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第十一章 慌ただしき日々。そして、続かぬ平穏。
第184話 一つ一つ片付けますかねぇ。⑦
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司祭のフロイス殿に礼を言い、神様にお祈りを捧げた後、お布施として金貨二枚渡して教会をでた。
続いて、向かったのは先月新しく開墾した伯爵家直営の農園だ。
本当なら水田も作りたい所だったが、いまだに種籾を入手出来ていないので、田んぼだけは先に作っておいた。他には小麦の畑と赤実つまりトマト用の畑を用意してある。将来的には薬草の人工栽培も目指している。『世界の理』で栽培方法は確認したので、栽培に成功して薬草不足に歯止めがかかれば良いのだが。
今の農地には先月小麦を蒔いたばかりである。また、牧草地では買い付けたばかりの羊が五十頭放牧されている。休耕地には『魔の森』の木材を伐採した跡地から地面の土を掘り起こして、休耕地に鋤き混む事で土を作っている。
この世界の農業は肥料を撒くなんて事はまだ知られていないので、皆不思議そうにしていたな。
農園で雇った農民達も、言われて手伝っているが、何の為にやっている事か分かってない様子だった。いずれはその辺の知識も広めなくてはと思っている。
やっと農園に着くと、馬車から皆降りた。
「にゃー!広いにゃ。」
アルメイダが広大な牧草地を見て叫ぶ。
「あれは何にゃ?」
興味深く羊を指差した。
「ああ、あれは羊という生き物だよ。毛から羊毛が取れるんだよ。織物の糸になるんだ。お肉は少しクセがあるけど、慣れれば旨いしね。」
「にゃー!あのモコモコ食べるのかにゃ?」
「増やす途中だからね。食べるのはもう少し増えてからだね。」
「にゃー!楽しみだにゃ。」
「ジンギスカン焼きかぁ。昔を思い出すなぁ。」
「おや、旦那様。以前に羊肉を食べたことがございますので?」
「まあ、実家に居た時にね。」
「左様ですか。わたくし、この年まで食したことがございません。どの様なお味なのでしょうか?」
「うーん、大人の羊の肉は臭みがあるからね。うちの故郷では果物や香辛料の漬け汁に漬けた肉を焼いた焼き肉で食べていたからね。肉の味と言うよりも漬け汁との合わさった味だったね。果物の味が効いていて旨かったよ。子供の羊はラム肉といって、大人の羊肉よりクセが無くて柔らかかったのを覚えているな。」
「焼き肉かにゃ。楽しみだにゃ。」
「ああ、いろんな食材が取れると良いね。先が楽しみだ。ところでサウル、ここで働く人は何人いるんだい?」
「放牧には三人、畑には二十人雇っております。放牧は将来的には数が増えることを考えると、今の倍位の人手を考えていますし、畑につきましても、他の作物の栽培が始まれば、人手が足りなくなってきますので、倍の四十人程を考えております。」
「まあ、農業はまず一年経ってみないと、先の予想は難しいからね。ここは長い目で見ていきましょうかね。」
「承知しました、旦那様。」
「うん、頼むよ。・・・おや、アイリスは大人しいね。どうしたのかな?」
「風と土と水の精霊の声を聞いていたのよ。」
「ほぅ、精霊は何と言っているのかな?」
「みんな、貴方を祝福しているわ。ここの土地全体に、様々な精霊の祝福があり、精霊達も集まっているわ。・・・早く薬草を育てろと言っているわね。この土地はどうやら竜脈の通り道みたいね。魔力や精霊力が高い土地のようよ。それで精霊達が多いのかも。覚えているかしら、神様の言葉を。世界樹についての言葉を。」
「ああ、覚えているよ。竜脈が集まる場所に世界樹の種を植えて育てろと。場所は君が判るみたいに言っていたけどね。」
「ええ。私はハイエルフ。世界樹の守り人よ。まだその時期ではないけど、場所は案外町から近いかもね。今はそれしか言えないわ。」
