緋色の魔王(α)の寵愛は愛に飢えたΩを離してくれない

『Ωに生まれてきてよかった』ある目的のために阿月を召喚した魔王(α)と天上の国の暴君王子(α)からの寵愛に戸惑う(Ω)



新見 阿月(23)Ω は、ペットショップの本部にて、オメガ雇用のアルバイトとして働いている。オメガの特徴である発情期などは、1週間のオメガ有給をとれる会社で働いていたのだが……同じ部署の責任者の早川から理不尽な叱責を受けたり、ストレス発散のサンドバッグにされたことが原因で、人生に絶望しオフィスビルの22階から飛び降りた。

しかし、目を覚ますと暗闇から男の声。

『待っていたよ』

その声の主は、魔王ジス。ジスの側近であるライアによると、阿月は魔王の召喚によってこの異世界に召喚されたのだと知る。

魔王(α)と皆から畏れられながらも、阿月にだけ静かな優しさを見せるジスに、凍りついた心が溶けていくのを感じる阿月。

阿月を召喚させた魔王ジスの思惑とは如何にーー


悲哀の恋を選ぶのか
運命の恋を選ぶのか

魔王(α)と暴君王子(α)から求められ、どちらを愛するべきかに戸惑う青年(Ω)の異世界で2回目の幸せな人生を歩む旅を描く物語。

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