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エピローグ ② インナーside ②
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レオンハルト兄上のエスコートで、馬車を降りたサリエル。
いつもの調子で、のほほんと挨拶してきたけれど。
「おはようございます、サリエル様。今日は制服がなくて、お休みかと思いましたわぁ?」
ニッコリ笑顔で、どういうこと? と目でたずねると。
サリエルは、ストレートでもボリューミーな髪に指先で触れながら、言う。
いいなぁ、ストレート。
主人公のデフォルトなのか、私の青髪ウェーブは、いくらブラッシングしても同じ髪型になってしまうの。
「あぁ、これは。マルチェロが予備の制服を貸してくれたのですよ。まだ彼よりは身長が低いですが。グヌヌ。っでも、ほぼ同じ体型になりましたからね?」
そう、サリエルが言う後ろから。
シュナイツが現れて、口を出した。
「同じ体型なら、私も似たようなものです。私がお貸ししたかった」
「シュナイツは学年が違うから。襟の色が違うでしょう?」
「えぇ、ですから。私服は、ジャンジャン送ります」
すると、すかさず。レオンハルトが言うのだ。
「すぐに私が仕立てさせるから。ジャンジャンはいらぬ。当分過ごせるくらいのものは、もうマルチェロが手配して送ってきたのだ」
そうして、シュナイツは。丁重に兄に断られて。
グヌヌと唇をかむのだった。
「くそぉ、マルチェロめ。仕事が早すぎだ」
「全くだな」
同意する、レオンハルト。
どうやらレオンハルト兄上も。すぐにサリエルの衣装を用意できなかったことを、悔しく思っている様子ですね。
それは、仕方がないのでは?
兄上の体格は。大きすぎて。今のサリエルにもサイズが合いませんからね?
そうして、ぞくぞくと。
降車口に、マルチェロやマリーベル、ファウスト、エドガーが降りてきて。ついでにラーディンも来た。
おおぅ。ロンちゃうのメインキャラが、勢ぞろい?
いいえ、私の目には。コシタン勢の勢ぞろいにしか見えないですね。
昨日、あれだけすっぱりと、サリエルに振られ。
兄上とのラブラブを見せつけられたというのに。
サリエルのお尻にくっついてきてぇ、懲りない面々ですな?
「アリスティア嬢、学園でのサリエルを任せるよ? 羽化したてで、まだ足がおぼつかないところがあるのでな?」
「大袈裟です。もう、大丈夫ですよ」
サリエルは、そんな風に兄上に告げるが。
もっちりの中から出てきたサリエルは。ディエンヌ断罪中も、ずっと宙に浮いていたのだ。
あれは、サリエルの中で丸まっていたから。足がまだ、上手に動かせなくて。
つまり、正座でしびれて足の感覚が一瞬ない、あんな感じぃ? だったみたいで。
だから、フヨフヨと飛んでいたらしいのだ。
「私は、サリュの変容のことを教師陣に説明してくるから。ここで。帰りはファウストに送ってもらいなさい」
そう言って、レオンハルト兄上はサリエルの手の甲に、恭しくくちづけを落とし。
職員室へと向かって行くのだった。
甘ーーい。見ていて、砂糖吐きそう。
「その気持ち、よくわかります」
通りすがりにミケージャに言われた。
彼は、レオンハルトの後ろについていく。
サリエルの中から、いつも私は見ていた。
彼の。ふたりへの献身…というか。イチャイチャを見せつけられる、可哀想な従者の図を。
哀愁漂う後ろ姿…ご苦労様でぇす。
「ああああ、パンちゃんがぁ。パンちゃんがぁぁぁああ」
若干一名、涙目のコシタンがいます。
マリーベル嬢です。
まぁ、仕方がないですね? マリーベルは。あの、まぁるいフォルムに御執心でしたから。
「腕、細っそ! モチッてないぃ?? ああぁぁああ?」
そう言いながらも、サリエルの腕に引っついているけど。
というわけで。羽化してサリエルの容姿が変化しても。
日常は、なんら変化はないのであった。
ただ、ディエンヌが退場したことで。ゆるふわに平和がプラスされただけ? みたいな?
