呪い子と銀狼の円舞曲《ワルツ》
【第7回キャラ文大賞参加作品です。お楽しみいただけましたら投票お願いいたします。】
声を封じられた令嬢が、言葉の壁と困難を乗り越えて幸せをつかみ、愛を語れるようになるまでの物語。
明治時代・鹿鳴館を舞台にした和風シンデレラストーリーです。
明治時代、鹿鳴館が華やいだころの物語。
華族令嬢の宵子は、実家が祀っていた犬神の呪いで声を封じられたことで家族に疎まれ、使用人同然に扱われている。
特に双子の妹の暁子は、宵子が反論できないのを良いことに無理難題を押し付けるのが常だった。
ある夜、外国人とのダンスを嫌がる暁子の身代わりとして鹿鳴館の夜会に出席した宵子は、ドイツ貴族の青年クラウスと出会い、言葉の壁を越えて惹かれ合う。
けれど、折しも帝都を騒がせる黒い人喰いの獣の噂が流れる。狼の血を引くと囁かれるクラウスは、その噂と関わりがあるのか否か──
カクヨム、ノベマ!にも掲載しています。
2024/01/03まで一日複数回更新、その後、完結まで毎朝7時頃更新です。
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2024/01/03まで一日複数回更新、その後、完結まで毎朝7時頃更新です。
序章
一章 鹿鳴館の円舞曲《ワルツ》の調べ
二章 帝都に蠢く黒い影
三章 伝えたい想い
四章 暗闇に差し伸べられた手
五章 幸せな日々は憂いを帯びて
六章 銀狼は月夜に吼える
終章 想いは廻る
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