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郊外に位置するビジネスホテルの狭い一室。この世界の、花蓮と潤の住まいである。
この世界に来ることがわかっていれば、しっかりと準備資金を用意していたところだが、突然こうなったのだから仕方ない。
少々窮屈だが、漫画喫茶よりも断然マシだと、思っていたのだが。
「潤に行かせるんじゃなかった! やっぱり、私が行くべきだった!」
怒りを大爆発させている花蓮を前にすると、人目のある漫画喫茶の方がよかったかもしれないと、潤は、密かに思う。
椅子に座っていた花蓮は、頭を掻きむしって、テレビボード横の机に額を叩きつけていく。
ゴンと鈍い音が盛大に響いた。花蓮は「痛い!」と叫び、顔を上げた額が赤くなっていた。痛そうで、思わず顔をしかめる潤に向けて、花蓮は恨めしいとばかりに潤を睨んでいた。
「あんたの身勝手なせいで、全部失敗したらどうしてくれるのよ! 下手したら、私たちの存在だって、元からなくなる可能性だってあるのよ?」
「大丈夫だよ。その証拠に、ほら、手とか透けてないだろ? そもそも俺は、何も母さんを親父から奪い取ろうなんて考えちゃいないさ」
早見咲良は、紛れもなく我が母親だ。そのくらいは、わきまえている。
「潤はその気じゃなくても、お母さんがどうとるかわからないじゃない! あんた、顔だけじゃなくて、性格もお父さんと似てるし。変な間違いでも起きたら……」
そこまでいうと、花蓮の顔が真っ青になった。その後、沈静化するかと思いきや、今度はキャーっと叫んで、両手で頭を抱えて顔を机に突っ伏し、拳を作った右手を机へ叩きつけ始めていた。
「神経疑う! 鬼畜マザコン!」
完全にご乱心である。
こういう状況に慣れている潤は、はぁっと溜息をついて受け流していた。
「俺とほぼ同い年だし、想像以上に綺麗だったし。ただ、純粋に母さんに興味があるだけさ。俺は、知りたいんだよ。母さんが、どういう人のなのか……よく、知らないからさ」
「そんなの、私だってそうよ! 私だって、お母さんと話したい。一緒に、いたいわよ」
咲良は、ぎりっと奥歯を噛んで、ゆっくり顔を上げる。
「……でも、それはここで叶えるべきことじゃない。私たちの元の時代で、叶えるべきことよ。私たちが、ここに導かれた使命は、お母さんを、この先の未来でも幸せにさせることでしょ? 忘れたの?」
花蓮は、はぁっとため息をついて、その時の記憶を辿った。
その日、花蓮と潤は花渡神社に訪れていた。
花蓮が結婚を決めたことを、報告するためだった。
花蓮にとって、花渡神社は神聖な場所。
その理由は、父——春馬から、母である早見咲良との出会い、その後の再会、そこから結婚に至るまで……親の恋愛話を聞かされていたからだと思う。
こちらは嬉しいような、気恥ずかしいような、複雑な気持ちを抱いていたことなど、気づかない父はひたすら喋りまくっていた。
ただひたすらに両親の甘ったるい話を、幼少期から耳にタコができるほど聞かされていたせいで、花蓮へ刷り込み効果を発揮していたのだろう。そうやって、花渡神社は、花蓮の中では、無償の幸福を分け与えてくれる場所と捉えるようになっていた。
一方の潤は、花蓮ほど刷り込み効果は効いていなかったのかもしれない。嫌がっていたのだが、双子としての運命だと、言い張り無理やりねじ伏せた。
「なんで、俺が付き合わなきゃいけないんだよ。姉ちゃんの結婚だろ? 俺じゃなく、結婚相手の彰を連れて行けよ」
「彰は、そのうち連れて行くから、いいの。双子の血は濃いのよ」
「なんだよ、その理由」
潤の文句を聞き流しながら、花渡神社の鳥居を潜った。
境内は、桜が満開に咲き誇っていた。
さらりと風が吹くと、ハラハラと花びらが落ちてくる。まるで花吹雪。自分たちをまるで、手放しに歓迎してくれているようだった。
