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第十三章 何でも準備中が一番楽しいのさ。
幕間63話 とあるドワーフの親方の酒日記。③
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そのエールとの出会いは、ツールでの仕事を始めて一週間経った日だ。酒の差し入れに伯爵の坊主がやって来たのが発端だ。
「親方、お疲れ様です。今週のエールここに置いておきますね。樽に少し細工をしたので、美味しくエールが飲めると思いますよ。」
「おう、伯爵の坊主か。待っていたぜ。野郎共、気合い入れ直せ。今日は宴会だ。」
『おー!』
昨日の夜で、前回差し入れてもらった酒が無くなり、その為かやや、手下達の士気が落ちかけてきた所に、新しい差し入れで、また、士気を上げる事が事が出来た。これで今週も乗り切れるぜ。
あと、坊主が何か細工したとか何とか言っていたが、その時は大して気にもかけなく、聞き流していたよ。
この日の仕事を終えて、夕飯の支度をして、早速宴会に入る。飯を食いながら、材木の手配やら次に建てる場所について考えていると、突然にあちこちで手下が驚きの声をあげて騒いでいる。
何事かと思い顔を上げるが、驚きの声をあげた手下達は、手にしたコップを凝視している。
「おい、どうした?何かあったのか?」
そう、驚いている手下に声をかけるが、その間にも、他の手下が『うお!』とか『何じゃこりゃあ!』とか、『う、旨すぎるぞ!』とか叫んでいる。
「だから、何なんだ?皆騒いで!」
終いには、詰問口調になりながら、手下達にどうしたか聞く。
「親方も、早く飲めばわかりますぜ。」
そう言って、樽から直接エールをコップで汲んで、俺に渡してくる。
言われるままに、一口飲む。
「何じゃこりゃあ!このエール、旨すぎるぞ!!」
そう、俺も知らずの内に叫んでいた。その後は立て続けに三杯四杯と一気に飲み干した。一樽が空になるまで、あっという間だったな。
残りの二樽も樽自体がひんやりとしており、中身のエールも冷たくなっているのが想像できる。
また、後になって分かったが、空になった樽に生活魔法のウォーターで水を満たしてやると、樽によって冷やされて冷たい水になった。これも旨い水だった。
季節は八の月で、まだまだ暑い日が続く夏の一日だ。冷たい水でさえ、とてつもなく旨く感じる季節だ。
実際に、手下達を止めるまでに、もう一樽空くまでかかる。皆にブーブー言われたが、一晩に三樽全て飲み干してしまうと、一週間は我慢をしないといけなくなるので、それこそ仕事の効率が下がるだろう事は分かりきっている。
何とか一樽は手を着けずに残せた。次の差し入れまで足らない分は、冷えた水で我慢するか、どうしても飲みたいヤツは酒場から自腹で買って来るかするしかない。
困ったことになった。
翌日からは、キツい一週間の始まりだった。
やはり、残りの一樽も一日で無くなり、残りの五日は、酒場で飲んだくれるかなと思ったが、意外な事が起きた。最後の一樽を飲み干した翌日、やはり手下の野郎共は酒場に繰り出したが、何故か早い時間のウチに帰って来た。そして、その翌日からは、酒場では飯は食べるが酒は飲まなくなった。
不思議に思い、飯から帰って来た、素面の手下に聞いてみると、町の酒場には冷えたエールを飲ませてくれる所が無いから、帰って来たと言う。前までの温いエールはもう不味くて飲めないという。
(オイオイオイ。飲めないと言ったって、冷えたエール自体はここの伯爵の坊主からでなければ、手に入らない物なんだが、ここで働いている内は良いが、ここでの仕事が終わったら、どうするか考えないといけなくなるかもしれないな。下手すると、この町に引っ越してこないといけなくなるかもしれない。)
どうした物かと真面目に考え込んでしまったよ。
どんなに考えても解決策は思い浮かばなかったので、取り敢えず、期間中の差し入れのエールは全て冷やして貰う様に頼むこととした。後は早目に冷えたエールを販売して貰う様に頼むことしか思い付かなかったよ。
三週間経ち、再び坊主が差し入れに来た。この間の二週間は、坊主ではなく、家宰のサウルとか言う爺さんが、荷台に樽を乗せて、持ってきてくれたが、手下の野郎共の評判は宜しくなかった。前まではそれで十分だったのに、今では冷えたエールを知ってしまったせいで、舌が肥えたというか、より旨いエールを飲みたい欲求が大きくなってしまったと言えるだろう。
契約時に差し入れのエールは冷えた物をとは決めていなかったから、しかたないのだが。坊主が今度来たときに、お願いしてみる事にした。と言うより、野郎共から頼めと迫られたよ。
「ガンテツ親方、いますか?」
