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おまけ 馬車道ラプソディー
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◆馬車道ラプソディー
送り迎えの方式が、ローテーションに変わりました。
一日目は、シュナイツです。
でも、なぜか。
馬車の中にシルビア義母上が乗っていますよ?
「サリエル兄上、おはようございます。本日も実に福々しく、心が洗われるようでございます」
福々しい、は。なんとなくディスられているような気もするが。
縁起はいいので、スルーして。
馬車に乗り込みます。
「おはようございます。というか、なぜシルビア義母上が?」
たずねると。
シルビア義母上は、ピンク色のファーの付いた扇子を広げて、口元を隠しつつ。言う。
派手ですね?
「よろしいではないのぉ。私も久しぶりにサリエルに会いたかったのですわぁ? それより、聞いてくださらない? シュナイツったら自室の棚にティーカップをずらりと並べていてね?」
「はぁ。シュナイツは、ティーカップをコレクションしているのですか?」
骨とう品や珍しい絵柄のティーカップは、高値で取引されているとも聞きますから。
高尚な趣味なのですね? って思っていたのだけど。
「えぇ、サリエル兄上がお茶会で使用したティーカップを、コレクションしています。収集するのは楽しいのですが。子供会に兄上が来なくなってしまったから、新着アイテムに飢えているところです。なので、マリーベル主催のお茶会が今から楽しみでなりません」
それって、ぼくが使用済みの物を集めているのですか?
ひえぇ、やめてください。
「サリエル? シュナイツがこれほどまでに恋焦がれているのですから。もし。もしも、レオンハルトに見限られた暁には。ぜひ、うちのシュナイツを選んでちょうだいね?」
シュナイツが、ぼくの婚約破棄を虎視眈々しているのは知っているが。
まさか、義母上まで虎視眈々しているとは。
ぼく、なんの取り柄もないのですけど?
「でもマリーベルは。シュナイツの婚約者として、シルビア義母上も気に入っているのではありませんか?」
シルビア義母上の備考欄には『シュナイツの嫁には優しさと愛らしさを求める』と書いてありましたから。
マリーベルは、義母上の理想通りの婚約者のはずですっ。
「もちろん、マリーベルはどこに出しても恥ずかしくない、非常に優れた、可愛らしいお嬢さんよ? でもぉ…サリエルの愛らしさには、負けるわぁ? 本人もそう言っていますしね?」
え? マリーベルったら。
ぼくよりマリーの方が、可愛いに決まっているのに。
っつか、未来の義母上となんの話をしているのですか? マリーベル。
「マリーはお嫁に来たあと、その家にサリエルを迎えても良いと言っていますから。そうなったら、私は。可愛らしい嫁をふたり、さらには跡継ぎも望めますから。最高に幸せな結末になると思いますのぉ?」
ぼくにとっての最高に幸せな結末というのは。
兄上と、無事に結婚することでございます。
よろしければ。夢を見るのもほどほどにしてくださいませ、義母上。
★★★★★
二日目は、ルーフェン家の馬車でした。
馬車に乗り込むと。
すぐにもマリーベルは、ぼくの腕にしがみついて。むふーんとなります。
「おはよう、パンちゃん。今日ももっちりで、気持ち良くってよぉ?」
「おはよう、サリー。マリーベルは言い方に気を付けようね?」
妹の、淑女的にアウトな言い回しを。兄がたしなめる。
いつもの光景ですね。
「あぁ、ひと家族一回限りではなくて、おひとり様一回にしてくれれば、ルーフェン家は週二回、パンちゃんと登下校できますのにぃ。それに学校は週五なのだから、その方がわかりやすいと思うのぉ」
どこかの国の、卵の特売のような言い方で、ぼくの登下校権を争わないでください。
「それはみなさんに、ズルィぃぃと言われたではありませんか?」
「でも、お兄様とパンちゃんを分け合うのですから、二分の一ですわ?」
「ぼくは、いつでもひとりでございます。それにマリーはいつも、こうして引っ付くのですから、実質マルチェロと半分こにはなっていません。マリーが独り占めです」
「お兄様は、教室でパンちゃんといつも一緒なのだから、良いのぉ」
そうして、マリーベルは。
ぼくの腕に顔を埋めて、至福のときを過ごすのだった。
マルチェロが、いつも妹がすまないねぇ、という顔で見るのも。いつも通りです。
★★★★★
三日目は、エドガーの馬車です。
エドガーは宰相の息子で、警護的に専門性がないので。
お抱えの騎士をふたりずつ、馬車の前後に配置するという万全体制でした。
「おはようございます、エドガー。でも物々しいですね? ここまでして送り迎えするのは、大変なのでは?」
「おはようございます、サリエル様。いいえ、バッキャスもルーフェンも隠れて警護をしているだけで、警備体制はそんなに変わりませんよ? うちのは隠密スキルに長けた者がいないので、目に見えているだけです。でも逆に、その方がけん制して悪い輩が寄ってこないということもあるのですよ」
なるほど。警備する側にもいろいろやり方があるということですね?
