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2 物語を借りに
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千紘が大江山の鬼の元へ嫁いで二月経った。
都とは勝手の違う里の生活にはじめは困惑するときもあったが今は随分と慣れてしまった。
それにかなり快適に過ごさせてもらっている。
(快適なのはいいのだけど、やることがないわ)
幼い頃から西の対の隅で忘れられたように過ごしていた千紘は身の回りのことは全て自分でするしかなかった。
だが、今は千紘の身の回りのことは全て小鬼たちがやってくれている。勤勉で小さな生き物たち。
姿は雛人形のように小さく頭には角が生え小さな口には牙がある。
だが、まるみのある顔と全身から溢れる和やかな雰囲気は全く怖くない。
むしろ可愛らしい生き物たちである。
こんなに小さいのにベテラン女房顔負けの手際の良い仕事ぶりを発揮する。
小鬼と呼ばれているが、実際は鬼なのか不明である。
鬼の一族よりも古くこの山に棲んでおり、精霊に近い存在だと説明を受けたことがある。
鬼にせよ、精霊にせよ可愛いものは可愛いということで、千紘にとってどちらでもよかった。
「ねぇ、私にも何か仕事を分けてちょうだい」
せっせと働く小鬼たちに千紘は声をかける。
「姫さまを働かせる? とんでもない。姫さまはどしっとしてくれれば良いのです」
「それはそうなのだけど、暇なのよ……」
千紘は大きくため息をつく。
部屋の外を見れば外は雨がざぁざぁと降り続いている。
外を散策することもできず、部屋の中に閉じこもるしかない。
しかし、部屋の中にいても特に何かするものがない。
「ならば、ものがたりなどどうでしょう?」
「物語? あなたが私に物語をしてくれるの?」
「そうではないです。朱音さまが新しいものがたりの本を得たというのです。それを借りてはいかが?」
「へぇ、物語かぁ」
実は千紘は物語の本を読んだことがない。
都にいた頃、千紘は物語の本を一冊も持っていない。
持っていたのは手習い用の書と薄い歌集くらいである。
知っている物語は乳母が寝る時に聞かせてくれたものしか知らない。
できることなら借りてみたい。
「朱音さんが持っているの?」
夫と同じ紅葉色の髪の女性の姿を思い返す。
「そうです。今からとってきます」
「待って」
小鬼はささっと部屋を去ろうとするが千紘は呼びとめる。
「私が借りに行きたい」
そう言い千紘は小鬼を抱き上げた。
小鬼は「では一緒に行きましょう」と嬉しそうに言う。
千紘に抱っこされてとてもはしゃいでいる様子なのだ。
周囲の小鬼たちはいいなぁと羨ましげに見つめていた。
小鬼を抱きあげながら千紘は廊を歩く。
外の雨の音を耳にしながら考えてみた。
よく考えると千紘が母屋の広場以外の部屋へ行くのははじめてである。
いつも部屋の中にいれば必要なものはたいてい小鬼が持ってきてくれる。
だから、たまには誰かの部屋へ行ってみたいと思った。
(朱音さんの部屋ってなんか不安があるけど)
出会った当初のことを思い出しながら千紘は苦く笑う。
はじめて会った朱音は千紘を小さいと評し、体の肉付きを確認するようにあちこち触って来たのだ。
胸をはじめて触れられたのはあれがはじめてである。
思い出すと千紘はかぁっと顔を赤く染める。
(大丈夫、最近は変なことしてこないし)
朱音の部屋は渡殿を通り、女の使用人の房室で占められる建物にある。
「朱音さんはおられますか?」
部屋の外でお喋りをしている女性に声をかけてみた。そういえば、この館に仕える女性を初めて見た気がする。
棟梁の妻が来たことに女性たちは畏まって応えた。
「朱音ならいますが、今髪の手入れをしています」
「そう」
なら後でまた来た方がいいだろう。そう思い引き返そうとすると部屋の中から声がした。
「姫っ、ちょっと待って」
中からばたばたと音がし、朱音が飛び出してきた。まだ手入れ途中で髪を結わずにそのまま垂らしている。
