436 / 572
第十六章 サウスラーニは面倒臭い。
第353話 セイト解放戦。⑤
しおりを挟む
今回捕まえた敵兵や帝国から派遣された役人達の仕置きを済ませ後をマリガンや新しくメーガンの仲間となった兵達に任せると、領事達が仕事場として使っていた旧サウスラーニ王城へメーガンと私達一行で向かった。
城の門をくぐる時、横にいるメーガンが突然右の掌で顔を押さえたのが目の端に見えたが、私からは何も言わず、見なかった事にした。
彼の気持ちが、分からなくも無いからだ。
若くして国軍の将軍に登り詰め、国の為を思って政府に諫言するが、結局煙たがられて地方の守備軍に左遷されてしまう。そして、本人は戦う事なく帝国に国が降伏する事になったのだ。
それでも、地下に潜り何もない所から地下組織を作って帝国に抵抗していたのだから、その苦労は我々が思う以上だろう。
レナードや許嫁達も分かるのだろう。声も出さずに、肩を震わせて泣くメーガンに声を掛けずにそっとしていたのだからな。
「す、済みませんでした。つい・・・。」
感情の昂りが治まったのか、流していた涙を腕で拭うと、そんな自分が恥ずかしくなったのか、顔を赤らめながら謝ってきた。
「まぁ、人間なら感情が押さえられなくなる時もあるさ。気にするな。」
「はい、有難うございます。」
「落ちついたなら、城の中を案内してくれるかい?ここが、暫くの拠点になるのだからね。」
「はい、お任せ下さい閣下。」
メーガンに案内されて、城内に入っていく。
城には掃除や雑用をする下働きのメイド達や帝国からの役人の下で雇われて働く現地職員達などが扉や柱の影から怯えた目をしながら、此方を覗いている。あまり気分の良い物ではなかったが、そこは無視して先に進む。
城の中の装飾品は総じて派手であり華美であった。所謂成金趣味に私には見えたな。
うちの許嫁達もそう感じたのか、驚くより趣味が悪いと感じているようで眉をしかめている。ソニアなんかはあからさまに顔をしかめている位だから。そうした中を案内されて城の奥に進んでいく。
「閣下、こちらが謁見の間です。そして、あの王座の奥の扉の向こうがサウスラーニ王の執務室でした。」
広間の奥に階段状の台を登りつめた上に一際華美な背凭れの高い造りの王座が置かれている。王座の背後の壁には三つの扉が有り、メーガンの説明によると、真ん中の扉が、王の執務室に通じる扉らしいね。
城の探検はまたの機会にして、まずは行政府の掌握からしないと。
「執務室に行くぞ。」
『はい。』
壁の真ん中にある扉を通り短い通路を抜けると、豪華な扉が突き当たりにあった。開けて中に入ると百畳程もある広い部屋の窓側に、これまたデカイ黒檀の天板の執務机に、これまた見事な細工の施されている椅子。部屋の片側の壁は本棚が並び、サウスラーニ国内の街の地図や曾ての交易先の街や国の産物の資料など、機密文章の束である。また、書棚でない一方の壁には、これまた大きな絵画が飾られており、美術音痴の私から見ても思わずスゲーと思う程の迫力ある絵画が飾られていた。
「ほう、ここも金をかけているねぇ。成金は趣味じゃないんだけどねぇ~。」
思わず皮肉混じりの感想が出てしまった。
「ショウ様!」
「閣下!」
メーガンとセイラから突っ込みが入るが、スルーする。
やはり商人上がりの王様が建てた国だけあるのか、城の中にある調度品はどれも金がかかったものに見えた。
(まぁ、個人的には趣味じゃないけどね。売ったら幾らになるのかな?活動資金に回すか?)
