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第 五章 王都と陰謀と武闘大会
幕間18話 ある兄妹の転換点⑩。
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リーラの町を出発して四日後、王都に帰還しました。途中の町や村などは早くも王国軍の完全勝利が伝わっており、勝利を祝うため人が総出で軍列に手を振って見送ってくれたり、歓声を上げてくれました。王都では、入り口の門の外にも人が溢れ、軍列に歓声を上げています。
王宮へ向かう道は王都の民で一杯です。皆口々に陛下やバラン団長や侯爵の名前を叫んでいて、王国万歳と叫んでいます。
私達兄妹は、騎馬隊の隊列に混じって行進しています。オオガミ様はというと、騎馬隊の騎士に紛れてひたすら目立たない様に、顔を俯いて行進しています。私達兄妹はそんなオオガミ様のあの一騎討ちの時とは全く違う姿にややあきれながら、これもオオガミ様だと思い何も言わないでおきました。
この日、今の王都では宿屋を探すのは難しいということで、オオガミ様と共に侯爵邸に泊めて頂きました。
なぜかセイラ様が私に対して張り合う様に振る舞ってきましたが、明日は謁見という事で早目に休むためになり、それ以上張り合うことは無かったです。何なんでしょうか?
オオガミ様もセイラ様の様子に困った顔をしています。私はセイラ様と張り合う気はないのですが・・。
翌朝、侯爵様とご一緒の馬車に乗せて頂き、王宮へと向かいました。謁見者向けの待合室にて謁見の順番を待っていますと、まず侯爵様が呼ばれて出ていかれました。暫くしてから、私達が呼ばれて謁見の間に向かいました。
「三人共に中へ。」
儀仗兵が謁見の間の大扉を開けてくれて、中に入り目の前に真っ直ぐ伸びる赤いカーペットの上を王座に向けて歩いていきます。
赤いカーペットを挟んで玉座に向かい右側を貴族の方々が並び、 左側を軍の高級将校の皆さんが並んでいました。
カーペットの切れ目の手前で片膝をつき、頭を下げました。王様のお声をそのまま待ちます。
「三人共に面をあげよ。」
言葉の通り頭を上げます。王座に座る王様がいます。
「今回のクロイセン帝国軍との戦い、大変に見事であった。特にオオガミは指揮官のリヒト侯爵の参謀として帝国軍を破るべく策を練り、敵の兵糧を焼き尽くす功績を立て、また戦闘時にはその魔法により、帝国軍二万を壊滅させ、指揮官の参謀としても、的確な作戦を提示して帝国軍に対して完勝に導いたは大功といえる。また、個人としても、帝国のザラ将軍を一騎討ちで倒す功績を上げた。よって、オオガミをまず、参謀としての功績で法衣男爵となす。続いてザラ将軍を一騎討ちで倒した功績により法衣子爵となす。
また、戦争前に帝国からの工作による内乱の危機を防いだ功績により法衣伯爵とする。」
すると、慌てて年老いた上級貴族が出て来て、言葉を遮った。
「お待ち下さい、陛下。恐れながら申し上げます。そのようなどこの者とも判らぬものを上級貴族にいきなりお取り立てになるのは、些かどうかと思われますが?」
「ほう、では聞こうか?貴公は此度の騒動で何か功績を上げる様な事をしたのか?」
「あ、いえ何もしておりませんが・・・。」
「では改めて聞くぞ、何か問題があるのか?」
「・・・いえ、何もありません。失礼を致しました。」
男はそそくさと元いた列に並んだ。
「続ける。またその折に王都に巣食う闇ギルドを一網打尽とした功績により王室直轄地からツールの港町と町を中心に周囲百キロ四方を領地として与える。今後はツール伯爵と呼称するように。
最後に武闘会期間中に帝国の暗殺部隊を捕らえた功績により、国軍に於いて軍師将軍の地位と国軍一万人の指揮権をあたえるものとする。」
さすがは使徒様。あの短い期間の間に私達の知らない所で功績をこれだけ上げていらしたとは知りませんでした。何一つ他人に誇る事もなく、常と変わらぬご様子と奥ゆかしさ。見習わないといけませんね。そんな事を考えていると、
「謹んでお受けします。」
「うむ、この後に宰相から詳しい説明を受けるように。では下がって良い。」
「はっ!」
オオガミ様がなんと伯爵様になられました。領地持ちの貴族になられました。我が事のように嬉しいです。
オオガミ様が先に謁見の間を下がられました。私達兄妹は残って王様の沙汰を待ちます。
「次はレナードとシーラ兄妹だが。先程賞したオオガミに付き従って、敵陣に潜入し兵糧を焼き尽くす計略を手伝い、戦闘終了後は敵味方の分け隔てなく治療を施し、またその手伝いをしたは誠に神妙である。よって、レナードは騎士爵の身分とツール伯爵付きの武官とする。また楯鎧に家紋の表示を許すものとする。最後に報償として軍馬一頭と金貨五十枚を授ける。よいな。」