「そうかい。時が来たら教えてくれよ。」
「ええ、勿論よ。」
「・・・あの、旦那様。世界樹とか、神様の言葉とか何を仰っているのでしょうか?」
「いや、アイリスとね神様にかけて約束したことがあるんだよ。詳しくは話せない事をね。」
「そうですか。分かりました。これ以上はお聞きしません。」
「済まないね、サウル。話せる時がきたらな。」
「その時を、お待ちしております。」
私達は、そのあと暫く無言で農園の風景を見ていたが、アルメイダがお腹を鳴らしたので、皆笑いながら馬車に乗りこみ屋敷に帰った。
屋敷に着いたときは、丁度日が落ち初めて、空が赤くなり出した頃だった。
執務机の椅子に腰掛けて、さて夕食までどうしようかと考えていると、サウルが来客だといって部屋に入ってきた。誰が来たのかと聞くと、『エチゴヤ』のビルさんが訪ねて来たとのこと。執務室に案内することとお茶を頼む。暫くするとノックがあり、どうぞと言うとビルさんが入ってきた。私は立ち上がり、ソファーを勧めるとビルさんの対面にすわった。
その時丁度、サウルがティーセットをトレイに乗せて、部屋に入って来た。
私から、来訪の用件を訊ねる。
「おや、ビルさん。どうしました?」
「いえ、昼間オーナーに来店頂いたのに、私が接客中でお話が出来なかったので、ご用は何かと思いまして。」
「いや、明日にでもまた伺おうと思ってましたのに、ご足労頂き申し訳ないです。五点程、相談が有りましてね。」
「五点とは結構ありますな。」
「ええ、まず一点目。先月ですが、海賊退治した折りに水夫を十六人確保しましてね、船一隻なら動かせるようになりました。本当はもう少し後に開始したかったのですが、貿易をしようかと考えてます。どうでしょうか?まだ早いでしょうか?」
「そうですね。正直まだ時期尚早かと思います。貿易となると、こちらからの積み荷に何を持って行くか考えないといけません。しかし現状では、特産品と言える物がありません。これでは貿易で儲ける事が出来ません。もう少し時期を後にして、家の特産品を作り生産性を上げてからにしましょう。」
「成る程。分かりました。こちらから売る物がないと、いけないと言うことですね。」
「そう言うことです。」
「では二点目ですが、今日農園に視察に行ったのですが、現在小麦を蒔いただけで、他の作物を栽培していないので、薬草を栽培しようかと思います。実際栽培方法は分かっています。後は、『魔の森』に薬草の種を取りに行くだけです。収穫出来るようになったら、『エチゴヤ』で買い取って貰えますか?勿論、相場通りで構いません。」
「オーナーは薬草の栽培方法をご存知なのですか?」
「ええ、知ってます。他の地ではどこも栽培してない作物だから、栽培に成功すれば、儲けに成るかなと思いまして、どうでしょう?」
「良いかと思います。現在ウェザリア王国内では、慢性的な回復ポーション不足です。需要に対して供給が追い付いていないのです。ただ、生産量を上げないと、原料だけ確保しても、商品の数を確保出来なければ意味がないのですが?」
「はい、私もそれは考えました。そこでこれを作りました。どうぞ。」
インベントリィから錬金術魔法の魔法書と各種の初級・中級・上級ポーションのレシピ集の二冊の本を取り出した。
「オーナー、これは?」
「ガイアワールド、つまりこの世界の全ての錬金術魔法が載っている魔法書と各種ポーションのレシピ集です。多分ここまで詳しく纏められた本は無いでしょう。これ等を使って、錬金術士を増やして、ポーションを大量生産していくと言のはどうでしょう。」
「成る程。確かにこの魔法書が有れば錬金術士を増やしていくことは出来ますね。良いでしょう。早速取りかかりましょう。この本はお預かりしても宜しいですかな?」
