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序章
夢
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「あなたの今日はどんな日でしたか」
「今日はまず食料確保の為にお金を手に入れようとしたよ。やっぱり冒険者ギルドがあったよ。そうそう、寝床は僕が転移したあの部屋を使ってるよ。なんとね、あそこ住民が居ないんだ。
帰るためにも、まずは衣食住を確保しなきゃだもんね。
あ、ギルドの話に戻るね。ギルド登録のためと過ごしやすいように偽名を考えたんだ。「ルアンカ」と言うよ。言いやすい名前だろ?今後はこれで通して行こうと思うよ。
ギルドの登録が済んだら、今度は依頼を見て見たんだ。
そして気づいたんだ。この世界には、剣も棍棒もある。だけど、魔法は無い。異世界なのに魔法が使えないなんてどれだけ損した気分になったか!それに元の世界に戻る1つの手がかりになると思っていたのに。
正直それがショックすぎて、今日は家政夫をやる簡単な依頼だけをやって来たよ。報酬は銅貨7枚。この世界が銅貨10枚で銀貨、銀貨10枚で金貨となる事を考えると、妥当な所じゃないかな。金貨は多分日本円に直すと1万円ぐらいになると思うよ。つまり今日の報酬は700円だね。
でもね、ここでは銅貨1枚でパンが買えるんだ。正確にはそっちの世界のパンとは違うけど。
そして住居はプライスレスだからね。1日7個のパンが食べれれば、まぁぎりぎり生きていけるかなぁってところだよね。
ちなみにココの物価は安いけど、もっと都市の方、ハーベスト帝国とかではもっと高くて、金貨1枚10万ぐらいの価値になるそうだ。パン一個で1000円だぜ?まぁ、流石にパンの金額が10倍にはなってないだろうけど。
価値が違うってことは、使われている金貨の種類も違うみたいだよ。今日一日で調べた結果はこんなものかな。お金は大事だからね。でも思ったより情報が集まらなかったな。
いつか僕みたいな前例がないのか、沢山の書物を漁る必要がありそうだし、そうなると世界一の国家のハーベスト帝国の保管している書物は読みたいよね。
魔法というひとつの選択肢が消えてしまったけど、
絶対に戻るよ。君の為に。」
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
ゆっくりと、瞼を開ける。さっきまでその裏側にいた彼女と話したいが為の夢なのか、はたまた思考を整理する為の夢だったのか。今となっては分からない。
だが言えることがあるとするならば、僕はこの夢と長く、そう長く長く一緒にいることになるだろう。
「今日はまず食料確保の為にお金を手に入れようとしたよ。やっぱり冒険者ギルドがあったよ。そうそう、寝床は僕が転移したあの部屋を使ってるよ。なんとね、あそこ住民が居ないんだ。
帰るためにも、まずは衣食住を確保しなきゃだもんね。
あ、ギルドの話に戻るね。ギルド登録のためと過ごしやすいように偽名を考えたんだ。「ルアンカ」と言うよ。言いやすい名前だろ?今後はこれで通して行こうと思うよ。
ギルドの登録が済んだら、今度は依頼を見て見たんだ。
そして気づいたんだ。この世界には、剣も棍棒もある。だけど、魔法は無い。異世界なのに魔法が使えないなんてどれだけ損した気分になったか!それに元の世界に戻る1つの手がかりになると思っていたのに。
正直それがショックすぎて、今日は家政夫をやる簡単な依頼だけをやって来たよ。報酬は銅貨7枚。この世界が銅貨10枚で銀貨、銀貨10枚で金貨となる事を考えると、妥当な所じゃないかな。金貨は多分日本円に直すと1万円ぐらいになると思うよ。つまり今日の報酬は700円だね。
でもね、ここでは銅貨1枚でパンが買えるんだ。正確にはそっちの世界のパンとは違うけど。
そして住居はプライスレスだからね。1日7個のパンが食べれれば、まぁぎりぎり生きていけるかなぁってところだよね。
ちなみにココの物価は安いけど、もっと都市の方、ハーベスト帝国とかではもっと高くて、金貨1枚10万ぐらいの価値になるそうだ。パン一個で1000円だぜ?まぁ、流石にパンの金額が10倍にはなってないだろうけど。
価値が違うってことは、使われている金貨の種類も違うみたいだよ。今日一日で調べた結果はこんなものかな。お金は大事だからね。でも思ったより情報が集まらなかったな。
いつか僕みたいな前例がないのか、沢山の書物を漁る必要がありそうだし、そうなると世界一の国家のハーベスト帝国の保管している書物は読みたいよね。
魔法というひとつの選択肢が消えてしまったけど、
絶対に戻るよ。君の為に。」
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ゆっくりと、瞼を開ける。さっきまでその裏側にいた彼女と話したいが為の夢なのか、はたまた思考を整理する為の夢だったのか。今となっては分からない。
だが言えることがあるとするならば、僕はこの夢と長く、そう長く長く一緒にいることになるだろう。
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