370 / 572
第十五章 王都で貴族のお仕事。そして・・・。
第294話 移動の準備に入りましょう。
しおりを挟む
十二の月に入りました。一旦、イーストンとサウスラーニの事は、棚上げして王都へと移動する準備に入ります。二週間後には王都に出発しないといけないからね。。
まずは、馬車のサスペンションと座席の改造だ。持ち馬車三台をエチゴヤのジンテツ親方に頼んで、商品化してある羽板式のサスペンションとコイル式のダンパーを取り付けて貰う。流石に三台ある為か、十日掛かるといわれた。まあ、間に合うなら良いか。
次には、国軍の兵舎についてだ。
先月の内に、ついに全施設が完成した。思った以上にデカイわ。ツールの町の魔道具屋を通じて、先月の内に兵舎用に必要な灯りや台所用品や水回り、水洗トイレといった必要な魔道具やベッド用の寝具をサウルに頼んで用意して貰い、取り付けも終わっている。
次は、家の騎士団向けの兵舎の建設にかかって貰っている。
勿論、差し入れに冷えたエールは届けているよ。しかも町の『カフェエチゴヤ』では、ついに冷えたエールの販売サービスを始めたが、開始して直ぐにどこで聞いたのかドワーフの集団が仕事の帰りに寄って行っては、その日の出せる全ての冷えたエールを飲み干して行くようになった。
ある意味繁盛しているのは有り難いが、エールの仕入れで普通の店の倍はエールを頼んでいると社長とポールさんがこぼしていたよ。全くどんだけ飲むんだドワーフ達は?
今更ながら思うよ。恐るべしドワーフ。昨日エールを届けたときのガンテツ親方の満面の笑み、ドワーフ達の異常な程の士気の高さ。
ガンテツ親方から、場合によっては、王都からこの町に本社を移動するかもとか言ってた。何故かと聞くと、理由は冷えたエールがあるからと。
冗談だよねと笑って言うと、真顔で肩を叩きながら、本気に決まってるだろうって言ってたよ。どんだけ冷えたエールが気に入ったんだ?
まあ、ここ暫くは、今やって貰っている騎士団の兵舎や公営住宅の建設とお願いしたい事は色々ある。彼らがご機嫌なら良しとしようか。
現状、戸籍登録者も三万人を越えて、尚増加していると民政部からの報告もあった。しかし、流入してくる人数が多く、気を抜くとすぐにスラム化するので、引き続きこの件は注目していく。
この後、幹部を集めて、情報交換を行う。
このひと月は、ツールの事は丸投げだったので、場合によっては、少し締め上げる事もあるかもしれない。さて、昼食後は会議だ。気を引き締めて行こうかね。
「よし、全員揃ったね。早速だが、先月は任せっきりになり済まなかった。報告書は後日改めて提出してもらうとして。今日は、二週間後に王都へ向けて出発するため、先月の簡単な業務報告をしてもらってから、今月と来月の予定の打ち合わせをしておきたい。司会進行役はハザル行政長官やってくれ。」
「はっ?、私がですか?」
「そうだ。今後も全体の会議では司会を頼むよ。私は聞くことに専念するから。」
「判りました。では僭越ながら司会役をさせて頂きます。」
一旦身を正してから、集まっているメンバーを見回してから司会を始める。
私から見て左手側手前から、ハザル、レオパルド・オルソン・アルトリンゲンの行政長官と三部長、それに続くは港湾公社のヴァスコと直轄農園長のルイスが並び座る。一方、右側はレナード、ハミルトン、サウル、ビルの順で並んでいる。
「それでは、まずは役所から各自報告して貰います。まず財政部のレオパルド部長から。」
指名されたレオパルド卿は、立ち上がり話し始める。
「はい、まず細かい収支報告は報告書で提出します。十一の月、単月については、大幅な黒字となっております。堅調なのは、月毎の人頭税と商業と冒険者の両ギルドからの税収です。とくに人頭税は人口の増加と戸籍登録の増加で、予想以上の延びであります。引き続き、住宅の建設を進めて、流民の定着に注力します。以上です。」
説明を聞き、質問のために右手をあげる。
「閣下どうぞ。」
「黒字となっていると言うことで、大変に有難い。引き続き遣り繰りは頼むよ。経費が足らなくはないかい?」
「完全黒字のため、追加予算は今のところ必要ありません。」
「そうか。ハザル卿進めてくれ。」
「はっ。続いて治安警察部オルソン部長。」
レオパルド卿がすわり、オルソン卿が立ち上がる。
「はっ。当初、ツールは人口増加に伴い治安の乱れが懸念されましたが、各区画ごとに配置された交番からの区画内の重点的見回りにより、傷害や窃盗や誘拐と言った、凶悪犯罪は押さえらるていますが、新しく流入してきた民達との間で新たにいさかいや差別が増えてきたと、報告があります。また、騎士団のご協力もあり、町の外の街道沿いの治安は安定しており、盗賊も伯爵領には入ってきていません。今後の課題としては、今後も人口が増えて、住宅区画が増えているので、人員の増強をお願いしたいです。以上です。」
「どなたか質問は?」
