計16万PV 魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双

黒騎士日本再来 探索者配信編

第37話

実質　総理の要求では
聖女の娘とダンジョンへ同行　
虫除けになること
強制ではなく出来る範囲で

簡単かつ楽勝ミッションだ
魔力0なオレ氏でも余裕
行きたいときに同行し
勝手に帰宅したり
途中で辞めても報酬は出すと
かなり好条件だ

「わかった、そちらの要望を飲もう」オレ氏
だまされり、不都合があれば　自国に逃げ
最悪ぱぱんに言いつけてやる。

「ありがたい、あと謝礼は前回の悪魔討伐の魔石をあずかってる　50キロくらいはあるのだが」

ん?　50キロの石ころ?
いるわけないじゃん　なんだこいつ

「いらん！」

「そ、そうか、まあ使い道がなければ
ただの石だしな」総理


いや、使い道もなにもただの石じゃん
いるわけない　逆に何に使うか教えてほしい
興味もないが

一億円相当の魔石　エネルギーを秘め
用途は武器に電力　魔道具と実はいろいろある。

対して総理も詳しくはなかった。
宝石はいらないくらいの感覚で断られた気分だ


「で、ではお金、日本の金銭はお持ちかな?」

「ない」

「では…」

「いらん！」

「いやいや、待ってくれそれはまずいのだよ」

「わたしは持ち歩かないからいらん！」

今までどうやって生きてきたんだ?
ギルドマスターと総理

あまり追求して機嫌を損ねられても困るから
聞くのをやめた。


オレ氏は王子だ
全てツケだ　王宮に請求してくれ

「わ、わかった　必要なものがあれば
こちらへ伝えてくれ　
買い物をしたらその店員に一言ギルドにツケって
言ってくれないか?　こちらで確認し、
料金を払っておく」

「ああ、それなら大丈夫だ」それ慣れてるから
いやいまでも常習犯なオレ氏

販売分ならどれだけ買われても大丈夫だ
高額になったら販売するまえにこちらに確認が
くるだろう
と総理

「お住いは東京かな?ここら近辺で?」

「王宮だ、遠い！」　
多分　ランダム転移で来たから
近いか遠いか知らないオレ氏　


やはりある程度地位がある者か…
日本でいう皇族あたりか…



「なら行ったり来たり　また宿泊は大変では?
転移石の用意とかもあるだろう
報酬に　ここ近辺に豪邸の用意が出来るが」と総理

「いら…　　ほしいかも」　
反射的にいらんって言いかけた　

まてまて、別荘かあ　持ってないし
家出用にはいいか　もらおう
オレ氏

「そうかそうか　すぐ用意させよう
足りないとは思うが　　
とりあえず今回はこれで娘の聖女救助　
治療　悪魔の討伐
今回の依頼料は全ての功績合わせてで
構わないかな?　
もちろん手付金だ　後々またいろいろな希望を聞く

もしくはこちらから提案し、
黒騎士殿のお目当てがあればすぐ用意する。」

よし、これで日本に滞在は確定だ
うまくいった。味方とは確実には言えないが
かなり友好関係が結べた。
おっと、
救助にはアメリカ探索者第2位のチームも
きてくれたからな　借りがある
アメリカ大統領にもこれは報告だ。　
アメリカも黒騎士の情報を欲していた
いずれアメリカにも紹介しないとだが、
まだ先でいいだろう　これで借りも返せる。

計画通りすぎて　意外とすんなりいったな
と笑みの総理　
目を合わせたギルドマスターもにっこりした

なかなかいいではないか
満足なオレ氏　
新しいおもちゃを買ってもらった気分　
テンションもあがり
「良きにはからえい！！！！」
ちょっと覇気がでた　ビリビリビリビリ
なんか漆黒っぽい後光が
オレ氏を差したかのように神々しくみえる

「「はっ」」　すごい勢いで立ち上がり
頭を下げる総理　ギルドマスターだった

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