251 / 572
第十二章 正しい貴族家のつきあい方。
第200話 ホウ・レン・ソウは基本だよ。
しおりを挟む
今日から十の月が始まる。私が領主となり四ヶ月目だ。領主をワンクールやったが、当初よりはましとは言え、未だに土木工事を中心に毎日忙しくしているよ。
塩田や農園の拡大工事やスラム街だった場所の再開発といった所で、中々自分の時間を確保出来ないでいる。
よく、貧乏暇なしと言うが、金持ちになっても暇がないのは、おかしいとつくづくこの言葉を作った人に言いたいな。
まあ、愚痴はここまでとしておこうかな。
この後、幹部達との報告会議だ。伯爵家、役場、エチゴヤ、騎士団、諜報部隊、港湾公社、直営農園と言った、ツール伯爵家直轄の各部署の幹部が集まり、顔合わせ兼報告会を行う。
何処かの国の役人みたいに右手と左手がそれぞれ何をしているのか知らないと言うことは無くしたいからね。
さて、会議だ。少し人数がいるので、場所を食堂にした。私を入れて十二人だ。
主役席には、勿論私が座る。私から見て右の席には、騎士団長のレナード、続いて諜報部隊長のハミルトン、隣に、行政長官のハザル卿。財政部長のレオパルド卿。司法警察部長のオルソン卿。民政部長のアルトリンゲン君の順で並ぶ。
対して左手には家宰のサウルが座り、隣が『エチゴヤ』のビルさんが座り、その隣に新たに直営農園長になったルイス君で、最後が新任の港湾公社の副理事長のヴァスコ君が順に座っている。執事のガトーが各自の前に紅茶を置き、一礼して出ていった。
「さて、忙しい中で集まってくれて感謝するよ。九の月の報告会を行うよ。初めて見る顔もいるだろうから、簡単に紹介するね。まず、諜報部隊長のハミルトン君。農園長のルイス君。港湾公社の副理事長のヴァスコ君だ。直接互いに関わる事は無いかもしれないが、伯爵家に繋がる各部署の責任者なので、見知っておいてくれ。
それで、今日の報告は概要だけで、細かくは各自報告書で提出するように。宜しいね?」
みんな頭を下げて返事とする。
「まず、レナードから。九の月の報告をしてくれ。」
「はっ。九の月は、前月に新規入団試験を行い、現在百三十七名となりました騎士達の強化を重点的にしておりました。ただ、兵舎の空き部屋数の関係のため、新しく兵舎を建て増ししないと、これ以上の新規召し抱えは出来ません。練度については、現在魔物討伐で強化中であります。また、大規模海賊団の壊滅が完了しました。」
「新規入団者の練度はどの位なの?」
「まあ個人で差はありますが、弱い者でもゴブリンリーダークラスは楽に倒せます。」
「そう、まあ順調かな?最低限オークナイトは倒せる様にまで鍛えてね。」
「はっ、承知しました。」
「次はハミルトン。報告を。」
「はっ、諜報部隊は八の月に組織化されましたばかりの為、他国や他領への活動は、現在実施中であります。詳しい情報は、今月末頃にまとまる予定です。最近の成果としてはツール内の不審者の洗いだしが出来たことです。防諜の意味でも、今後も手を緩めずにいきます。以上です。」
「うん、あれは助かったよ。今後も宜しく。次はサウル。」
「はい、ツールと王都の屋敷の維持経費については、王都の別邸は変わりありません。ツールの屋敷については、メイドの増加と教会への委託運営費の支払いと、農園の働き手の雇用に出費が有りましたが、以前に預かりました予算の範囲で収まりました。しかし、新たに新規事業の出費があれば、追加予算をお願いすることになります。詳しい数字は報告書でご報告します。以上です。」
「そうか、予算内に収まったか。有り難う。次はエチゴヤのビルさん宜しく。」
「はい、概要という事で数字については後日の報告書に記しますが、九の月は、エチゴヤにとって大成功の月でした。まず、先行で発売したクッキー等の食品部門が大当たりし、現在もツールと王都の二店舗で販売堅調であります。月の半ばから販売を始めた手動式水汲みポンプも在庫が尽きてしまい、現在、鋭意製造中ですが二ヶ月待ちの状態です。未だに注文が止みません。また、今月から注文販売する、農作業具の千歯扱きも既に順調に受注を伸ばしております。また、海塩の販売も堅調で、今月中にはツールでの占有率百パーセントも目前です。ただ開業当初に比べて仕事量が急に増えましたので、今月辺りから、人員を増やす予定です。以上です。」
