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動じるな。
本筋の想定外ではあるが、可能性として考えなかったわけではない。
むしろ、好都合じゃないか。自分のことだけ考えればいいんだから。
「お待ちいただいている間、何か飲まれます?」
私は、首を横に振り促された席へ座った。
「いえ、このまま待ちます」
だが、その後。
いくら待っても、浅川美咲という女は、姿を現すことはなかった。
「浅川様なのですが、本日急用ができたので、来られなくなったと、連絡が入りました」
私を案内してきたウエイターから告げられた。拍子抜けとは、まさにこのことだ。
一体どういうこと?
緊張から解放されるどころか、脱力感しかなかった。
「少し飲まれますか?」
ウエイターは、申し訳なさそうな顔をしながら問われる。
確かに、浅川が来ないとなれば、何の心配もないのだろう。でも、とてもそんな気分になれない。
「いえ、もう帰ります」
私は、ショルダーバッグに手をかけて立ち上がった。その時。
「あれ? 柴田?」
背後から声がかかった。心臓が跳ねて、勢いよく振り返る。
「松井さん?」
「なんで、お前こんなところにいるんだよ?」
「そっちこそ。どうして」
「ここは、俺らのたまり場」
松井が指さす方向に、二人の男が座って談笑していた。年齢は同じくらい。恐らく松井の大学仲間たちだろう。
こんな高そうな場所に入り浸れるなんて、どれだけ親から金を貰っているのだろう。あそこに座っている男たちも、留年組なのではないかと勝手に想像してしまう。嫌味の一つでも、口から飛び出してしまいそうだ。
「いつもバイトでギリギリ生活送っている奴が、どうして、こんなところにいるんだ? そんなに着飾って。さては、男に振られたか?」
松井は、ケラケラ笑っていた。
ムカッと来たが、松井相手に本気で怒るのもバカバカしい。
そこで、ふと閃いた。
浅川美咲は、誰かを呼び出す場所として、この店をよく使っていたはずだ。ならば、松井も常連客ということであれば、面識があるのではないだろうか。
「松井さん、ここに入り浸ってるって言ってましよね? 浅川美咲って人、知ってます?」
ちょっと考える仕草をした後、後ろにいる仲間たちへ顔をやっていた。私の声は後ろの二人にも届いていたようだ。酒を飲んでいた手が止めて「知らない」と揃って首を横に振っていた。
松井は、私の方へ顔を戻す。
「その女と待ち合わせしてたのか?」
「まぁ、そんなところです。でも、来られなくなったっていうから、帰ろうかと」
「そいつと、初対面だったってこと? どこで知り合ったんだよ?」
「ネットで、仲良くなって」
「あれ? お前、SNSとかやってなかったんじゃなかったっけ?」
仕事は適当なのに、余計なことだけはきっちり覚えている。
「最近、始めたんです」
「顔を知らないやつとよく会う気になれるな」
松井の軽さからいえば、抵抗なく顔の見えない相手と会ってしまいそうな雰囲気なのに、意外な言葉が返ってきた。私が素直に驚く。
「松井さんは、警戒心ゼロな部類だと思っていました」
「俺は、リアルな人間にしか興味ない。理由は簡単。ネットで知り合った女が、実際会ってみたらとんでもない顔だったら幻滅だろう」
想定している相手の基準は、あくまでも女性か。ほんの少しでも、松井の株を上げてやろうと思った私は、間違いだった。
うんざりしそうだ。
「そういえば、今日って、松井さんバイト入ってましたよね? どうしたんですか?」
「昼くらいに、店長から連絡があったんだ。二日酔いで、焼鳥焼けないから臨時休業するって」
確かに昨日の店長は、灰本を前に、相当酔っていた。
大丈夫だろうか。ここを出たら、様子を見に行ってみようか。
「じゃあ、帰ります」
ここから退散しようとしたところで「そういえばさ」松井がいって、ちらちらと私の様子を伺ってくる。
「これ、店長から口止めされてたんだけど……いや。やっぱり、いいや」
あまりに思わせぶりな言い方に苛立つ。
ウエイターがやってきて、私たちの間に割って入ってきた。
「立ち話は何ですから、そちら一席空いていますので、そちらへどうぞ」
ウエイターはすでに水を手にしていた。他の客の邪魔になる。早くどけということだろう。
