魔王の三男だけど、備考欄に『悪役令嬢の兄(尻拭い)』って書いてある?

北川晶

文字の大きさ
上 下
169 / 184

エピローグ ⑨ サリエルside ④

しおりを挟む
 マルチェロはいつもの麗しいお顔で、優しく微笑みかけてきます。
 ハニーイエローの髪がサラサラで、清潔な印象の短髪だけど、前髪がサラサラ。
 どの角度から見ても完璧な王子様なのです。公爵だけど。
 今日のお衣装は、赤地に金の刺繍がなされた盛装で。
 いつもよりもさらにきらびやかです。

「さぁ、姫。一曲お願いいたします」
「姫じゃないですぅ。まだ姫を守る騎士ごっこを続けているのですかぁ?」
 そう言いながらも。ぼくはマルチェロの手を取って、踊り出した。
「あぁ、それね。なんか懐かしいなぁ」

 ぼくとマルチェロがはじめて出会ったときのことだ。
 マルチェロは『いつも守られる側だったから。騎士のように、姫を守るのにあこがれていたんだよなぁ…』と言って。ぼくのお友達になったのだ。
 あの頃は、ぼくはぽっちゃりで。姫ポジションは恐れ多かったけどね?
 でも、いつも判で押したような同じ笑顔が多かったマルチェロが。
 今はもう、自然な笑みを見せるから。
 心を開いてくれているみたいで。それがぼくは、とても嬉しいのです。

「こうして、社交界デビューの日にサリーと踊れるのは、感慨深いねぇ」
 ぼくが、羽化したての二年前。
 マルチェロはぼくよりちょっと高いくらいの身長で。着られる服がなくなったぼくは、体形が近い彼から洋服をいっぱい提供してもらったりしたのだけど。

 今はもう、ぼくより頭半分分背が高くなっています。

 成長期ですか? グヌヌ。
 ぼくはぼくの能力で、いろいろカスタマイズできるはずなのに。
 なんで身長を伸ばすことができないのですか? 解せぬ。

「私はこの公の舞台で、ディエンヌに足ダンされる覚悟をしていたけれどね? せっかくよける練習をしたのに。華麗にスルーする、あの足さばきを披露できないのは残念なことだ」
 なんて、マルチェロが言う。
 子供会に行っていた頃、ディエンヌがダンスパートナーの足を踏む、足ダンブームだったから。
 みんなで、彼女の足ダンをよける練習をしたのでした。
 思えばあの頃の彼女のやらかしは、まだ可愛いものだったのですね?

 そんなことを思い出しつつも。
 ぼくはいたずら心を出して、ペムッと足を踏んでみるのだった。
 でもやはり、華麗によけられてしまった。

「むむっ、やりますね? マルチェロ」
「ダンスは、スリリングでサスペンスで、エレガントなものだよ?」
 そうしてマルチェロは、ぼくをくるくると回して振り回す。

 ですが。淑女教育でダンスは満点評価だった、ぼくですっ。
 軽やかにステップを踏みながら、マルチェロの足を踏むべく、ぼくはペムッと足を出す。
 でも、どうしてもよけられちゃう。むぅ。

 ワルツの三拍子なのに、高速ターンで会場を縦断し。
 それでも誰にもぶつかることのない、高等テクニック。
 さらに足を踏もうとするから、変則ステップになっているにもかかわらず、流麗なダンスに仕上げてくる、この巧みな技。
 さすがです、マルチェロっ。

 つか、ワルツなのに、ぴょんぴょこ跳ねていたら、なんだか楽しくなってきちゃって。
 あはは、うふふ、と。
 バカみたいに笑いながら、ダンスしてしまった。
 これは紳士淑女にあるまじきですね? へへっ。