賽銭箱に小銭を投げ入れ、鈴に繋がっている綱を揺らす。ゆらりと綱の動きに合わせて、鈴の音が空高くまで響いた。
幸せというものを音にすれば、そんな音がするのかもしれないと思うような、穏やかな音色。
ふわりと、結婚相手である晃の顔が浮かんだ。
晃は、幼少期からの幼馴染。それ故になかなか、自分の気持ちを打ち明けることができずにいた。
相手も何を考えているのかもわからない。近くて遠い微妙な距離感。届かないと恋だと思っていた。でも、母の言葉から勇気をもらった。
『追いつこうと思えば、いつだって追いつける。手に余るほどの幸せは、その先に必ずある』
両手にその言葉を握りしめて、高校三年生の時、思い切って思いを告げた。
それからは、とんとん拍子。あっという間に結婚という運びになっていた。とはいえ、お互いに二十歳という年齢。
花蓮のことを可愛すぎる娘と称し、溺愛する父から大反対を受けるだろうと思っていた。しかし。
「いいんじゃないか?」
春馬は、目にいっぱい涙を浮かべて、一生懸命な笑顔を作っていった。
「結婚、おめでとう」
花蓮は手を合わせて、目を閉じる。ふわっと春らしい風に頬を撫でられる暗闇の中、母の優しい笑顔が浮かんだ。
さらに力を込めて、皺が寄るほど強く目を瞑る。
今ある幸せを、母と分かち合いたかった。
その思いは一層強くなっていて、無意識に祈っていた。
お母さんに、会いたい。
真剣に手を合わせている花蓮を見て、潤もつられて目を閉じた。
その瞬間、花蓮と同じように潤の脳裏にも、母の顔がふと浮かんでいた。
性差のせいか、潤の頭の中で浮かぶ母は、より一層美しく聖母のような微笑みを浮かべていた。
母さんに、会いたい。
二人同時に、強烈にそう思った時手を合わせた手のひら同士が、熱いくらい熱を帯びた。
びゅっと風を切る音。パッと目を開くと、無数の桜の花びらが、ぐるぐると渦を巻いていた。
それが、二人を飲み込んでいく。視界はピンク一色。全身を包み込むと、どこからともなく現れた光に包まれていた。
あまりに眩しくて、ぎゅっと目を閉じた。時間は、ほんの数秒。
そして、目を開く。場所は変わらず元の神社だった。
花蓮は潤の無事を確認して、ほっと胸を撫でおろしたのだが、潤からは、張り詰めた声が飛んできていた。
「桜が、咲いてない」
花蓮も潤が顔を向けている方向を見やる。潤の言う通り、あれほど咲き誇っていた桜の木には、花びらは一つもついておらず、葉っぱがたくさんくっついている。しかも、その色は緑ではなく、紅葉している赤。季節が変わってしまったかのようだった。
吹いてくる風も、温かさは消え、肌寒いくらいだった。
花蓮と潤は、お互いの顔を見合わせた。
「一体どういうこと?」
いやの予感がして、取り出したスマホを確認した。表示された日付もあり得ない年月を示していた。
大混乱する頭を抱えながら、慌てて自宅マンションへと帰った。そこでも、ありえないことが起きていた。
自分たちが暮らしているマンションは、十二階建て。それが、丸まる消えていたのだ。
消えたというより、まだ存在していないと表現した方が正しい。更地にぐるりと囲われた工事塀に工事着工予定と、大きく書かれた看板。その横に、写真が添えられていた。それこそが、自分たちが住んでいたマンションだった。
タイムスリップ。
そんなことあり得るはずがないが、現実に起きている。
その現実を受け入れるのに、普通の人間ならばすぐには受け入れることはできなかっただろう。しかし、二人は父親譲りの楽観的な思考の持ち主。途方に暮れたのは一瞬だけだった。
「せっかく、この時代に来られたんだったら、今しかできないことをしよう」
二人の答えは一致していた。
新庄春馬と早見咲良。両親の再会時期を早めさせよう。そうすればきっと、自分たちが知っている未来とは、違う未来が訪れる。それこそが、母が切望していた世界だ。