「良い感じだね。次はハザル長官宜しく。」
「はい。まず、経費については、町の人口の増加にともない、各部署において人手が足りなくなり、随時募集している有り様です。以前に取り潰しとなりました商会に勤めていたものを中心に採用しております。勿論身元はしっかりと確認しております。町役場としての新規事業の製塩と公営住宅の管理によって、役場独自の収入を確保したことで、予算に余裕がでています。人口がまだまだ増加する見込みなので、公営住宅の建設の継続と塩田の拡張を引き続き行います。概要としては以上です。」
「ハザル長官、いまツールの人口は何人なのかな?」
「はい、九の月末締めで戸籍に登録済みなのが二万六千程です。未登録者を含めた所では二万七、八千は越えるかと思われます。」
「また、えらく増えたね。引き続き戸籍の作成をしてください。戸籍が政の基礎ですから。」
「承知しました。」
「次はレオパルド卿宜しく。」
「はっ。財政部としては、九の月は単月の収支では黒字と言えます。塩の販売による税収入が大きかったです。人件費が増加したなかで、各種事業の経費で支出過多でしたが、好景気による各ギルドからの税収の増加で黒字になりました。各部所には引き続き無駄のない運営を心がけて頂きたい。以上です。」
「そうか。ちょっと一度に手を広げすぎた感があったかな。私も展開には気を付けよう。次、オルソン卿宜しく。」
「はっ。先月の状況としては、まず領内の治安については、概ね良好と言えます。ツールにおいては、流入している移民が、たまにトラブルを起こす位で、大きな犯罪は勿論、軽犯罪も減ってきております。海賊の被害も大きな海賊団を騎士団に潰してもらってからは、中小の規模の海賊は大人しくなっており、一部は他領へ移動した者達もいたみたいです。町も人口が増えて規模が大きくなりましたが、管轄区域を決めて、各所に駐在所を設けて巡回しているため、治安が安定していると、領民からも好評です。但し、その為に人員の増加を引き続きしております。以上です。」
「人口が今後も増える一方だから、新しい住宅街は早目にエリア化して目を光らせてくれ。」
「承知しました。」
「次は、ルイス君頼む。」
「はい、報告させて頂きます。現在農園では、羊を百頭まで増やしまして、順調に生育しております。来年には羊毛の出荷が期待できます。小麦についても、順調に生育しております。初年度という事で、予想収穫量はさほどではありませんが、耕作地を増やしていただければ、ツールでの消費の三割は賄えると思います。薬草栽培については、早いものは今月中にも収穫し始めるので、『エチゴヤ』さんへの卸しも始まるかと思います。ただ、転作を考えますと、旦那様に新たな耕作地の開墾を引き続きお願いします。以上です。」
「承知だ。頑張るよ。最後、ヴァスコ君。」
「港湾公社の副理事長のヴァスコです。皆さん宜しくお願いします。港湾公社では、港の管理と港の使用料の徴収、荷物の上げ下ろしの労働者の派遣管理業等をしております。先月は、前身の港湾組合の理事長を始めとした不正を働いていた者たちが、伯爵様のお力により摘発排除され新組織となりました。組織としては今月からがスタートとなりますので今後も宜しくお願いします。九の月につきましては、詳しくは報告書に記載しますが、収益としては、黒字でありました。以上です。」
「前の組織は、前の理事長が私物化していたからね。しかもガラの悪い者達を集めてマフィアのように組織化していたからね。帳簿も報告も嘘っぱちだったからな。ヴァスコ君には当たり前の事を当たり前に運営してくれよ。期待している。
さて、暫くはこの面子で運営していく事になる。各自精励してくれ。結果を出してくれれば、私も昇給と言う形で報いたいと思うから、頑張って下さい。」
一同、承知というこてで、一斉に頭を下げた。
塩田や農園の拡大工事やスラム街だった場所の再開発といった所で、中々自分の時間を確保出来ないでいる。
よく、貧乏暇なしと言うが、金持ちになっても暇がないのは、おかしいとつくづくこの言葉を作った人に言いたいな。
まあ、愚痴はここまでとしておこうかな。
