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テントな王城
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「異世界より召喚されし勇者様、どうか我々をお救いください……!」
目を開けるなり、そう言われた。
しかし俺――真田悠人は驚かない。つい先ほどまで真っ白な空間にいて、転移・転生を司る神から一通りの説明を受けたからだ。
いわく、
「ある異世界の召喚術に、あなたの魂が適合しました。
よって今からその世界へ転移し、魔王の支配に苦しむ人々を救ってきて欲しいのです。
あなたも突然のことで驚いているとは思いますが、私の方でもできる限りのサポートをしたいと思います。
各種チートスキル・ステータスはもれなく付与しますから、自由にお使いください」とのこと。
何やらテンプレ的な展開だなと思いつつ、そういうのが嫌いでない俺はわくわくした。
付与されるチートスキルや、転移する先の世界について基本的な情報を詳しく尋ねる。
スキルの中には、
「異世界の言葉が直感的に理解できる」とか
「自分や他人・魔物のステータスが確認できる」とか
「何もない空間に大量の物を収納し、時間経過なく保存できる」など、よく聞く便利スキルは全て含まれていた。
助かります……!
そして「そろそろですね」と神が呟き、体が激しく揺れ始めた頃、肝心なことについて確かめていなかったことに気付き、激しく焦った。
『そういえばこの世界で死んだり、魔王を倒せなかったりしたらどうなるんだろう?』
すると頭に、神の声が響いた。
『罰などはありませんから、ご安心ください。どうかご協力、よろしくお願いします』
最初から最後まで真摯に受け答えしてくれた神の言葉を信頼し、俺はとりあえず召喚されたというわけだった。
城の中の一室――かと思いきや、ぼろいテントの中だった。
異世界に召喚されるとしたら、大抵、王城なんだけどな。まぁ細かいことはいいか。
俺の前には一人の美しい少女、それから屈強な男たち。
皆、体を起こした俺に向かって跪いている。
少女はこの国のトップであり、俺を召喚した張本人でもあるアマシア姫。
周りにいるのは、彼女の臣下たちだと言った。
俺も自分の名前を名乗る。互いに名乗り合ったのち、俺はさっそく本題に入った。
「それで、救って欲しいっていうのは……?」
「はい、実は私たちの都市ダミリアスが魔物に乗っ取られてしまって」
アマシア姫が辛そうに言う。
「ユウト様には、それを取り戻していただきたいのです」
「分かりました。最初に確かめておきたいんですけど、もし力を貸したら、俺にはどんな見返りがあるんでしょうか」
俺は躊躇なく踏み込む。
「み、見返りですか?」
「ええ。たとえば冒険者を護衛として雇ったり、回復士に体の治療をしてもらったりしたら、こっちの世界でも銀貨や銅貨を払いますよね。
酒場に入って『何もお返しはできませんが、お腹が空いてるので何か食べさせてください』って言ったら、『なんだこいつ』って追い払われるのがオチだと思います。
じゃあ俺が都市を魔物から奪還したら、あなた方はどんな対価を考えておられるのでしょうか」
姫の背後にいた人たちがざわざわし始める。どうやら、そんなことを言われるとは思っていなかったようだ。
姫はその人たちを静かにさせ、言う。
「勇者様のおっしゃる通りです。たしかに、こちらからお願いごとをするのであれば対価を先に提示するのが筋というものですよね」
俺は頷いて、少女の表情を窺う。
「しかし……本当に申し訳ありません。
我々は、古い魔導書の中に『窮地に陥ったときは異世界より勇者を召喚せよ、さすればその者が人々を救うだろう』という言葉を見つけ、藁にもすがる思いで書かれた召喚術を試させていただいたのです。
国が乗っ取られてしまった今、私たちには財産らしい財産がなく。
どのようなお返しをすればよいのかなど、全く頭にありませんでした」
姫はがっくり肩を落とす。なるほど、状況はだいたい分かった。
どうやら悪どい心で俺をただ働きさせようとしたわけではないらしい。本当に困った人たちが、伝承を素直に信じただけのようだ。
ならば別に、対価を強要する必要はないだろう。