仕方ない。ウエイターの言う通り、松井達が占領しているテーブルへ、足を向けた。
席に座っている二人は、私と松井の話に首を突っ込んでくることはなかった。机に置いてあるウイスキーボトル。ロックで飲んでいるようだ。盛り上がっている二人から、濃度の高いアルコール臭がしてくる。長居する気はない。少しの我慢だ。私は、二人を前に腰を下ろす。ウエイターが私の前に水を置いて、にこやかに立ち去っていった。
「それで、なんですか?」
はぁっとため息をついて、松井を見据える。
「店長、重い病気を患ってるんだよ」
「え?」
「時々、気まぐれで店を休んだりするだろ? あれ、体調がよくないからだよ。余命宣告も受けてるって、聞いたぜ」
「嘘」
叫び声が店内に響いて、すべての視線が一気に私へと集中する。肌にぐさぐさ刺さって、私は慌てて口を覆い、すみませんと頭を下げる。気まずさと、早打ちする心臓を落ち着かせるために、水を一口飲んだ。
「お前に言うと、過剰に心配してくるだろうし、言えないって言ってたぜ」
大学入学と同時に、店長と知り合った。
当時は、一人暮らしと大学入学したばかりで、友達もなかったが、店長の優しさのお陰で寂しさを感じることはなかった。店長は、自分の本当の父よりも、よっぽど父親に思えた。
店長は、亡くなった奥さんがいた。その二人の間に子供はなく、私のことを本当の娘のようだと言ってくれていた。それなのに。どうして、そんな大事なことを言ってくれなかったのよ。
じわっと目の前が、滲んでいきそうなのを俯いて堪える。そのせいで、声が出なかった。
松井は珍しく神妙な面持ちをして、目を落としていた。
「ほらな。そうやって、柴田が過剰反応するから、店長も言い出せなかったんだろうよ」
落ち着けと、松井から水を差し出される。混乱した頭のまま、水を口にする。
落ち着くどころか、じわじわと視界が水の膜で浸食されていきそうだ。
つい最近も、灰本の前で泣く失態を犯している。こんな場所でも、そんな情けないことしたくはない。
私は、さっと目尻を指先で拭って、立ち上がった。
「ちょっと、お手洗いに」
履きなれていないヒールのせいで、足が痛い。そのせいで、一瞬よろめいた。
視界は、相変わらず水のせいで不鮮明だ。
そのせいか頭まで、霧がかかったようにぼんやりしていた。
頭を振りながら、女子トイレへ向かう。化粧はしていたが、構わず顔を洗った。
水は冷たく、零れそうだった涙は綺麗に流れてくれた。少しだけ落ち着いて、ぼんやりした頭が少しだけ明瞭になる。だが、その効果はほんの少しだった。更に、意識を攫いそうなほどの大波がやってくる。意識を奪い去ろうとする。
足の痛みも、感じなくなっていく。
急激な違和感が駆け上がってきた。
まさか。
心臓から、さーっと熱が奪われていく。同時に、意識がさらに不鮮明になっていく。
意識を繋げというように、スマホが震えた。
電話だ。
波が引いてスマホをタップして耳元へやる。
「柴ちゃん」
溌剌とした店長の声だった。二日酔いでダウンしている声ではなかった。それを裏付けるように、店長はつづけた。
「今から、バイト来られない? 松井君、ドタキャンして店が回らないんだよ」
「……臨時休業だって……」
「誰がそんなこと言ったの? 昨日、午後休んじゃったから、今日は通常営業だよ」
途端、更なる大波がやってくる。朦朧とする意識。洗面シンクに両手をついて、こらえようとしても、抗うことはできなかった。その場に、座り込んでしまう。
地面から黒い手が出てきて、容赦なく真っ暗な場所へ引きずり込んでくる。
手に握っていたはずのスマホが、消えていた。
私は蹲りながら、人物を見上げた。
閉じられそうな視界の先で、取り上げられたスマホを操作している人物は、笑う。
「俺が、浅川美咲だよ」
本筋の想定外ではあるが、可能性として考えなかったわけではない。
むしろ、好都合じゃないか。自分のことだけ考えればいいんだから。
「お待ちいただいている間、何か飲まれます?」
私は、首を横に振り促された席へ座った。
「いえ、このまま待ちます」
だが、その後。
いくら待っても、浅川美咲という女は、姿を現すことはなかった。
「浅川様なのですが、本日急用ができたので、来られなくなったと、連絡が入りました」
私を案内してきたウエイターから告げられた。拍子抜けとは、まさにこのことだ。
一体どういうこと?