この世界に来ることがわかっていれば、しっかりと準備資金を用意していたところだが、突然こうなったのだから仕方ない。
少々窮屈だが、漫画喫茶よりも断然マシだと、思っていたのだが。
「潤に行かせるんじゃなかった! やっぱり、私が行くべきだった!」
怒りを大爆発させている花蓮を前にすると、人目のある漫画喫茶の方がよかったかもしれないと、潤は、密かに思う。
椅子に座っていた花蓮は、頭を掻きむしって、テレビボード横の机に額を叩きつけていく。
ゴンと鈍い音が盛大に響いた。花蓮は「痛い!」と叫び、顔を上げた額が赤くなっていた。痛そうで、思わず顔をしかめる潤に向けて、花蓮は恨めしいとばかりに潤を睨んでいた。
「あんたの身勝手なせいで、全部失敗したらどうしてくれるのよ! 下手したら、私たちの存在だって、元からなくなる可能性だってあるのよ?」
「大丈夫だよ。その証拠に、ほら、手とか透けてないだろ? そもそも俺は、何も母さんを親父から奪い取ろうなんて考えちゃいないさ」
早見咲良は、紛れもなく我が母親だ。そのくらいは、わきまえている。
「潤はその気じゃなくても、お母さんがどうとるかわからないじゃない! あんた、顔だけじゃなくて、性格もお父さんと似てるし。変な間違いでも起きたら……」
そこまでいうと、花蓮の顔が真っ青になった。その後、沈静化するかと思いきや、今度はキャーっと叫んで、両手で頭を抱えて顔を机に突っ伏し、拳を作った右手を机へ叩きつけ始めていた。
「神経疑う! 鬼畜マザコン!」
完全にご乱心である。
こういう状況に慣れている潤は、はぁっと溜息をついて受け流していた。
「俺とほぼ同い年だし、想像以上に綺麗だったし。ただ、純粋に母さんに興味があるだけさ。俺は、知りたいんだよ。母さんが、どういう人のなのか……よく、知らないからさ」
「そんなの、私だってそうよ! 私だって、お母さんと話したい。一緒に、いたいわよ」
咲良は、ぎりっと奥歯を噛んで、ゆっくり顔を上げる。
「……でも、それはここで叶えるべきことじゃない。私たちの元の時代で、叶えるべきことよ。私たちが、ここに導かれた使命は、お母さんを、この先の未来でも幸せにさせることでしょ? 忘れたの?」
花蓮は、はぁっとため息をついて、その時の記憶を辿った。
その日、花蓮と潤は花渡神社に訪れていた。
花蓮が結婚を決めたことを、報告するためだった。
花蓮にとって、花渡神社は神聖な場所。
その理由は、父——春馬から、母である早見咲良との出会い、その後の再会、そこから結婚に至るまで……親の恋愛話を聞かされていたからだと思う。
こちらは嬉しいような、気恥ずかしいような、複雑な気持ちを抱いていたことなど、気づかない父はひたすら喋りまくっていた。
ただひたすらに両親の甘ったるい話を、幼少期から耳にタコができるほど聞かされていたせいで、花蓮へ刷り込み効果を発揮していたのだろう。そうやって、花渡神社は、花蓮の中では、無償の幸福を分け与えてくれる場所と捉えるようになっていた。
一方の潤は、花蓮ほど刷り込み効果は効いていなかったのかもしれない。嫌がっていたのだが、双子としての運命だと、言い張り無理やりねじ伏せた。
「なんで、俺が付き合わなきゃいけないんだよ。姉ちゃんの結婚だろ? 俺じゃなく、結婚相手の彰を連れて行けよ」
「彰は、そのうち連れて行くから、いいの。双子の血は濃いのよ」
「なんだよ、その理由」
潤の文句を聞き流しながら、花渡神社の鳥居を潜った。
境内は、桜が満開に咲き誇っていた。
さらりと風が吹くと、ハラハラと花びらが落ちてくる。まるで花吹雪。自分たちをまるで、手放しに歓迎してくれているようだった。
賽銭箱に小銭を投げ入れ、鈴に繋がっている綱を揺らす。ゆらりと綱の動きに合わせて、鈴の音が空高くまで響いた。