確かに戦場での軍隊の配置なども、種類は数多いですから。
警備の形式も、数多くあってもおかしくはありません。
「そんなことより。サリエル様。丁度良いので、二百年前に起きた魔王対勇者の戦闘の精査をしましょう」
なにが丁度良いのか、わからぬが。
あのときの魔王軍がこう出ていたら、勇者は…などと真剣に話されてしまうと。
ぼくも、あのときはこうだったから、などと。
地形や、季節のことも含めて、話が弾んでしまうのだった。
そんな話をしていると、学園まではあっという間で。
「むぅ、もう学園についてしまった。サリエル様、続きは下校時に」
などと言われ。
エドガーの馬車では、大体勉強中心の、こんな感じになる。
★★★★★
四日目は、ファウストの馬車です。
ぼくは一年、送迎のお世話になったファウストの馬車が、やはりなんだか落ち着きます。
「あぁ、この馬車に乗ると、なんだか帰ってきたなという感じになります」
「サリエル様が心地よく感じていただけているなら、私はとても嬉しいです」
ファウストは口下手だから。あまり会話は弾まないけれど。
静かな空間だけど、気まずくなくて。安らげる時間なのです。
「学園で顔は合わせていますが。やはり登下校の、この時間が失われてしまうと。私はさみしいです。それにサリエル様のそばにいると、心がとても穏やかになるので。好き…なのです」
「ぼくもファウストのそばは安心できて、好…気持ちいいですぅ」
アリスに、ファウストに好きと言うのは月一にしないと早死にする。と予言されたので。
ぼくはあまり、好きぃ、を連呼しないようにしているのだが。
気持ちいい、でも。
ファウストは、はうぅぅとなってしまった。
言葉選びは難しいです。
★★★★★
「って感じで、毎日馬車の中で、アジャコジャあるんだよぉ。アリスも大変じゃない?」
登下校の馬車道でのあれこれを、アリスに話すと。
なんの話? って感じで見やられた。
「みなさん無言で、守護に徹底していますよ? 特に男性陣は。話は弾みません」
「そうなんだぁ。でもアリスは美人だから。みんなまだ、緊張しているのかもしれませんね?」
「美人という誉め言葉は、嬉しいけどぉ。でも男性陣のみなさまは、ただ単純に私に興味なしという感じよ。攻略対象のくせに主人公に一瞥もくれないとは。ホント、自信失くすわぁ」
麗しいお顔でケッと舌打ちするのは、いけません。
「でもマリーベル様は、私に声をかけてくれますわ? 本当に出来たお方です。だから私も聞かれるままにいろいろお話してしまって…」
「へぇ、どんな話?」
受肉…と言ったら、言い方がアレだけど。
人として生き始めたアリスに、友達ができたのが嬉しくて。聞いてみたら。
「サリエル様が、兄上から白いネグリジェをもらって。それを嬉しそうに着てポーズを取っている光景とかを、見てきたかのようにお話したら、喜んでくださったわ? あぁ、給食のおばちゃんという私の感想は、言わないでおいたけど。文通で知ったサリエル様の御話を、もっと聞きたいわぁとマリーベル様は…」
「もう、話さないでください。プライベート流出厳禁でお願いします」
ぼくはアリスに厳しく言いつけたけど。
面白がりのアリスは。話しちゃいそうで、怖いです。
ぼくの黒歴史を、垂れ流さないでくださいねっ?
