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「ほら早く済ませたいんでしょう?」
アルファ特有の人を見下すような視線にこめかみが痛む。アルファ同士でもプレッシャーを与えられると脳みそに火花が散るように熱くなるのだ。どちらが優位かを本能的に戦わせているのだ。岸本は目線を落とすと、小鳥遊のネクタイを掴み引き寄せた。まるで従わされているような犬扱いに本能的に拒否反応が出る。いよいよ逃げ場がなくなった小鳥遊は静かに床に膝立ちになった。敗北した気分だった。まるで自分の意思ではないかのように動く手指に、恐れをなした。夢の中にいるかのように身体の感覚が薄れていくのだ。岸本に見えない糸で操られているかのように、小鳥遊は動いた。意を決して岸本のボクサーパンツに手をかける。すると、カシャリと乾いた音が頭上から降ってきた。目を瞬かせて見ればスマホで写真を撮られている。
「……何をしている」
どっとうなじに嫌な汗が伝う。まさか、撮られた? この絵面を? 第三者が見たらどんな言い訳をすればいいだろう。不確かな未来への不安が頭を過ぎる。
「何って記念撮影ですけど。ムービーも撮りますか?」
けろっとした顔で岸本が言う。小鳥遊はぐっと怒鳴りたいのを抑えた。感情的になれば相手の思う壺だ。目の前に鎮座するものをどうしようかと目で見つめる。すると、少しずつ反応し始めたのかボクサーパンツが膨らんでいく。そうして下着の上からでもかたちがくっきりと浮かび上がっている様子が見えた。
こいつ見られているだけで感じてるのか。
脅迫した上に、上司に向かってこのような醜態をさらすことへの躊躇いや不安などはないのだろうか。後先見ずに行動するのは若さゆえだなと思いながら嫌々パンツを下ろす。べちんと岸本の剛直が現れた。そこそこにサイズがある。しかし驚いたのは大きさではなかった。毛の生えていない局部に目を見張る。つるつるだったのだ。
「俺、VIO脱毛してるんで」
意識高いでしょう? と岸本が続けて言うのを右から左へ聞き流す。嫌々、仕方なく口を開いた。濃い雄の匂いが鼻をつく。久しぶりにそんな匂いをかいだ。恋人にして以来一度もこのような行為をしていなかったからか、随分と下手になったように思う。舌先でくびれの部分を舐めて、裏筋に舌を添わせる。口の中の唾液を使って、屹立を喉へ挿入する。しかし、頭の上では岸本が気持ちよさそうに吐息を漏らしている。岸本は男が好きなのだろうか、と疑問が浮かぶ。
早くイかせて、早く忘れよう……。
そんな思いで舌を動かす。だいぶ具合がいいのか、岸本が小鳥遊の後頭部を撫でてきた。びくりと体が震える。誰かに触れられるのは久々でそんな自分に嫌気がさした。無表情で口を使って扱いた。そんな自分が惨めに思えてきて、胸の奥がずしんと響く。
「小鳥遊部長……」
「んぐっ」
甘い声でそう漏らすと岸本が後頭部を押さえて腰を動かしてきた。前後に腰を振り、決して手を離そうとしない。口に含んだものが一際大きく膨れ上がる。早くイけと急かすように舌を絡めると、舌先に熱い飛沫がかかるのを感じた。ポケットに入れていたティッシュに白濁を吐き出し口元を拭き取る。ねばつくそれがまだ口内に染み付いていた。早くうがいをしたい。そして早く帰宅してバレーの試合を見たい。その後は今日のことは忘れて眠りに落ちたかった。
アルファ特有の人を見下すような視線にこめかみが痛む。アルファ同士でもプレッシャーを与えられると脳みそに火花が散るように熱くなるのだ。どちらが優位かを本能的に戦わせているのだ。岸本は目線を落とすと、小鳥遊のネクタイを掴み引き寄せた。まるで従わされているような犬扱いに本能的に拒否反応が出る。いよいよ逃げ場がなくなった小鳥遊は静かに床に膝立ちになった。敗北した気分だった。まるで自分の意思ではないかのように動く手指に、恐れをなした。夢の中にいるかのように身体の感覚が薄れていくのだ。岸本に見えない糸で操られているかのように、小鳥遊は動いた。意を決して岸本のボクサーパンツに手をかける。すると、カシャリと乾いた音が頭上から降ってきた。目を瞬かせて見ればスマホで写真を撮られている。
「……何をしている」
どっとうなじに嫌な汗が伝う。まさか、撮られた? この絵面を? 第三者が見たらどんな言い訳をすればいいだろう。不確かな未来への不安が頭を過ぎる。
「何って記念撮影ですけど。ムービーも撮りますか?」
けろっとした顔で岸本が言う。小鳥遊はぐっと怒鳴りたいのを抑えた。感情的になれば相手の思う壺だ。目の前に鎮座するものをどうしようかと目で見つめる。すると、少しずつ反応し始めたのかボクサーパンツが膨らんでいく。そうして下着の上からでもかたちがくっきりと浮かび上がっている様子が見えた。
こいつ見られているだけで感じてるのか。
脅迫した上に、上司に向かってこのような醜態をさらすことへの躊躇いや不安などはないのだろうか。後先見ずに行動するのは若さゆえだなと思いながら嫌々パンツを下ろす。べちんと岸本の剛直が現れた。そこそこにサイズがある。しかし驚いたのは大きさではなかった。毛の生えていない局部に目を見張る。つるつるだったのだ。
「俺、VIO脱毛してるんで」
意識高いでしょう? と岸本が続けて言うのを右から左へ聞き流す。嫌々、仕方なく口を開いた。濃い雄の匂いが鼻をつく。久しぶりにそんな匂いをかいだ。恋人にして以来一度もこのような行為をしていなかったからか、随分と下手になったように思う。舌先でくびれの部分を舐めて、裏筋に舌を添わせる。口の中の唾液を使って、屹立を喉へ挿入する。しかし、頭の上では岸本が気持ちよさそうに吐息を漏らしている。岸本は男が好きなのだろうか、と疑問が浮かぶ。
早くイかせて、早く忘れよう……。
そんな思いで舌を動かす。だいぶ具合がいいのか、岸本が小鳥遊の後頭部を撫でてきた。びくりと体が震える。誰かに触れられるのは久々でそんな自分に嫌気がさした。無表情で口を使って扱いた。そんな自分が惨めに思えてきて、胸の奥がずしんと響く。
「小鳥遊部長……」
「んぐっ」
甘い声でそう漏らすと岸本が後頭部を押さえて腰を動かしてきた。前後に腰を振り、決して手を離そうとしない。口に含んだものが一際大きく膨れ上がる。早くイけと急かすように舌を絡めると、舌先に熱い飛沫がかかるのを感じた。ポケットに入れていたティッシュに白濁を吐き出し口元を拭き取る。ねばつくそれがまだ口内に染み付いていた。早くうがいをしたい。そして早く帰宅してバレーの試合を見たい。その後は今日のことは忘れて眠りに落ちたかった。
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