紅葉鬼と三の姫

時は平安時代――
大江山には恐ろしい鬼の一族が棲んでいると言われる。

都の紅葉少将家の三の姫は大江山の鬼に見初められ、嫁ぐことが決められた。
断れば、家がどうなるかしれない。
三の姫は自ら鬼の犠牲になることを選ぶという。人々は姫の不幸を嘆いた。

大江山へ訪れた三の姫の前に現れたのは紅葉色の美しい髪を持つ青年であった。
噂では恐ろしく醜い化け物と聞かされていたというのに。

三の姫は鬼の手をとり、大江山の鬼へと嫁いだ。
彼女の物語がゆっくりと始まる。
----------------------------------
※暴力、性を彷彿させる描写があります。
※男主人公は基本ヒロインに一途ですが、出会う前はやんちゃしています。

昔、書いた小説の書き直しです。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,172 位 / 192,172件 キャラ文芸 4,737 位 / 4,737件

あなたにおすすめの小説

異常さんの日常

幽零
キャラ文芸
「私が寿命で死ぬまで、私のそばに居てください」 一人暮しをしていた女子大生はひょんな事から死神と一緒に暮らすことに!? イラスト 龍ノ巣 様

「お節介鬼神とタヌキ娘のほっこり喫茶店~お疲れ心にお茶を一杯~」

GOM
キャラ文芸
  ここは四国のど真ん中、お大師様の力に守られた地。  そこに住まう、お節介焼きなあやかし達と人々の物語。  GOMがお送りします地元ファンタジー物語。  アルファポリス初登場です。 イラスト:鷲羽さん  

毒小町、宮中にめぐり逢ふ

鈴木しぐれ
キャラ文芸
🌸完結しました🌸生まれつき体に毒を持つ、藤原氏の娘、菫子(すみこ)。毒に詳しいという理由で、宮中に出仕することとなり、帝の命を狙う毒の特定と、その首謀者を突き止めよ、と命じられる。 生まれつき毒が効かない体質の橘(たちばなの)俊元(としもと)と共に解決に挑む。 しかし、その調査の最中にも毒を巡る事件が次々と起こる。それは菫子自身の秘密にも関係していて、ある真実を知ることに……。

白鬼

藤田 秋
キャラ文芸
 ホームレスになった少女、千真(ちさな)が野宿場所に選んだのは、とある寂れた神社。しかし、夜の神社には既に危険な先客が居座っていた。化け物に襲われた千真の前に現れたのは、神職の衣装を身に纏った白き鬼だった――。  普通の人間、普通じゃない人間、半分妖怪、生粋の妖怪、神様はみんなお友達?  田舎町の端っこで繰り広げられる、巫女さんと神主さんの(頭の)ユルいグダグダな魑魅魍魎ライフ、開幕!  草食系どころか最早キャベツ野郎×鈍感なアホの子。  少年は正体を隠し、少女を守る。そして、少女は当然のように正体に気付かない。  二人の主人公が織り成す、王道を走りたかったけど横道に逸れるなんちゃってあやかし奇譚。  コメディとシリアスの温度差にご注意を。  他サイト様でも掲載中です。

もののけ執事の今日のお夜食

夕日(夕日凪)
キャラ文芸
彼氏に振られ、大きな仕事先も失ったwebライターの如月芽衣。 傷心を癒やすために東京から長野の古民家に引っ越した彼女が出会ったのは…… 天袋から現れる『もののけ』の執事だった。 時々毒舌な六尾の狐のもののけ執事×傷心女子の主に深夜のお夜食を巡るお話。 表紙イラストは春なりこ様にご依頼したものです。

時守家の秘密

景綱
キャラ文芸
時守家には代々伝わる秘密があるらしい。 その秘密を知ることができるのは後継者ただひとり。 必ずしも親から子へ引き継がれるわけではない。能力ある者に引き継がれていく。 その引き継がれていく秘密とは、いったいなんなのか。 『時歪(ときひずみ)の時計』というものにどうやら時守家の秘密が隠されているらしいが……。 そこには物の怪の影もあるとかないとか。 謎多き時守家の行く末はいかに。 引き継ぐ者の名は、時守彰俊。霊感の強い者。 毒舌付喪神と二重人格の座敷童子猫も。 *エブリスタで書いたいくつかの短編を改稿して連作短編としたものです。 (座敷童子猫が登場するのですが、このキャラをエブリスタで投稿した時と変えています。基本的な内容は変わりありませんが結構加筆修正していますのでよろしくお願いします) お楽しみください。

~後宮のやり直し巫女~私が本当の巫女ですが、無実の罪で処刑されたので後宮で人生をやり直すことにしました

深水えいな
キャラ文芸
無実の罪で巫女の座を奪われ処刑された明琳。死の淵で、このままだと国が乱れると謎の美青年・天翼に言われ人生をやり直すことに。しかし巫女としてのやり直しはまたしてもうまくいかず、次の人生では女官として後宮入りすることに。そこで待っていたのは怪事件の数々で――。

世迷ビト

脱兎だう
キャラ文芸
赤い瞳は呪いの証。 そう決めつけたせいで魔女に「昼は平常、夜になると狂人と化す」呪いをかけられた村に住む少年・マーク。 彼がいつも気に掛ける友人・イリシェは二年前に村にやって来たよそ者だった。 魔女と呼ばれるイリシェとマークの話。 ※合同誌で掲載していた短編になります。完結済み。 ※過去話追加予定。