「ええ、お持ちになって下さい。では、農園でも薬草の栽培に入りますね。」
「ええ、お願いします、オーナー。」
我がツール伯爵領の富国強兵の為の殖産興業の提案はまだ続くのだ。夕食前に終わるかな?と、頭の隅でチラリと考える私だった。
続いて、向かったのは先月新しく開墾した伯爵家直営の農園だ。
本当なら水田も作りたい所だったが、いまだに種籾を入手出来ていないので、田んぼだけは先に作っておいた。他には小麦の畑と赤実つまりトマト用の畑を用意してある。将来的には薬草の人工栽培も目指している。『世界の理』で栽培方法は確認したので、栽培に成功して薬草不足に歯止めがかかれば良いのだが。
今の農地には先月小麦を蒔いたばかりである。また、牧草地では買い付けたばかりの羊が五十頭放牧されている。休耕地には『魔の森』の木材を伐採した跡地から地面の土を掘り起こして、休耕地に鋤き混む事で土を作っている。
この世界の農業は肥料を撒くなんて事はまだ知られていないので、皆不思議そうにしていたな。
農園で雇った農民達も、言われて手伝っているが、何の為にやっている事か分かってない様子だった。いずれはその辺の知識も広めなくてはと思っている。
やっと農園に着くと、馬車から皆降りた。
「にゃー!広いにゃ。」
アルメイダが広大な牧草地を見て叫ぶ。
「あれは何にゃ?」
興味深く羊を指差した。
「ああ、あれは羊という生き物だよ。毛から羊毛が取れるんだよ。織物の糸になるんだ。お肉は少しクセがあるけど、慣れれば旨いしね。」
「にゃー!あのモコモコ食べるのかにゃ?」
「増やす途中だからね。食べるのはもう少し増えてからだね。」
「にゃー!楽しみだにゃ。」
「ジンギスカン焼きかぁ。昔を思い出すなぁ。」
「おや、旦那様。以前に羊肉を食べたことがございますので?」
「まあ、実家に居た時にね。」
「左様ですか。わたくし、この年まで食したことがございません。どの様なお味なのでしょうか?」
「うーん、大人の羊の肉は臭みがあるからね。うちの故郷では果物や香辛料の漬け汁に漬けた肉を焼いた焼き肉で食べていたからね。肉の味と言うよりも漬け汁との合わさった味だったね。果物の味が効いていて旨かったよ。子供の羊はラム肉といって、大人の羊肉よりクセが無くて柔らかかったのを覚えているな。」
「焼き肉かにゃ。楽しみだにゃ。」
「ああ、いろんな食材が取れると良いね。先が楽しみだ。ところでサウル、ここで働く人は何人いるんだい?」
「放牧には三人、畑には二十人雇っております。放牧は将来的には数が増えることを考えると、今の倍位の人手を考えていますし、畑につきましても、他の作物の栽培が始まれば、人手が足りなくなってきますので、倍の四十人程を考えております。」
「まあ、農業はまず一年経ってみないと、先の予想は難しいからね。ここは長い目で見ていきましょうかね。」
「承知しました、旦那様。」
「うん、頼むよ。・・・おや、アイリスは大人しいね。どうしたのかな?」
「風と土と水の精霊の声を聞いていたのよ。」
「ほぅ、精霊は何と言っているのかな?」
「みんな、貴方を祝福しているわ。ここの土地全体に、様々な精霊の祝福があり、精霊達も集まっているわ。・・・早く薬草を育てろと言っているわね。この土地はどうやら竜脈の通り道みたいね。魔力や精霊力が高い土地のようよ。それで精霊達が多いのかも。覚えているかしら、神様の言葉を。世界樹についての言葉を。」
「ああ、覚えているよ。竜脈が集まる場所に世界樹の種を植えて育てろと。場所は君が判るみたいに言っていたけどね。」
「ええ。私はハイエルフ。世界樹の守り人よ。まだその時期ではないけど、場所は案外町から近いかもね。今はそれしか言えないわ。」
「そうかい。時が来たら教えてくれよ。」
「ええ、勿論よ。」
「・・・あの、旦那様。世界樹とか、神様の言葉とか何を仰っているのでしょうか?」