「一体何か用? 姫がわざわざ来てくれるから飛び出してきちゃった」
「ごめんなさい。後でまた伺うわ」
「いいの、いいの。もうお香を染み込ませて終わるとこだったから」
朱音は部屋の中に案内した。中では良い匂いの香がして、千紘はほうっと溜息をついてしまった。
部屋の中には小鬼たちの姿がない。誰かが手伝ったという形跡もなかった。
「ひょっとして髪の手入れは一人で?」
「ええ、私はたいてい一人でやっているの」
「小鬼を使わないのね」
「あはは、私の髪は姫のより短いし一人で何とかなるかなってレベルだし。しょっちゅう髪の手入れしないとすぐ痛んじゃうから、そう頻繁に小鬼たちをこき使うのは悪いでしょう?」
「大変じゃないの?」
朱音の髪は千紘に比べればずっと短い。
腰の辺りで留まっているのだ。
普段はそれを背あたりでまとめ結いして過ごしている。
(こんなに綺麗な人なんだからもっと長い髪にしたら良いのに)
都での女性の美の価値を決める判断材料は髪である。
女性は御簾の奥にいて男の前に滅多に顔を出さないから、御簾から覗く長い髪で男は美人かどうかを考える。
千紘がそう言うと朱音はくすりと笑った。
「ここは都じゃないからね。女だからって部屋の奥に閉じこもるわけじゃないし、髪を長くする必要はないわ。それに、このくらいの長さが私には丁度いいのよ」
朱音は自分の髪を手で梳く。手入れを施されたばかりの髪は艶やかに光りとても綺麗だ。
「さて、姫がわざわざ私の部屋に来てくれたのだから何かあったのかしら?」
紅葉色の髪に見とれていた千紘ははっと思い出したように朱音に頼んだ。
「物語を貸して欲しいの。最近朱音さんが新しい物語を手に入れたって聞いて」
「別に良いわよ。でも、最近手に入れたものは物語じゃなくて日記なのよね」
朱音は部屋の奥に仕舞われている葛篭を開け、中から数冊取り出す。
はじめに出された冊子が新しい日記ものだという。
後から出て来たのは手持ちの物語で、千紘はその拍子をじっと見つめる。
「物語はあまり面白いの今は持っていないから。姫の方がいろいろ持っているでしょう?」
「持っていません」
千紘はぽつりと呟いた。その響きはどこか寂しげである。
幼い頃に知った物語は全部乳母が教えてくれたもので、実際物語など一度も手にとったことがない。
それもそうである。
揃えてくれる者がいない。
西の対の隅で忘れられたようにひっそりと過ごし、誰とも交流を持ったことがない。
「そうなの、じゃぁ貸してあげる。これが竹取物語で、こっちは伊勢物語」
朱音は千紘の寂しげな声にあえて明るく声をかける。
(気を遣ってくれているのかな?)
彼女の優しさに少し照れて笑う。
なんだかんだ言って朱音は親切で優しい女性なのだ。
少し軽い口調で場を和ませてまるで姉のような人。
千紘の異母姉は意地悪だったから、朱音が一層理想的な姉に見えた。
(この人が私の姉だったら、私は幼い頃楽しく過ごせたかな)
千紘は手に取ったことのない物語をぱらぱらと開いた。
中の字も結構綺麗である。
数頁ぱら見した千紘はひとつ思いついたように聞いてみた。
「あの、これを書き写すまで借りて良いですか?」
「別にいいわよ。でも、欲しいなら小鬼たちに写本させればいいし」
「いいえ、私が書き写したいの」
「一体どうしたの?」
「だって、とても字が綺麗なの」
「あら、嬉しいことを言ってくれるわね」
朱音の言葉に千紘は首を傾げた。
字を褒めたら嬉しいと言ったということは。
「朱音さんが写したんですか?」
「そうよ。いやだ、姫に字綺麗て言われちゃった」
後で須洛に自慢してやろと内心ほくそ笑む。
「いくらでも借りて良いわ。紙は小鬼たちに言えばとってきてくれるし」
「ありがとう」
朱音は笑いながら両手をひろげた。一体何の素振りであろうかと千紘は首を傾げる。
「お礼は姫からの熱い抱擁が良いわね」
「……ありがとうございます。お借りしますね」
千紘はくるりと身を翻し、物語を数冊持って部屋を去った。
「やっぱり朱音さんの考えていることがわからない」
渡殿を歩きながら千紘はぽつりと呟く。少しでも姉だったらと……夢想する淡い感情は台無しになってしまった。
都とは勝手の違う里の生活にはじめは困惑するときもあったが今は随分と慣れてしまった。
それにかなり快適に過ごさせてもらっている。
(快適なのはいいのだけど、やることがないわ)
幼い頃から西の対の隅で忘れられたように過ごしていた千紘は身の回りのことは全て自分でするしかなかった。
だが、今は千紘の身の回りのことは全て小鬼たちがやってくれている。勤勉で小さな生き物たち。
姿は雛人形のように小さく頭には角が生え小さな口には牙がある。
だが、まるみのある顔と全身から溢れる和やかな雰囲気は全く怖くない。
むしろ可愛らしい生き物たちである。
こんなに小さいのにベテラン女房顔負けの手際の良い仕事ぶりを発揮する。
小鬼と呼ばれているが、実際は鬼なのか不明である。
鬼の一族よりも古くこの山に棲んでおり、精霊に近い存在だと説明を受けたことがある。
鬼にせよ、精霊にせよ可愛いものは可愛いということで、千紘にとってどちらでもよかった。
「ねぇ、私にも何か仕事を分けてちょうだい」
せっせと働く小鬼たちに千紘は声をかける。
「姫さまを働かせる? とんでもない。姫さまはどしっとしてくれれば良いのです」
「それはそうなのだけど、暇なのよ……」
千紘は大きくため息をつく。
部屋の外を見れば外は雨がざぁざぁと降り続いている。
外を散策することもできず、部屋の中に閉じこもるしかない。
しかし、部屋の中にいても特に何かするものがない。
「ならば、ものがたりなどどうでしょう?」
「物語? あなたが私に物語をしてくれるの?」
「そうではないです。朱音さまが新しいものがたりの本を得たというのです。それを借りてはいかが?」
「へぇ、物語かぁ」
実は千紘は物語の本を読んだことがない。
都にいた頃、千紘は物語の本を一冊も持っていない。
持っていたのは手習い用の書と薄い歌集くらいである。
知っている物語は乳母が寝る時に聞かせてくれたものしか知らない。
できることなら借りてみたい。
「朱音さんが持っているの?」
夫と同じ紅葉色の髪の女性の姿を思い返す。
「そうです。今からとってきます」
「待って」
小鬼はささっと部屋を去ろうとするが千紘は呼びとめる。
「私が借りに行きたい」
そう言い千紘は小鬼を抱き上げた。
小鬼は「では一緒に行きましょう」と嬉しそうに言う。
千紘に抱っこされてとてもはしゃいでいる様子なのだ。
周囲の小鬼たちはいいなぁと羨ましげに見つめていた。
小鬼を抱きあげながら千紘は廊を歩く。
外の雨の音を耳にしながら考えてみた。
よく考えると千紘が母屋の広場以外の部屋へ行くのははじめてである。
いつも部屋の中にいれば必要なものはたいてい小鬼が持ってきてくれる。
だから、たまには誰かの部屋へ行ってみたいと思った。
(朱音さんの部屋ってなんか不安があるけど)
出会った当初のことを思い出しながら千紘は苦く笑う。
はじめて会った朱音は千紘を小さいと評し、体の肉付きを確認するようにあちこち触って来たのだ。
胸をはじめて触れられたのはあれがはじめてである。
思い出すと千紘はかぁっと顔を赤く染める。
(大丈夫、最近は変なことしてこないし)
朱音の部屋は渡殿を通り、女の使用人の房室で占められる建物にある。
「朱音さんはおられますか?」
部屋の外でお喋りをしている女性に声をかけてみた。そういえば、この館に仕える女性を初めて見た気がする。
棟梁の妻が来たことに女性たちは畏まって応えた。
「朱音ならいますが、今髪の手入れをしています」
「そう」
なら後でまた来た方がいいだろう。そう思い引き返そうとすると部屋の中から声がした。
「姫っ、ちょっと待って」
中からばたばたと音がし、朱音が飛び出してきた。まだ手入れ途中で髪を結わずにそのまま垂らしている。
「一体何か用? 姫がわざわざ来てくれるから飛び出してきちゃった」
「ごめんなさい。後でまた伺うわ」
「いいの、いいの。もうお香を染み込ませて終わるとこだったから」