「グルグルで、目が回りそうですぅ」
「でも楽しいね。このままずっと、君と踊っていたいなぁ…」

 そう、マルチェロはつぶやくけれど。
 足ダンの攻防をしていたら、あっという間にダンスは終わってしまったのだった。

 ふぅ、ダンスし過ぎで、のどが渇きました。
 礼をして、ふたりで壇上に下がろうとしたら。

「サリー…」

 マルチェロが呼んで。ぼくの手首を引き寄せた。
 ふわりと、マルチェロと距離が近づいて。
 彼が、耳元で囁く。

「愛してる、サリー。私の心は未来永劫、君のものだ」
 ぼくは、びっくりして。
 目を丸くして、彼の顔をみつめる。 

「…なんてね?」
 ぼくが目に写したマルチェロは。
 いつもの、友達の顔をした、彼だった。

 だけど。ぼくだって。
 そんなに、バカみたいにニブいわけではないのですよ、マルチェロ。
 さすがに、君の気持ちは。ぼくにしっかりと伝わった。
 でも、最後の茶化すような言葉は。
 これからの、長い、長い、時間。友達として、そばにある。
 そういう意味の、彼の宣誓なのだ。

 だから、ぼくは。
 彼の気持ちに気づかぬふりで。告げる。
「もうっ、ビ、ビ、ビビルじゃないですかぁ。マルチェロはすぐに、ぼくをからかうのだからぁ」
「サリーをからかうのは、楽しいなぁ。いっぱい踊って、疲れただろう? 飲み物を持ってきてあげるから。上で待ってて」

 マルチェロは涼しい顔で、飲食の並ぶテーブルへ歩いて行き。
 ぼくのそばには、すかさずアリスティアが寄ってきた。

「サリエル様、大丈夫ですか?」
 その言葉で、ぼくは。壇上の兄上の方を見る。
 心配そうな、怒っているような、顔をしているから。
 マルチェロとの近しい距離が、不快だったのだろう。

 アリスは兄上の心情を察して。ぼくに事前に寄ってきたというわけだ。
 従者として、細かい気遣いができています。有能ですよ? アリスぅ。

「なにもないよ。ダンスしすぎて、足がよろけただけぇ」
 その言い訳なら良し、とばかりに。アリスは微笑んで。
 ダンスで乱れたぼくの髪を、そっと直してくれた。

 アリスは、ぼくの護衛兼従者兼侍女として、すでに魔王城に勤めている。
 学園にも行っているから、二足のわらじだね?
 わらじ…えぇ、もうわかっています。日本語ですね?

 侍女長は、エリンなのだけど。
 エリンは貴族じゃないから。
 こういう公の集まりのときは、ぼくのそばで仕えられない。
 そういうときに、侯爵令嬢であるアリスが御側仕おそばづかえになるのだ。

 従者として控えめに。アリスは紺色のドレスを身につけている。
 スタンドカラーで、肌の露出もおさえているのだけれど。
 まだ十五歳なのだから。若々しく、明るいドレスを着てもいいのにぃ。
 まぁ青髪のアリスに、紺のドレスは。シックで、よく似合ってはいるけれど。

「アリスも、ぼくと踊る?」
「いいえ、私のダンスの単位がヤバいことは知っているでしょう? こんな大勢の前で、恥をかきたくないわっ。サリエルの中に入っていたときにさんざん見てきたっていうのに。知っている、と出来る、は別物」

 人前では上品ぶって、サリエル様なんて言うけど。
 アリスはすぐに素に戻って。コソコソと言う。
 彼女は前世では、ソシアルダンスをする環境がなかったようだし。
 アリスティア本体も、心の引きこもりでダンスなどしたことがないから。
 今、苦労しているみたいだね?

「でしょう? だから言ったでしょう? 知っていることを活用できてこそ、だって」

 インナーがぼくの中で目覚めた、ほんのはじめのときの話だ。
 瞬間記憶能力を持つぼくを、インナーはうらやましがったけど。
 たとえ、ぼくが叡智の箱であっても。
 知識を取り出して活用できなければ、ただの箱。ってことなんだよね?

