無気力干物女が異世界に飛ばされまして

城にて…2

あれからそれぞれ部屋を与えられたが
基本的に速人と宏樹は俺の部屋に居るようになっていた特に何をする訳でもなく

ロンズデールの人にしばらくはゆっくりしているようにと言われたのもある
仁奈は仁奈であの時後から来た女子大生と一緒にいるらしい

部屋で3人してぐうたらしていると扉の外が少し騒がしくなった
何かと思っているとノックされ
「あ、はーい何すか？」
と返すと同時に開かれた扉はバンッと派手な音がした

「お前らが異世界から来た奴らだな？俺はロンズデール王国第二王太子アルバート･ヘクター･ロンズデールだ
お前らに王位は渡さんぞ！！」

何かいきなり王子様来たんだけど…すげー一方的に話してるし
「いや、いきなり何だよ」
速人！ダメだって！相手王子だぞ！？
目で訴えるが んな事知るか って目で返してきた

「何なんだ貴様らは！！俺様は…！！」

あ、速人がなんかスキル使っちゃった…
圧力がエグいから多分威圧的なやつだな

あーあ王子様ひよっちゃったじゃん
てかあれ？速人ってLv1じゃなかったっけ？

「おやめ下さい！！アルバート様大丈夫でございますか！？」
「大丈夫な訳無いだろ！？」

「先に言っとくけど俺たちそちらさん達のちゃんとした貴族的な常識教えて貰ってねえからな
先に勝手に喋って俺たちを馬鹿にしたのはそっちだ
俺たちのトコでは
やられたら、やり返す。倍返しだ！って言葉があんだよ」
速人それ…○沢○樹じゃん
近年流行りだした言葉だからね？

てか王子様俺たち馬鹿にしてたんだー
なんか言ってんなーくらいしか思って無いから内容聞いてなかったわー

「つうか俺まだLv1だぜ？Lv1にひよる王子って大丈夫かよ」
鼻で笑うな！可哀想だろ！！

「まだ説明させて頂いてませんでしたね。
あなた方のLv1は我々のLv20に均しいのです
アルバート王太子殿下はまだ未成年でLv17あなた方よりレベルは下なのです」

へえーえっじゃあ俺Lv10だから…
えっ？単純計算したら俺Lv200？ヤバくない？