「はっ!有り難き幸せ。家名と神命にかけて、尽くします。」
「うむ、頼んだぞ。」
「はっ!」
「次にシーラよ。僧侶の身でありながらも、兄と共にオオガミの力となり敵の兵糧を焼き、戦闘終了後は神の慈悲を持って、全ての傷つきし兵に治療を与えたこと、誠に僧侶の鑑である。よって教会本部に些少だが国としてお布施を寄進させて頂く。また僅かではあるが、そなたにも報償金を授ける。宜しいか?」
「はい、誠に有難うございます。貧しき民の救いとなります。神の名の元、陛下に感謝いたします。」
「うむ。下がって良いぞ。」
一礼して、私達兄妹は謁見の間から退室しました。
先程いた謁見者用待合室に戻ると、オオガミ様が不本意だと言わんばかりのお顔をして、椅子に座られていました。どうしたのでしょうか?私達が部屋に入ると表情を普段に戻し、笑いながら報償に何を貰ったか尋ねてきました。
兄はオオガミ様付きの武官で騎士爵に任じられ、盾鎧に家紋の表示を許された事と報償金と馬を貰ったと誇らし気に言いました。私は教会に所属しているので地位や任官はありませんが、教会に対してお布施として、かなりの金貨が寄進されることになり、私自身にも報償金を頂くとお伝えしました。
暫くすると侯爵様が待合室に来て宰相様が待っているから、別室に行くのでついて参れとオオガミ様と一緒に私達も着いていきます。
別室には宰相様だけでなくなんと王様もいらしゃいました。私達が椅子に座ると、王様と侯爵様と宰相様は揃ってオオガミ様に頭を下げられました。王様がオオガミ様に話し出しました。
「誠に申し訳ない、使徒様。改めてお願いします。我が国にお力をお貸しください。お願いします。」
「「お願いします。」」
三人共に頭を下げる。
オオガミ様は、大きく溜息をついて王様に尋ねられた。
「宰相閣下も、俺の事情を知っているのかな?」
「今回の論功行賞を行うのにどうしても納得してもらうために私が話した。」
「まさか主神アマテル様の使徒様とは存じ上げませんでした。今までのご無礼お許しください。」
王様と宰相様が答える。
オオガミ様に宰相様が詫びてらっしゃいます。
「ああ、そういう仰々しいのは苦手なので普通にしてください。宰相閣下は侯爵で俺よりも上の爵位なんですから。」
「そうか?済まぬな。では今まで通りにさせてもらおう。」
「ええ、それで頼みます。」
「では、オオガミよ改めて今回の論功行賞を受けてくれるな?」
「ふう、仕方ありませんね、王様。ちょっと不意打ちで卑怯かとも思いましたが、ここまで頼りにされれば仕方ありません。
ただし、個人的に冒険者活動は続けさせて貰いますが宜しいですか?」
「うむ、どの様に統治しようとも、裁量権は領主にあるので好きに治めてよい。
王国への納税は五年間免除とする。その間に町をきちんと治められるようにしてくれ。冒険者を続けると言うのであれば国からAランクに推薦しておこう。また、国軍一万の扱いだが、ツールの町に駐屯とする。勿論国軍なので給料兵糧は王宮が持つ。駐屯地の兵舎と練兵場を用意してもらいたい。用意できるまでは王都の兵舎にいる形になる。編成訓練などは指揮権のあるオオガミ殿に一任する。勿論王宮からの指令には従って貰いたい。
着任は二ヶ月後 七の月一日からだ。現在ツールは王宮からの代官が治めているが、七の月の一日からはオオガミ殿の管轄の元、執政官として働くこととなる。かれらの給料は王宮から払われるので心配しなくとも良い。ただ新しくオオガミ殿が個人的に雇われた者はオオガミ 殿より給金を払うものとします。まずここまではよろしいかな?」
「解りました。」
「続いて、貴族としての権利と義務についてお話しします。」
この後も、オオガミ様に貴族家の立ち上げについて、お話が続きました。お会いして、一週間私達兄妹の運命の車輪が激しく回り始めました。
王宮へ向かう道は王都の民で一杯です。皆口々に陛下やバラン団長や侯爵の名前を叫んでいて、王国万歳と叫んでいます。
私達兄妹は、騎馬隊の隊列に混じって行進しています。オオガミ様はというと、騎馬隊の騎士に紛れてひたすら目立たない様に、顔を俯いて行進しています。私達兄妹はそんなオオガミ様のあの一騎討ちの時とは全く違う姿にややあきれながら、これもオオガミ様だと思い何も言わないでおきました。
この日、今の王都では宿屋を探すのは難しいということで、オオガミ様と共に侯爵邸に泊めて頂きました。
なぜかセイラ様が私に対して張り合う様に振る舞ってきましたが、明日は謁見という事で早目に休むためになり、それ以上張り合うことは無かったです。何なんでしょうか?