「いや、アイリスとね神様にかけて約束したことがあるんだよ。詳しくは話せない事をね。」
「そうですか。分かりました。これ以上はお聞きしません。」
「済まないね、サウル。話せる時がきたらな。」
「その時を、お待ちしております。」
私達は、そのあと暫く無言で農園の風景を見ていたが、アルメイダがお腹を鳴らしたので、皆笑いながら馬車に乗りこみ屋敷に帰った。
屋敷に着いたときは、丁度日が落ち初めて、空が赤くなり出した頃だった。
執務机の椅子に腰掛けて、さて夕食までどうしようかと考えていると、サウルが来客だといって部屋に入ってきた。誰が来たのかと聞くと、『エチゴヤ』のビルさんが訪ねて来たとのこと。執務室に案内することとお茶を頼む。暫くするとノックがあり、どうぞと言うとビルさんが入ってきた。私は立ち上がり、ソファーを勧めるとビルさんの対面にすわった。
その時丁度、サウルがティーセットをトレイに乗せて、部屋に入って来た。
私から、来訪の用件を訊ねる。
「おや、ビルさん。どうしました?」
「いえ、昼間オーナーに来店頂いたのに、私が接客中でお話が出来なかったので、ご用は何かと思いまして。」
「いや、明日にでもまた伺おうと思ってましたのに、ご足労頂き申し訳ないです。五点程、相談が有りましてね。」
「五点とは結構ありますな。」
「ええ、まず一点目。先月ですが、海賊退治した折りに水夫を十六人確保しましてね、船一隻なら動かせるようになりました。本当はもう少し後に開始したかったのですが、貿易をしようかと考えてます。どうでしょうか?まだ早いでしょうか?」
「そうですね。正直まだ時期尚早かと思います。貿易となると、こちらからの積み荷に何を持って行くか考えないといけません。しかし現状では、特産品と言える物がありません。これでは貿易で儲ける事が出来ません。もう少し時期を後にして、家の特産品を作り生産性を上げてからにしましょう。」
「成る程。分かりました。こちらから売る物がないと、いけないと言うことですね。」
「そう言うことです。」
「では二点目ですが、今日農園に視察に行ったのですが、現在小麦を蒔いただけで、他の作物を栽培していないので、薬草を栽培しようかと思います。実際栽培方法は分かっています。後は、『魔の森』に薬草の種を取りに行くだけです。収穫出来るようになったら、『エチゴヤ』で買い取って貰えますか?勿論、相場通りで構いません。」
「オーナーは薬草の栽培方法をご存知なのですか?」
「ええ、知ってます。他の地ではどこも栽培してない作物だから、栽培に成功すれば、儲けに成るかなと思いまして、どうでしょう?」
「良いかと思います。現在ウェザリア王国内では、慢性的な回復ポーション不足です。需要に対して供給が追い付いていないのです。ただ、生産量を上げないと、原料だけ確保しても、商品の数を確保出来なければ意味がないのですが?」
「はい、私もそれは考えました。そこでこれを作りました。どうぞ。」
インベントリィから錬金術魔法の魔法書と各種の初級・中級・上級ポーションのレシピ集の二冊の本を取り出した。
「オーナー、これは?」
「ガイアワールド、つまりこの世界の全ての錬金術魔法が載っている魔法書と各種ポーションのレシピ集です。多分ここまで詳しく纏められた本は無いでしょう。これ等を使って、錬金術士を増やして、ポーションを大量生産していくと言のはどうでしょう。」
「成る程。確かにこの魔法書が有れば錬金術士を増やしていくことは出来ますね。良いでしょう。早速取りかかりましょう。この本はお預かりしても宜しいですかな?」
「ええ、お持ちになって下さい。では、農園でも薬草の栽培に入りますね。」
「ええ、お願いします、オーナー。」
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