幸せというものを音にすれば、そんな音がするのかもしれないと思うような、穏やかな音色。
ふわりと、結婚相手である晃の顔が浮かんだ。
晃は、幼少期からの幼馴染。それ故になかなか、自分の気持ちを打ち明けることができずにいた。
相手も何を考えているのかもわからない。近くて遠い微妙な距離感。届かないと恋だと思っていた。でも、母の言葉から勇気をもらった。
『追いつこうと思えば、いつだって追いつける。手に余るほどの幸せは、その先に必ずある』
両手にその言葉を握りしめて、高校三年生の時、思い切って思いを告げた。
それからは、とんとん拍子。あっという間に結婚という運びになっていた。とはいえ、お互いに二十歳という年齢。
花蓮のことを可愛すぎる娘と称し、溺愛する父から大反対を受けるだろうと思っていた。しかし。
「いいんじゃないか?」
春馬は、目にいっぱい涙を浮かべて、一生懸命な笑顔を作っていった。
「結婚、おめでとう」
花蓮は手を合わせて、目を閉じる。ふわっと春らしい風に頬を撫でられる暗闇の中、母の優しい笑顔が浮かんだ。
さらに力を込めて、皺が寄るほど強く目を瞑る。
今ある幸せを、母と分かち合いたかった。
その思いは一層強くなっていて、無意識に祈っていた。
お母さんに、会いたい。
真剣に手を合わせている花蓮を見て、潤もつられて目を閉じた。
その瞬間、花蓮と同じように潤の脳裏にも、母の顔がふと浮かんでいた。
性差のせいか、潤の頭の中で浮かぶ母は、より一層美しく聖母のような微笑みを浮かべていた。
母さんに、会いたい。
二人同時に、強烈にそう思った時手を合わせた手のひら同士が、熱いくらい熱を帯びた。
びゅっと風を切る音。パッと目を開くと、無数の桜の花びらが、ぐるぐると渦を巻いていた。
それが、二人を飲み込んでいく。視界はピンク一色。全身を包み込むと、どこからともなく現れた光に包まれていた。
あまりに眩しくて、ぎゅっと目を閉じた。時間は、ほんの数秒。
そして、目を開く。場所は変わらず元の神社だった。
花蓮は潤の無事を確認して、ほっと胸を撫でおろしたのだが、潤からは、張り詰めた声が飛んできていた。
「桜が、咲いてない」
花蓮も潤が顔を向けている方向を見やる。潤の言う通り、あれほど咲き誇っていた桜の木には、花びらは一つもついておらず、葉っぱがたくさんくっついている。しかも、その色は緑ではなく、紅葉している赤。季節が変わってしまったかのようだった。
吹いてくる風も、温かさは消え、肌寒いくらいだった。
花蓮と潤は、お互いの顔を見合わせた。
「一体どういうこと?」
いやの予感がして、取り出したスマホを確認した。表示された日付もあり得ない年月を示していた。
大混乱する頭を抱えながら、慌てて自宅マンションへと帰った。そこでも、ありえないことが起きていた。
自分たちが暮らしているマンションは、十二階建て。それが、丸まる消えていたのだ。
消えたというより、まだ存在していないと表現した方が正しい。更地にぐるりと囲われた工事塀に工事着工予定と、大きく書かれた看板。その横に、写真が添えられていた。それこそが、自分たちが住んでいたマンションだった。
タイムスリップ。
そんなことあり得るはずがないが、現実に起きている。
その現実を受け入れるのに、普通の人間ならばすぐには受け入れることはできなかっただろう。しかし、二人は父親譲りの楽観的な思考の持ち主。途方に暮れたのは一瞬だけだった。
「せっかく、この時代に来られたんだったら、今しかできないことをしよう」
二人の答えは一致していた。
新庄春馬と早見咲良。両親の再会時期を早めさせよう。そうすればきっと、自分たちが知っている未来とは、違う未来が訪れる。それこそが、母が切望していた世界だ。
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