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60.スカートの中で
しおりを挟む「うそっ、ちょやめっ、先輩ってばっ!!」
スカートの中で先輩の顔は見えないが、やろうとしている行為は想像がついてしまう。
だから止めさせようともがいたがあっさり片脚を肩に担がれて、しゃがみ込む事も出来なくなってしまった。
「やっ……ひっ! や、あ、あっ!!」
陰部が熱い粘膜に包まれる感覚に、信じられないと目を見開く。
咥えられてる、先輩の口が、俺のものを……。
「ひんっ……あ、あ、はぁっ、あぁっ……」
先端を舐めるとか、そんな動作もないままガブリとかぶりつかれて、そのまま食べられてしまうのではないかと恐怖で体が硬直した。
もちろんそんな事はされなかったが、熱い口腔内で扱かれたらあっという間に熱は高まり、スカート越しでも頭が前後に動くのが分かって、どんどんと下半身が重くなる。
上げられた方の足首に下着がひっかかりゆらゆらと揺れた。
ジュッジュッと濡れた音がするのは先輩の唾液だけでは無く俺の先走りも含まれているからだろう。
「も、だめ……もぉ、でるっ、でるぅっ!」
必死にスカート越しに先輩の頭を押すが、強すぎる愛撫にまともに力は入らなくて、抵抗らしい抵抗にもならない。
足がガクガクと震えて、それでも立っていられるのは片足が先輩に担がれているからだ。
もう出るから離してくれと懇願したら、更に激しくなって強く吸われたからたまったもんじゃない。
「だ、めぇ……っ! ───っ!!」
ふとももを痙攣させながらあっけなく達してしまった感覚にガクリと足の力が抜けると、ゆっくり床に降ろされた。
「はぁ……は……せ、んぱ………ご、ごめんなさ……」
俺が悪いわけではないけれど人の口に出してしまった罪悪感からつい謝罪の言葉をかけてしまう。
くったりしたまま荒い呼吸を整えようとする俺の姿を先輩が見下ろすが、こんなみっともない姿を見られたくなくて腕を交差させ顔を隠した。
「……隠すな」
「や……」
言葉と共に両手首を握られて壁に押し付けてられるが、上半身はカーディガンごとシャツが肩をずり落ちてるし、スカートはしっかりめくり上がって陰部が見えそうで見えない。
おまけに顔は涙で濡れてよだれだって垂れてるかもしれない。
そんな俺の情けない姿を何が楽しいのかじっと見つめる先輩はゴクリと喉を鳴らした。
「なぁルイ……」
「……!?」
突然名前を呼ばれてビクリと肩が跳ねた。
先輩から呼ばれるとなぜこんなにも過剰に反応してしまうのだろう。
おもむろに立ち上がった先輩を視線で追っていたら、
「へぁっ!?」
目の前にボロリと出された。何をってナニを……。
「なぁ、出来るか……?」
「出来るかって……何を……」
聞いておいてなんだが、先輩の言わんとする事は分かっている。
分かってはいるが訊かずにはいられなかった。
そんな俺の顎を手ですくい取られ、親指で唇をなぞられた。
「あの俺……んっ」
無理だと言おうとした口に親指が侵入してくる。
他の指で顎を持たれたまま親指で優しくあやすように愛撫されて、上顎をなぞられて、舌を玩ばれて、整いかけていた呼吸が再び乱れだす。
「んぐ………んん……」
しだいに動きは前後に変わって、じゅぶじゅぶと出し入れされるとまるで目の前の先輩のものを咥えているような錯覚に陥る。
「はぁ……、いい子だ……そのままその小せえお口で舐めてくれよ……もぉここ爆発しそうなんだよ……」
まだ触れてもいないのに血管が浮き出たそれは、期待するようにピクピクと揺れていた。
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