緊張から解放されるどころか、脱力感しかなかった。
「少し飲まれますか?」
ウエイターは、申し訳なさそうな顔をしながら問われる。
確かに、浅川が来ないとなれば、何の心配もないのだろう。でも、とてもそんな気分になれない。
「いえ、もう帰ります」
私は、ショルダーバッグに手をかけて立ち上がった。その時。
「あれ? 柴田?」
背後から声がかかった。心臓が跳ねて、勢いよく振り返る。
「松井さん?」
「なんで、お前こんなところにいるんだよ?」
「そっちこそ。どうして」
「ここは、俺らのたまり場」
松井が指さす方向に、二人の男が座って談笑していた。年齢は同じくらい。恐らく松井の大学仲間たちだろう。
こんな高そうな場所に入り浸れるなんて、どれだけ親から金を貰っているのだろう。あそこに座っている男たちも、留年組なのではないかと勝手に想像してしまう。嫌味の一つでも、口から飛び出してしまいそうだ。
「いつもバイトでギリギリ生活送っている奴が、どうして、こんなところにいるんだ? そんなに着飾って。さては、男に振られたか?」
松井は、ケラケラ笑っていた。
ムカッと来たが、松井相手に本気で怒るのもバカバカしい。
そこで、ふと閃いた。
浅川美咲は、誰かを呼び出す場所として、この店をよく使っていたはずだ。ならば、松井も常連客ということであれば、面識があるのではないだろうか。
「松井さん、ここに入り浸ってるって言ってましよね? 浅川美咲って人、知ってます?」
ちょっと考える仕草をした後、後ろにいる仲間たちへ顔をやっていた。私の声は後ろの二人にも届いていたようだ。酒を飲んでいた手が止めて「知らない」と揃って首を横に振っていた。
松井は、私の方へ顔を戻す。
「その女と待ち合わせしてたのか?」
「まぁ、そんなところです。でも、来られなくなったっていうから、帰ろうかと」
「そいつと、初対面だったってこと? どこで知り合ったんだよ?」
「ネットで、仲良くなって」
「あれ? お前、SNSとかやってなかったんじゃなかったっけ?」
仕事は適当なのに、余計なことだけはきっちり覚えている。
「最近、始めたんです」
「顔を知らないやつとよく会う気になれるな」
松井の軽さからいえば、抵抗なく顔の見えない相手と会ってしまいそうな雰囲気なのに、意外な言葉が返ってきた。私が素直に驚く。
「松井さんは、警戒心ゼロな部類だと思っていました」
「俺は、リアルな人間にしか興味ない。理由は簡単。ネットで知り合った女が、実際会ってみたらとんでもない顔だったら幻滅だろう」
想定している相手の基準は、あくまでも女性か。ほんの少しでも、松井の株を上げてやろうと思った私は、間違いだった。
うんざりしそうだ。
「そういえば、今日って、松井さんバイト入ってましたよね? どうしたんですか?」
「昼くらいに、店長から連絡があったんだ。二日酔いで、焼鳥焼けないから臨時休業するって」
確かに昨日の店長は、灰本を前に、相当酔っていた。
大丈夫だろうか。ここを出たら、様子を見に行ってみようか。
「じゃあ、帰ります」
ここから退散しようとしたところで「そういえばさ」松井がいって、ちらちらと私の様子を伺ってくる。
「これ、店長から口止めされてたんだけど……いや。やっぱり、いいや」
あまりに思わせぶりな言い方に苛立つ。
ウエイターがやってきて、私たちの間に割って入ってきた。
「立ち話は何ですから、そちら一席空いていますので、そちらへどうぞ」
ウエイターはすでに水を手にしていた。他の客の邪魔になる。早くどけということだろう。
仕方ない。ウエイターの言う通り、松井達が占領しているテーブルへ、足を向けた。