腐っても、魔王の三男なのでっ。
送り迎えの方式が、ローテーションに変わりました。
一日目は、シュナイツです。
でも、なぜか。
馬車の中にシルビア義母上が乗っていますよ?
「サリエル兄上、おはようございます。本日も実に福々しく、心が洗われるようでございます」
福々しい、は。なんとなくディスられているような気もするが。
縁起はいいので、スルーして。
馬車に乗り込みます。
「おはようございます。というか、なぜシルビア義母上が?」
たずねると。
シルビア義母上は、ピンク色のファーの付いた扇子を広げて、口元を隠しつつ。言う。
派手ですね?
「よろしいではないのぉ。私も久しぶりにサリエルに会いたかったのですわぁ? それより、聞いてくださらない? シュナイツったら自室の棚にティーカップをずらりと並べていてね?」
「はぁ。シュナイツは、ティーカップをコレクションしているのですか?」
骨とう品や珍しい絵柄のティーカップは、高値で取引されているとも聞きますから。
高尚な趣味なのですね? って思っていたのだけど。
「えぇ、サリエル兄上がお茶会で使用したティーカップを、コレクションしています。収集するのは楽しいのですが。子供会に兄上が来なくなってしまったから、新着アイテムに飢えているところです。なので、マリーベル主催のお茶会が今から楽しみでなりません」
それって、ぼくが使用済みの物を集めているのですか?
ひえぇ、やめてください。
「サリエル? シュナイツがこれほどまでに恋焦がれているのですから。もし。もしも、レオンハルトに見限られた暁には。ぜひ、うちのシュナイツを選んでちょうだいね?」
シュナイツが、ぼくの婚約破棄を虎視眈々しているのは知っているが。
まさか、義母上まで虎視眈々しているとは。
ぼく、なんの取り柄もないのですけど?
「でもマリーベルは。シュナイツの婚約者として、シルビア義母上も気に入っているのではありませんか?」
シルビア義母上の備考欄には『シュナイツの嫁には優しさと愛らしさを求める』と書いてありましたから。
マリーベルは、義母上の理想通りの婚約者のはずですっ。
「もちろん、マリーベルはどこに出しても恥ずかしくない、非常に優れた、可愛らしいお嬢さんよ? でもぉ…サリエルの愛らしさには、負けるわぁ? 本人もそう言っていますしね?」
え? マリーベルったら。
ぼくよりマリーの方が、可愛いに決まっているのに。
っつか、未来の義母上となんの話をしているのですか? マリーベル。
「マリーはお嫁に来たあと、その家にサリエルを迎えても良いと言っていますから。そうなったら、私は。可愛らしい嫁をふたり、さらには跡継ぎも望めますから。最高に幸せな結末になると思いますのぉ?」
ぼくにとっての最高に幸せな結末というのは。
兄上と、無事に結婚することでございます。
よろしければ。夢を見るのもほどほどにしてくださいませ、義母上。
★★★★★
二日目は、ルーフェン家の馬車でした。
馬車に乗り込むと。
すぐにもマリーベルは、ぼくの腕にしがみついて。むふーんとなります。
「おはよう、パンちゃん。今日ももっちりで、気持ち良くってよぉ?」
「おはよう、サリー。マリーベルは言い方に気を付けようね?」
妹の、淑女的にアウトな言い回しを。兄がたしなめる。
いつもの光景ですね。
「あぁ、ひと家族一回限りではなくて、おひとり様一回にしてくれれば、ルーフェン家は週二回、パンちゃんと登下校できますのにぃ。それに学校は週五なのだから、その方がわかりやすいと思うのぉ」
どこかの国の、卵の特売のような言い方で、ぼくの登下校権を争わないでください。
「それはみなさんに、ズルィぃぃと言われたではありませんか?」
「でも、お兄様とパンちゃんを分け合うのですから、二分の一ですわ?」
「ぼくは、いつでもひとりでございます。それにマリーはいつも、こうして引っ付くのですから、実質マルチェロと半分こにはなっていません。マリーが独り占めです」
「お兄様は、教室でパンちゃんといつも一緒なのだから、良いのぉ」
そうして、マリーベルは。
ぼくの腕に顔を埋めて、至福のときを過ごすのだった。
マルチェロが、いつも妹がすまないねぇ、という顔で見るのも。いつも通りです。
★★★★★
三日目は、エドガーの馬車です。
エドガーは宰相の息子で、警護的に専門性がないので。
お抱えの騎士をふたりずつ、馬車の前後に配置するという万全体制でした。
「おはようございます、エドガー。でも物々しいですね? ここまでして送り迎えするのは、大変なのでは?」
「おはようございます、サリエル様。いいえ、バッキャスもルーフェンも隠れて警護をしているだけで、警備体制はそんなに変わりませんよ? うちのは隠密スキルに長けた者がいないので、目に見えているだけです。でも逆に、その方がけん制して悪い輩が寄ってこないということもあるのですよ」
なるほど。警備する側にもいろいろやり方があるということですね?
確かに戦場での軍隊の配置なども、種類は数多いですから。
警備の形式も、数多くあってもおかしくはありません。
「そんなことより。サリエル様。丁度良いので、二百年前に起きた魔王対勇者の戦闘の精査をしましょう」
なにが丁度良いのか、わからぬが。
あのときの魔王軍がこう出ていたら、勇者は…などと真剣に話されてしまうと。
ぼくも、あのときはこうだったから、などと。
地形や、季節のことも含めて、話が弾んでしまうのだった。
そんな話をしていると、学園まではあっという間で。
「むぅ、もう学園についてしまった。サリエル様、続きは下校時に」
などと言われ。
エドガーの馬車では、大体勉強中心の、こんな感じになる。
★★★★★
四日目は、ファウストの馬車です。
ぼくは一年、送迎のお世話になったファウストの馬車が、やはりなんだか落ち着きます。
「あぁ、この馬車に乗ると、なんだか帰ってきたなという感じになります」
「サリエル様が心地よく感じていただけているなら、私はとても嬉しいです」
ファウストは口下手だから。あまり会話は弾まないけれど。
静かな空間だけど、気まずくなくて。安らげる時間なのです。
「学園で顔は合わせていますが。やはり登下校の、この時間が失われてしまうと。私はさみしいです。それにサリエル様のそばにいると、心がとても穏やかになるので。好き…なのです」
「ぼくもファウストのそばは安心できて、好…気持ちいいですぅ」
アリスに、ファウストに好きと言うのは月一にしないと早死にする。と予言されたので。
ぼくはあまり、好きぃ、を連呼しないようにしているのだが。
気持ちいい、でも。
ファウストは、はうぅぅとなってしまった。
言葉選びは難しいです。
★★★★★
「って感じで、毎日馬車の中で、アジャコジャあるんだよぉ。アリスも大変じゃない?」
登下校の馬車道でのあれこれを、アリスに話すと。
なんの話? って感じで見やられた。
「みなさん無言で、守護に徹底していますよ? 特に男性陣は。話は弾みません」
「そうなんだぁ。でもアリスは美人だから。みんなまだ、緊張しているのかもしれませんね?」
「美人という誉め言葉は、嬉しいけどぉ。でも男性陣のみなさまは、ただ単純に私に興味なしという感じよ。攻略対象のくせに主人公に一瞥もくれないとは。ホント、自信失くすわぁ」
麗しいお顔でケッと舌打ちするのは、いけません。
「でもマリーベル様は、私に声をかけてくれますわ? 本当に出来たお方です。だから私も聞かれるままにいろいろお話してしまって…」
「へぇ、どんな話?」
受肉…と言ったら、言い方がアレだけど。
人として生き始めたアリスに、友達ができたのが嬉しくて。聞いてみたら。
「サリエル様が、兄上から白いネグリジェをもらって。それを嬉しそうに着てポーズを取っている光景とかを、見てきたかのようにお話したら、喜んでくださったわ? あぁ、給食のおばちゃんという私の感想は、言わないでおいたけど。文通で知ったサリエル様の御話を、もっと聞きたいわぁとマリーベル様は…」
「もう、話さないでください。プライベート流出厳禁でお願いします」
ぼくはアリスに厳しく言いつけたけど。
面白がりのアリスは。話しちゃいそうで、怖いです。
ぼくの黒歴史を、垂れ流さないでくださいねっ?
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