俺も、貧乏人から金を巻き上げる悪人にはなりたいわけでないからな。
ただ、元いた世界で黒い企業にいいように使われ過ぎて、「都合よく利用されること」への警戒心が高くなってしまっているだけなのだ。
「わかりました。じゃあもし俺が都市を取り戻してそのあと国の復興が軌道に乗ったら、その時に何ができるのかを考えておいてください」
姫の顔が、ぱぁっと明るくなった。素直な人だな。一国のトップがこんな人で大丈夫なのだろうか。いや、大丈夫じゃないから魔物にのっとられたのか。
「いいのですか……!」
「ええ。こちらこそ、いきなり見返りだの何だのと言ってすみませんでした。
訳も分からず、こちらが一方的に無理難題を押し付けられているのは、嫌だなと思ったので」
対人間相手の領土戦争に利用されるのも嫌だしね。あの誠実な神も「それはない」とはっきり断言してくれていたけれど。
「それは失礼しました。国を取り戻した暁には、必ずや出来得る限りの対価をご用意いたしますので」
「ありがとうございます。まぁ無理のない範囲でお願いします。
ああ、そうだ。あと一つだけ聞いておきたいことがあるんですけど」
「はい。なんでしょうか?」
姫はきりっとした表情で返事する。目鼻立ちがはっきりしているから、きりっの感じが5割増しだ。
「俺を元の世界に戻す方法については、アマシア姫がご存じなのでしょうか?」
するとまた、姫の後ろの人たちがざわざわし始める。
俺を召喚する前に打ち合わせしておけばいいのに……
「魔導書によれば、世界の平和を取り戻した後、勇者様はご自分の力で故郷へ帰られると……」
姫は泣きそうな顔で言う。せっかくの美人顔が一瞬で台無しになった。
うん。悪い人ではないのだろうけど、この人たちをあてにするのはやめにしよう。
俺は姫を安心させるため、笑顔をつくって言った。
「わかりました。まずは都市解放のためにできることをさせていただきます」
姫含め、その場にいた一同は、ホッ、と息を吐いた。
いや、ホッ、じゃないのよ。
テントを出ると、周辺には似たようなテントがぽつぽつと立っていた。
バラック、というのかな。
いかにも国を追われてここへ逃げてきましたと言わんばかりの、難民生活感丸出しの状態だ。
周りは、草がぼそぼそと生えているだだっぴろい平原だった。
勝手なイメージだけど、何というか「モンゴル」の大自然の中にいるみたいだ。
ちょうどテントも、移動式住居っぽいし。
ゲルとかパオとかって言うんだっけ。高校の頃、授業で覚えさせられたなぁ。
「私たちの住んでいた都市はあちらにあります」
だだっぴろい平原の先に、姫が指を向けた。何もない。かなり遠くまで逃げてきたようだ。
「どのくらい先にあるんですか」
「だいたい、馬で二時間くらいでしょうか。今から案内させていただきますよ」
いや、ちょっと待て。二時間はかかり過ぎだ。もっと効率的な方法にしよう。
俺はその場で竜に変身する。この姿で飛んでいった方が、馬よりも早いだろう。
ちなみにこれは、神から授かったチートスキルの一つ【神竜化】というやつだ。ステータスも大幅に上がるし、火とかもバンバン吐けるから、基本この姿で魔物とも戦うつもりだ。
臣下たちがどよめく。
姫は目を輝かせてこう言った。
目を開けるなり、そう言われた。
しかし俺――真田悠人は驚かない。つい先ほどまで真っ白な空間にいて、転移・転生を司る神から一通りの説明を受けたからだ。
いわく、
「ある異世界の召喚術に、あなたの魂が適合しました。
よって今からその世界へ転移し、魔王の支配に苦しむ人々を救ってきて欲しいのです。
あなたも突然のことで驚いているとは思いますが、私の方でもできる限りのサポートをしたいと思います。
各種チートスキル・ステータスはもれなく付与しますから、自由にお使いください」とのこと。
何やらテンプレ的な展開だなと思いつつ、そういうのが嫌いでない俺はわくわくした。
付与されるチートスキルや、転移する先の世界について基本的な情報を詳しく尋ねる。
スキルの中には、
「異世界の言葉が直感的に理解できる」とか
「自分や他人・魔物のステータスが確認できる」とか
「何もない空間に大量の物を収納し、時間経過なく保存できる」など、よく聞く便利スキルは全て含まれていた。
助かります……!