執務机の前には、これまた見るからに高級なソファーセットが脚の低いテーブルを囲むように置かれていた。
皆で柔らかなソファーにそれぞれ座り、今後の活動について話し合いを始めようかと思ったが、その時私の腹のムシがなった。思わず顔が赤くなったよ。
ただ今の時刻は、お昼を過ぎて午後の二時に近かった。
流石にお腹が空いていたので、話し合いは食後という事で、一旦中断して昼食を取る事にした。メーガンが用意させるという言葉を抑えて、この場は私が用意する事にした。
インベントリィに入れてあった、リヒトの『猪鹿亭』で昔作って貰った一品料理やスープ等を仕舞い込んでいたのを取り出す。
これまでに、スラムの者達に分け与えたり、『仮面司祭』の時に与えたり、魔物狩りの時の食事に使ったりと様々な機会で使用して、品数自体かなり減っていたのだが、まだ残っていた麺料理や肉料理を取り出すとこれまた入れてあった白パンも取り出して小皿に分けて皆で平らげた。
流石にインベントリィに入れてあった料理だけあり、創ってから半年経っていても作りたての温かいままである。パンも焼きたてのフワフワである。これで非常食は尽きてしまったので、また近日中に補充しにリヒトへ行かないとな。
そんな事を考えつつ、取り出した料理を平らげる。食後のお茶が欲しい所だが、ここは我慢してインベントリィにあった果実水の入った水筒を出して皆で飲み分けた。
腹も膨れたので、再び会議を再開する。
「さて、これからの予定だが、先日会った役人の幹部候補を呼び出して明日にも仕事を割り振りするよ。早速仕事をしてもらおう。メーガン頼めるかい?」
「はい、早速今日にも連絡して明日から仕事に着いて貰います。閣下、人事の指示をされますか?」
「いや、私は止めておこう。」
「何故でしょう?」
「人事の指示をすると言うことは、その組織に責任を持つと言うことになる。今後の事を考えると、サウスラーニの者達に自分でやらせるべきだからね。私は所謂独立のために働く傭兵みたいな立場だからね。独立後も別に領地として仕切る訳でもないから。この地の事はこの地で生きていく者が責任を持つ事だからね。」
「正直、私としては閣下に王として治めて頂きたいのですが。」
「やだよー!そんな面倒臭いのは。今の領地だけでも面倒臭いのに、イーストンの半分も今後は見なくてはならなくなったし、そこに更にサウスラーニまでなんて、この大陸にある国二つを治めるなんて、勘弁してよ全く。」
「フフフ、ショウ様らしいですわ。」
「コーチなら大陸制覇も可能でしょうに。」
「おいおい、お嬢さん達勘弁してくれよ。制覇してその後はどうするんだよ?得た物は手に入れた者が責任をもって治めなきゃならないんだぞ。それこそ帝国みたいに征服しました。民から税を取り立てるだけでした、では国は荒れるに決まっているからな。実際サウスラーニの五都市を見てみろ。治安は最低、役人は不正をしまくり、公共の冒険者ギルドの職員でさえ平然と犯罪の片棒を担いでいる。以前のツールよりも始末に悪い位だ。上が腐ると下もそれに倣う。まあ、これは私達も気を付けないといけないけどね。」
「そうですな。我々も自省しないと、いけませんな。」
私の呟きに、レナードがしみじみと相づちを打つ。
「まあ、そんな話しは取り敢えず置いておいて、セイトの今後の続きだが。治安部隊と防衛兵力は暫く私が指揮権を持つ。実質はメーガンやマリガンが現場で指揮してくれ。政治については、私がこれも暫く統括して起動に乗るまで、チェックする。なるべく早い段階で私が見なくても済むような組織を作る事にするよ。国の体制としては、王が立てられない様なら、有力商人や役人による合議制の共和国制でやるしかないね。トップの大統領は数年毎に商人や役人達の会議での互選で決める。まあ、最初はこちらからの指名で始めるけどね。任期は最大二期八年までかな。どう思う?」
こうして、王様のいない国の説明が続いていく。
城の門をくぐる時、横にいるメーガンが突然右の掌で顔を押さえたのが目の端に見えたが、私からは何も言わず、見なかった事にした。
彼の気持ちが、分からなくも無いからだ。
若くして国軍の将軍に登り詰め、国の為を思って政府に諫言するが、結局煙たがられて地方の守備軍に左遷されてしまう。そして、本人は戦う事なく帝国に国が降伏する事になったのだ。
それでも、地下に潜り何もない所から地下組織を作って帝国に抵抗していたのだから、その苦労は我々が思う以上だろう。
レナードや許嫁達も分かるのだろう。声も出さずに、肩を震わせて泣くメーガンに声を掛けずにそっとしていたのだからな。
「す、済みませんでした。つい・・・。」
感情の昂りが治まったのか、流していた涙を腕で拭うと、そんな自分が恥ずかしくなったのか、顔を赤らめながら謝ってきた。
「まぁ、人間なら感情が押さえられなくなる時もあるさ。気にするな。」