 一時期、スキルがゼロになり、刺繍の腕を磨き直したぼくに言えることは。
「反復、あるのみ。経験こそ、力! ですっ」
 それに尽きます。

 そうしてぼくは、アリスとともに魔王の玉座のある階段の上に登って行った。
 先ほどアリスに言った言い訳を、兄上にしたら。

「私としていたダンスより、楽しそうに踊っていたではないか?」
 なんて。ギロと睨んで言うのですから。

 バリバリドッカーン注意報、発令ですっ。
 ほらぁ、そのように凶悪な魔力を垂れ流したら、来客の方たちが腰を抜かしますよ?
「兄上とのダンスは、緊張しますよ。万が一にも、兄上に恥はかかせられません。でも…」
 そう言って、ぼくは兄上の耳元に手を添えて、こっそり囁きました。

「兄上とのダンスが、一番ドキドキいたしましたぁ」

 すると、兄上は。
 うっそり、笑って。
 機嫌を直してくれました。ホッ。
 バリバリドッカーンは、回避されました。

 それにしても、兄上は心配性ですねぇ?
 こんなぽっちゃり…今はもう、ぽっちゃりではないけど。
 ツノなし魔力なし、は変わらないのですから。
 そんなに戦々恐々とするほどのものは、ぼくにはないのですけどねぇ?

「ラーディンは、サリエルと踊らなくていいのか?」
 挨拶の列もひとまず落ち着いて。
 気楽になったところで。兄上が、自称コシタン筆頭のラーディンに聞いた。

「今日は、兄上…魔王様の守護者としての、初任務ですから。兄上のそばを離れるわけにはいきません」
「へぇ、珍しくいいことを言うではありませんかぁ? ラーディン兄上」

 ラーディンの話に茶々を入れる、アリスティア。
 するとラーディンは。牙をむき出して、怒った。

「おまえの兄上じゃねぇわ。つか、珍しいとか言うな。不敬な奴め」
 まぁね、魔王家を守護する立場は同じだけど。
 アリスは、家格としては下だからねぇ。不敬と言われても仕方がないのだけど。

 でも、アリスは。インナーとして、ぼくの中でラーディンのことを子供のときから見てきたから。
 なんだか、ツンデレの兄上が気にかかる…というか。
 ツッコみたくてたまらないみたいなのだ。
 アリスの毒舌攻撃の矛先が、ラーディンに向けられてしまいました。
 ラーディン兄上、逃げてぇ。

「おふたりとも、無駄口をたたかない。ファウスト様を見習うように」
 そうしたら、ミケージャが口をはさんでくれました。ナイスです。
 でも彼に怒られて、ラーディンとアリスは首をすくめる。
 リアクションが同じっ。

 ミケージャは、ぼくの後ろに黙って付き従うファウストを見習えって言うけど。
 彼は単に、口をはさめなかっただけだと思いますよ?
 ファウストは、人付き合いが苦手なのですから。
 でもその寡黙なところが、彼の良いところですからね? うむ。

 そこに、ぼくに飲み物を持ってきてくれたマルチェロがやってきて。
 兄上に、足蹴りされたりしていましたが。

 シュナイツとマリーベル、エドガーも寄ってきて。
 すっかりいつもの、和気あいあいです。

 そんな感じで、兄上の魔王即位の儀式は。
 身内のほのぼのムードの中で、無事終わったのだった。

     ★★★★★

 そして、ぼくが十八歳になった日。
 三月三日に。
 予定通り、レオンハルト兄上とぼくの結婚式が執り行われましたよぉ。

 クリスタルが輝く謁見の間にて。
 魔王然とした、漆黒の礼装を身につける兄上と。
 銀の刺繍がふんだんになされた、結婚衣装で着飾った、ぼくは。 
 腕を組んでバージンロードを歩いていきます。
 もっちりのときは、兄上の腕にぶら下がっている光景しか思い浮かばなかったけれど。

 兄上と腕を組んでも、並んで歩けるくらいに身長が伸びて。本当に良かったっ!

 みなさん、とても喜んでくれて。
 ぼくと兄上は大勢の人たちにお祝いされて。
 盛大なお式と相成りました。

 指輪交換の儀では。
 いつも、ぼくは。兄上に両手を預けて、片手をペッて捨てられていました。
 だってぇ、どこの指にはめるか、わからないではないですかぁ?
 婚約のつもりで右手を差し出して。そんな重い気持ちはなかったですぅ、みたいに。違う指にはめられたら。恥ずかしいしぃ。
 だから、いつも。兄上に手を差し出されたら、両手を乗っけていたのですけど。

 でも。今回はちゃんと左手を差し出しました。

 今回は絶対に、結婚指輪で間違いないのですからねっ。
 なので、アクシデントはなく。兄上はぼくの左手薬指に、指輪をはめたのでした。
 すごくシンプルな。銀の輪っか。

 そうです、それでぇす!

 公で婚約したときは、すっごいお高そうな指輪を贈られて。
 兄上のお気持ちは、とても嬉しいのですがぁ。
 そんなの、普段からつけていられません。無理無理ィ。
 結局、宝石箱の中にずっと眠っていますもん。それって、もったいないよ。

 だから事前に、兄上に。宝石はいりませんとお願いしておいたのです。
 普段使い出来るやつが、欲しいのです。

「サリュは謙虚で、物欲がないからなぁ。いつも贈り物に悩んでしまうよ」
 なんて、兄上に言われてしまいましたが。

 そんなわけで、シンプルな結婚指輪になりました。
 だけどこれなら、仕事をしていても家事をしていても、いつでも兄上を身近に感じられます。
 ぼくはそれが嬉しいのです。えへへ。

 ということで、とても良いお式になったのでした。
 婚約破棄虎視眈々勢のみなさんも、ひとまずこれにて解散。ということになりまして。
 えぇ、それは良かったのですがぁ。

 新たに『離婚した魔王妃を慰める、その日を虎視眈々と待ち望む会』略して『コシタン改』なる、謎の組織が発足されまして。
 ひええぇぇぇえ? な、なんですか? それはっ。

「みなさん、悪ふざけしすぎですぅ」
 と。ぼくは笑顔で申しましたが。
 みなさん、にこりと、良い笑顔を浮かべるのですがぁ。
 目が笑っていないんですけどぉ?

 ひええぇぇぇえ? ガクブルガクブル。

 まぁ、そんなこともありましたが。時は平和に行き過ぎていきました。

しおりを挟む
感想 154

あなたにおすすめの小説

【BL】こんな恋、したくなかった

のらねことすていぬ
BL
【貴族×貴族。明るい人気者×暗め引っ込み思案。】  人付き合いの苦手なルース(受け)は、貴族学校に居た頃からずっと人気者のギルバート(攻め)に恋をしていた。だけど彼はきらきらと輝く人気者で、この恋心はそっと己の中で葬り去るつもりだった。  ある日、彼が成り上がりの令嬢に恋をしていると聞く。苦しい気持ちを抑えつつ、二人の恋を応援しようとするルースだが……。 ※ご都合主義、ハッピーエンド

悪役側のモブになっても推しを拝みたい。【完結】

瑳来
BL
大学生でホストでオタクの如月杏樹はホストの仕事をした帰り道、自分のお客に刺されてしまう。 そして、気がついたら自分の夢中になっていたBLゲームのモブキャラになっていた! ……ま、推しを拝めるからいっか! てな感じで、ほのぼのと生きていこうと心に決めたのであった。 ウィル様のおまけにて完結致しました。 長い間お付き合い頂きありがとうございました!

