410 / 572
第十五章 王都で貴族のお仕事。そして・・・。
幕間79話 とある学生の進路相談。②
しおりを挟む
今日は学校が休日なので、ツール騎士団の訓練を見学に友人のケニーと見に行くつもりだ。
噂によると、他の騎士団からも、ツール騎士団の訓練に参加させてもらっているらしい。親父がそう言っていたな。何人かは、近衛からも参加しているらしい。
しかも毎日と言う程ではないが、辺境伯爵様も見に来るらしい。お話を聞けたらいいな。
朝飯を食べたあとに、ケニーと集合して、ツール辺境伯爵様のお屋敷に向かう。
王城からは意外と遠いお屋敷に着くと、守衛の人に誰何される。
「何者かな?当家に何用かな?」
「俺達二人は士官学校三年の俺がミッシェルでこっちがケニーです。騎士団の訓練を見学したいのです。騎士団の方に取り次いで頂けませんか?」
「なに、見学だと?また物好きな奴が来たな。待っていろ。今聞いてくるから。」
そう言って屋敷の裏に向かっていった。
思っていたよりも早く、帰った来た。
「許可がおりたぞ。今俺が向かった方向に行けば練兵場に着くから、向かうが良い。但し、それ以外の場所には立ち入るなよ。」
『有難うございます。』
礼を言って、門を通って練兵場に向かう。向かう先から大勢の人の声が聞こえてくる。
「ほらほらまだ三十分も経っていないぞ。そんな体力で味方を守れるのか?」
とか、
「強くなりたいのだろう?しゃがんでいて強くなれるのか?」
とか、色々と聞こえてきた。
その声の響く元に着くと、多くの騎士が地面に倒れて洗い息をしていた。
立っている騎士達は皆同じ紋章の鎧を着ている。どうやらツール騎士団の騎士達の様である。倒れている中には一人もツール騎士団の騎士は居ないようだ。
「お邪魔します。見学希望者です。宜しくお願いします。」
貴族服の俺達と変わらない年頃の少年の側に侍っている、見るからに騎士という人が応じてくれて挨拶をかわした。
「ああ、見学者だね。聞いているよ。為になるかは解らないが、参考にしていってくれ。閣下宜しいでしょうか?」
「ああ、構わないよ。」
俺達と変わらない年の少年に丁寧な言葉使いをして確認しているのを見ると、この少年が辺境伯爵様の様だ。『雷光』と呼ばれる剣士には見えなかった。
許可が出たことで、頭を下げて礼をする。
訓練内容は、特別な物ではなく、ひたすら立ち会いをしている。ただし、時間が来るまでぶっ通しで、戦い続けるようだ。一時間も続けると、ツール騎士団以外は、疲労なのか皆倒れ込んでいく。
「どうした?戦場では戦闘時間は二時間や三時間は当たり前だぞ。一時間でへばっていてどうする?立て!立って構えて戦え!」
辺境伯爵様が発破をかける。その言葉を聞いて、何とか立ち上がる他の騎士団から来た参加者達。
「よし、続けろ。この位で戦えない程度なら、自分の命は勿論、知り合いや家族の命でさえ守れずに、殺されて肉の骸となるだけだ。お前達が守れずに死なせてしまう事を肝に銘じておけ。」
(うわっ、キツいこと言うなぁこの人。まぁ、その通りだけど。それにしても、辺境伯爵騎士団の騎士は皆持久力が凄いなぁ。どう鍛えているのかな?)
「そこの二人。見ているだけでは暇だろう?アーサルト、カイリー。この二人の相手をしてくれるか?勿論手は抜くなよ?但し歩いて帰れる位の体力は残してやれ。」
「了解しました。」
「判りました。」
先日特別講師で見えられた二人が、俺達の相手をしてくれることになった。
俺の相手は、アーサルト先輩だ。ケニーはカイリー先輩が相手をする。木剣と訓練用の革鎧と盾を借りて先輩に対峙する。
「お前、本当に強くなりたいなら、卒業したらウチに入れ。ただの騎士になりたいなら他へ行け。ここはな、心の底から強くなりたい人間しか居ないから、半端な覚悟なら止めておくことだ。」
「勿論強くなりたいです。」
「なら、お前の覚悟を俺に見せてみろ。半端な覚悟なら、この場で叩き潰してやる。仕官学校が世界の全てでは無いことを教えたやる。構えろ!」
何時もの学校の授業の様に盾を前にして半身の構えをする。
「ほう、構えば及第点か。では、行くぞ!」
言葉と共に、打ちかかってきた。
(速い!)