ハザルが見回すと、私が挙手する。
「閣下どうぞ。」
「まず、人員の増強はレオパルド卿と相談してくれ。まあ、無闇に増やさないようにね。少し忙しい位が丁度良いから。引き続き頑張ってくれ。」
「はっ。」
「では次に、民政部アルトリンゲン部長。」
オルソン卿が椅子に座り、アルトリンゲン部長が立ち上がる。
「はい。民政部では、最優先に戸籍の登録を進めるのと、スラムの解消に職業の斡旋、住居の貸し出しをしております。これによって、月々の人頭税の確実な納税を促し、スラムの拡大を防ぐ事をしています。また最近は、城壁の外側に流民達がテント村を作っており、それがスラムと化している場合が多くなっております。職員を向かわせて、職の斡旋や納税についての説明をして、戸籍の登録や町の中への移動を促しております。しかし、完全に減らすまでには至っておりません。また、役所に於いては、受付が女性になったことで、陳情に来るものが来やすくなったとの報告もあります。以上です。」
報告の最後の部分を聞いて、皆がクスクスと苦笑いしている。私も思わず笑ってしまったよ。
「何か質問は?」
ハザルは笑いを堪えて、質問はないかと尋ねる。私が挙手する。
「閣下どうぞ。」
「人口は今何人いるの?」
「最新の統計では、三万一千を少し切る位です。」
「おお、増えたねぇ。引き続き戸籍登録を頑張ってくれ。」
「はっ。」
ほっとした顔で、アルトリンゲン部長は椅子に座る。
「役所の最後として、私から報告致します。」
ハザル長官が立ち上がりいう。
会議は、まだまだ続く。
まずは、馬車のサスペンションと座席の改造だ。持ち馬車三台をエチゴヤのジンテツ親方に頼んで、商品化してある羽板式のサスペンションとコイル式のダンパーを取り付けて貰う。流石に三台ある為か、十日掛かるといわれた。まあ、間に合うなら良いか。
次には、国軍の兵舎についてだ。
先月の内に、ついに全施設が完成した。思った以上にデカイわ。ツールの町の魔道具屋を通じて、先月の内に兵舎用に必要な灯りや台所用品や水回り、水洗トイレといった必要な魔道具やベッド用の寝具をサウルに頼んで用意して貰い、取り付けも終わっている。
次は、家の騎士団向けの兵舎の建設にかかって貰っている。
勿論、差し入れに冷えたエールは届けているよ。しかも町の『カフェエチゴヤ』では、ついに冷えたエールの販売サービスを始めたが、開始して直ぐにどこで聞いたのかドワーフの集団が仕事の帰りに寄って行っては、その日の出せる全ての冷えたエールを飲み干して行くようになった。
ある意味繁盛しているのは有り難いが、エールの仕入れで普通の店の倍はエールを頼んでいると社長とポールさんがこぼしていたよ。全くどんだけ飲むんだドワーフ達は?
今更ながら思うよ。恐るべしドワーフ。昨日エールを届けたときのガンテツ親方の満面の笑み、ドワーフ達の異常な程の士気の高さ。
ガンテツ親方から、場合によっては、王都からこの町に本社を移動するかもとか言ってた。何故かと聞くと、理由は冷えたエールがあるからと。
冗談だよねと笑って言うと、真顔で肩を叩きながら、本気に決まってるだろうって言ってたよ。どんだけ冷えたエールが気に入ったんだ?
まあ、ここ暫くは、今やって貰っている騎士団の兵舎や公営住宅の建設とお願いしたい事は色々ある。彼らがご機嫌なら良しとしようか。
現状、戸籍登録者も三万人を越えて、尚増加していると民政部からの報告もあった。しかし、流入してくる人数が多く、気を抜くとすぐにスラム化するので、引き続きこの件は注目していく。
この後、幹部を集めて、情報交換を行う。
このひと月は、ツールの事は丸投げだったので、場合によっては、少し締め上げる事もあるかもしれない。さて、昼食後は会議だ。気を引き締めて行こうかね。
「よし、全員揃ったね。早速だが、先月は任せっきりになり済まなかった。報告書は後日改めて提出してもらうとして。今日は、二週間後に王都へ向けて出発するため、先月の簡単な業務報告をしてもらってから、今月と来月の予定の打ち合わせをしておきたい。司会進行役はハザル行政長官やってくれ。」
「はっ?、私がですか?」
「そうだ。今後も全体の会議では司会を頼むよ。私は聞くことに専念するから。」
「判りました。では僭越ながら司会役をさせて頂きます。」
一旦身を正してから、集まっているメンバーを見回してから司会を始める。
私から見て左手側手前から、ハザル、レオパルド・オルソン・アルトリンゲンの行政長官と三部長、それに続くは港湾公社のヴァスコと直轄農園長のルイスが並び座る。一方、右側はレナード、ハミルトン、サウル、ビルの順で並んでいる。
「それでは、まずは役所から各自報告して貰います。まず財政部のレオパルド部長から。」
指名されたレオパルド卿は、立ち上がり話し始める。
