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初めて死にたいと思った日
しおりを挟むアレルギー食品を医師の許可無く無断で食べさせることから始まった私への虐待は成長するに連れて、どんどん過激なものになって行った。
家中に取り付けられた監視カメラで24時間監視され、寝食以外の時間は遊ぶことも一切許されず、無理やり勉強をさせられた。
もし、少しでも逆らえば思い切り頭を殴られた。
医療従事者である父親は虐待の発覚を恐れたのであろう。
腕や脚、顔などの他人にバレる場所は殴られることは無かった。
本当に卑怯だと思う。
こんなに悲しい幼少期を過ごしたのは私だけなのではないか、幼かった私はずっとそう思って毎日を過ごしていた。
そんなある日、ひいおばあちゃんが亡くなった。
当時の私は5歳。
人は死んだら天国に行く。
そんな漠然とした子供らしい知識しか無かったが、ひいおばあちゃんの死は悲しいというよりも羨ましかった。
こんなことを言ったら罰が当たるかもしれないが、天国に行けること、死んだら全部無くなること。
それら全てが羨ましくて、私はこの時初めて死にたいと確信したんだ。
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