大声で俺を呼ぶ声がした。そちらへ向けて、急いで向かうと三週間ぶりに伯爵の坊主が来ている。
「おう!伯爵の坊主か。久しぶりだな。今日はどうした?」
「今週のエールを持ってきました。」
「おう、ありがとよ。そうだ、前に貰ったエールが冷えていてスゲー旨かったが、あれは坊主の細工かい?」
「ええ、ちょっと魔法で樽ごと冷やしてみました。」
「そうか、やっぱりな。スゲー旨かったから、またそうしてもらえると有り難いんだがな。頼めるかい。」
「ええ、良いですよ。それで皆さんの士気が上がるならね。」
「おう、是非頼むわ。あの味を覚えたら、温いエールが不味くてな。」
「じゃあ、ちょっと待って下さい。早速冷やしますから。」
インベントリィから樽を四つ出して、樽の蓋の上に用意した小さい魔石をのせ、
呪文を唱える。
「〈エンチャント〉〈冷却〉。」
何やら、エンチャントと言っているから、付与魔法だとは思うが、俺も余り詳しくないからわからんが、知らない魔法を使っているな。同じ事を後三回して終わったようだ。
「親方、これで暫くすれば、中のエールも冷えて美味しく飲めますよ。」
「おお、ありがとよ。樽が一つ多いようだが何でだ?」
「ああ、それは今晩家で町の衆との顔見せパーティーするんで、親方達にも差し入れでね、持ってきたって訳さ。」
「おう、すまねぇな。気を使って貰って、ありがたく頂くぜ。」
「それで親方、工事が始まって三週間程経ちますが、工事の進捗はどんなものです?」
「おう、最初に粗方平らに均して貰っていたからな。整地しないで
良い分、予定より早く進んでいるぜ。三週で九棟建てたぜ。今十棟目だな。一棟二百人入るからな。一万人と言うと、五十棟だが、馬番や武装管理の人がいるから、五十一棟建てる予定だし、厩舎や倉庫も建てるが、心配すんな坊主。期日には十分間に合わせるさ。お、もう冷えたかな?野郎共、喜べ伯爵の坊主からあの冷えたエールの差し入れだ。思いっ切り働いた後、冷えたエールで酒盛りだ。気合いいれていけ!」
『ウース!』
普段よりも野太い声が大きく一斉に上がる。
「じゃあ、また来週届けに来ますね。」
「おう、待っているぜ!」
そう言いつつ、いつものように背中をバシバシ叩いて信愛の印をした。
これで、野郎共の不満解消ができるぜ。そして、これから毎週冷えたエールを差し入れして貰える。一段落だな。しかし、マジでここツールに引っ越して来なきゃいけないかもしれないな。はやく、店でも冷えたエールを売ってくれるようにたのむしかないかなぁ。新しい問題に頭を痛めたが、エールを飲んだら忘れてしまったのもドワーフの性かもしれないな。
「親方、お疲れ様です。今週のエールここに置いておきますね。樽に少し細工をしたので、美味しくエールが飲めると思いますよ。」
「おう、伯爵の坊主か。待っていたぜ。野郎共、気合い入れ直せ。今日は宴会だ。」
『おー!』
昨日の夜で、前回差し入れてもらった酒が無くなり、その為かやや、手下達の士気が落ちかけてきた所に、新しい差し入れで、また、士気を上げる事が事が出来た。これで今週も乗り切れるぜ。
あと、坊主が何か細工したとか何とか言っていたが、その時は大して気にもかけなく、聞き流していたよ。
この日の仕事を終えて、夕飯の支度をして、早速宴会に入る。飯を食いながら、材木の手配やら次に建てる場所について考えていると、突然にあちこちで手下が驚きの声をあげて騒いでいる。
何事かと思い顔を上げるが、驚きの声をあげた手下達は、手にしたコップを凝視している。
「おい、どうした?何かあったのか?」
そう、驚いている手下に声をかけるが、その間にも、他の手下が『うお!』とか『何じゃこりゃあ!』とか、『う、旨すぎるぞ!』とか叫んでいる。
「だから、何なんだ?皆騒いで!」
終いには、詰問口調になりながら、手下達にどうしたか聞く。
「親方も、早く飲めばわかりますぜ。」
そう言って、樽から直接エールをコップで汲んで、俺に渡してくる。
言われるままに、一口飲む。
「何じゃこりゃあ!このエール、旨すぎるぞ!!」
そう、俺も知らずの内に叫んでいた。その後は立て続けに三杯四杯と一気に飲み干した。一樽が空になるまで、あっという間だったな。
残りの二樽も樽自体がひんやりとしており、中身のエールも冷たくなっているのが想像できる。
また、後になって分かったが、空になった樽に生活魔法のウォーターで水を満たしてやると、樽によって冷やされて冷たい水になった。これも旨い水だった。
季節は八の月で、まだまだ暑い日が続く夏の一日だ。冷たい水でさえ、とてつもなく旨く感じる季節だ。
実際に、手下達を止めるまでに、もう一樽空くまでかかる。皆にブーブー言われたが、一晩に三樽全て飲み干してしまうと、一週間は我慢をしないといけなくなるので、それこそ仕事の効率が下がるだろう事は分かりきっている。