席に座っている二人は、私と松井の話に首を突っ込んでくることはなかった。机に置いてあるウイスキーボトル。ロックで飲んでいるようだ。盛り上がっている二人から、濃度の高いアルコール臭がしてくる。長居する気はない。少しの我慢だ。私は、二人を前に腰を下ろす。ウエイターが私の前に水を置いて、にこやかに立ち去っていった。
「それで、なんですか?」
はぁっとため息をついて、松井を見据える。
「店長、重い病気を患ってるんだよ」
「え?」
「時々、気まぐれで店を休んだりするだろ? あれ、体調がよくないからだよ。余命宣告も受けてるって、聞いたぜ」
「嘘」
叫び声が店内に響いて、すべての視線が一気に私へと集中する。肌にぐさぐさ刺さって、私は慌てて口を覆い、すみませんと頭を下げる。気まずさと、早打ちする心臓を落ち着かせるために、水を一口飲んだ。
「お前に言うと、過剰に心配してくるだろうし、言えないって言ってたぜ」
大学入学と同時に、店長と知り合った。
当時は、一人暮らしと大学入学したばかりで、友達もなかったが、店長の優しさのお陰で寂しさを感じることはなかった。店長は、自分の本当の父よりも、よっぽど父親に思えた。
店長は、亡くなった奥さんがいた。その二人の間に子供はなく、私のことを本当の娘のようだと言ってくれていた。それなのに。どうして、そんな大事なことを言ってくれなかったのよ。
じわっと目の前が、滲んでいきそうなのを俯いて堪える。そのせいで、声が出なかった。
松井は珍しく神妙な面持ちをして、目を落としていた。
「ほらな。そうやって、柴田が過剰反応するから、店長も言い出せなかったんだろうよ」
落ち着けと、松井から水を差し出される。混乱した頭のまま、水を口にする。
落ち着くどころか、じわじわと視界が水の膜で浸食されていきそうだ。
つい最近も、灰本の前で泣く失態を犯している。こんな場所でも、そんな情けないことしたくはない。
私は、さっと目尻を指先で拭って、立ち上がった。
「ちょっと、お手洗いに」
履きなれていないヒールのせいで、足が痛い。そのせいで、一瞬よろめいた。
視界は、相変わらず水のせいで不鮮明だ。
そのせいか頭まで、霧がかかったようにぼんやりしていた。
頭を振りながら、女子トイレへ向かう。化粧はしていたが、構わず顔を洗った。
水は冷たく、零れそうだった涙は綺麗に流れてくれた。少しだけ落ち着いて、ぼんやりした頭が少しだけ明瞭になる。だが、その効果はほんの少しだった。更に、意識を攫いそうなほどの大波がやってくる。意識を奪い去ろうとする。
足の痛みも、感じなくなっていく。
急激な違和感が駆け上がってきた。
まさか。
心臓から、さーっと熱が奪われていく。同時に、意識がさらに不鮮明になっていく。
意識を繋げというように、スマホが震えた。
電話だ。
波が引いてスマホをタップして耳元へやる。
「柴ちゃん」
溌剌とした店長の声だった。二日酔いでダウンしている声ではなかった。それを裏付けるように、店長はつづけた。
「今から、バイト来られない? 松井君、ドタキャンして店が回らないんだよ」
「……臨時休業だって……」
「誰がそんなこと言ったの? 昨日、午後休んじゃったから、今日は通常営業だよ」
途端、更なる大波がやってくる。朦朧とする意識。洗面シンクに両手をついて、こらえようとしても、抗うことはできなかった。その場に、座り込んでしまう。
地面から黒い手が出てきて、容赦なく真っ暗な場所へ引きずり込んでくる。
手に握っていたはずのスマホが、消えていた。
私は蹲りながら、人物を見上げた。
閉じられそうな視界の先で、取り上げられたスマホを操作している人物は、笑う。
「俺が、浅川美咲だよ」
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