オオガミ様もセイラ様の様子に困った顔をしています。私はセイラ様と張り合う気はないのですが・・。
翌朝、侯爵様とご一緒の馬車に乗せて頂き、王宮へと向かいました。謁見者向けの待合室にて謁見の順番を待っていますと、まず侯爵様が呼ばれて出ていかれました。暫くしてから、私達が呼ばれて謁見の間に向かいました。
「三人共に中へ。」
儀仗兵が謁見の間の大扉を開けてくれて、中に入り目の前に真っ直ぐ伸びる赤いカーペットの上を王座に向けて歩いていきます。
赤いカーペットを挟んで玉座に向かい右側を貴族の方々が並び、 左側を軍の高級将校の皆さんが並んでいました。
カーペットの切れ目の手前で片膝をつき、頭を下げました。王様のお声をそのまま待ちます。
「三人共に面をあげよ。」
言葉の通り頭を上げます。王座に座る王様がいます。
「今回のクロイセン帝国軍との戦い、大変に見事であった。特にオオガミは指揮官のリヒト侯爵の参謀として帝国軍を破るべく策を練り、敵の兵糧を焼き尽くす功績を立て、また戦闘時にはその魔法により、帝国軍二万を壊滅させ、指揮官の参謀としても、的確な作戦を提示して帝国軍に対して完勝に導いたは大功といえる。また、個人としても、帝国のザラ将軍を一騎討ちで倒す功績を上げた。よって、オオガミをまず、参謀としての功績で法衣男爵となす。続いてザラ将軍を一騎討ちで倒した功績により法衣子爵となす。
また、戦争前に帝国からの工作による内乱の危機を防いだ功績により法衣伯爵とする。」
すると、慌てて年老いた上級貴族が出て来て、言葉を遮った。
「お待ち下さい、陛下。恐れながら申し上げます。そのようなどこの者とも判らぬものを上級貴族にいきなりお取り立てになるのは、些かどうかと思われますが?」
「ほう、では聞こうか?貴公は此度の騒動で何か功績を上げる様な事をしたのか?」
「あ、いえ何もしておりませんが・・・。」
「では改めて聞くぞ、何か問題があるのか?」
「・・・いえ、何もありません。失礼を致しました。」
男はそそくさと元いた列に並んだ。
「続ける。またその折に王都に巣食う闇ギルドを一網打尽とした功績により王室直轄地からツールの港町と町を中心に周囲百キロ四方を領地として与える。今後はツール伯爵と呼称するように。
最後に武闘会期間中に帝国の暗殺部隊を捕らえた功績により、国軍に於いて軍師将軍の地位と国軍一万人の指揮権をあたえるものとする。」
さすがは使徒様。あの短い期間の間に私達の知らない所で功績をこれだけ上げていらしたとは知りませんでした。何一つ他人に誇る事もなく、常と変わらぬご様子と奥ゆかしさ。見習わないといけませんね。そんな事を考えていると、
「謹んでお受けします。」
「うむ、この後に宰相から詳しい説明を受けるように。では下がって良い。」
「はっ!」
オオガミ様がなんと伯爵様になられました。領地持ちの貴族になられました。我が事のように嬉しいです。
オオガミ様が先に謁見の間を下がられました。私達兄妹は残って王様の沙汰を待ちます。
「次はレナードとシーラ兄妹だが。先程賞したオオガミに付き従って、敵陣に潜入し兵糧を焼き尽くす計略を手伝い、戦闘終了後は敵味方の分け隔てなく治療を施し、またその手伝いをしたは誠に神妙である。よって、レナードは騎士爵の身分とツール伯爵付きの武官とする。また楯鎧に家紋の表示を許すものとする。最後に報償として軍馬一頭と金貨五十枚を授ける。よいな。」
「はっ!有り難き幸せ。家名と神命にかけて、尽くします。」
「うむ、頼んだぞ。」
「はっ!」