何とか一樽は手を着けずに残せた。次の差し入れまで足らない分は、冷えた水で我慢するか、どうしても飲みたいヤツは酒場から自腹で買って来るかするしかない。
困ったことになった。
翌日からは、キツい一週間の始まりだった。
やはり、残りの一樽も一日で無くなり、残りの五日は、酒場で飲んだくれるかなと思ったが、意外な事が起きた。最後の一樽を飲み干した翌日、やはり手下の野郎共は酒場に繰り出したが、何故か早い時間のウチに帰って来た。そして、その翌日からは、酒場では飯は食べるが酒は飲まなくなった。
不思議に思い、飯から帰って来た、素面の手下に聞いてみると、町の酒場には冷えたエールを飲ませてくれる所が無いから、帰って来たと言う。前までの温いエールはもう不味くて飲めないという。
(オイオイオイ。飲めないと言ったって、冷えたエール自体はここの伯爵の坊主からでなければ、手に入らない物なんだが、ここで働いている内は良いが、ここでの仕事が終わったら、どうするか考えないといけなくなるかもしれないな。下手すると、この町に引っ越してこないといけなくなるかもしれない。)
どうした物かと真面目に考え込んでしまったよ。
どんなに考えても解決策は思い浮かばなかったので、取り敢えず、期間中の差し入れのエールは全て冷やして貰う様に頼むこととした。後は早目に冷えたエールを販売して貰う様に頼むことしか思い付かなかったよ。
三週間経ち、再び坊主が差し入れに来た。この間の二週間は、坊主ではなく、家宰のサウルとか言う爺さんが、荷台に樽を乗せて、持ってきてくれたが、手下の野郎共の評判は宜しくなかった。前まではそれで十分だったのに、今では冷えたエールを知ってしまったせいで、舌が肥えたというか、より旨いエールを飲みたい欲求が大きくなってしまったと言えるだろう。
契約時に差し入れのエールは冷えた物をとは決めていなかったから、しかたないのだが。坊主が今度来たときに、お願いしてみる事にした。と言うより、野郎共から頼めと迫られたよ。
「ガンテツ親方、いますか?」
大声で俺を呼ぶ声がした。そちらへ向けて、急いで向かうと三週間ぶりに伯爵の坊主が来ている。
「おう!伯爵の坊主か。久しぶりだな。今日はどうした?」
「今週のエールを持ってきました。」
「おう、ありがとよ。そうだ、前に貰ったエールが冷えていてスゲー旨かったが、あれは坊主の細工かい?」
「ええ、ちょっと魔法で樽ごと冷やしてみました。」
「そうか、やっぱりな。スゲー旨かったから、またそうしてもらえると有り難いんだがな。頼めるかい。」
「ええ、良いですよ。それで皆さんの士気が上がるならね。」
「おう、是非頼むわ。あの味を覚えたら、温いエールが不味くてな。」
「じゃあ、ちょっと待って下さい。早速冷やしますから。」
インベントリィから樽を四つ出して、樽の蓋の上に用意した小さい魔石をのせ、
呪文を唱える。
「〈エンチャント〉〈冷却〉。」
何やら、エンチャントと言っているから、付与魔法だとは思うが、俺も余り詳しくないからわからんが、知らない魔法を使っているな。同じ事を後三回して終わったようだ。
「親方、これで暫くすれば、中のエールも冷えて美味しく飲めますよ。」
「おお、ありがとよ。樽が一つ多いようだが何でだ?」
「ああ、それは今晩家で町の衆との顔見せパーティーするんで、親方達にも差し入れでね、持ってきたって訳さ。」
「おう、すまねぇな。気を使って貰って、ありがたく頂くぜ。」
「それで親方、工事が始まって三週間程経ちますが、工事の進捗はどんなものです?」
「おう、最初に粗方平らに均して貰っていたからな。整地しないで
良い分、予定より早く進んでいるぜ。三週で九棟建てたぜ。今十棟目だな。一棟二百人入るからな。一万人と言うと、五十棟だが、馬番や武装管理の人がいるから、五十一棟建てる予定だし、厩舎や倉庫も建てるが、心配すんな坊主。期日には十分間に合わせるさ。お、もう冷えたかな?野郎共、喜べ伯爵の坊主からあの冷えたエールの差し入れだ。思いっ切り働いた後、冷えたエールで酒盛りだ。気合いいれていけ!」
『ウース!』
普段よりも野太い声が大きく一斉に上がる。
「じゃあ、また来週届けに来ますね。」
「おう、待っているぜ!」
そう言いつつ、いつものように背中をバシバシ叩いて信愛の印をした。
これで、野郎共の不満解消ができるぜ。そして、これから毎週冷えたエールを差し入れして貰える。一段落だな。しかし、マジでここツールに引っ越して来なきゃいけないかもしれないな。はやく、店でも冷えたエールを売ってくれるようにたのむしかないかなぁ。新しい問題に頭を痛めたが、エールを飲んだら忘れてしまったのもドワーフの性かもしれないな。
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