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29 唯一の贈り物
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食事が終わった後、ルドヴィカは部屋へ戻ろうとしたがジャンルイジ大公は呼び止めた。
どうしたのだろうとルドヴィカは首を傾げた。
ジャンルイジ大公はちらりとパルドンへ視線を送るとパルドンは心得たように包みを持ってきた。
赤いリボンで飾られた小さな箱だ。どこかで見たような気がする。
ジャンルイジ大公はそれを受け取り、ルドヴィカの前に置いた。
「殿下、これは……」
「いつまでもお前にいろいろもらうばかりでは示しがつかないと思ってな」
たいしたものではないと渡された箱を開くと、薔薇をモチーフにした髪飾りが入っていた。
薔薇をあしらったゴールドに、ルビーがちりばめられている。
ルドヴィカは無言でじっと髪飾りを見つめた。
「その、あまり気に入らなかったか」
ずっと黙っているルドヴィカの反応を気にして、ジャンルイジ大公は不安そうに声をかけた。
「気に食わないのなら別のものに変えてもいい。後でパルドンにカタログを部屋へ送ろう」
「いいえ」
ルドヴィカは壊れないように髪飾りを握った。
「これが良いです」
「お前の美しい髪によく映えるだろう」
「私の鼠色(ブルーグレイ)の髪を褒めてくれるのは殿下くらいですよ」
ふふっとルドヴィカは笑った。
「そうなのか?」
「私の髪色は帝都では好ましくないので、鼠のようで貧相で」
妹のアリアンヌのような金髪が好ましい。皇帝家も持つ高貴な髪の色とは対象にルドヴィカのは貧相な色だと陰で囁かれていた。
「私は好きだぞ」
お世辞でも嬉しい。
「殿下、大切にいたします。ありがとうございます」
ルドヴィカは改めてお礼を言い、部屋を出て行った。
◆◆◆
部屋へ戻った後、ルドヴィカは何度も髪飾りを眺めた。
もう一度これがルドヴィカの手に渡るとは思わなかった。
この髪飾りは前世のジャンルイジ大公がルドヴィカに贈った最初で最後のものだ。
ルドヴィカの手に渡ったのはジャンルイジ大公が崩御した後であった。
小さな屋敷で過ごしていたルドヴィカの元へ、引退前のパルドンが訪れた。手には大事そうに髪飾りの入った赤いりぼんで飾られた箱を携えていた。
今ルドヴィカが手にしている髪飾りである。
ジャンルイジ大公が生前に作らせたものであったが、結局渡せないまま崩御された。
ルドヴィカの為に作られたものだから、ルドヴィカの手に渡るのが一番であろう。
そうパルドンはルドヴィカに手渡した。
箱の中にはメッセージカードが入っていた。
ーー『お前の髪を見て、思い描いたデザインである。きっと綺麗な髪に映えるだろう』
それを見た瞬間ルドヴィカは涙を流した。
自分はこんなに彼によくしてもらいながら何も返せないままだった。
どうして自分は彼の優しさに気づこうとしなかったのか。
どうして自暴自棄になり、彼と交流しようとしなかったのか。
後悔しても全てが遅すぎた。
髪飾りを眺めると前世を思い出してしまう。
ジャンルイジ大公の妹も守れず、アンジェロ大公家は滅亡し、髪飾りも奪われ、資産も失い修道院へと追放された。
「今度は大丈夫……大丈夫」
ルドヴィカは自分に言い聞かせた。
今のところ順調である。ルドヴィカは大公城でうまく立ち回れており、ジャンルイジ大公の容態もよくなってきている。
唯一気になるのは未だに心開いてくれないビアンカ公女であった。
幼い少女にとってこの2年はつらいもので、兄からの反応はたいそうショックだっただろう。まだ距離を縮めるのが憚れた。メイドのアンに相談して、お菓子に手紙を添えて送ってみたが返事は来ていない。
「大公妃様」
就寝の準備をしていると訪問する者がいた。
さっきビアンカ公女のことを思ったからだろうか。
彼女のメイドのアンであった。
「夜分遅くに申し訳ありません」
部屋へ入れてもらったアンは恐縮して、ルドヴィカに礼をした。
「いいのよ。この時間にやってきたということは公女のことね」
アンはこくりとうなずいた。
「大公妃に直接話がしたいとのことです」
大公城の敷地内の大きな池がある。そこの畔で、お茶会の準備をして招待したいとのことだった。
「人目を気にしておられます。できればメイドにも従僕を連れず、二人っきりで話したいと」
しばらくルドヴィカは考えた。
話したい内容はジャンルイジ大公のことだろう。
ジャンルイジ大公の容態についてどう語るか。
アリアンヌの言霊魔法の具体的な内容も教えた方がいい。
あの日、ジャンルイジ大公に避けられたことでひどく傷ついていた。
決してビアンカ公女を嫌っての反応ではないと伝えておきたい。
言霊魔法の内容は8歳の少女には納得できるものではないだろう。
ことの発端となったアリアンヌの姉であるルドヴィカへ一層敵意をむき出しにするかもしれない。
でも、ビアンカ公女には知る権利はあるはずだ。
「大公殿下にもこのことは内密に」
それにルドヴィカは困惑した。
ジャンルイジ大公には伝えておこうと思ったのだが。
「そうしなければ会わないとおっしゃられております」
この機会を逃せばルドヴィカがビアンカ公女に会うことはしばらくないだろう。
「……わかりました」