この後、幹部達との報告会議だ。伯爵家、役場、エチゴヤ、騎士団、諜報部隊、港湾公社、直営農園と言った、ツール伯爵家直轄の各部署の幹部が集まり、顔合わせ兼報告会を行う。
何処かの国の役人みたいに右手と左手がそれぞれ何をしているのか知らないと言うことは無くしたいからね。
さて、会議だ。少し人数がいるので、場所を食堂にした。私を入れて十二人だ。
主役席には、勿論私が座る。私から見て右の席には、騎士団長のレナード、続いて諜報部隊長のハミルトン、隣に、行政長官のハザル卿。財政部長のレオパルド卿。司法警察部長のオルソン卿。民政部長のアルトリンゲン君の順で並ぶ。
対して左手には家宰のサウルが座り、隣が『エチゴヤ』のビルさんが座り、その隣に新たに直営農園長になったルイス君で、最後が新任の港湾公社の副理事長のヴァスコ君が順に座っている。執事のガトーが各自の前に紅茶を置き、一礼して出ていった。
「さて、忙しい中で集まってくれて感謝するよ。九の月の報告会を行うよ。初めて見る顔もいるだろうから、簡単に紹介するね。まず、諜報部隊長のハミルトン君。農園長のルイス君。港湾公社の副理事長のヴァスコ君だ。直接互いに関わる事は無いかもしれないが、伯爵家に繋がる各部署の責任者なので、見知っておいてくれ。
それで、今日の報告は概要だけで、細かくは各自報告書で提出するように。宜しいね?」
みんな頭を下げて返事とする。
「まず、レナードから。九の月の報告をしてくれ。」
「はっ。九の月は、前月に新規入団試験を行い、現在百三十七名となりました騎士達の強化を重点的にしておりました。ただ、兵舎の空き部屋数の関係のため、新しく兵舎を建て増ししないと、これ以上の新規召し抱えは出来ません。練度については、現在魔物討伐で強化中であります。また、大規模海賊団の壊滅が完了しました。」
「新規入団者の練度はどの位なの?」
「まあ個人で差はありますが、弱い者でもゴブリンリーダークラスは楽に倒せます。」
「そう、まあ順調かな?最低限オークナイトは倒せる様にまで鍛えてね。」
「はっ、承知しました。」
「次はハミルトン。報告を。」
「はっ、諜報部隊は八の月に組織化されましたばかりの為、他国や他領への活動は、現在実施中であります。詳しい情報は、今月末頃にまとまる予定です。最近の成果としてはツール内の不審者の洗いだしが出来たことです。防諜の意味でも、今後も手を緩めずにいきます。以上です。」
「うん、あれは助かったよ。今後も宜しく。次はサウル。」
「はい、ツールと王都の屋敷の維持経費については、王都の別邸は変わりありません。ツールの屋敷については、メイドの増加と教会への委託運営費の支払いと、農園の働き手の雇用に出費が有りましたが、以前に預かりました予算の範囲で収まりました。しかし、新たに新規事業の出費があれば、追加予算をお願いすることになります。詳しい数字は報告書でご報告します。以上です。」
「そうか、予算内に収まったか。有り難う。次はエチゴヤのビルさん宜しく。」
「はい、概要という事で数字については後日の報告書に記しますが、九の月は、エチゴヤにとって大成功の月でした。まず、先行で発売したクッキー等の食品部門が大当たりし、現在もツールと王都の二店舗で販売堅調であります。月の半ばから販売を始めた手動式水汲みポンプも在庫が尽きてしまい、現在、鋭意製造中ですが二ヶ月待ちの状態です。未だに注文が止みません。また、今月から注文販売する、農作業具の千歯扱きも既に順調に受注を伸ばしております。また、海塩の販売も堅調で、今月中にはツールでの占有率百パーセントも目前です。ただ開業当初に比べて仕事量が急に増えましたので、今月辺りから、人員を増やす予定です。以上です。」
「良い感じだね。次はハザル長官宜しく。」
「はい。まず、経費については、町の人口の増加にともない、各部署において人手が足りなくなり、随時募集している有り様です。以前に取り潰しとなりました商会に勤めていたものを中心に採用しております。勿論身元はしっかりと確認しております。町役場としての新規事業の製塩と公営住宅の管理によって、役場独自の収入を確保したことで、予算に余裕がでています。人口がまだまだ増加する見込みなので、公営住宅の建設の継続と塩田の拡張を引き続き行います。概要としては以上です。」