慌てて、盾で受け止める。その盾ごと体を吹き飛ばされる。
何とか、体勢は崩さずにすんだが、一息吐くことも無く次の打ち込みがくる。
「何気を抜いている。戦いの最中だぞ!」
「ぐっ。」
真上からただ打ち下ろす打ち込みだが、剣速が速い。
危うく打たれる寸前で剣で受け止めたとそう思った瞬間に右胴を打たれた。
思わず息がつまり、痛みに踞ってしまった。
「どうした?この位のフェイントに引っ掛かるなんて、実戦ではすぐに死ぬぞ。まぁ、反応はそれなりに良いが、まだまだ訓練不足だな。おや、何を笑っている?まだ元気なら早く立て。」
「ふふふ。嬉しいんてすよ。もっと強くなる余地があることと、もっと強くなれる様に導いて貰える場所があることがね。」
「・・・一つ忠告な。閣下の言葉だが、強くなりたいなら、自分自身で強くなると言う強い覚悟がいる。誰かに強くしてもらうなんて受動的な考えなら止めておいた方が良いな。ウチの騎士団では強くなりたい奴は皆だが、強くしてもらいたいなんて考えている奴は一人もいない。そんな奴は途中でくじけるからな。さぁ、立て。次行くぞ。」
それから一時間程、休みなく対戦は続いたが、防御をするのに手一杯で、こちらから打ち込んだのは一回もなかった。
隣では、地面の上に大の字で倒れているケニーを見たが、おれ自身も木剣を杖にしゃがみこんでいる。
「ほう、倒れずにいることは誉めてやるが、たかが一時間木剣を振るっただけでこれでは、まだまだだね。まぁ、その気があれば、卒業したらウチにこい。学校でトップだなんて物が全く価値がなく役に立たないことだと、教えてやるよ。」
汗一つかくこと無く、静かな語調で言ってくる先輩を見ながら思った。
(俺よりも動いていたはずなのに、平気な顔をしていやがる。本当に半年まえは同じ学生だったのか?信じられないよな。)
「よし、他から参加の騎士はここまで、お疲れ様。今日はここまでだ。戻ったら体のケアをしっかりしておくこと。でないと明日筋肉痛で動け無くなるからな。ウチの騎士団は引き続き訓練を続けろ。一時間だ。負荷をかけてかかり稽古だ。準備しろ。ほら、寝ている奴はとっとと起きろ。邪魔だ。スタートはライガとボニーだ。準備は良いな。〈マルチロック〉〈グラピティー二G〉。」
『グッ!』
何やら、辺境伯爵様が呪文を唱えると、皆の動きがゆっくりと鈍くなり、重い荷物を背負っているようにゆっくりした動きになってくる。
側にいる先輩に事情を聴くと。
「先輩、伯爵様は何をしたのですか?」
「ああ、これな。・・・お前、自分の体重が急に二倍になったらどうするよ?」
「ええ?二倍ですか。そんな事になったら、動けないですよ。」
「普通そうだよな。・・・今やっているのは、正にそれさ。・・・俺達でも一時間もやれば、ヘロヘロになる訓練さ。」
そう笑いながら言う。言っている内容と表情が合っていないのだが、何となくそうなる気持ちは分かる。
先輩達は、今でも、強くなれるチャンスを逃すつもりはないのだ。
騎士団の訓練を最後まで見学して、家に帰った。ケニーは何とか肩を貸しながら家に連れていった。
アイツには、訓練が厳しすぎたかもしれないな。
俺も家に帰ると、親父が仕事から戻っていたが、来年ツール騎士団の募集を受ける積もりだと伝えると真剣な表情で言ってくる。
「本気なんだな?」
「ああ、今日見に行って、余計に感じた。俺は強くなりたいと。只の騎士や兵士ではなく、強者になりたいのだと。確かにあそこの訓練はキツいだろうが、それを乗り越えれば、確実に強くなれると確信したよ。」
「そうか、男手一つでここまで育ててきたが、そろそろ一人立ちか。分かった。覚悟があるなら、好きにしなさい。但し、一人前になるまでは、帰ってくることは許さん。良いな?」
「ああ、勿論そのつもりだ。ツールで生まれ変わる俺を楽しみにしていてくれ。」
こうして、一人の学生の進路が早くも決まった。
因みに、もう一人は、訓練の厳しさに心が折れたようで、一般的な国軍の兵士になったそうだ。