そして「そろそろですね」と神が呟き、体が激しく揺れ始めた頃、肝心なことについて確かめていなかったことに気付き、激しく焦った。
『そういえばこの世界で死んだり、魔王を倒せなかったりしたらどうなるんだろう?』
すると頭に、神の声が響いた。
『罰などはありませんから、ご安心ください。どうかご協力、よろしくお願いします』
最初から最後まで真摯に受け答えしてくれた神の言葉を信頼し、俺はとりあえず召喚されたというわけだった。
城の中の一室――かと思いきや、ぼろいテントの中だった。
異世界に召喚されるとしたら、大抵、王城なんだけどな。まぁ細かいことはいいか。
俺の前には一人の美しい少女、それから屈強な男たち。
皆、体を起こした俺に向かって跪いている。
少女はこの国のトップであり、俺を召喚した張本人でもあるアマシア姫。
周りにいるのは、彼女の臣下たちだと言った。
俺も自分の名前を名乗る。互いに名乗り合ったのち、俺はさっそく本題に入った。
「それで、救って欲しいっていうのは……?」
「はい、実は私たちの都市ダミリアスが魔物に乗っ取られてしまって」
アマシア姫が辛そうに言う。
「ユウト様には、それを取り戻していただきたいのです」
「分かりました。最初に確かめておきたいんですけど、もし力を貸したら、俺にはどんな見返りがあるんでしょうか」
俺は躊躇なく踏み込む。
「み、見返りですか?」
「ええ。たとえば冒険者を護衛として雇ったり、回復士に体の治療をしてもらったりしたら、こっちの世界でも銀貨や銅貨を払いますよね。
酒場に入って『何もお返しはできませんが、お腹が空いてるので何か食べさせてください』って言ったら、『なんだこいつ』って追い払われるのがオチだと思います。
じゃあ俺が都市を魔物から奪還したら、あなた方はどんな対価を考えておられるのでしょうか」
姫の背後にいた人たちがざわざわし始める。どうやら、そんなことを言われるとは思っていなかったようだ。
姫はその人たちを静かにさせ、言う。
「勇者様のおっしゃる通りです。たしかに、こちらからお願いごとをするのであれば対価を先に提示するのが筋というものですよね」
俺は頷いて、少女の表情を窺う。
「しかし……本当に申し訳ありません。
我々は、古い魔導書の中に『窮地に陥ったときは異世界より勇者を召喚せよ、さすればその者が人々を救うだろう』という言葉を見つけ、藁にもすがる思いで書かれた召喚術を試させていただいたのです。
国が乗っ取られてしまった今、私たちには財産らしい財産がなく。
どのようなお返しをすればよいのかなど、全く頭にありませんでした」
姫はがっくり肩を落とす。なるほど、状況はだいたい分かった。
どうやら悪どい心で俺をただ働きさせようとしたわけではないらしい。本当に困った人たちが、伝承を素直に信じただけのようだ。
ならば別に、対価を強要する必要はないだろう。
俺も、貧乏人から金を巻き上げる悪人にはなりたいわけでないからな。
ただ、元いた世界で黒い企業にいいように使われ過ぎて、「都合よく利用されること」への警戒心が高くなってしまっているだけなのだ。
「わかりました。じゃあもし俺が都市を取り戻してそのあと国の復興が軌道に乗ったら、その時に何ができるのかを考えておいてください」
姫の顔が、ぱぁっと明るくなった。素直な人だな。一国のトップがこんな人で大丈夫なのだろうか。いや、大丈夫じゃないから魔物にのっとられたのか。
「いいのですか……!」
「ええ。こちらこそ、いきなり見返りだの何だのと言ってすみませんでした。
訳も分からず、こちらが一方的に無理難題を押し付けられているのは、嫌だなと思ったので」
対人間相手の領土戦争に利用されるのも嫌だしね。あの誠実な神も「それはない」とはっきり断言してくれていたけれど。
「それは失礼しました。国を取り戻した暁には、必ずや出来得る限りの対価をご用意いたしますので」
「ありがとうございます。まぁ無理のない範囲でお願いします。
ああ、そうだ。あと一つだけ聞いておきたいことがあるんですけど」
「はい。なんでしょうか?」
姫はきりっとした表情で返事する。目鼻立ちがはっきりしているから、きりっの感じが5割増しだ。
「俺を元の世界に戻す方法については、アマシア姫がご存じなのでしょうか?」
するとまた、姫の後ろの人たちがざわざわし始める。
俺を召喚する前に打ち合わせしておけばいいのに……
「魔導書によれば、世界の平和を取り戻した後、勇者様はご自分の力で故郷へ帰られると……」
姫は泣きそうな顔で言う。せっかくの美人顔が一瞬で台無しになった。
うん。悪い人ではないのだろうけど、この人たちをあてにするのはやめにしよう。
俺は姫を安心させるため、笑顔をつくって言った。
「わかりました。まずは都市解放のためにできることをさせていただきます」
姫含め、その場にいた一同は、ホッ、と息を吐いた。
いや、ホッ、じゃないのよ。
テントを出ると、周辺には似たようなテントがぽつぽつと立っていた。
バラック、というのかな。
いかにも国を追われてここへ逃げてきましたと言わんばかりの、難民生活感丸出しの状態だ。
周りは、草がぼそぼそと生えているだだっぴろい平原だった。
勝手なイメージだけど、何というか「モンゴル」の大自然の中にいるみたいだ。
ちょうどテントも、移動式住居っぽいし。
ゲルとかパオとかって言うんだっけ。高校の頃、授業で覚えさせられたなぁ。
「私たちの住んでいた都市はあちらにあります」
だだっぴろい平原の先に、姫が指を向けた。何もない。かなり遠くまで逃げてきたようだ。
「どのくらい先にあるんですか」
「だいたい、馬で二時間くらいでしょうか。今から案内させていただきますよ」
いや、ちょっと待て。二時間はかかり過ぎだ。もっと効率的な方法にしよう。
俺はその場で竜に変身する。この姿で飛んでいった方が、馬よりも早いだろう。
ちなみにこれは、神から授かったチートスキルの一つ【神竜化】というやつだ。ステータスも大幅に上がるし、火とかもバンバン吐けるから、基本この姿で魔物とも戦うつもりだ。
臣下たちがどよめく。
姫は目を輝かせてこう言った。
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