「はい、有難うございます。」
「落ちついたなら、城の中を案内してくれるかい?ここが、暫くの拠点になるのだからね。」
「はい、お任せ下さい閣下。」
メーガンに案内されて、城内に入っていく。
城には掃除や雑用をする下働きのメイド達や帝国からの役人の下で雇われて働く現地職員達などが扉や柱の影から怯えた目をしながら、此方を覗いている。あまり気分の良い物ではなかったが、そこは無視して先に進む。
城の中の装飾品は総じて派手であり華美であった。所謂成金趣味に私には見えたな。
うちの許嫁達もそう感じたのか、驚くより趣味が悪いと感じているようで眉をしかめている。ソニアなんかはあからさまに顔をしかめている位だから。そうした中を案内されて城の奥に進んでいく。
「閣下、こちらが謁見の間です。そして、あの王座の奥の扉の向こうがサウスラーニ王の執務室でした。」
広間の奥に階段状の台を登りつめた上に一際華美な背凭れの高い造りの王座が置かれている。王座の背後の壁には三つの扉が有り、メーガンの説明によると、真ん中の扉が、王の執務室に通じる扉らしいね。
城の探検はまたの機会にして、まずは行政府の掌握からしないと。
「執務室に行くぞ。」
『はい。』
壁の真ん中にある扉を通り短い通路を抜けると、豪華な扉が突き当たりにあった。開けて中に入ると百畳程もある広い部屋の窓側に、これまたデカイ黒檀の天板の執務机に、これまた見事な細工の施されている椅子。部屋の片側の壁は本棚が並び、サウスラーニ国内の街の地図や曾ての交易先の街や国の産物の資料など、機密文章の束である。また、書棚でない一方の壁には、これまた大きな絵画が飾られており、美術音痴の私から見ても思わずスゲーと思う程の迫力ある絵画が飾られていた。
「ほう、ここも金をかけているねぇ。成金は趣味じゃないんだけどねぇ~。」
思わず皮肉混じりの感想が出てしまった。
「ショウ様!」
「閣下!」
メーガンとセイラから突っ込みが入るが、スルーする。
やはり商人上がりの王様が建てた国だけあるのか、城の中にある調度品はどれも金がかかったものに見えた。
(まぁ、個人的には趣味じゃないけどね。売ったら幾らになるのかな?活動資金に回すか?)
執務机の前には、これまた見るからに高級なソファーセットが脚の低いテーブルを囲むように置かれていた。
皆で柔らかなソファーにそれぞれ座り、今後の活動について話し合いを始めようかと思ったが、その時私の腹のムシがなった。思わず顔が赤くなったよ。
ただ今の時刻は、お昼を過ぎて午後の二時に近かった。
流石にお腹が空いていたので、話し合いは食後という事で、一旦中断して昼食を取る事にした。メーガンが用意させるという言葉を抑えて、この場は私が用意する事にした。
インベントリィに入れてあった、リヒトの『猪鹿亭』で昔作って貰った一品料理やスープ等を仕舞い込んでいたのを取り出す。
これまでに、スラムの者達に分け与えたり、『仮面司祭』の時に与えたり、魔物狩りの時の食事に使ったりと様々な機会で使用して、品数自体かなり減っていたのだが、まだ残っていた麺料理や肉料理を取り出すとこれまた入れてあった白パンも取り出して小皿に分けて皆で平らげた。
流石にインベントリィに入れてあった料理だけあり、創ってから半年経っていても作りたての温かいままである。パンも焼きたてのフワフワである。これで非常食は尽きてしまったので、また近日中に補充しにリヒトへ行かないとな。
そんな事を考えつつ、取り出した料理を平らげる。食後のお茶が欲しい所だが、ここは我慢してインベントリィにあった果実水の入った水筒を出して皆で飲み分けた。
腹も膨れたので、再び会議を再開する。
「さて、これからの予定だが、先日会った役人の幹部候補を呼び出して明日にも仕事を割り振りするよ。早速仕事をしてもらおう。メーガン頼めるかい?」
「はい、早速今日にも連絡して明日から仕事に着いて貰います。閣下、人事の指示をされますか?」
「いや、私は止めておこう。」
「何故でしょう?」
「人事の指示をすると言うことは、その組織に責任を持つと言うことになる。今後の事を考えると、サウスラーニの者達に自分でやらせるべきだからね。私は所謂独立のために働く傭兵みたいな立場だからね。独立後も別に領地として仕切る訳でもないから。この地の事はこの地で生きていく者が責任を持つ事だからね。」
「正直、私としては閣下に王として治めて頂きたいのですが。」
「やだよー!そんな面倒臭いのは。今の領地だけでも面倒臭いのに、イーストンの半分も今後は見なくてはならなくなったし、そこに更にサウスラーニまでなんて、この大陸にある国二つを治めるなんて、勘弁してよ全く。」
「フフフ、ショウ様らしいですわ。」
「コーチなら大陸制覇も可能でしょうに。」