噂によると、他の騎士団からも、ツール騎士団の訓練に参加させてもらっているらしい。親父がそう言っていたな。何人かは、近衛からも参加しているらしい。
しかも毎日と言う程ではないが、辺境伯爵様も見に来るらしい。お話を聞けたらいいな。
朝飯を食べたあとに、ケニーと集合して、ツール辺境伯爵様のお屋敷に向かう。
王城からは意外と遠いお屋敷に着くと、守衛の人に誰何される。
「何者かな?当家に何用かな?」
「俺達二人は士官学校三年の俺がミッシェルでこっちがケニーです。騎士団の訓練を見学したいのです。騎士団の方に取り次いで頂けませんか?」
「なに、見学だと?また物好きな奴が来たな。待っていろ。今聞いてくるから。」
そう言って屋敷の裏に向かっていった。
思っていたよりも早く、帰った来た。
「許可がおりたぞ。今俺が向かった方向に行けば練兵場に着くから、向かうが良い。但し、それ以外の場所には立ち入るなよ。」
『有難うございます。』
礼を言って、門を通って練兵場に向かう。向かう先から大勢の人の声が聞こえてくる。
「ほらほらまだ三十分も経っていないぞ。そんな体力で味方を守れるのか?」
とか、
「強くなりたいのだろう?しゃがんでいて強くなれるのか?」
とか、色々と聞こえてきた。
その声の響く元に着くと、多くの騎士が地面に倒れて洗い息をしていた。
立っている騎士達は皆同じ紋章の鎧を着ている。どうやらツール騎士団の騎士達の様である。倒れている中には一人もツール騎士団の騎士は居ないようだ。
「お邪魔します。見学希望者です。宜しくお願いします。」
貴族服の俺達と変わらない年頃の少年の側に侍っている、見るからに騎士という人が応じてくれて挨拶をかわした。
「ああ、見学者だね。聞いているよ。為になるかは解らないが、参考にしていってくれ。閣下宜しいでしょうか?」
「ああ、構わないよ。」
俺達と変わらない年の少年に丁寧な言葉使いをして確認しているのを見ると、この少年が辺境伯爵様の様だ。『雷光』と呼ばれる剣士には見えなかった。
許可が出たことで、頭を下げて礼をする。
訓練内容は、特別な物ではなく、ひたすら立ち会いをしている。ただし、時間が来るまでぶっ通しで、戦い続けるようだ。一時間も続けると、ツール騎士団以外は、疲労なのか皆倒れ込んでいく。
「どうした?戦場では戦闘時間は二時間や三時間は当たり前だぞ。一時間でへばっていてどうする?立て!立って構えて戦え!」
辺境伯爵様が発破をかける。その言葉を聞いて、何とか立ち上がる他の騎士団から来た参加者達。
「よし、続けろ。この位で戦えない程度なら、自分の命は勿論、知り合いや家族の命でさえ守れずに、殺されて肉の骸となるだけだ。お前達が守れずに死なせてしまう事を肝に銘じておけ。」
(うわっ、キツいこと言うなぁこの人。まぁ、その通りだけど。それにしても、辺境伯爵騎士団の騎士は皆持久力が凄いなぁ。どう鍛えているのかな?)
「そこの二人。見ているだけでは暇だろう?アーサルト、カイリー。この二人の相手をしてくれるか?勿論手は抜くなよ?但し歩いて帰れる位の体力は残してやれ。」
「了解しました。」
「判りました。」
先日特別講師で見えられた二人が、俺達の相手をしてくれることになった。
俺の相手は、アーサルト先輩だ。ケニーはカイリー先輩が相手をする。木剣と訓練用の革鎧と盾を借りて先輩に対峙する。
「お前、本当に強くなりたいなら、卒業したらウチに入れ。ただの騎士になりたいなら他へ行け。ここはな、心の底から強くなりたい人間しか居ないから、半端な覚悟なら止めておくことだ。」
「勿論強くなりたいです。」
「なら、お前の覚悟を俺に見せてみろ。半端な覚悟なら、この場で叩き潰してやる。仕官学校が世界の全てでは無いことを教えたやる。構えろ!」
何時もの学校の授業の様に盾を前にして半身の構えをする。
「ほう、構えば及第点か。では、行くぞ!」
言葉と共に、打ちかかってきた。
(速い!)
