計16万PV 魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双

黒竜の騎士 異世界の東国お江戸編

第55話

思ったよりいい出来だった。　オレ氏
見習い劇団員から
一般劇団員へ昇格した気分だ。
嬉しい。

今回は勝てたが、やはり剣技はあちらが上だ
最後の二撃目　実はちょっと速度あげてしまった。
元々　一番隊組長と同じチカラ　速度に合わせて
剣技で勝ちたかったがつい　負けたくなくて…
本来はオレ氏の負けだ。
反則勝ちをしてしまったが　　

勝者からの命令と言うかたちに
最後のセリフで有耶無耶にした。


「わ、わかった…ありがとう
だが完敗だったよ。
君はどこかに所属してる人?」一番隊組長


「いや…」どこにも所属してない
自称一般劇団員に昇格した　オレ氏


「なら依頼で来た口か…
よかったら国盗りなんて辞めて
僕の隊宿舎に来ないかい?」
この強さだ、寝返えらせたい。
隊の皆にも紹介したい。


依頼?　ああ、ぱぱんのね
国盗り??　よくわからんが　
まあ腹減ってきたしなあ
もちろん金はない
「ああ、世話になろう」
オレ氏

「え??本当に?
依頼はいいの?　嬉しいよ。
あ、もちろん連れの竜もお世話するね。
広い敷地がある　
ただ食料がどれくらいたべるのかな?」
まさかあっさり寝返るとは思ってくびっくりした
一番隊組長


「依頼はいい…ドラゴンは、普通に人間の一人前だ　本来なら食事は必要ないが
それでは可哀想だからな」　

どうせいきなり国主には会えそうに無い　
こうやっていきなり取り囲まれたし
いつか会える機会は来るだろう…

「そうか　なら大丈夫だよ
なら僕の隊宿舎へいこう！！

総員　帰還」一番隊組長

「「「はっ」」」モブ隊員


ちゃっかり刀借りパクしたオレ氏
アーマード　ドラゴンの背に乗り
仁王立ち　飛んでついて行った。

そして一番隊　隊宿舎へ一般劇団員として　
その門をくぐった。オレ氏


ドラゴンは広い敷地へ
ご飯をもらいゆっくりしていた。
一応危害を加えるヤツがいたら
反撃していいと殺しも許可を出した。
最悪ドラゴンが遅れをとっても鎧さんが
何とかしてくれるだろう。
それでも討たれたら　それまでだろう。
諦めてくれ　オレ氏にはどうにも出来ない。

部屋でくつろいでいたら
モブ隊員がきた　
組長とオレ氏の戦いを見ていない者たちみたいだ。
「おい！！新入り　掃除　夕餉の準備をする
こい！！」
いきる先輩モブ隊員。

「いかん！！」オレ氏

「てめっ新入りのくせに
ちょっと組長に気に入られたからって
いい気になるなよ」
「「そうだそうだ！！」」
先輩モブ隊員三人
殴って来ようと凄んできた。

だがこちらにくる組長の気配を感じて
面倒だから任せようとした。

だが…
「それに、へんな黒のクソトカゲに
乗ってきただあ！
ダセーな　こんなとこに連れてくるな　アホか！
今日焼いて食ってやるからな！！」
先輩モブ隊員

ああ…
だめだ…

もうあいつはオレ氏の家族だ…
オレ氏の悪口ならいい…だいたい事実だし
我慢できるが…
心が急速に　冷えていく…

殺す


オレ氏の殺意
漆黒のモヤが借りパクした刀にかかる

そして黒刀になった

「お前たちなにをしている！！」一番隊組長

「あ、組長　新入りが隊の決まりを守らないんです　
だから
あ、あ、あ、」

黒一閃　
目にも見えない一度の斬撃

一瞬にしてモブ隊員三人の首を切り飛ばし
倒れる自分の体の上に首を着地させた。
出血はしないよう　両断面には黒いモヤがかかってる。

首をはねられたのに気づくモブ隊員3人
「あ、うあ、あ、あ、オレの体
うぁああああああ、あ、あ…」
目と鼻水でぐちゃぐちゃになる顔
徐々に目から光が消え　
状況を理解してから死んでいった。

「…」オレ氏




その光景を漆黒の眼差しで見下ろしていた。




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