「ハザル長官、いまツールの人口は何人なのかな?」
「はい、九の月末締めで戸籍に登録済みなのが二万六千程です。未登録者を含めた所では二万七、八千は越えるかと思われます。」
「また、えらく増えたね。引き続き戸籍の作成をしてください。戸籍が政の基礎ですから。」
「承知しました。」
「次はレオパルド卿宜しく。」
「はっ。財政部としては、九の月は単月の収支では黒字と言えます。塩の販売による税収入が大きかったです。人件費が増加したなかで、各種事業の経費で支出過多でしたが、好景気による各ギルドからの税収の増加で黒字になりました。各部所には引き続き無駄のない運営を心がけて頂きたい。以上です。」
「そうか。ちょっと一度に手を広げすぎた感があったかな。私も展開には気を付けよう。次、オルソン卿宜しく。」
「はっ。先月の状況としては、まず領内の治安については、概ね良好と言えます。ツールにおいては、流入している移民が、たまにトラブルを起こす位で、大きな犯罪は勿論、軽犯罪も減ってきております。海賊の被害も大きな海賊団を騎士団に潰してもらってからは、中小の規模の海賊は大人しくなっており、一部は他領へ移動した者達もいたみたいです。町も人口が増えて規模が大きくなりましたが、管轄区域を決めて、各所に駐在所を設けて巡回しているため、治安が安定していると、領民からも好評です。但し、その為に人員の増加を引き続きしております。以上です。」
「人口が今後も増える一方だから、新しい住宅街は早目にエリア化して目を光らせてくれ。」
「承知しました。」
「次は、ルイス君頼む。」
「はい、報告させて頂きます。現在農園では、羊を百頭まで増やしまして、順調に生育しております。来年には羊毛の出荷が期待できます。小麦についても、順調に生育しております。初年度という事で、予想収穫量はさほどではありませんが、耕作地を増やしていただければ、ツールでの消費の三割は賄えると思います。薬草栽培については、早いものは今月中にも収穫し始めるので、『エチゴヤ』さんへの卸しも始まるかと思います。ただ、転作を考えますと、旦那様に新たな耕作地の開墾を引き続きお願いします。以上です。」
「承知だ。頑張るよ。最後、ヴァスコ君。」
「港湾公社の副理事長のヴァスコです。皆さん宜しくお願いします。港湾公社では、港の管理と港の使用料の徴収、荷物の上げ下ろしの労働者の派遣管理業等をしております。先月は、前身の港湾組合の理事長を始めとした不正を働いていた者たちが、伯爵様のお力により摘発排除され新組織となりました。組織としては今月からがスタートとなりますので今後も宜しくお願いします。九の月につきましては、詳しくは報告書に記載しますが、収益としては、黒字でありました。以上です。」
「前の組織は、前の理事長が私物化していたからね。しかもガラの悪い者達を集めてマフィアのように組織化していたからね。帳簿も報告も嘘っぱちだったからな。ヴァスコ君には当たり前の事を当たり前に運営してくれよ。期待している。
さて、暫くはこの面子で運営していく事になる。各自精励してくれ。結果を出してくれれば、私も昇給と言う形で報いたいと思うから、頑張って下さい。」
一同、承知というこてで、一斉に頭を下げた。
20
お気に入りに追加
3,637
あなたにおすすめの小説
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
【完結】転移魔王の、人間国崩壊プラン! 魔王召喚されて現れた大正生まれ104歳のババアの、堕落した冒険者を作るダンジョンに抜かりがない!
udonlevel2
ファンタジー
勇者に魔王様を殺され劣勢の魔族軍!ついに魔王召喚をするが現れたのは100歳を超えるババア!?
若返りスキルを使いサイドカー乗り回し、キャンピングカーを乗り回し!
経験値欲しさに冒険者を襲う!!
「殺られる前に殺りな!」「勇者の金を奪うんだよ!」と作り出される町は正に理想郷!?
戦争を生き抜いてきた魔王ババア……今正に絶頂期を迎える!
他サイトにも掲載中です。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる