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王子廃嫡 東国戦争回避旅立編

第98話

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自国の異世界
ぱぱん王より帰還せよ と異世界速達便がきた。
鎧さん
もとい漆黒のフルプレートはドラゴンに貸して
アーマード ドラゴンにしておいた。
聖女やメイドは これだけで
オレ氏が長期どっかに行くと
察してくれるだろう。

自国の王宮へ転移したオレ氏

「おかえりなさいませ。坊ちゃま」メイド長

「ヤッホー、ただいまメイド長」オレ氏

「坊ちゃま お痩せになられましたね。」

「うん、剣の修行してたんだ。」
多分今回の騒動 原因の血塗られた愛刀だ
東国で 友の一番隊組長を殺害し
託された刀 

東国から逃げてきたから 
オレ氏はお尋ね者だろう…

「王がお呼びでございます。」

「うん、行くよ
そのために帰って来たらからね。」
いつもなら逃げるオレ氏

王の執務室
バタバタ バンッ 勢いよく扉をあけた。
「ぱぱん帰ってきたぞ」オレ氏
「おお、帰ってきたか わが息子よ」ぱぱん王

「おかえりなさいませ殿下」じいや

「痩せたな…」ぱぱん

「うん、いまは剣の修行中だよ」オレ氏



「そ、そうか…して、息子よ…」ぱぱん王

「うん、オレ氏が東国の
自警団 一番隊組長を殺した。
そしてこれがそのとき託された
血塗られた愛刀だよ」先に結論を言うオレ氏

「そ、そうか…
してな…相手の国主が息子を引き渡し
説明をと…」

「いいよ!!」

「「「なっ!!!」」」
ぱぱん王 メイド長 じいや


「オレ氏を討ちたいんでしょ?
いいよ」

「い、いかん! 我は東国を滅ぼそうと
思っておるのだ!」ぱぱん王

「だめだよ…それだけは絶対にだめだ!
前にぱぱんのお使いで手紙を渡しに行く前
のオレ氏なら面倒だからそれで
よろ~。 だったけど
いまはあの国には深く関わりすぎた…。」

「息子よ本気か…?」

「うん、だからぱぱんにお願いがある

オレ氏を廃嫡にしてくれ…。」

「待て待て待て 早計すぎんか?
相手はそもそもお前の首とは言っておらん!」

「東国はいい国だ
だけど、内乱がまだある。オレ氏が
いったときもスパイやらなんやら
多分 内乱は戦争の火種がほしいんだよ。」

「いまや東国は二つに割れておるからな
平穏を望む東国の姫派 
もう一つが内乱を誘発して国主に取って変わり 
戦争を望む将軍派か…」

「うん、戦争は回避出来ないし
内乱も止められない だからオレ氏が
行き将軍派を皆殺しにしてくる。
そのあと東国の姫にオレ氏が討たれたら
支持は絶対のものになるはず。
中立派もすべて東国の姫に多分つくよ。
戦争も内乱も止めれる。将軍は前
国主に会ったときにいたから覚えてる。」

「た、たしかに
それなら東国の被害が一番少なくすむが…
だがお前が、そのために犠牲になる
必要はあるまい。」
ぱぱん王


「いや、いいんだ この血塗られた愛刀と
共に行くと 決めたときに覚悟は出来てる。」
オレ氏

「決意は変わらないのか????」ビリビリ
覇気をだす
ぱぱん王


「ああ!!変わらん!!!」 ビリビリビリビリ 
同じく覇気で応えたオレ氏

冷や汗をかく
ぱぱん王 メイド長 じいや
「わ、…わかった
明日国民にお前の廃嫡を発表する…」

「ありがとうぱぱん、ごめんね 
いつも迷惑かける、親不孝息子で
じゃ、みんなも。」
といい退出したオレ氏

重苦しい雰囲気の王執務室だった。

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