約束と呪いの果て



 彼女には五回生まれ変わり、生きた人生の朧げな記憶がある。
 その記憶の中には生まれ変わって必ず会える訳では無いけれど、ずっとずっと、大切に思っている人が存在していた。

 彼に逢いたい。

 その気持ちを持ち続けたまま移り変わる人生の先に辿り着いたのは。
 









※龍の箱庭(短編集)に『白と黒』という名前で上げている物に加筆、変更を加えたものです。
※ファンタジー要素強いです。
※残虐なシーンが出てきます。
※想像の産物です。
※悲恋ですが、ある意味ハッピーエンドです。
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