慌てて、盾で受け止める。その盾ごと体を吹き飛ばされる。
何とか、体勢は崩さずにすんだが、一息吐くことも無く次の打ち込みがくる。
「何気を抜いている。戦いの最中だぞ!」
「ぐっ。」
真上からただ打ち下ろす打ち込みだが、剣速が速い。
危うく打たれる寸前で剣で受け止めたとそう思った瞬間に右胴を打たれた。
思わず息がつまり、痛みに踞ってしまった。
「どうした?この位のフェイントに引っ掛かるなんて、実戦ではすぐに死ぬぞ。まぁ、反応はそれなりに良いが、まだまだ訓練不足だな。おや、何を笑っている?まだ元気なら早く立て。」
「ふふふ。嬉しいんてすよ。もっと強くなる余地があることと、もっと強くなれる様に導いて貰える場所があることがね。」
「・・・一つ忠告な。閣下の言葉だが、強くなりたいなら、自分自身で強くなると言う強い覚悟がいる。誰かに強くしてもらうなんて受動的な考えなら止めておいた方が良いな。ウチの騎士団では強くなりたい奴は皆だが、強くしてもらいたいなんて考えている奴は一人もいない。そんな奴は途中でくじけるからな。さぁ、立て。次行くぞ。」
それから一時間程、休みなく対戦は続いたが、防御をするのに手一杯で、こちらから打ち込んだのは一回もなかった。
隣では、地面の上に大の字で倒れているケニーを見たが、おれ自身も木剣を杖にしゃがみこんでいる。
「ほう、倒れずにいることは誉めてやるが、たかが一時間木剣を振るっただけでこれでは、まだまだだね。まぁ、その気があれば、卒業したらウチにこい。学校でトップだなんて物が全く価値がなく役に立たないことだと、教えてやるよ。」
汗一つかくこと無く、静かな語調で言ってくる先輩を見ながら思った。
(俺よりも動いていたはずなのに、平気な顔をしていやがる。本当に半年まえは同じ学生だったのか?信じられないよな。)
「よし、他から参加の騎士はここまで、お疲れ様。今日はここまでだ。戻ったら体のケアをしっかりしておくこと。でないと明日筋肉痛で動け無くなるからな。ウチの騎士団は引き続き訓練を続けろ。一時間だ。負荷をかけてかかり稽古だ。準備しろ。ほら、寝ている奴はとっとと起きろ。邪魔だ。スタートはライガとボニーだ。準備は良いな。〈マルチロック〉〈グラピティー二G〉。」
『グッ!』
何やら、辺境伯爵様が呪文を唱えると、皆の動きがゆっくりと鈍くなり、重い荷物を背負っているようにゆっくりした動きになってくる。
側にいる先輩に事情を聴くと。
「先輩、伯爵様は何をしたのですか?」
「ああ、これな。・・・お前、自分の体重が急に二倍になったらどうするよ?」
「ええ?二倍ですか。そんな事になったら、動けないですよ。」
「普通そうだよな。・・・今やっているのは、正にそれさ。・・・俺達でも一時間もやれば、ヘロヘロになる訓練さ。」
そう笑いながら言う。言っている内容と表情が合っていないのだが、何となくそうなる気持ちは分かる。
先輩達は、今でも、強くなれるチャンスを逃すつもりはないのだ。
騎士団の訓練を最後まで見学して、家に帰った。ケニーは何とか肩を貸しながら家に連れていった。
アイツには、訓練が厳しすぎたかもしれないな。
俺も家に帰ると、親父が仕事から戻っていたが、来年ツール騎士団の募集を受ける積もりだと伝えると真剣な表情で言ってくる。
「本気なんだな?」
「ああ、今日見に行って、余計に感じた。俺は強くなりたいと。只の騎士や兵士ではなく、強者になりたいのだと。確かにあそこの訓練はキツいだろうが、それを乗り越えれば、確実に強くなれると確信したよ。」
「そうか、男手一つでここまで育ててきたが、そろそろ一人立ちか。分かった。覚悟があるなら、好きにしなさい。但し、一人前になるまでは、帰ってくることは許さん。良いな?」
「ああ、勿論そのつもりだ。ツールで生まれ変わる俺を楽しみにしていてくれ。」
こうして、一人の学生の進路が早くも決まった。
因みに、もう一人は、訓練の厳しさに心が折れたようで、一般的な国軍の兵士になったそうだ。
0
お気に入りに追加
3,637
あなたにおすすめの小説
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
【完結】転移魔王の、人間国崩壊プラン! 魔王召喚されて現れた大正生まれ104歳のババアの、堕落した冒険者を作るダンジョンに抜かりがない!
udonlevel2
ファンタジー
勇者に魔王様を殺され劣勢の魔族軍!ついに魔王召喚をするが現れたのは100歳を超えるババア!?
若返りスキルを使いサイドカー乗り回し、キャンピングカーを乗り回し!
経験値欲しさに冒険者を襲う!!
「殺られる前に殺りな!」「勇者の金を奪うんだよ!」と作り出される町は正に理想郷!?
戦争を生き抜いてきた魔王ババア……今正に絶頂期を迎える!
他サイトにも掲載中です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる