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第十二章 正しい貴族家のつきあい方。
第206話 冒険者の矜持とアイリスの頼み。
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「「いただきました(にゃ)。」」
あー旨かった。昼食に久々のミートソーススパゲッティが出た。勿論、私が料理長に以前仕込んだレシピの一つだ。旨かったが、始め皆食べ方が分からなくてフォークで掬って食べる者ばかりなので、私がフォークにクルクル絡ませて食べるのを見せて、皆真似をして食べ始めた。
ソニアは楽しいと喜びながら食べているし、アルメイダは麺を絡めすぎて口に入らないほどの玉にしてしまったり、それを見て皆で笑ったりした楽しい食事だった。
正直、食事前の午前中に、色々とストレスの溜まるような裏の仕事をしていたので、本当に良い気分転換になったよ。
食事後、再び執務室に戻ると、以前に買ったコーヒー豆とミルとコンロとヤカン、そしてマグカップを取り出す。
ヤカンに〈ウォーター〉の魔法で水を入れ、魔道具のコンロで沸かす。湯が沸くのを待つ間に、豆をミルにいれてガリガリと豆をひく。ろ過する為のドリップペーパーがないので、勿体ないが、小さめのハンカチに〈クリーン〉と〈ピュリフィケーション〉をかけてから、ドリップの器の中に敷き、コーヒーの粉を一杯分入れて、マグカップの上に乗せる。
後は、湯が沸くのを待つ。沸騰したら一旦コンロから下ろして、すこし冷ます。熱湯でドリップすると、香りが飛んでしまうと昔聞いた事があるし、渋味が強くなるからだ。少し冷めたお湯を粉になったコーヒーに回しがける。お湯を含んで粉が泡を立てて膨れる。途端にコーヒーの香ばしい良い香りが部屋中に広がっていく。少しずつお湯を回し足しながら、コーヒーがマグカップに落ちていくのを見ている。日本で仕事の合間に飲んでいたコーヒーと同じ香りが部屋一杯に立ち込め、懐かしい気持ちになった。コーヒーのしずくが、マグカップに落ちて貯まるのを待っているときに、サウルが部屋に入ってきた。
「おや、この香りは確かコーヒーの香りですかな?旦那様。」
「お、流石サウル。よく知っていたね。その通りコーヒーだ。実家に居たときには、よく飲んでいたんだが、こちらの大陸に来てからは、高くてね。暫く手が出せなかったんだよ。冒険者で稼いで、王都にいるときに豆や道具を買ったんだけど、その後ドタバタと忙しくなってね、飲んでいる機会が中々なくてね。久々にコーヒーの事を思い出したので、淹れてみたのさ。」
「そうでしたか。お命じ下されば、私がお淹れしますものを。今後は私にお任せ下さい。紅茶かコーヒーか指定して頂けばご用意致しますから。」
「お、そうかい?済まないが頼むよ。素人の私がやるよりは、サウルにやって貰った方が十倍は美味しいコーヒーが飲めそうだからね。」
ドリップから滴が落ちきったのを見て、ミルや道具一式と豆の入った袋をインベントリィから出してサウルに渡す。
「旦那様。旦那様はとても質素で、無駄遣いなさる訳でもありませんし、余り体裁を気にされませんが、その様な機能重視の器も宜しいのですが、貴族としては、もう少し見た目を気にされては如何かと思います。貴族の中には、そういった事を重視して、相手を評価してくる方々も居ますゆえ。わざわざ侮られる事はないようにした方が良いかと、ご進言申し上げます。」
「うん、まあサウルの言うことも正しいのだろうけど、そんな見た目で物を判断する輩が居るのか。これだから貴族は嫌いなんだ。」
「旦那様。そう仰らずに。」
「いや、サウルには普段色々としてもらって感謝しているが、悪いが私の本質は冒険者なんだよ。貴族として公の場ではそれなりの振る舞いは心がけるが、プライベートまで、貴族をする積もりはない。恐らくその様な生活に慣れたら、私は堕落するな。何か勘違いをした人間になってしまうだろう。それこそ、下らぬ貴族にね。体裁は時に大事だが、そればかりに囚われるのは、人間として堕落する。それこそ私の嫌いな貴族のようにな。」
「・・・分かりました。私もどうやら、旦那様に理想を押し付けてしまったようです。申し訳有りませんでした。今後は旦那様の仰る通りに致します。」
「済まないね。だがこればかりは、俺の根本に関わる部分だからね。私は冒険者で、副業として貴族をやっているだけだから。済まないがその積もりで頼むよ。」
「承知致しました。」
そう言い、一礼してからヤカンとコンロ以外の道具を持って退室していった。その後ろ姿を見送りながら、サウルには済まないとは思ったが、これは譲れない部分だからと、他の点では貴族らしくしていこうと決めた。まあ、いつまでもつか分からないがね。
マグカップのコーヒーを一口飲むと、お馴染みの苦みと酸味があり、飲み下すとため息がでた。あ~久々のカフェイン。沁みるなぁ。一応紅茶にもカフェインは入っているけどね。気分気分。
気持ちが一段落した所で、午前の続きをしようと、飲み干したマグカップを机に置くと、扉からアイリスが入ってきた。
いつもは、精霊魔法の使いすぎの時くらいしか執務室には入って来ないのだが。珍しいなと思っていると、私に話しかけてきた。
「ショウさん、お話があります。」
「おや、アイリスが改まって私に話とは珍しい。何かな?」
「実は知っているかもしれないけど、町に今、『フォレスター王国』の者が来ています。」
「ああ、二人いるね。それが何か?」
「多分、その二人は私を連れに来たと思うわ。だけど、私は新たな世界樹を貴方と一緒に育て上げなくてはならないの。」
「確かに、神様のお爺さんがそう言っていたな。」
「だから、彼らに私を連れていかせないようにして欲しいの。」
「わかったよ。アイリスがそう望むならね。しかし、今頃になって、エルフ達がなんで連れに来たのかな?」
「多分、精霊から聞いたと思うわ。盗賊達に捕まっていたときは、奴隷紋で精霊魔法を封じられていたし、定期的に移動させられていたから居場所が分からなかったのだと思うけど、貴方の側で同じ所にいたから、それで判明したのだと思うの。」
「成る程ね。所で、エルフ達が迎えに来るなんて、アイリスは何者なのかな?君の親族はお亡くなりになっているのに、何故だい?」
「私がこの大陸最後のハイエルフだからだと思うわ。『フォレスター王国』のエルフにとって、私達ハイエルフは世界樹に仕える神官みたいなもの。世界樹と私達に仕え、守る使命を持つ国なのよ。三百年前の魔物の侵攻からは護れなかったから、余計に責任を感じているのかもしれないわ。」
「そうか、まあアイリスが何者でも私が助けて拾って妹にしたのだから、アイリスがしたいようにしてやるのが兄貴分の私の務めだ。安心しろ、何処へもやらんよ。」
私の言葉を聞いて、ニコりと花が咲いたように笑顔を見せたアイリスだった。
あー旨かった。昼食に久々のミートソーススパゲッティが出た。勿論、私が料理長に以前仕込んだレシピの一つだ。旨かったが、始め皆食べ方が分からなくてフォークで掬って食べる者ばかりなので、私がフォークにクルクル絡ませて食べるのを見せて、皆真似をして食べ始めた。
ソニアは楽しいと喜びながら食べているし、アルメイダは麺を絡めすぎて口に入らないほどの玉にしてしまったり、それを見て皆で笑ったりした楽しい食事だった。
正直、食事前の午前中に、色々とストレスの溜まるような裏の仕事をしていたので、本当に良い気分転換になったよ。
食事後、再び執務室に戻ると、以前に買ったコーヒー豆とミルとコンロとヤカン、そしてマグカップを取り出す。
ヤカンに〈ウォーター〉の魔法で水を入れ、魔道具のコンロで沸かす。湯が沸くのを待つ間に、豆をミルにいれてガリガリと豆をひく。ろ過する為のドリップペーパーがないので、勿体ないが、小さめのハンカチに〈クリーン〉と〈ピュリフィケーション〉をかけてから、ドリップの器の中に敷き、コーヒーの粉を一杯分入れて、マグカップの上に乗せる。
後は、湯が沸くのを待つ。沸騰したら一旦コンロから下ろして、すこし冷ます。熱湯でドリップすると、香りが飛んでしまうと昔聞いた事があるし、渋味が強くなるからだ。少し冷めたお湯を粉になったコーヒーに回しがける。お湯を含んで粉が泡を立てて膨れる。途端にコーヒーの香ばしい良い香りが部屋中に広がっていく。少しずつお湯を回し足しながら、コーヒーがマグカップに落ちていくのを見ている。日本で仕事の合間に飲んでいたコーヒーと同じ香りが部屋一杯に立ち込め、懐かしい気持ちになった。コーヒーのしずくが、マグカップに落ちて貯まるのを待っているときに、サウルが部屋に入ってきた。
「おや、この香りは確かコーヒーの香りですかな?旦那様。」
「お、流石サウル。よく知っていたね。その通りコーヒーだ。実家に居たときには、よく飲んでいたんだが、こちらの大陸に来てからは、高くてね。暫く手が出せなかったんだよ。冒険者で稼いで、王都にいるときに豆や道具を買ったんだけど、その後ドタバタと忙しくなってね、飲んでいる機会が中々なくてね。久々にコーヒーの事を思い出したので、淹れてみたのさ。」
「そうでしたか。お命じ下されば、私がお淹れしますものを。今後は私にお任せ下さい。紅茶かコーヒーか指定して頂けばご用意致しますから。」
「お、そうかい?済まないが頼むよ。素人の私がやるよりは、サウルにやって貰った方が十倍は美味しいコーヒーが飲めそうだからね。」
ドリップから滴が落ちきったのを見て、ミルや道具一式と豆の入った袋をインベントリィから出してサウルに渡す。
「旦那様。旦那様はとても質素で、無駄遣いなさる訳でもありませんし、余り体裁を気にされませんが、その様な機能重視の器も宜しいのですが、貴族としては、もう少し見た目を気にされては如何かと思います。貴族の中には、そういった事を重視して、相手を評価してくる方々も居ますゆえ。わざわざ侮られる事はないようにした方が良いかと、ご進言申し上げます。」
「うん、まあサウルの言うことも正しいのだろうけど、そんな見た目で物を判断する輩が居るのか。これだから貴族は嫌いなんだ。」
「旦那様。そう仰らずに。」
「いや、サウルには普段色々としてもらって感謝しているが、悪いが私の本質は冒険者なんだよ。貴族として公の場ではそれなりの振る舞いは心がけるが、プライベートまで、貴族をする積もりはない。恐らくその様な生活に慣れたら、私は堕落するな。何か勘違いをした人間になってしまうだろう。それこそ、下らぬ貴族にね。体裁は時に大事だが、そればかりに囚われるのは、人間として堕落する。それこそ私の嫌いな貴族のようにな。」
「・・・分かりました。私もどうやら、旦那様に理想を押し付けてしまったようです。申し訳有りませんでした。今後は旦那様の仰る通りに致します。」
「済まないね。だがこればかりは、俺の根本に関わる部分だからね。私は冒険者で、副業として貴族をやっているだけだから。済まないがその積もりで頼むよ。」
「承知致しました。」
そう言い、一礼してからヤカンとコンロ以外の道具を持って退室していった。その後ろ姿を見送りながら、サウルには済まないとは思ったが、これは譲れない部分だからと、他の点では貴族らしくしていこうと決めた。まあ、いつまでもつか分からないがね。
マグカップのコーヒーを一口飲むと、お馴染みの苦みと酸味があり、飲み下すとため息がでた。あ~久々のカフェイン。沁みるなぁ。一応紅茶にもカフェインは入っているけどね。気分気分。
気持ちが一段落した所で、午前の続きをしようと、飲み干したマグカップを机に置くと、扉からアイリスが入ってきた。
いつもは、精霊魔法の使いすぎの時くらいしか執務室には入って来ないのだが。珍しいなと思っていると、私に話しかけてきた。
「ショウさん、お話があります。」
「おや、アイリスが改まって私に話とは珍しい。何かな?」
「実は知っているかもしれないけど、町に今、『フォレスター王国』の者が来ています。」
「ああ、二人いるね。それが何か?」
「多分、その二人は私を連れに来たと思うわ。だけど、私は新たな世界樹を貴方と一緒に育て上げなくてはならないの。」
「確かに、神様のお爺さんがそう言っていたな。」
「だから、彼らに私を連れていかせないようにして欲しいの。」
「わかったよ。アイリスがそう望むならね。しかし、今頃になって、エルフ達がなんで連れに来たのかな?」
「多分、精霊から聞いたと思うわ。盗賊達に捕まっていたときは、奴隷紋で精霊魔法を封じられていたし、定期的に移動させられていたから居場所が分からなかったのだと思うけど、貴方の側で同じ所にいたから、それで判明したのだと思うの。」
「成る程ね。所で、エルフ達が迎えに来るなんて、アイリスは何者なのかな?君の親族はお亡くなりになっているのに、何故だい?」
「私がこの大陸最後のハイエルフだからだと思うわ。『フォレスター王国』のエルフにとって、私達ハイエルフは世界樹に仕える神官みたいなもの。世界樹と私達に仕え、守る使命を持つ国なのよ。三百年前の魔物の侵攻からは護れなかったから、余計に責任を感じているのかもしれないわ。」
「そうか、まあアイリスが何者でも私が助けて拾って妹にしたのだから、アイリスがしたいようにしてやるのが兄貴分の私の務めだ。安心しろ、何処へもやらんよ。」
私の言葉を聞いて、ニコりと花が咲いたように笑顔を見せたアイリスだった。
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