「はい、まず細かい収支報告は報告書で提出します。十一の月、単月については、大幅な黒字となっております。堅調なのは、月毎の人頭税と商業と冒険者の両ギルドからの税収です。とくに人頭税は人口の増加と戸籍登録の増加で、予想以上の延びであります。引き続き、住宅の建設を進めて、流民の定着に注力します。以上です。」
説明を聞き、質問のために右手をあげる。
「閣下どうぞ。」
「黒字となっていると言うことで、大変に有難い。引き続き遣り繰りは頼むよ。経費が足らなくはないかい?」
「完全黒字のため、追加予算は今のところ必要ありません。」
「そうか。ハザル卿進めてくれ。」
「はっ。続いて治安警察部オルソン部長。」
レオパルド卿がすわり、オルソン卿が立ち上がる。
「はっ。当初、ツールは人口増加に伴い治安の乱れが懸念されましたが、各区画ごとに配置された交番からの区画内の重点的見回りにより、傷害や窃盗や誘拐と言った、凶悪犯罪は押さえらるていますが、新しく流入してきた民達との間で新たにいさかいや差別が増えてきたと、報告があります。また、騎士団のご協力もあり、町の外の街道沿いの治安は安定しており、盗賊も伯爵領には入ってきていません。今後の課題としては、今後も人口が増えて、住宅区画が増えているので、人員の増強をお願いしたいです。以上です。」
「どなたか質問は?」
ハザルが見回すと、私が挙手する。
「閣下どうぞ。」
「まず、人員の増強はレオパルド卿と相談してくれ。まあ、無闇に増やさないようにね。少し忙しい位が丁度良いから。引き続き頑張ってくれ。」
「はっ。」
「では次に、民政部アルトリンゲン部長。」
オルソン卿が椅子に座り、アルトリンゲン部長が立ち上がる。
「はい。民政部では、最優先に戸籍の登録を進めるのと、スラムの解消に職業の斡旋、住居の貸し出しをしております。これによって、月々の人頭税の確実な納税を促し、スラムの拡大を防ぐ事をしています。また最近は、城壁の外側に流民達がテント村を作っており、それがスラムと化している場合が多くなっております。職員を向かわせて、職の斡旋や納税についての説明をして、戸籍の登録や町の中への移動を促しております。しかし、完全に減らすまでには至っておりません。また、役所に於いては、受付が女性になったことで、陳情に来るものが来やすくなったとの報告もあります。以上です。」
報告の最後の部分を聞いて、皆がクスクスと苦笑いしている。私も思わず笑ってしまったよ。
「何か質問は?」
ハザルは笑いを堪えて、質問はないかと尋ねる。私が挙手する。
「閣下どうぞ。」
「人口は今何人いるの?」
「最新の統計では、三万一千を少し切る位です。」
「おお、増えたねぇ。引き続き戸籍登録を頑張ってくれ。」
「はっ。」
ほっとした顔で、アルトリンゲン部長は椅子に座る。
「役所の最後として、私から報告致します。」
ハザル長官が立ち上がりいう。
会議は、まだまだ続く。
0
お気に入りに追加
3,637
あなたにおすすめの小説
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
最強執事の恩返し~大魔王を倒して100年ぶりに戻ってきたら世話になっていた侯爵家が没落していました。恩返しのため復興させます~
榊与一
ファンタジー
異世界転生した日本人、大和猛(やまとたける)。
彼は異世界エデンで、コーガス侯爵家によって拾われタケル・コーガスとして育てられる。
それまでの孤独な人生で何も持つ事の出来なかった彼にとって、コーガス家は生まれて初めて手に入れた家であり家族だった。
その家を守るために転生時のチート能力で魔王を退け。
そしてその裏にいる大魔王を倒すため、タケルは魔界に乗り込んだ。
――それから100年。
遂にタケルは大魔王を討伐する事に成功する。
そして彼はエデンへと帰還した。
「さあ、帰ろう」
だが余りに時間が立ちすぎていた為に、タケルの事を覚えている者はいない。
それでも彼は満足していた。
何故なら、コーガス家を守れたからだ。
そう思っていたのだが……
「コーガス家が没落!?そんな馬鹿な!?」
これは世界を救った勇者が、かつて自分を拾い温かく育ててくれた没落した侯爵家をチートな能力で再興させる物語である。
【完結】転移魔王の、人間国崩壊プラン! 魔王召喚されて現れた大正生まれ104歳のババアの、堕落した冒険者を作るダンジョンに抜かりがない!
udonlevel2
ファンタジー
勇者に魔王様を殺され劣勢の魔族軍!ついに魔王召喚をするが現れたのは100歳を超えるババア!?
若返りスキルを使いサイドカー乗り回し、キャンピングカーを乗り回し!
経験値欲しさに冒険者を襲う!!
「殺られる前に殺りな!」「勇者の金を奪うんだよ!」と作り出される町は正に理想郷!?
戦争を生き抜いてきた魔王ババア……今正に絶頂期を迎える!
他サイトにも掲載中です。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる