんけどそんな気はした…。

特に困ることなく
過ごしていたら
こちらに近づく気配が…


大きな犬が来た。
モフモフだ
気持ち良さそう　おいで！
だが　「ウー！！」威嚇してきた。

悲しい　もういい！
あっちいけ　しっしっ
と手で追いやる

が「ガアーー」
と襲いかかってきた。

どすこーい！
突進を受け取める。
後ろにはログハウスがあるからな
壊させん！

すると頭に噛みついてきたが…
牙が折れたみたいだ

オレは石頭だからな　どんまい。
「きゃいん、きゃいん」
と泣きながら大きなワンちゃんは立ち去っていった

一体なんだったのだろう
縄張りだったのかな?





我は　帰らずの森　主　なのだ。
この森の頂点に君臨するフェンリル
神狼だ

我の縄張りを荒らす　人間の気配があるが
だいたい人間など　か弱い生き物は
放っておいたら魔物にやられ死ぬか
餓死　運良く森から抜けれ生還できる
とかだろう。今までに例外はない。

が2.3日たてど　気配はまだある。
おかしい…
余程の幸運に恵まれ生き延びたか?
だが我の縄張りだ！！許さん！

と様子を見に行くと
仮面を被った　一人の少年だった。
不気味な仮面だ…
だが関係ない　

なにやら手招きして歓迎してくれてはいるが…
元は我の縄張りだ！
覇気の威嚇で許してやる　早々に立ち去れ。
「ウー」と唸る。　
すると面倒くさそうに　あっちに行けと
言わんばかりに手で払われた。

気が変わった殺す！　
「ガアーー」と咆哮し突進！

が受け止められた。
なんという膂力だ?！

なら我の牙で噛み千切ってくれるわ！

が牙が折れた…。
なんだこの人間は…　牙が折れ
痛くなったから退散した…。
お、恐ろしいかもしれん…今までこんな
ことは一度たりともなかっただけに。




オレは　大型犬を追っ払い
ひのき　露天風呂に入りさっぱりした。
夜になりイノシシの肉を焼く
するとさっきの大型犬が
こっちを遠くから見てるのがわかった。

あー、なるほどさっきは
エサがなかったから懐かなかったのか！

「おいで」といい
イノシシ肉を差し出した。

ゆっくりに近づいてきた。

そしてに肉を食べ始めた。
良かった。やっぱりな
腹減ってたんだな。

食べ終わったのか
じっとこちらを見つめてきた。
よしよしと頭をなでたら
コテンっと腹をみせた。

よーしよしよしよし！
ドラゴンを飼った経験がある
オレからしたら慣れたもんよ！

「来るか?」と聞いたら

「はっはっはっ」と言いながら首を縦に振った。
お利口さんだ
ログハウスの中に招き入れた。
犬小屋作らないとな。

もふもふを堪能しながら一緒に寝た。


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