でも、まぁ。平和が一番ですよね? うむ。
★★★★★
男子は剣術、女子は淑女教育のダンスの時間。
サリエルはダンスの授業に来た。
他の御令嬢が模範演技をしているところで。私はサリエルに、聞いた。
「その髪、どうしたの? 昨日はクルクルふわわんだったじゃない?」
「まっすぐになぁれ、まっすぐになぁれ、って思いながらブラッシングしたら。まっすぐになったのです」
「なぁに? そのチート能力は。私にも、やって!」
無駄な能力、されど、便利な能力。
この世界には、コテとかヘアアイロンがないからねっ。
「いいでしょう? ぼく、もっちりのときもくせ毛で。同じ髪型しかできなかったから。憧れのストレートヘアにしてみたのですぅ。ツルツルのサラサラぁ…」
そうしてサリエルは、長い髪をこれ見よがしに手ではらうのだった。ムッキィィ。
「超絶、うらやましいです。私も美少女に生まれ変わったからには、憧れのメー〇ルになりたーい」
私の言葉に、サリエルはわかっているのかいないのか。苦笑いした。
「アリスぅ、話は変わりますが。勇者に備考欄が出なかったんだけど。なんでだと思う? 兄上の備考欄は、いつも通りだったから。見えなくなったわけではないんだけどぉ…」
ふーん、そうなんだぁ。と思いながら。
理由を考えてみた。
「うーん、普通に、ゲームに関係なかったからじゃないのかなぁ? まぁディエンヌを連行して行ったから、まるっきり関わりないとは言えないけど」
今回のゲーム転生は。終始、イレギュラー状態だった。
つか、サリエルが生きているところから、もう成立しないものだったのかもしれない。
でも。天使ちゃんだもの。死んじゃうわけにはいかないよね?
「ゲームは…ロンちゃうは。このロンディウヌス学園で繰り広げられる、なんやかやで。サリエルの周りには攻略対象もいっぱいいたし。だから、子供のときから見えていたけど? それは魔国の中に限られるんじゃない? 国外の人の説明までは、設定されていないんじゃないかしらぁ?」
それに、勇者は転生者だったし。
私がこのゲームを…二回した、限りでは。勇者の登場はなかったからなぁ。
たぶん名前とかも、設定されていなかった。ゲーム外認定だった。とは考えられる。
「ディエンヌは。国外追放エンドと修道院で矯正エンドのミックスみたいな感じだったじゃない? 修道院じゃなくて、人族の国に連れて行かれちゃったけど。つまりぃ、あのレオンハルト様がくだした裁定も。ディエンヌがやらかした干からび事件も。ゲームにはないことだから。もう、いろいろ駄目駄目で。ゲーム自体が破綻したのね? きっと」
「じゃあ、もう備考欄は出ないのかなぁ?」
「そうかもね? それに。サリエルは万能チートな天使ちゃんだから。もう、備考欄は必要ないんじゃなぁい?」
「確かにぃ」
そう言って。サリエルは。あの三角の口になって笑った。
黒目がちな、お目目がウルウルで。麗しい見目をしているけれど。
話し口は、全く変わっていないし。
あの小さな三角お口も、それだけは面影を残しているのだった。
「でもさ、サリエルが天使なのだとしたら。なんで私の前世の日本のこととか、知っていたのかしら? 天使の前世が日本人ってわけではないんでしょう?」
「それはね。ぼくはちょうど。地球の西暦で言うと、1900年くらいから地球の見守り当番だったからなんだ。他の国で起きている戦争や争いは、嫌いだったけれど。インナーがいた頃の日本は。カルチャーが栄えていて、面白かったからね? ぼくもいろいろな物語を目にして、驚いたものです」
サリエルはムフーンと鼻息をついて。話を続けた。
「無から有を生み出す、人間に与えられたギフトを使用するのが。当時の日本人はとても上手でした。そう、ぼくは思って…あの時代の日本が、好きだったんだ。自然が残っていて。動植物も豊かで。だけど、絶妙に便利で。2000年代くらいまでは、その自然と高度文明のバランスが良かったよね?」
2000年代、か。ちょうど私が生きていた時代だな。
私はサリエルに。おそるおそる、聞いてみた。
「そのあとは?」
「さぁ、どうだったかなぁ…。こことは違う星のことだ。これ以上は、神の領域だよ? アリス」
にこりと、サリエルは笑うけど。
天使の己に目覚め、さらに鮮明な記憶力を持つサリエルだから。覚えていない、なんてことはないだろう。
ってことは…うん。聞かない方がよさそうね?
「そうね。私が死んだあとのことを聞いても、仕方がないわね? 私の中で、あの星の出来事は終わってしまったことで。今は、この星で生きている。そうでしょう?」
つぶやくと。サリエルは、返事をしないで。
ダンスの先生に呼ばれたから。
行ってしまった。
先生とダンスをするサリエルは。
兄上が心配していたほど、足がおぼつかないわけでもなく。
軽やかに、女性パートを踊るのだった。
もっちりしていたときに、モチィとそらした背の感じも。健在だ。
今はもっとスマートで。サマになっているけれど。
なんだ。やっぱり、兄上の過保護溺愛でしたね? 心配はいらないようです。
でも、これなら。兄上と社交界デビューして。
大舞台でダンスを披露できそう。
サリエルの夢だったもの。
手も足も、長ーくなって。
兄上にお似合いの美少年になって。
兄上と幸せなダンスを踊るのが。
私は、ダイエットを成功させられなかったけれど。ま、結果オーライで。
良かったね? サリエル。
いつもの調子で、のほほんと挨拶してきたけれど。
「おはようございます、サリエル様。今日は制服がなくて、お休みかと思いましたわぁ?」
ニッコリ笑顔で、どういうこと? と目でたずねると。
サリエルは、ストレートでもボリューミーな髪に指先で触れながら、言う。
いいなぁ、ストレート。
主人公のデフォルトなのか、私の青髪ウェーブは、いくらブラッシングしても同じ髪型になってしまうの。
「あぁ、これは。マルチェロが予備の制服を貸してくれたのですよ。まだ彼よりは身長が低いですが。グヌヌ。っでも、ほぼ同じ体型になりましたからね?」
そう、サリエルが言う後ろから。
シュナイツが現れて、口を出した。
「同じ体型なら、私も似たようなものです。私がお貸ししたかった」
「シュナイツは学年が違うから。襟の色が違うでしょう?」
「えぇ、ですから。私服は、ジャンジャン送ります」
すると、すかさず。レオンハルトが言うのだ。
「すぐに私が仕立てさせるから。ジャンジャンはいらぬ。当分過ごせるくらいのものは、もうマルチェロが手配して送ってきたのだ」
そうして、シュナイツは。丁重に兄に断られて。
グヌヌと唇をかむのだった。
「くそぉ、マルチェロめ。仕事が早すぎだ」
「全くだな」
同意する、レオンハルト。
どうやらレオンハルト兄上も。すぐにサリエルの衣装を用意できなかったことを、悔しく思っている様子ですね。
それは、仕方がないのでは?
兄上の体格は。大きすぎて。今のサリエルにもサイズが合いませんからね?
そうして、ぞくぞくと。
降車口に、マルチェロやマリーベル、ファウスト、エドガーが降りてきて。ついでにラーディンも来た。
おおぅ。ロンちゃうのメインキャラが、勢ぞろい?
いいえ、私の目には。コシタン勢の勢ぞろいにしか見えないですね。
昨日、あれだけすっぱりと、サリエルに振られ。
兄上とのラブラブを見せつけられたというのに。
サリエルのお尻にくっついてきてぇ、懲りない面々ですな?
「アリスティア嬢、学園でのサリエルを任せるよ? 羽化したてで、まだ足がおぼつかないところがあるのでな?」
「大袈裟です。もう、大丈夫ですよ」
サリエルは、そんな風に兄上に告げるが。
もっちりの中から出てきたサリエルは。ディエンヌ断罪中も、ずっと宙に浮いていたのだ。
あれは、サリエルの中で丸まっていたから。足がまだ、上手に動かせなくて。
つまり、正座でしびれて足の感覚が一瞬ない、あんな感じぃ? だったみたいで。
だから、フヨフヨと飛んでいたらしいのだ。
「私は、サリュの変容のことを教師陣に説明してくるから。ここで。帰りはファウストに送ってもらいなさい」
そう言って、レオンハルト兄上はサリエルの手の甲に、恭しくくちづけを落とし。
職員室へと向かって行くのだった。
甘ーーい。見ていて、砂糖吐きそう。
「その気持ち、よくわかります」
通りすがりにミケージャに言われた。
彼は、レオンハルトの後ろについていく。
サリエルの中から、いつも私は見ていた。
彼の。ふたりへの献身…というか。イチャイチャを見せつけられる、可哀想な従者の図を。
哀愁漂う後ろ姿…ご苦労様でぇす。
「ああああ、パンちゃんがぁ。パンちゃんがぁぁぁああ」
若干一名、涙目のコシタンがいます。
マリーベル嬢です。
まぁ、仕方がないですね? マリーベルは。あの、まぁるいフォルムに御執心でしたから。
「腕、細っそ! モチッてないぃ?? ああぁぁああ?」
そう言いながらも、サリエルの腕に引っついているけど。
というわけで。羽化してサリエルの容姿が変化しても。
日常は、なんら変化はないのであった。
ただ、ディエンヌが退場したことで。ゆるふわに平和がプラスされただけ? みたいな?
でも、まぁ。平和が一番ですよね? うむ。
★★★★★
男子は剣術、女子は淑女教育のダンスの時間。
サリエルはダンスの授業に来た。
他の御令嬢が模範演技をしているところで。私はサリエルに、聞いた。
「その髪、どうしたの? 昨日はクルクルふわわんだったじゃない?」
「まっすぐになぁれ、まっすぐになぁれ、って思いながらブラッシングしたら。まっすぐになったのです」
「なぁに? そのチート能力は。私にも、やって!」
無駄な能力、されど、便利な能力。
この世界には、コテとかヘアアイロンがないからねっ。
「いいでしょう? ぼく、もっちりのときもくせ毛で。同じ髪型しかできなかったから。憧れのストレートヘアにしてみたのですぅ。ツルツルのサラサラぁ…」
そうしてサリエルは、長い髪をこれ見よがしに手ではらうのだった。ムッキィィ。
「超絶、うらやましいです。私も美少女に生まれ変わったからには、憧れのメー〇ルになりたーい」
私の言葉に、サリエルはわかっているのかいないのか。苦笑いした。
「アリスぅ、話は変わりますが。勇者に備考欄が出なかったんだけど。なんでだと思う? 兄上の備考欄は、いつも通りだったから。見えなくなったわけではないんだけどぉ…」
ふーん、そうなんだぁ。と思いながら。
理由を考えてみた。
「うーん、普通に、ゲームに関係なかったからじゃないのかなぁ? まぁディエンヌを連行して行ったから、まるっきり関わりないとは言えないけど」
今回のゲーム転生は。終始、イレギュラー状態だった。
つか、サリエルが生きているところから、もう成立しないものだったのかもしれない。
でも。天使ちゃんだもの。死んじゃうわけにはいかないよね?
「ゲームは…ロンちゃうは。このロンディウヌス学園で繰り広げられる、なんやかやで。サリエルの周りには攻略対象もいっぱいいたし。だから、子供のときから見えていたけど? それは魔国の中に限られるんじゃない? 国外の人の説明までは、設定されていないんじゃないかしらぁ?」
それに、勇者は転生者だったし。
私がこのゲームを…二回した、限りでは。勇者の登場はなかったからなぁ。
たぶん名前とかも、設定されていなかった。ゲーム外認定だった。とは考えられる。
「ディエンヌは。国外追放エンドと修道院で矯正エンドのミックスみたいな感じだったじゃない? 修道院じゃなくて、人族の国に連れて行かれちゃったけど。つまりぃ、あのレオンハルト様がくだした裁定も。ディエンヌがやらかした干からび事件も。ゲームにはないことだから。もう、いろいろ駄目駄目で。ゲーム自体が破綻したのね? きっと」
「じゃあ、もう備考欄は出ないのかなぁ?」
「そうかもね? それに。サリエルは万能チートな天使ちゃんだから。もう、備考欄は必要ないんじゃなぁい?」
「確かにぃ」
そう言って。サリエルは。あの三角の口になって笑った。
黒目がちな、お目目がウルウルで。麗しい見目をしているけれど。
話し口は、全く変わっていないし。
あの小さな三角お口も、それだけは面影を残しているのだった。
「でもさ、サリエルが天使なのだとしたら。なんで私の前世の日本のこととか、知っていたのかしら? 天使の前世が日本人ってわけではないんでしょう?」
「それはね。ぼくはちょうど。地球の西暦で言うと、1900年くらいから地球の見守り当番だったからなんだ。他の国で起きている戦争や争いは、嫌いだったけれど。インナーがいた頃の日本は。カルチャーが栄えていて、面白かったからね? ぼくもいろいろな物語を目にして、驚いたものです」
サリエルはムフーンと鼻息をついて。話を続けた。
「無から有を生み出す、人間に与えられたギフトを使用するのが。当時の日本人はとても上手でした。そう、ぼくは思って…あの時代の日本が、好きだったんだ。自然が残っていて。動植物も豊かで。だけど、絶妙に便利で。2000年代くらいまでは、その自然と高度文明のバランスが良かったよね?」
2000年代、か。ちょうど私が生きていた時代だな。
私はサリエルに。おそるおそる、聞いてみた。
「そのあとは?」
「さぁ、どうだったかなぁ…。こことは違う星のことだ。これ以上は、神の領域だよ? アリス」
にこりと、サリエルは笑うけど。
天使の己に目覚め、さらに鮮明な記憶力を持つサリエルだから。覚えていない、なんてことはないだろう。
ってことは…うん。聞かない方がよさそうね?
「そうね。私が死んだあとのことを聞いても、仕方がないわね? 私の中で、あの星の出来事は終わってしまったことで。今は、この星で生きている。そうでしょう?」
つぶやくと。サリエルは、返事をしないで。
ダンスの先生に呼ばれたから。
行ってしまった。
先生とダンスをするサリエルは。
兄上が心配していたほど、足がおぼつかないわけでもなく。
軽やかに、女性パートを踊るのだった。
もっちりしていたときに、モチィとそらした背の感じも。健在だ。
今はもっとスマートで。サマになっているけれど。
なんだ。やっぱり、兄上の過保護溺愛でしたね? 心配はいらないようです。
でも、これなら。兄上と社交界デビューして。
大舞台でダンスを披露できそう。
サリエルの夢だったもの。
手も足も、長ーくなって。
兄上にお似合いの美少年になって。
兄上と幸せなダンスを踊るのが。
私は、ダイエットを成功させられなかったけれど。ま、結果オーライで。
良かったね? サリエル。
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