ジャンルイジ大公には悪いが、彼女には現状を伝えようと思う。
せっかく少女がルドヴィカを頼ってくれたのだから、できる限り答えたい。
どうしたのだろうとルドヴィカは首を傾げた。
ジャンルイジ大公はちらりとパルドンへ視線を送るとパルドンは心得たように包みを持ってきた。
赤いリボンで飾られた小さな箱だ。どこかで見たような気がする。
ジャンルイジ大公はそれを受け取り、ルドヴィカの前に置いた。
「殿下、これは……」
「いつまでもお前にいろいろもらうばかりでは示しがつかないと思ってな」
たいしたものではないと渡された箱を開くと、薔薇をモチーフにした髪飾りが入っていた。
薔薇をあしらったゴールドに、ルビーがちりばめられている。
ルドヴィカは無言でじっと髪飾りを見つめた。
「その、あまり気に入らなかったか」
ずっと黙っているルドヴィカの反応を気にして、ジャンルイジ大公は不安そうに声をかけた。
「気に食わないのなら別のものに変えてもいい。後でパルドンにカタログを部屋へ送ろう」
「いいえ」
ルドヴィカは壊れないように髪飾りを握った。
「これが良いです」
「お前の美しい髪によく映えるだろう」
「私の鼠色(ブルーグレイ)の髪を褒めてくれるのは殿下くらいですよ」
ふふっとルドヴィカは笑った。
「そうなのか?」
「私の髪色は帝都では好ましくないので、鼠のようで貧相で」
妹のアリアンヌのような金髪が好ましい。皇帝家も持つ高貴な髪の色とは対象にルドヴィカのは貧相な色だと陰で囁かれていた。
「私は好きだぞ」
お世辞でも嬉しい。
「殿下、大切にいたします。ありがとうございます」
ルドヴィカは改めてお礼を言い、部屋を出て行った。
◆◆◆
部屋へ戻った後、ルドヴィカは何度も髪飾りを眺めた。
もう一度これがルドヴィカの手に渡るとは思わなかった。
この髪飾りは前世のジャンルイジ大公がルドヴィカに贈った最初で最後のものだ。
ルドヴィカの手に渡ったのはジャンルイジ大公が崩御した後であった。
小さな屋敷で過ごしていたルドヴィカの元へ、引退前のパルドンが訪れた。手には大事そうに髪飾りの入った赤いりぼんで飾られた箱を携えていた。
今ルドヴィカが手にしている髪飾りである。
ジャンルイジ大公が生前に作らせたものであったが、結局渡せないまま崩御された。
ルドヴィカの為に作られたものだから、ルドヴィカの手に渡るのが一番であろう。
そうパルドンはルドヴィカに手渡した。
箱の中にはメッセージカードが入っていた。
ーー『お前の髪を見て、思い描いたデザインである。きっと綺麗な髪に映えるだろう』
それを見た瞬間ルドヴィカは涙を流した。
自分はこんなに彼によくしてもらいながら何も返せないままだった。
どうして自分は彼の優しさに気づこうとしなかったのか。
どうして自暴自棄になり、彼と交流しようとしなかったのか。
後悔しても全てが遅すぎた。
髪飾りを眺めると前世を思い出してしまう。
ジャンルイジ大公の妹も守れず、アンジェロ大公家は滅亡し、髪飾りも奪われ、資産も失い修道院へと追放された。
「今度は大丈夫……大丈夫」
ルドヴィカは自分に言い聞かせた。
今のところ順調である。ルドヴィカは大公城でうまく立ち回れており、ジャンルイジ大公の容態もよくなってきている。
唯一気になるのは未だに心開いてくれないビアンカ公女であった。
幼い少女にとってこの2年はつらいもので、兄からの反応はたいそうショックだっただろう。まだ距離を縮めるのが憚れた。メイドのアンに相談して、お菓子に手紙を添えて送ってみたが返事は来ていない。
「大公妃様」
就寝の準備をしていると訪問する者がいた。
さっきビアンカ公女のことを思ったからだろうか。
彼女のメイドのアンであった。
「夜分遅くに申し訳ありません」
部屋へ入れてもらったアンは恐縮して、ルドヴィカに礼をした。
「いいのよ。この時間にやってきたということは公女のことね」
アンはこくりとうなずいた。
「大公妃に直接話がしたいとのことです」
大公城の敷地内の大きな池がある。そこの畔で、お茶会の準備をして招待したいとのことだった。
「人目を気にしておられます。できればメイドにも従僕を連れず、二人っきりで話したいと」
しばらくルドヴィカは考えた。
話したい内容はジャンルイジ大公のことだろう。
ジャンルイジ大公の容態についてどう語るか。
アリアンヌの言霊魔法の具体的な内容も教えた方がいい。
あの日、ジャンルイジ大公に避けられたことでひどく傷ついていた。
決してビアンカ公女を嫌っての反応ではないと伝えておきたい。
言霊魔法の内容は8歳の少女には納得できるものではないだろう。
ことの発端となったアリアンヌの姉であるルドヴィカへ一層敵意をむき出しにするかもしれない。
でも、ビアンカ公女には知る権利はあるはずだ。
「大公殿下にもこのことは内密に」
それにルドヴィカは困惑した。
ジャンルイジ大公には伝えておこうと思ったのだが。
「そうしなければ会わないとおっしゃられております」
この機会を逃せばルドヴィカがビアンカ公女に会うことはしばらくないだろう。
「……わかりました」
ジャンルイジ大公には悪いが、彼女には現状を伝えようと思う。
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