「次にシーラよ。僧侶の身でありながらも、兄と共にオオガミの力となり敵の兵糧を焼き、戦闘終了後は神の慈悲を持って、全ての傷つきし兵に治療を与えたこと、誠に僧侶の鑑である。よって教会本部に些少だが国としてお布施を寄進させて頂く。また僅かではあるが、そなたにも報償金を授ける。宜しいか?」
「はい、誠に有難うございます。貧しき民の救いとなります。神の名の元、陛下に感謝いたします。」
「うむ。下がって良いぞ。」
一礼して、私達兄妹は謁見の間から退室しました。
先程いた謁見者用待合室に戻ると、オオガミ様が不本意だと言わんばかりのお顔をして、椅子に座られていました。どうしたのでしょうか?私達が部屋に入ると表情を普段に戻し、笑いながら報償に何を貰ったか尋ねてきました。
兄はオオガミ様付きの武官で騎士爵に任じられ、盾鎧に家紋の表示を許された事と報償金と馬を貰ったと誇らし気に言いました。私は教会に所属しているので地位や任官はありませんが、教会に対してお布施として、かなりの金貨が寄進されることになり、私自身にも報償金を頂くとお伝えしました。
暫くすると侯爵様が待合室に来て宰相様が待っているから、別室に行くのでついて参れとオオガミ様と一緒に私達も着いていきます。
別室には宰相様だけでなくなんと王様もいらしゃいました。私達が椅子に座ると、王様と侯爵様と宰相様は揃ってオオガミ様に頭を下げられました。王様がオオガミ様に話し出しました。
「誠に申し訳ない、使徒様。改めてお願いします。我が国にお力をお貸しください。お願いします。」
「「お願いします。」」
三人共に頭を下げる。
オオガミ様は、大きく溜息をついて王様に尋ねられた。
「宰相閣下も、俺の事情を知っているのかな?」
「今回の論功行賞を行うのにどうしても納得してもらうために私が話した。」
「まさか主神アマテル様の使徒様とは存じ上げませんでした。今までのご無礼お許しください。」
王様と宰相様が答える。
オオガミ様に宰相様が詫びてらっしゃいます。
「ああ、そういう仰々しいのは苦手なので普通にしてください。宰相閣下は侯爵で俺よりも上の爵位なんですから。」
「そうか?済まぬな。では今まで通りにさせてもらおう。」
「ええ、それで頼みます。」
「では、オオガミよ改めて今回の論功行賞を受けてくれるな?」
「ふう、仕方ありませんね、王様。ちょっと不意打ちで卑怯かとも思いましたが、ここまで頼りにされれば仕方ありません。
ただし、個人的に冒険者活動は続けさせて貰いますが宜しいですか?」
「うむ、どの様に統治しようとも、裁量権は領主にあるので好きに治めてよい。
王国への納税は五年間免除とする。その間に町をきちんと治められるようにしてくれ。冒険者を続けると言うのであれば国からAランクに推薦しておこう。また、国軍一万の扱いだが、ツールの町に駐屯とする。勿論国軍なので給料兵糧は王宮が持つ。駐屯地の兵舎と練兵場を用意してもらいたい。用意できるまでは王都の兵舎にいる形になる。編成訓練などは指揮権のあるオオガミ殿に一任する。勿論王宮からの指令には従って貰いたい。
着任は二ヶ月後 七の月一日からだ。現在ツールは王宮からの代官が治めているが、七の月の一日からはオオガミ殿の管轄の元、執政官として働くこととなる。かれらの給料は王宮から払われるので心配しなくとも良い。ただ新しくオオガミ殿が個人的に雇われた者はオオガミ 殿より給金を払うものとします。まずここまではよろしいかな?」
「解りました。」
「続いて、貴族としての権利と義務についてお話しします。」
この後も、オオガミ様に貴族家の立ち上げについて、お話が続きました。お会いして、一週間私達兄妹の運命の車輪が激しく回り始めました。
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