【完結】薄幸文官志望は嘘をつく

七咲陸
BL
サシャ=ジルヴァールは伯爵家の長男として産まれるが、紫の瞳のせいで両親に疎まれ、弟からも蔑まれる日々を送っていた。 忌々しい紫眼と言う両親に幼い頃からサシャに魔道具の眼鏡を強要する。認識阻害がかかったメガネをかけている間は、サシャの顔や瞳、髪色までまるで別人だった。 学園に入学しても、サシャはあらぬ噂をされてどこにも居場所がない毎日。そんな中でもサシャのことを好きだと言ってくれたクラークと言う茶色の瞳を持つ騎士学生に惹かれ、お付き合いをする事に。 しかし、クラークにキスをせがまれ恥ずかしくて逃げ出したサシャは、アーヴィン=イブリックという翠眼を持つ騎士学生にぶつかってしまい、メガネが外れてしまったーーー… 認識阻害魔道具メガネのせいで2人の騎士の間で別人を演じることになった文官学生の恋の話。 全17話 2/28 番外編を更新しました

【完結】悪役令息の役目は終わりました

谷絵 ちぐり
BL
悪役令息の役目は終わりました。 断罪された令息のその後のお話。 ※全四話+後日談

家を追い出されたのでツバメをやろうとしたら強面の乳兄弟に反対されて困っている

香歌奈
BL
ある日、突然、セレンは生まれ育った伯爵家を追い出された。 異母兄の婚約者に乱暴を働こうとした罪らしいが、全く身に覚えがない。なのに伯爵家当主となっている異母兄は家から締め出したばかりか、ヴァーレン伯爵家の籍まで抹消したと言う。 途方に暮れたセレンは、年の離れた乳兄弟ギーズを頼ることにした。ギーズは顔に大きな傷跡が残る強面の騎士。悪人からは恐れられ、女子供からは怯えられているという。でもセレンにとっては子守をしてくれた優しいお兄さん。ギーズの家に置いてもらう日々は昔のようで居心地がいい。とはいえ、いつまでも養ってもらうわけにはいかない。しかしお坊ちゃん育ちで手に職があるわけでもなく……。 「僕は女性ウケがいい。この顔を生かしてツバメをしようかな」「おい、待て。ツバメの意味がわかっているのか!」美貌の天然青年に振り回される強面騎士は、ついに実力行使に出る?!

30歳まで独身だったので男と結婚することになった

あかべこ
BL
4年前、酒の席で学生時代からの友人のオリヴァーと「30歳まで独身だったら結婚するか?」と持ちかけた冒険者のエドウィン。そして4年後のオリヴァーの誕生日、エドウィンはその約束の履行を求められてしまう。 キラキラしくて頭いいイケメン貴族×ちょっと薄暗い過去持ち平凡冒険者、の予定

王命で第二王子と婚姻だそうです(王子目線追加)

かのこkanoko
BL
第二王子と婚姻せよ。 はい? 自分、末端貴族の冴えない魔法使いですが? しかも、男なんですが? BL初挑戦! ヌルイです。 王子目線追加しました。 沢山の方に読んでいただき、感謝します!! 6月3日、BL部門日間1位になりました。 ありがとうございます!!!

BLR15【完結】ある日指輪を拾ったら、国を救った英雄の強面騎士団長と一緒に暮らすことになりました

厘/りん
BL
 ナルン王国の下町に暮らす ルカ。 この国は一部の人だけに使える魔法が神様から贈られる。ルカはその一人で武器や防具、アクセサリーに『加護』を付けて売って生活をしていた。 ある日、配達の為に下町を歩いていたら指輪が落ちていた。見覚えのある指輪だったので届けに行くと…。 国を救った英雄(強面の可愛い物好き)と出生に秘密ありの痩せた青年のお話。 ☆英雄騎士 現在28歳    ルカ 現在18歳 ☆第11回BL小説大賞 21位   皆様のおかげで、奨励賞をいただきました。ありがとう御座いました。    

処理中です...