朱音は部屋の中に案内した。中では良い匂いの香がして、千紘はほうっと溜息をついてしまった。
部屋の中には小鬼たちの姿がない。誰かが手伝ったという形跡もなかった。
「ひょっとして髪の手入れは一人で?」
「ええ、私はたいてい一人でやっているの」
「小鬼を使わないのね」
「あはは、私の髪は姫のより短いし一人で何とかなるかなってレベルだし。しょっちゅう髪の手入れしないとすぐ痛んじゃうから、そう頻繁に小鬼たちをこき使うのは悪いでしょう?」
「大変じゃないの?」
朱音の髪は千紘に比べればずっと短い。
腰の辺りで留まっているのだ。
普段はそれを背あたりでまとめ結いして過ごしている。
(こんなに綺麗な人なんだからもっと長い髪にしたら良いのに)
都での女性の美の価値を決める判断材料は髪である。
女性は御簾の奥にいて男の前に滅多に顔を出さないから、御簾から覗く長い髪で男は美人かどうかを考える。
千紘がそう言うと朱音はくすりと笑った。
「ここは都じゃないからね。女だからって部屋の奥に閉じこもるわけじゃないし、髪を長くする必要はないわ。それに、このくらいの長さが私には丁度いいのよ」
朱音は自分の髪を手で梳く。手入れを施されたばかりの髪は艶やかに光りとても綺麗だ。
「さて、姫がわざわざ私の部屋に来てくれたのだから何かあったのかしら?」
紅葉色の髪に見とれていた千紘ははっと思い出したように朱音に頼んだ。
「物語を貸して欲しいの。最近朱音さんが新しい物語を手に入れたって聞いて」
「別に良いわよ。でも、最近手に入れたものは物語じゃなくて日記なのよね」
朱音は部屋の奥に仕舞われている葛篭を開け、中から数冊取り出す。
はじめに出された冊子が新しい日記ものだという。
後から出て来たのは手持ちの物語で、千紘はその拍子をじっと見つめる。
「物語はあまり面白いの今は持っていないから。姫の方がいろいろ持っているでしょう?」
「持っていません」
千紘はぽつりと呟いた。その響きはどこか寂しげである。
幼い頃に知った物語は全部乳母が教えてくれたもので、実際物語など一度も手にとったことがない。
それもそうである。
揃えてくれる者がいない。
西の対の隅で忘れられたようにひっそりと過ごし、誰とも交流を持ったことがない。
「そうなの、じゃぁ貸してあげる。これが竹取物語で、こっちは伊勢物語」
朱音は千紘の寂しげな声にあえて明るく声をかける。
(気を遣ってくれているのかな?)
彼女の優しさに少し照れて笑う。
なんだかんだ言って朱音は親切で優しい女性なのだ。
少し軽い口調で場を和ませてまるで姉のような人。
千紘の異母姉は意地悪だったから、朱音が一層理想的な姉に見えた。
(この人が私の姉だったら、私は幼い頃楽しく過ごせたかな)
千紘は手に取ったことのない物語をぱらぱらと開いた。
中の字も結構綺麗である。
数頁ぱら見した千紘はひとつ思いついたように聞いてみた。
「あの、これを書き写すまで借りて良いですか?」
「別にいいわよ。でも、欲しいなら小鬼たちに写本させればいいし」
「いいえ、私が書き写したいの」
「一体どうしたの?」
「だって、とても字が綺麗なの」
「あら、嬉しいことを言ってくれるわね」
朱音の言葉に千紘は首を傾げた。
字を褒めたら嬉しいと言ったということは。
「朱音さんが写したんですか?」
「そうよ。いやだ、姫に字綺麗て言われちゃった」
後で須洛に自慢してやろと内心ほくそ笑む。
「いくらでも借りて良いわ。紙は小鬼たちに言えばとってきてくれるし」
「ありがとう」
朱音は笑いながら両手をひろげた。一体何の素振りであろうかと千紘は首を傾げる。
「お礼は姫からの熱い抱擁が良いわね」
「……ありがとうございます。お借りしますね」
千紘はくるりと身を翻し、物語を数冊持って部屋を去った。
「やっぱり朱音さんの考えていることがわからない」
渡殿を歩きながら千紘はぽつりと呟く。少しでも姉だったらと……夢想する淡い感情は台無しになってしまった。
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