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参考文献について
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先に語った以外に参考にした主な文献の一覧です。
「フランツ・ヨーゼフ ハプスブルク「最後」の皇帝」 江村洋 東京書籍 1994
「図説 オーストリアの歴史」 増谷英樹・古田善文 河出書房新社 2011
「ウィーン 都市の近代」 田口晃 岩波新書 2008
「歴史のなかのウィーン 都市とユダヤと女たち」 増谷英樹 日本エディタースクール出版部 1993
「中欧の崩壊 ウィーンとベルリン」 加藤雅彦 中公新書 1983
「オーストリア・ファシズム 千九三四年から千九三八年までの支配体制」 エンマリヒ・タロシュ ヴォルフガング・ノイゲバウァー編 田中浩 村松恵二訳 未來社 1996
「ハプスブルク帝国、最後の皇太子 激動の20世紀欧州を生き抜いたオットー大公の生涯」 エーリッヒ・ファイグル 朝日新聞出版 2016
「赤い大公 ハプスブルク家と東欧の20世紀」 ティモシー・スナイダー 慶応義塾大学出版会 2014
「[増補新版]抵抗者たち 反ナチス運動の記録」 池田 浩士 共和国 2018
「ハプスブルク家の女たち」 江村洋 講談社現代新書 1993
「ヨーロッパ現代史」 松尾秀哉 ちくま新書 2019
「オットー・フォン・ハプスブルクからオットー・フォン・ヨーロッパへ ──オットー戦記の試み──」 関口 宏道 松蔭大学紀要 (17)、143‐190、2014‐03 松蔭大学
「フランツ・ヨーゼフ ハプスブルク「最後」の皇帝」 江村洋 東京書籍 1994
「図説 オーストリアの歴史」 増谷英樹・古田善文 河出書房新社 2011
「ウィーン 都市の近代」 田口晃 岩波新書 2008
「歴史のなかのウィーン 都市とユダヤと女たち」 増谷英樹 日本エディタースクール出版部 1993
「中欧の崩壊 ウィーンとベルリン」 加藤雅彦 中公新書 1983
「オーストリア・ファシズム 千九三四年から千九三八年までの支配体制」 エンマリヒ・タロシュ ヴォルフガング・ノイゲバウァー編 田中浩 村松恵二訳 未來社 1996
「ハプスブルク帝国、最後の皇太子 激動の20世紀欧州を生き抜いたオットー大公の生涯」 エーリッヒ・ファイグル 朝日新聞出版 2016
「赤い大公 ハプスブルク家と東欧の20世紀」 ティモシー・スナイダー 慶応義塾大学出版会 2014
「[増補新版]抵抗者たち 反ナチス運動の記録」 池田 浩士 共和国 2018
「ハプスブルク家の女たち」 江村洋 講談社現代新書 1993
「ヨーロッパ現代史」 松尾秀哉 ちくま新書 2019
「オットー・フォン・ハプスブルクからオットー・フォン・ヨーロッパへ ──オットー戦記の試み──」 関口 宏道 松蔭大学紀要 (17)、143‐190、2014‐03 松蔭大学
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まだ拝読途中ですが、興味深いお話です。
ただ、最初の夫との顛末に関しては「飼い犬に手を噛まれた」というか、実際のところは皇女の権力で元いた恋人とも別れさせてまで結婚した挙句、利用して捨てるつもりでいた相手からしっぺ返しを食らったように見えますね。
そもそもこのヒロインが全く夫を愛しておらず最初から利用して別れるつもりで不倫までしているのだから、夫から病気になっても自分より遺産の心配をされる展開になっても全くの自業自得で、むしろ彼女の利己的で打算的な本質が相手も相応の人間に変えた話に思えました。
貴人情薄しというかこのヒロインのプライドなのでしょうが、
「私は最初から相手を利用するつもりでいましたよ? 相手は馬鹿だから気付かなかったでしょうけど」
というスタンスが読んでいていじましく、
「心から愛情を持っていたのに裏切られました」
と直情に語るより却って愚かしくすら思えました。
こんにちは。以前、資料本のお話をさせていただいた石川です。
『赤い皇女は語らない』読ませていただきました。悠井さまがこちらの作品を書かれていた頃からずっと読みたいと待望しておりまして、WEBご連載をどうもありがとうございますっ。お疲れさまでした。
ルドルフの娘さんの話〜〜〜! それだけで垂涎のテーマでございました。錚々たる名前と時代背景の醍醐味を大いに堪能させていただきました。Elisabethってほんとうに波瀾万丈で物語として魅力的な人生を持った方だったのですね。語りの形式の意図も素敵でしたが、角度を変えてまた別の解像度の高い形式の作品としても読んでみたい!と思いました。特に最初の夫の別の女性とのあれこれを……(昼ドラ的な笑)
オーストリア近代史としても勉強になりました。複雑に込み入った時代ですけれども、さらりと頭に入ってきて読みやすい筆致、さすがです。
そしてまさかラスボス(?)が彼とは!! なるほど!
ぜひぜひ今後もまた悠井さまの格調高い文体でウィーン・オーストリア近代の物語を楽しませていただきとうございます。期待させてくださいませ♪
素晴らしい物語の発掘とご提供をどうもありがとうございました。
ご感想ありがとうございました。
2020年度の集英社ノベル大賞の選評に対して、歴史ものを書く難しさ・心構えについて呟いた際に資料をご紹介いただいたのですよね。その節も、誠にありがとうございました……!
祖母や父が有名な方ですが、調べるにつれて、こちらのElisabethこそ自らの意志で自らの人生を生きた方だったと思い、本作の執筆に挑戦しました。語り形式も好んで書くものだったこともあり、絶対に好き好んで語らなさそうなこの方に、いかに語ってもらうかを工夫したつもりです。ハプスブルク帝国・一族の行く末とオーストリアの歴史の一端と、お楽しみいただけたら幸いです。
本作ではElisabethの人生の概観に留まってしまった感もあり、機会があれば、いずれかの時期に焦点を当ててこの方をさらに掘り下げたいと思っております。ご縁がありましたら、その際はどうぞよろしくお願いいたします。