「おいおい、お嬢さん達勘弁してくれよ。制覇してその後はどうするんだよ?得た物は手に入れた者が責任をもって治めなきゃならないんだぞ。それこそ帝国みたいに征服しました。民から税を取り立てるだけでした、では国は荒れるに決まっているからな。実際サウスラーニの五都市を見てみろ。治安は最低、役人は不正をしまくり、公共の冒険者ギルドの職員でさえ平然と犯罪の片棒を担いでいる。以前のツールよりも始末に悪い位だ。上が腐ると下もそれに倣う。まあ、これは私達も気を付けないといけないけどね。」
「そうですな。我々も自省しないと、いけませんな。」
私の呟きに、レナードがしみじみと相づちを打つ。
「まあ、そんな話しは取り敢えず置いておいて、セイトの今後の続きだが。治安部隊と防衛兵力は暫く私が指揮権を持つ。実質はメーガンやマリガンが現場で指揮してくれ。政治については、私がこれも暫く統括して起動に乗るまで、チェックする。なるべく早い段階で私が見なくても済むような組織を作る事にするよ。国の体制としては、王が立てられない様なら、有力商人や役人による合議制の共和国制でやるしかないね。トップの大統領は数年毎に商人や役人達の会議での互選で決める。まあ、最初はこちらからの指名で始めるけどね。任期は最大二期八年までかな。どう思う?」
こうして、王様のいない国の説明が続いていく。
0
お気に入りに追加
3,637
あなたにおすすめの小説
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる
シンギョウ ガク
ファンタジー
※2019年7月下旬に第二巻発売しました。
※12/11書籍化のため『Sランクパーティーから追放されたおっさん商人、真の仲間を気ままに最強SSランクハーレムパーティーへ育てる。』から『おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる』に改題を実施しました。
※第十一回アルファポリスファンタジー大賞において優秀賞を頂きました。
俺の名はグレイズ。
鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路の(自称ワイルド系イケオジ)おっさん。
ジョブは商人だ。
そう、戦闘スキルを全く習得しない商人なんだ。おかげで戦えない俺はパーティーの雑用係。
だが、ステータスはMAX。これは呪いのせいだが、仲間には黙っていた。
そんな俺がメンバーと探索から戻ると、リーダーのムエルから『パーティー追放』を言い渡された。
理由は『巷で流行している』かららしい。
そんなこと言いつつ、次のメンバー候補が可愛い魔術士の子だって知ってるんだぜ。
まぁ、言い争っても仕方ないので、装備品全部返して、パーティーを脱退し、次の仲間を探して暇していた。
まぁ、ステータスMAXの力を以ってすれば、Sランク冒険者は余裕だが、あくまで俺は『商人』なんだ。前衛に立って戦うなんて野蛮なことはしたくない。
表向き戦力にならない『商人』の俺を受け入れてくれるメンバーを探していたが、火力重視の冒険者たちからは相手にされない。
そんな、ある日、冒険者ギルドでは流行している、『パーティー追放』の餌食になった問題児二人とひょんなことからパーティーを組むことになった。
一人は『武闘家』ファーマ。もう一人は『精霊術士』カーラ。ともになぜか上級職から始まっていて、成長できず仲間から追放された女冒険者だ。
俺はそんな追放された二人とともに冒険者パーティー『追放者《アウトキャスト》』を結成する。
その後、前のパーティーとのひと悶着があって、『魔術師』アウリースも参加することとなった。
本当は彼女らが成長し、他のパーティーに入れるまでの暫定パーティーのつもりだったが、俺の指導でメキメキと実力を伸ばしていき、いつの間にか『追放者《アウトキャスト》』が最強のハーレムパーティーと言われるSSランクを得るまでの話。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
【完結】転移魔王の、人間国崩壊プラン! 魔王召喚されて現れた大正生まれ104歳のババアの、堕落した冒険者を作るダンジョンに抜かりがない!
udonlevel2
ファンタジー
勇者に魔王様を殺され劣勢の魔族軍!ついに魔王召喚をするが現れたのは100歳を超えるババア!?
若返りスキルを使いサイドカー乗り回し、キャンピングカーを乗り回し!
経験値欲しさに冒険者を襲う!!
「殺られる前に殺りな!」「勇者の金を奪うんだよ!」と作り出される町は正に理想郷!?
戦争を生き抜いてきた魔王ババア……今正に絶頂期を迎える!
他サイトにも掲載中です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる